【旅のおもいで】

DQ11

いわゆるイベントシーンのリプレイ機能。
他の作品では、DQ10オンラインにおいて【おもいで映写機】という形で存在している。
　
本作では、【メダル女学園】に存在する【追憶の根】を調べることでイベントシーンを追体験することができる。
再生中のシーンは、PS4版は□ボタン、3DS版・DQ11SはYボタンを長押しすることで途中終了させられる。
シーン内の【はい／いいえ】の選択もその都度プレイヤーが自由に行える。
仲間になった際のMEや、アイテム取得音なども、該当シーンを再生すればその都度聴く事が可能。
ここで見られるのは、イベント前後に画面が暗転して自動で会話が進行していくタイプのもので、【NPC】に話しかけてその画面のまま直接会話が展開されるようなシーンは対象外となっている。
【クエスト】も【冒険の書の世界】の一部を除いて対象外である。
　
「おもいでリスト」にストーリーの大きな区切りが表示され、そこから「おもいで」一覧に表示されるシーンタイトルを選んで再生する。
ボスにやられた際の再戦時のシーンも、3DS版の【妖魔軍王ブギー】戦（後述）以外は全滅せずに勝利しても登録される。
下記の一覧を見れば分かる通り、PS4版ではデルカダール地下牢からの脱走時にブラックドラゴンに勝利した場合の「ブラックドラゴンに勝利」や、「人魚としじまの約束」で選ばなかった方の結果の各シーンなど、多くのシーンが未体験でも最終的には登録される親切設計である（未体験の方は過ぎ去りし時を求めた後のケトス覚醒後に登録される）。
　
一方、3DS版では一部の分岐シナリオは、特定の手順で攻略しなければ全ての該当シーンが登録されないという若干不親切な設計である。

• 【デルカダール城下町】・下層の門番をどかす場面では、「イヌを引き連れて門番を怯えさせる」という手順を踏まないとこのシーンが登録されず、おもいでリストをフルコンプできない。
• 【荒野の地下迷宮】の最初の大樹の根をスルーしないこと。
• 【ナギムナー村】の【クラーゴン】戦では大砲を必ず使用し、【ロミア】にも真実を告げる必要がある。
• デルカダール地下水路の初回訪問時ではブラックドラゴンを倒さずに放置する必要がある。

また、ボスとの再戦時のムービーの中で妖魔軍王ブギーのムービーのみ自動登録されない不具合が存在し、コンプするには一度全滅する必要がある。
初回の【エンディング】後に各地で発生する4つの任意イベントについても、3DS版ではイベントを見ずに過ぎ去りし時を求めてしまうと登録されないので注意が必要。
【復活の呪文】を使用したデータで該当イベント終了済みの場合も登録されていない模様。この場合は、一部を除いてイベントを再度発生させる事ができないので、おもいでリストはスカスカになってしまう。
　
また、仕様上各セーブデータで一度しか見られない【魔王ウルノーガ】撃破後の初回エンディング「仲間たちの帰郷」は再生可能。しかし、倒せば何度でも見られる【邪神ニズゼルファ】撃破後の真エンディングは登録されない。これは、このED後もセーブが可能な3DS版でも同様。
　
なお、再生時の服装は通常時のものとなり【おしゃれ装備】をしていても反映されない。また、時間も昼で固定となっており、一部のムービーシーンではBGMが流れないものもある。
取得可能な宝箱が映り込むシーン（3DS版2Dモードの【ソルティコの町】や【白の入り江】など）では、その宝箱を取得したかどうかがムービーに反映される。例外的に、【荒野の地下迷宮】の宝箱は表示されない。
　
3DS版の場合、上画面3D・下画面2Dでの上下連動モードで進行する序盤とエンディングはそのまま上下連動モードで表示され、メッセージは現在操作しているモードの画面で表示される（【プロローグ】直後の「１６年後」でのセリフは通常プレイ中は必ず上画面だが、2Dモード中にこの機能で見ると下画面で表示される）。
3Dモードと2Dモードを選択した後のシナリオはどちらのモードで見るかを選択可能なため、「3Dで見たあのシーンは2Dモードではどのような演出になっていたのか」などが気になる際にやり直すことなく確認できるのは非常に便利である。
　
また、一部のシーンでは攻略順序によって台詞が変化する場面があるが、その時の攻略順序に関係なく、1つの会話パターンに固定される形で登録されるシーンと、登録された後にイベントの進行状況に合わせて旅のおもいで内での台詞も変化するシーンがある。
前者の例は、序盤の【イシの大滝】で【まほうの石】を取って【デルカダール神殿】に向かうという場面。この場合、「まほうの石を取ってから神殿に行く」か「神殿に行ってからまほうの石を取る」かで、二通の手紙を読み上げた後の【カミュ】の台詞が若干変わる。
攻略時にどちらの順序で攻略したかに関わらず、「おもいでリスト」の「勇者の帰郷」内の「二通の手紙」のシーンでは、カミュは「神殿に行ってからまほうの石を取る」の順序で攻略した時の台詞を言う。
後者の例は、【異変後】に【最後の砦】で【グレイグ】を仲間にした後に、どこに向かうかという場面。正規ルートでは【冒険ガイド】に従って、【ドゥーランダ山】を登って即身仏と化した【ロウ】を救出する訳だが、先に【プチャラオ村】方面のイベントを進めて【シルビア】を仲間にする事もできる。
この場合、「ロウを先に仲間にする」か「シルビアを先に仲間にする」かで、「おもいでリスト」の「シルビアのパレード」内の「ふたたび　シルビアが仲間に」のシーンでの最後のグレイグの台詞が変わる。
先にシルビアを仲間にするとグレイグは「船に乗る前にドゥーランダ山に行って魔王を倒す手掛かりを探そう」と言う趣旨の発言をし、「おもいでリスト」で該当シーンを再生しても同じ発言をするが、その後ロウを仲間にしてから再び該当シーンを再生すると、台詞が「船があればこれまで行けなかった場所に行けるようになる」と言う趣旨の発言に変化する。
一方、順当にロウから仲間にすればグレイグは上記の「船に乗る前に～」の発言をせず、最初から「船があれば～」の発言をする。

DQ11S

3DS版とは異なり、現在のモードの映像しか見ることができない。見た目装備はやはり反映されない。
3Dモードではボイスにも対応している。ボイスの言語を切り替えてから樹を調べると設定した言語のボイスを聞くことが可能になる。
2Dモードでは両方モード共通のムービーを除き、途中でスキップ出来なくなっている。
リストの並び順は3Dモードで閲覧時はPS4版、2Dモードで閲覧時は3DS版準拠となる。
また、その時の攻略状況に関係なく、台詞も1つのパターンに固定された模様（上記の「二通の手紙」のシーンでのカミュは、常に「まほうの石を取ってから神殿に行く」の方の台詞を言い、「ふたたび　シルビアが仲間に」の最後のシーンでのグレイグは、先にシルビアを仲間にして船に乗れない状態であっても、旅のおもいで内では「船があればこれまで行けなかった場所に行けるようになる」の台詞を言う）。
　
なお、追加されたイベントの内、「○○と神の岩の頂上で」の項目は【ネルセンの迷宮】が絡む関係上、必然的に「ケトスの覚醒」より後に行うイベントであり、1回の試練につき1人しか選べないが、【ネルセンの最終試練】の報酬の1つである【幸せになりたい！】は何度でも選べるので、これらを1つのセーブデータに全て登録することは可能。
　
モード切替でストーリーを遡った場合、その時点のストーリーに対応したおもいでしか見る事が出来ない。
ストーリーの再進行に伴って、改めて一から登録される形式となる。
他の多くの要素同様、シーンの登録判定も3DモードはPS4版、2Dモードは3DS版に準じる。
しかし2Dモードで進行し登録漏れがあっても、上記3Dモードのシーン補完時期（ケトス覚醒と任意イベント群）に切り替え、再度2Dモードの同時期に切り替えると登録されている。
このため、切り替えを厭わなければ最終的にどちらのモードでもコンプリートできる。
ただし

• 天空のぱふぱふ
• ロウとニマ大師の再会
• 勇者のつるぎの完成　ふたたび
• ネルセンとの出会い
• 「幸せになりたい！」の登頂イベント群（○○と神の岩の頂上で）

はどちらのモードに切り替えても常にリセットされ、切り替え後のモードで再登録が必要になる。

旅のおもいで

備考欄に何も書かれていない項目は、基本的にストーリーを進行する上で必ず登録されるものを表している。
選択肢が発生する項目や、登録し損なう可能性のある項目についての詳細は各備考欄を参照。
機種やモードにより掲載順が異なるものは別記。

勇者の旅立ち

謎の青年との出会い

カミュとの旅立ち（PS4版・DQ11S　3Dモード）

カミュとの旅立ち（3DS版・DQ11S　2Dモード）

勇者の帰郷（PS4版・DQ11S　3Dモード）

勇者の帰郷（3DS版・DQ11S　2Dモード）

ベロニカとセーニャとの出会い

シルビアとの出会い

港町の逃走劇

グロッタの町の仮面武闘会

１６年前の真実

いにしえの壁画の謎

王立メダル女学園

人魚としじまの約束

氷に閉ざされた王国

命の大樹のもとへ

闇にあらがう光

DQ11Sの追加シーン。

希望の旅芸人

DQ11Sの追加シーン。

気高き戦姫マルティナ

DQ11Sの追加シーン。

カミュと不思議な相棒

DQ11Sの追加シーン。

ロウと幸せの王国

DQ11Sの追加シーン。

勇者は海の底

最後の砦

勇者ゆかりの郷ドゥルダ

シルビアのパレード

滅びの大海原

砂漠に浮かぶ巨星

なげきの夢

この世の楽園グロッタ

火竜の宿命

記憶喪失のカミュ

新たなる旅路

闇を打ちはらうチカラ（PS4版・DQ11S　3Dモード）

闇を打ちはらうチカラ（3DS版・DQ11S　2Dモード）

魔王ウルノーガとの決戦

平和が訪れし世界

運命の分岐点

最後の戦い

攻略に必要な項目以外（「ケトスの覚醒」より下）は全て任意イベントだが、イベントを発生させないと登録されない。また、「ケトスの覚醒」を発生させると、上記の「最終的に登録される」と書かれている項目が全て登録される。

　
以下はDQ11Sの新規追加シーン。「ネルセンとの出会い」の後に追加される。

ヨッチ村の出来事（3DS版・DQ11S　2Dモード）

「ヨッチ族との出会い」と「ヨッチ族の長老」は必ず登録される。他は全て任意イベント。
DQ11Sの3Dモードでは登録済みのイベントであっても、おもいでが表示されず再生できない。2Dモードに切り替えると表示されて再生可能になる。