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Backstory/Chronicles/Mordus_Legion

Last-modified: 2009-04-05 (日) 21:41:10

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Mordu’s Legion
Morduの軍団

 

Caldari国 - いくつかの超巨大企業と何百万ものより小さい企業が社会を構成するこの国は、常に今日のような統一戦線を保持してきたわけではない。Gallente連邦からの脱退によってこの国が興ってからの歴史上、対立する派閥や企業は何度か衝突しており、それはしばしば破壊的な意図を伴っていた。多くの場合、争いの原因は経済的なものであったが、時折イデオロギーや政治的な不和が原因となることもあった。

 

そのひとつが、数十年前にKamokor星系*1で起きたWaschiの乱であった。少数の急進的なCaldari人が星系内にあるIntaki人の入植地を攻撃し、Caldari国はCaldariの血筋を引く者たちだけのものであると宣言したのである。Caldariの指導者たちは、うまく作り上げた協調主義的社会の絵図がばらばらに引き裂かれるのを相変わらず恐れており、反乱がこれ以上拡大しないうちに鎮圧すべく、持てる最高の軍隊を投入した。

 

Waschiの乱はCaldari社会にその痕跡を残すことはなかった。それでもなおこの反乱は、今日まで伝わる一つの遺産を残すこととなった。それこそが「Morduの軍団 (Mordu's Legion)」である。

 

Caldari人がGallente連邦を脱退した際に、その大義に共感した多くのIntaki人が連邦から亡命していった。中でも最も戦闘的な者はCaldari国へ出向き、連邦との戦いへの参加を申し入れた。彼らは皆経験豊かな軍人たちであったため、ベテランが極めて少なかった戦争初期においては非常に貴重であった。

 

Intaki人は皆、あるCaldari人の将校が率いる独立した隊に配属された。その将校の名をMuryia Morduといった。Morduは聡明な若い将校であり、おしなべてひどく外国人嫌いなCaldari人の中にあって、そのような偏見を持たない人物のひとりであった。彼はすぐにIntaki人を気に入り、またIntaki人も彼を気に入り、連邦と戦争中のCaldari海軍において非常に尊敬される戦闘部隊のひとつを共に作り上げることとなった。

 

戦争が終結すると、Intaki人は、惑星Kamkor IV上にあるWaschi Cityに、粗末な土地と施設をあてがわれた。しばらくの間、Intaki人は平和に暮らし、ゆっくりとWaschi社会の一部となっていった。しかし、Intaki人の存在がWaschiに緊張をもたらし、徐々に、外国人嫌いなCaldari人の性向に乗じた急進派たちが力を増していった。ついには急進派が都市の多数派となり、Intaki人に対する深刻な嫌がらせを始めた。Caldariの指導者たちがこれに歯止めをかけようとしたところで、全外国人の退去と国境の封鎖を求める急進派とその支持者によって、Waschiの乱が本格的に始まったのである。

 

Intaki人は追放され、必死の思いで、かつての司令官であったMorduのもとを訪れ、自分たちを守り、あるべきものを取り戻すための手助けを乞うた。当時すでに引退していたMorduは支援を約束した。問題は、MorduやIntaki人たちはすでにCaldari海軍ではなくなっていることであった。この些細な事実にも思いとどまることなく、一同は急進派と戦うための独立した傭兵企業を設立した。これが、Morduの軍団のはじまりであった。

 

この、連邦との戦争あがりの老いたベテランと、行動を起こしたがっている性急な若者とで大半が構成された軍団は、Caldari海軍を助け、Morduの卓越した指揮の下、急進派の軍隊をさんざんに打ち破った。Caldariの指導者は軍団の闘志に感銘を受け、軍団のCaldari海軍への合併を申し出た。Morduと軍団のほかのリーダーたちは、この軍団の傭兵気質を大事にすることに決め、この申し出を辞退した。

 

争乱から数年のうちに、Morduの軍団の名は高まった。今日、この軍団はEVE世界において最大かつ最も有名な傭兵企業となっている。軍団は常にCaldari国との親密な結びつきを維持し、多くの事件において互いに助け合っている。

 

当初、軍団はCaldari国の市民だけを受け入れていたが、今日では、Caldari国の明らかな敵でない限りは、どの種族からのメンバーも受け入れている。しかし今も、メンバーの大多数はCaldari出身であり、指導者たちはみなCaldari人である。軍団は人員の訓練を行わないため、軍団入りを志願する時点ですでに経験を積んだ戦闘員であることが求められる。

 

軍団のメンバーは、Caldariの先端技術を駆使した装備品を、試験中のプロトタイプでさえも扱うことができ、また望むならば十分な雇用が保証されている。軍団に長年勤め上げた非Caldari人は、引退に際してCaldariの市民権を提供される。

 

軍団はしばしば、特に素早い展開と迅速な結果が求められる場合において、どの国の司法権も直接及ばない問題を解決するため政府に雇われる。熟練戦闘集団としてのみならず、公正で誠実な戦士たちとしての軍団の名声は、これまで決して汚されることはなかったのである。

 

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*1 Karnola constellation/Lonetrek region