【メダル女学園】

Last-modified: 2022-12-07 (水) 22:09:25

DQ11

【メダチャット地方】北部にある【ちいさなメダル】と縁深い【学校】
正式名称「王立メダル女学園」で王立らしい。通称「メダ女」。
間違えやすいが、DQ9が【エルシオン学なのに対してこちらは「女学」なので注意。実際にgoogleで「メダルじょ」まで打ち込むと、先に女学院が出ることもあるくらいには間違えられている。
校長は本作のメダル交換役でもある【メダル校長】。BGMは【王宮のトランペット】
海外版での名はl'Académie de Notre Maître des Médailles(私達のメダルマスターによる学園)といい、教員・生徒共にフランス語訛りで話している。
 
【マーメイドハープ】入手後から来ることができる。
シナリオ上は特に来る必要がないが、集めたちいさなメダルをここで渡す必要がある上、【クエスト】やここでしか手に入らないアイテムなどがあり、【ルーラ】の中継地点としても便利なので、大抵の人は1度は足を運ぶことになるだろう。
 
7年制・全寮制で、立派なレディになるための女の子の学び舎とされ、入学には試験を突破する必要があり、女の子の憧れの学校となっている。
制服は赤いリボンがポイントの紺色のもので、ロングのプリーツスカートなどがいかにも学生らしいデザイン。詳細は【メダ女の制服】を参照。
生徒や教師の中にはメスのモンスターもいるが、どうやらまったく敵意はないらしく、彼女たちも仲良く学び、教鞭を振るっている。
初めて訪れた際に制服を着こんだピンクのくさった死体を見て驚愕したプレイヤーも多いだろう。
意外なことに、【異変後】になってもメスのモンスターの中に【メイデンドール】系統は登場しない。
学園を訪れた【主人公(DQ11)】は校長からメダル集めの才能があるが男性なので入学できないのが惜しい、ということで特別に「客員生徒」と認定される。
男子での客員生徒は主人公が初ということで、主人公一行は生徒や教職員からも一目置かれることになる。
【ホムラの里】の鍛冶職人【イッテツ】もかつてここを訪れようとしたが、入り口で取り押さえられてしまうなど、普段は部外者立入禁止のようであり、客員生徒と認められ平然と敷地内を闊歩できる主人公一行は割と特別な待遇にあるのかもしれない。
また、過去には自ら大量のメダルを持参した男性でも景品交換を行っているため、この辺りは校長の権限に任されるといったところか。
生徒や図書室の書籍などから情報を集めると、かつて【メダル王】と呼ばれていたであろう人物が生まれたばかりの娘のために設立したという背景が見えてくる。
「王立」なのはそういうことなのだろう。…何故学園を作る必要があったのかは当時の王にしかわからないが。
井戸の中にはリメイク版DQ3のメダルおじさん同様、小さな家がある。
 
入口には落ちているちいさなメダルを優雅な仕草で拾う乙女の銅像があり、グラウンドの奥に建物がある。
また、青空教室やブランコが設置された校庭も用意されている。
銅像の土台には【アストルティア文字】が刻まれており、3DS版では文字が潰れていて解読不能だがPS4版では解読出来るようになっている。
意味不明な文字列に混じって右から左に読むことで意味のある単語になっている箇所があり、何故か「にんてんどう」と読める箇所がある。PS4はソニー製……
 
内部には中心部分に11代目メダル校長のいる校長室があり、ちいさなメダルを交換してくれる。この中心部は、天窓から陽光が差し込む吹き抜け構造で中庭のようになっており、校長室は小屋のようになっているので、建物の中に建物があるという変わった光景になっている。
他の作品に比べてメダルを渡す場所が入り口から遠いため、少々めんどくさいのが難点。
校長室の横には【追憶の根】があり、触れると過去のイベントシーンを振り返ることができる。詳しくは【旅のおもいで】を参照。
入って右手には教室や図書室が設置され、左手には学食や【購買部】があり、「○○アイ」などの素材や装備を販売しているよろず屋、【うちなおしの宝珠】を1つ100Gで購入出来るショップなどがある。
2階には生徒たちの寮と吹き抜けの廊下があり、掲示板が設置されている。
さらに1階の購買部にいる先生に頼めば【タダ宿】で泊めてくれる。それとは別に【教会】も利用できる。
この2つについては今作の場合は【キャンプ】や3DS版の【ヨッチ村】などがあるうえに入り口から遠いため少々不便ではあるものの、うちなおしの宝珠は最終盤の【試練の里】を除けばここでしか売っていないため、ふしぎな鍛冶を頻繁に行うプレイヤーは○○アイ系素材や宝珠の調達として幾度となく通うことになるだろう。
人によってはメダル交換所よりも鍛冶の素材売り場や宝珠ショップとしての印象が強いかもしれない。
 
学園なので当然部活もあり、乙女を目指す「ステキなレディ部」「メダ女新聞部」などが確認出来る。
女の園のため一部生徒が百合百合しあったり、スケバン少女がいたりする。また、【リリアン】のように諸事情で半ばにして辞めてしまった生徒もいる。
 
図書館にある生徒名簿で確認する限り、教員4名に加え用務員と栄養士合わせて2名が在籍している。生徒数は最初の時点では29人。
校長と副校長はともかく、教室で教壇に立っているシスターの【ノエル先生】は何故か名簿に載っていない。
うちなおしの宝珠の販売員の【エッダ先生】も名簿に載っていないので、この二人は非常勤なのだろうか。
この生徒名簿は左側の奥から3番目の本棚で読めるのだが、当初は前年度のものとなっており、更新予定で生徒の名前は確認できない。
読めるようになるのは世界に異変が起きた後にある条件を満たすか過ぎ去りし時を求めた後の、生徒数が総勢31人になってからである。
 
【マルティナ】の母親はここのOGだったことが、クエスト【思い出の木の下で】で明らかになる。
他にも仲間との会話で【カミュ】【シルビア】が昔ちいさなメダルを集めていたり、マルティナが昔の思い出を話したり、【セーニャ】がかつて故郷の【聖地ラムダ】在校生徒の祖母と思われる学者が講義に来た等と、小さなメダル関係や各々の昔話を聞けることが多い。
他にも【ベロニカ】が入学希望者と間違えられて憤慨するものの、せっかくだから入学するのも悪くないかなと前向きに検討していたりする。
メダ女は時期によって仲間の会話がよく変わるので、メダルを持っていくついでに話を聞いてみるのもいいだろう。
 
【ソルティコの町】に出張所があり、【メダルスタンプ帳】はこちらで受け取ることもできる。
ただし、ここでスタンプを押してもらえるのは1ページ目のみ。
直営のホテルもあり、もう一方のホテルと比べると割高だが、初めて宿泊したときに小さなメダルを1枚もらえる。
 
【カデスの星】よろしく、生徒たちの名前の一文字目を繋げて読むことで、「チイサナメダルガユウシヤニオオキナキボウトユメノシアワセハコブ(ちいさなメダルが勇者に大きな希望と夢の幸せ運ぶ)」となる。
生徒・関係者の一覧はこちらを参照。
英語版では生徒1人1人に名前が付いていない。

世界に異変が起きた後

【最後の砦】【グレイグ】が正式に加入した後から訪れることができる。
【ルーラ】の行き先がリセットされている為、【プチャラオ村】に向かうついでに寄っておくといいだろう。
生徒や教師などは直接的な被害を受けておらず全員無事だが、食堂で料理の材料の補充に困っている等の影響が出ている。
また一部生徒(主に下級生)が不安がって夜泣きをすることも多いようで、他にもモンスター生徒である【ガブリエル】【ヤーミーン】の母親などは実際に【魔王ウルノーガ】の影響を受けている模様。
 
新たにクエストが追加されているが、特に夜限定の【ユウレイ少女の最後の願い】には注意。
購買部では【マジカルスカート】【マジカルハット】が販売されるようになり、消耗品も上位のものが追加されている。
 
新しく生徒を迎え入れるイベントも発生する。
なお、このイベントはクエスト扱いになっておらず、過ぎ去りし時を求めてしまうと発生しなくなるので要注意。
条件は教室にいるミチヨ先生から帰る家のなくなった女の子を迎え入れたいという話を聞いた後に【怪鳥の幽谷】最奥にいる【ナターシャ】【ドラゴンバゲージ】)と【最後の砦】の桟橋にいる【セーシェル】に話しかけること。
メダル女学園に来た2人に話しかけると、ナターシャからは【竜のおまもり】、セーシェルからは【吹雪のイヤリング】をもらえる。
また、このイベント終了後に前述の生徒名簿が更新され、今年度の生徒の名前を確認できるようになる。
会話システムでは期間限定だがカミュが【マヤ】を入学させたがっている旨の話が聞けたり、【ロウ】が「ピチピチ★バニー」の新刊について言及するという女学園にはあるまじきトンでもない発言をやらかす。

過ぎ去りし時を求めた後

上記の生徒探しイベントをクリアしなくても生徒名簿を読めるようになっている。 
購買部で販売している素材に、各種宝石類が追加される。
また会話システムで、学園とは関係ないがロウは青春時代の妻(主人公のお婆さん)との出会いについて話してくれ、【グレイグ】はちいさなレディのために邪神と戦うことを誓い、カミュは何故か生徒からラブレターを貰って呑気なもんだ呆れつつ、彼女たちにとってのそんな何気ない日常の一幕を守るために戦わなきゃなとつぶやく。
追加クエストは特に発生しないが、【かくれんぼの極意】受注後に【デルギンス】に会いに来ることになる。
 
前述のようにここはゲーム全編通して訪問が任意な場所ではあるが、PS4版等では【神の民の里】【イゴルタプ】に能力を引き出してもらうと、それまで一度も訪れていなくてもルーラに登録される。
本来ルーラは "行ったことのある場所に飛べる" という設定だが、この場合はイゴルタプの力によって学園の場所を強制的に頭に叩き込まれたと見るのが妥当か。

DQ11S

【迷いの森】【冒険の書の合言葉】を持つヨッチ族が校長室の左脇にいる。
 
3Dモードでは名簿にエッダ先生とノエル先生も記載され「教員 以上6名」と表記されるようになった。
ただし副校長のグレース先生は未だにハブられたままになっている…。
2Dモードに至っては今まで通りエッダ先生とノエル先生も記載されていない。
 
【ボイスドラマ】では「ああ…青春のメダ女文化祭」の舞台となる。
文化祭の演劇として「愛羅武勇が聞こえない」を上演するはずが、トラブル発生により勇者一行が代役として出演することになるというギャグ性の強い話。
劇中劇として実際に描写されており、招待客である【サマディー王】【ファーリス】王子が劇を目の当たりにし、勇者一行が出ていることに驚いている。