システム/【ダッシュ】

Last-modified: 2024-03-27 (水) 09:52:53

FF5から登場したシステムで、通常の2倍の速度で歩けるようになる(アウトフィールド以外の場所に限る)。
2倍速の移動という仕様自体はFF1から存在はしているので、いつでも組み込むことはできたと考えられる。


Bボタンでダッシュ。着想はやはり京都の花札屋のからだろうか。
FF5当時は何気に画期的なシステムであったようで、今となってはFFに限らず大抵のRPGに搭載されていたりする。

  • 関係あるかはわからんが、1990年発売のGBソフト「ラクロアンヒーローズ」で既にBボタンダッシュが搭載されている。RPGとしてのBダッシュはあちらが先になる...
  • RPGにおける最速採用は恐らく1987年発売の桃太郎伝説。ただし二周目限定の機能。1989年には標準で二倍速の天地を喰らう、Bダッシュの正式採用された天外魔境が発売されている。またこの両タイトルはオートターゲットも採用されている。

RPG黎明期においては、ゲーム内のキャラクターは歩いて移動するのが自然なことであった。
町やダンジョンを走って移動するのは本来不自然なことであるし、またアクションゲームの苦手なプレイヤーも遊ぶRPGというジャンルではアクションゲームとの差別化という点でも、どちらかというとスローテンポなゲーム展開が好まれたのである。

しかし多くのプレイヤーがRPG慣れしてくるにつれ、もっとテンポ良くゲームを遊びたいという要求が次第に高まってくる。特にFFではアクティブタイムバトルの導入により、よりアップテンポなゲーム展開が好まれる風潮が生まれた。ダッシュ移動が導入された裏には、こうした背景があったのだろう。

3Dの時代となると、3D空間を歩いて移動するのは非常に遅く感じられるため、ダッシュが標準の移動速度のような扱いとなった。現在でも3D作品全般においてダッシュ移動は欠かせないものである。


SFC版FF5・6では、デフォルトでは使えない。


アビリティ/【ダッシュ】
特技/【ダッシュ】
バトル/【ダッシュ】


FF1(WSC版以降)

コンフィグで設定可能で、ONにするとキャンセルボタンを押しながら移動すると倍速になる(フィールドでは無効)。

FF1・2(GBA版)

GBA版以降は標準搭載され、ダッシュ有効を「キャンセルボタンを押した時のみ」か「常時(十字キーのみでダッシュ)」かを選択可能。デフォルト設定はボタン押しダッシュ。

FF1(PSP版以降)

PSP版の時の迷宮では制限事項の一つに選択可能。

FF2(WSC版以降)

FF1と同じようにコンフィグで設定可能。GBA版以降に標準搭載された仕様も同じ。

FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)

DS版から搭載。デフォルトでダッシュするかどうかを選択可能。

FF3(ピクセルリマスター版)

2Dリメイクのピクリマ版では、例に漏れず斜め方向でダッシュ可能。

FF4(PS版以降・DS版以外)

移植に伴い追加された。
ちゅうし、とりけしに設定されているボタンを押している間は2倍速で移動出来る。
WSC版はFF1と同じようにコンフィグで設定可能。GBA版以降に標準搭載された仕様も同じ。

FF4(GBA版)

GBA版ではこの作品のみ、デフォルトでオートダッシュ有効(ボタンを押さなくても十字キーのみで走る)になっている。設定でBボタンダッシュに変更可能。

FF4(DS版)

DS版にはダッシュ機能は無い。
キャラの移動モーションは走っているように見えるが、移動速度はオリジナル版と同等。
Bボタンを押し続けたまま移動すると、通常の移動速度よりも遅い「歩き」が可能。歩きのメリットは特に無い。

FF4TA

FF4のGBA/DS版とそれぞれ同じ。

FF5

仲間の1人をシーフにするか、アビリティ「ダッシュ」をセットすれば実行可能。
Bボタンを押したまま移動すると2倍速になる。
はじめてきた町などを探索する時はダッシュもかねて、隠し通路などを探索するために
このアビリティをセットしておきたい。
また、一部の時間制限イベントでは常に2倍速移動になる。

  • シーフジョブをマスターしたキャラがすっぴんものまねしになっていてもOK。
  • イストリーの滝ではこれをセットしないと取れない宝箱がある。
  • 流砂の砂漠や火力船のベルトコンベアなどで自動的に流される速度も2倍(PS版では4倍)になる。

FF5(PS版以降)

PS版以降ではダッシュが標準搭載された。
加えて、アビリティの「ダッシュ」を併用すると、通常のダッシュの2倍(つまり徒歩の4倍)の速度で歩けるようになる。

  • 一部の時間制限イベントでは強制的に2倍速で固定される。ダッシュ可能な状態にしてあっても、4倍速での移動はできない。

アビリティ枠を圧迫されないのがありがたい。

FF5(GBA版)

GBA版もダッシュ使用で4倍速。
4とは違い、デフォルト状態ではBボタンを押した時にダッシュするように戻っている。
設定変更で十字キーのみに切り替え可能。


常にダッシュにする設定にしていても、ダッシュ装備中は常時4倍速になる、ということはない。
ダッシュはあくまで「Bボタンを押している間は移動速度が2倍になるアビリティ」である。

FF5(iOS/Android版)

スマホ版では2倍速に戻った。
SFC版と同じく標準では使えず、シーフのジョブ特性やアビリティ「ダッシュ」が使える時だけ使用可能。
使用できる場合は画面右下にダッシュボタンが現れ、これをONにしておくと倍速で移動できるようになる。
また、本作ではフィールド移動時(徒歩の他、乗り物での移動時)もダッシュが可能になっており、非常に快適に移動できる。


流砂や火力船のベルトコンベアなど、自動で運ばれる場合にダッシュを使用しても倍速にならなくなった。


カルナック城脱出時はダッシュが選択制になった。


ゲーム内全体でダッシュ状態か否かを共有しているようで、(ダッシュアビリティ持ちがいれば)中断すると別のセーブデータにダッシュ状態が引き継がれる。

FF6

FF6ではアクセサリの「ダッシューズ」を装備することで自動倍速になる。


オペラの最中幻獣防衛イベントなど、一部の箇所では強制的に徒歩になる制限がかかる。

FF6(PS版・GBA版)

PS版以降でも5と同じくボタン押しダッシュが標準搭載された。GBA版の設定は5と同様。
こちらも「ダッシューズ」を併用すると、通常のダッシュの2倍(徒歩の4倍)の速度で歩けるようになる。


GBA版で常にダッシュにする設定にしていた場合、ダッシューズ装備中は常時4倍速となる。
長距離移動こそ楽にはなるが細かい操作がしにくくなるので、本作に限ってはBボタンを押してダッシュする設定にするか、使用を諦めるのが良い。

FF6(Android/iOS版)

iOS/Android版FF5と同じく、通常ではダッシュは出来なくなった。SFC版同様ダッシューズ装備で2倍速となり、4倍速は無くなった。
ダッシュ可能な時(ダッシューズ装備中)右下にボタンが現れダッシュのON・OFFを切り替えられるのもスマホ版FF5と同様。誰かがダッシューズを装備すればデフォルトでONになり、そのまま装備していても1タッチでダッシュと歩行を切り替えられる。


残念ながらというか、本作ではフィールド移動にまでは影響しない。

FF6(ピクセルリマスター版)

なんと、序盤のティナ防衛戦や幻獣防衛イベントでもダッシュ移動できるようになった。
これにより、道中のザコをすっ飛ばしていきなりボスに挑むなんて芸当も可能になった。


FF7以降

FF7以降の作品では標準搭載された。
アビリティやアクセサリの装備効果としてのダッシュは存在しない。
ダッシュが標準で、ボタンを押した時だけ徒歩になる作品もある。

  • むしろ、通常の移動ではダッシュで移動することが多くなるため、ダッシュがデフォルトであるほうが望ましい。
    ダッシュし続けるために押し続けたボタンが激しく劣化する。
  • コンフィグで大体常時ダッシュか徒歩か決められるので、その辺りはご自由に。
  • 7では、エアリスの家から去るときにダッシュだと足音でエアリスに気付かれる。また、「ギ族の洞窟」においては、ダッシュで踏み入ると足を滑らし、その先の罠にかかる(HPダメージを受ける)場所がある。
  • 8では、アルティミシア城のつり橋をダッシュで渡ると、つり橋の上にあった鍵が振動で下に落ちてしまう。
    • X-ATM092から逃げるイベント中にある場所で歩くとX-ATM092との戦闘を回避できる。ただし、倒した方がお得。
  • 9では、ブルメシアのあるマップの足場をダッシュで渡ると、足場が落ちてその先にある宝箱が取れなくなる。
  • 10では、門番のサボテンダーがこちらを向いている時にダッシュで移動するとアウトになる。
    • 必須ではないが試練の間のオブジェクトを押す際の微調整は徒歩の方が楽。
  • 12では、3歩以上ダッシュしてから急に立ち止まると操作キャラがよろめく。
  • 15では、通常移動のダッシュに加え、ボタンを押しながら移動するとさらに早く走る。その際スタミナを消費する。
  • ダッシュ/徒歩切り替えのボタンを連打しながら移動すると怪しい動きになる。
  • アナログスティックに対応してからは、スティックを倒す角度で徒歩とダッシュが切り替わるが、
    十字キーでの移動に慣れ親しんだプレイヤーは、徒歩移動している間結構ウズウズしたりする。
  • ダッシュが標準搭載された作品では、ダッシュ移動が標準速度になっていることが多く、徒歩移動の速度はとんでもなく遅い。
    上記の特殊な状況を除けば、徒歩移動の存在価値は限りなく低いと言える。

FF14

通常移動のダッシュ以外に、移動速度全般を加速させるアクションがいくつか存在する。
一般的なのはスプリントと、遠隔物理DPSの「プロトン」。
加速量はスプリントが勝るが、プロトンは非戦闘時のみながら範囲内全員へ付与可能。リキャストも早く常時維持できる。
また、忍者双剣士)は特性により移動速度が若干速い。(プロトン未満)

FFEX

Bボタンを押し続けることでダッシュする。
戦闘がアクションであるため、フィールド上で行う際はAPを消費し続ける。
忍者のジョブ特性「忍び足」や、短剣技「疾風迅雷」などで消費を抑えられる。
なお、リベルタス(町中)ではなんの制限もなく使用可能。

FFEXF

フィールド限定。
武器をしまうと自動的にダッシュになるため何も考えずにいれば、APを使い切って敵と戦うハメになる。

チョコボの不思議なダンジョン2

×ボタンを押しながら移動するとダッシュ移動できる。
トルネコやシレンのような何かに隣接するまで直線に高速移動するようなダッシュではなく、
移動速度が上がるだけ。そのため、ダッシュ中に方向転換も可能である。