・第4節<とこしえに響く歌>
進行内容
自警団のリーダーである少女に会いに行き、
アミュレットを返してもらわねばならない。
ウルミアという女性にも会う必要があるようだが……
- タブナジア地下壕(K-7)のWalnut Doorを調べる。
おまえの話、ジャスティニアスから聞いたぜ。
なんだかいろいろ大変だったらしいな。
Prishe : まぁ、人にはいろいろ
事情ってもんがあるからよ、詮索ってやつは
好きじゃねーし、面倒だからどうでもいいや。
Prishe : ただ、このアミュレット。
これをどこで手に入れたのかは、
きっちり教えてもらわねぇとな。
(暗転)
Prishe : へぇ。妙な話だな。
白い髪の少年、かぁ。俺にこれを
くれた人とはぜんぜん違うな。
Prishe : じゃあ、ほら、
これ返してやるよ。
(アミュレットから電光が走り、アミュレットを落とすプリッシュ)
Prishe : おまえ、いったい……?
Despachiaire : プリッシュよ、すまんがいいかな?
Prishe : なんだ、なんだ?
珍しいな、デスパシエール老が
俺の部屋に来るなんてよ。
Prishe : 俺は忌むべき子なんだから、
口をきいたら女神様のバチがあたるぜ?
Despachiaire : ……。
Prishe : ま、いいや。
それで、デスパシエール老、なんの用で来たんだ?
Despachiaire : うむ。
リヴェーヌ岬での話をきいたのだ。
リヴェーヌ岬に竜が降り立ったとか?
Prishe : ああ、そのとおりさ。
あんなでかい竜、見たことがねぇ。あんなのに
襲われたら、ここなんてアッという間に壊滅だ。
Despachiaire : その竜もしや、
あれではなかろうかのう、プリッシュ?
あのアル・タユの絵にあった……
Prishe : アル・タユの絵?
Despachiaire : ああ、
天晶堂のグレッゾが持ち込んだ絵だ。
Despachiaire : おまえも覚えているだろう。
ミルドリオン枢機卿様が教えてくださったこと……
Prishe : あの絵にあった竜だとしたら
あれはたしか……、真龍の王バハムート?
Prishe : 急いでしらべねぇと。
そうだ、おまえ、ウルミアを呼んできてくれねぇか?
だいじなもの:不思議なアミュレットを手にいれた!
悪いけど、オレは知らないよ。
ジャスティニアスさんなら、
なにか知ってるんじゃないかな?
彼女なら、先ほど町から出ていったぞ。
彼女がひとりで出ていったときは、たいてい
ミザレオ海岸の天華崎にいると思うが……。 - ミザレオ海岸(I-11)のDilapidated Gateを調べる。
伝説は、こうはじまる。
すべての起こりは「石」だったのだ、と。
遠い遠いむかし、
おおきな美しき生ける石は
七色の輝きにて闇をはらい、
世界を生命でみたし、
偉大なる神々を生んだ。
光に包まれた幸福な時代がつづき、
やがて神々は眠りについた……。
世界の名は、ヴァナ・ディール。
私たちの世界、ヴァナ・ディール……。
Ulmia : あなたは確か……
Ulmia : [Your Name]さん、でしたわね?
私はウルミアと申します。
Ulmia : ……え?
先ほどの歌はなんという歌かと?
お気になされているのですか?
Ulmia : あれは古より
タブナジア大聖堂に伝わる「神の歌」でございます。
Ulmia : いくどとなく起きた炎が、
いくどとなく人の歴史を焼き払っても、
この歌だけは決して失われず、私たちを
導くしるべとなる歌……。
Nag'molada : 今の歌を歌っていたのは、おまえか?
Ulmia : あなたは……
ナグモラーダ、さん?
Nag'molada : ああ、永い時の洗礼を受けても、
失われぬものもあるのだな。懐かしい調べだった。
Nag'molada : このような場所にて、
歌なき時代に生まれた歌……
歌の始まり、始まりの歌を聞けるとはな。
Ulmia : 歌の始まり、始まりの……?
Ulmia : もしやあなたは、
この歌のことをご存知なのですか?
Nag'molada : ああ、よく知っている。
その歌はな、「石の記憶」という。
そして、こう続くのだ。
ああ、しかしいつしか
おおいなる災いが満ちる、
祝福されしヴァナ・ディールの地に。
何万年の長きにわたり
暗黒を退けていた古の封印がやぶられ、
終わりなき悪夢たちが、いま目覚める。
闇に覆われた悲劇の時代が幕を開けた。
しかし神々の眠りは醒めない……。
世界の名は、ヴァナ・ディール。
Nag'molada : ふふ、創作ではないぞ。
石の記憶とは、ヴァナ・ディールの記憶。
人も神も、誰も偽ることはできぬ。
Ulmia : ……。
(ナグモラーダのメガネが点滅)
Nag'molada : ……!
すまんが、失礼する……
Ulmia : お待ちください!
ひとつだけ教えてください!
その歌は、それで終わる……?
Nag'molada : いや、まだ続く。
Nag'molada : が、この先は、おまえには歌えん。
この先は、神が歌うのだからな。
Ulmia : 神が歌う……?
いったい、どういうことなのかしら……?
Ulmia : ……え?
プリッシュが私を呼んでいた?
わかりました、すぐ町に戻りましょう。 - タブナジア地下壕・吊橋付近でイベント。
さっきとは別の軌跡が、リヴェーヌ岬に
向かって伸びていったようだが?
Prishe : 別の、だって?
なんだ、竜ってのはいっぱいいるのかな?
Ulmia : ……プリッシュ。
先ほど話していたこと、まだ信じられないわ。
Ulmia : 本当に、楽園の扉が
開かれようとしているのかしら。
Prishe : 知らねぇけどよ。
でも、それもバハムートに尋ねに行くんだろ?
Prishe : いいか、バハムートの
ところへ行くぜ! 生ける神様とやらと
くっちゃべりに行きてぇ奴はついてきなぁ!
Prishe : あれ?
タルタル3人組はどうした?
Ulmia : いつもの元気がいい返事がないわ。
Justinius : そういや、あのよそ者も見ないぞ。
Tressia : ……そういや、外で見たねぇ。
Prishe : あん? どこで見たって!?
Mengrenaux : ああ、俺も見たぞ。
あのよそ者と、3人組が話してるところを。
Parelbriaux : あいつら、
旅の準備していきやがったぜ、プリッシュ!
Prishe : あんだとぉ!?
Ulmia : あの子たちもしかして、
リヴェーヌ岬に行ったのかしら。でも、なぜ?
Prishe : あいつらが行くんだから決まってる!
なんかおもしろいことがおきんだ!
くそぉ、俺たちも行くぜぇ!
ミザレオ海岸の北西、リヴェーヌ岬の方へと
向かったようだ。
Justinius : あいつらは、もともと
好奇心の塊のような奴らだからな。竜の姿を見たと
聞いて、いてもたってもいられなくなったんだろう。
Justinius : しかし、どうしておまえの
連れも一緒に出ていったのだろうな。
いつの間に、あいつらは仲良しになったんだ?