プロマシアの呪縛/第1章~第4章/よりしろ

Last-modified: 2012-06-17 (日) 15:44:29

■  第1節<よりしろ>

 プリッシュはタブナジアへ帰ってしまった。
 彼女を追いかけ、タブナジアへ向かおう。
 20年の永きを経て、タブナジアに吹き込んだ風。
 その風がタブナジアにもたらしたものとは……。


■ タブナジア地下壕・海獅子の巣窟入口

(帰還するプリッシュとウルミア)

Prishe:やっと帰ってきたぜ!
 懐かしきタブナジアへ!

Prishe:みんな、元気だったかよ!
 そんな顔するなって、
 俺は幽霊かなんかじゃねぇぞ!

(ふたりを取り巻き無言で見つめる人々)

Ulmia:少し、妙な雰囲気ですね?
 ……なにかあったのでしょうか?

Justinius:プリッシュ、ウルミア!
 無事だったのだな!

Prishe:ジャスティニアス、
 どうした? なにかあったのか?

Justinius:それが……

(デスパシエール老登場)

Despachiaire:プリッシュ、ウルミア、
 こちらへ来なさい。おまえたちに話がある。

Ulmia:おじいさま……?
 
 
■ タブナジア地下壕・2階

・イベント終了後に話しかけると
 ※町の人の反応、ミッションを進める上では無関係かも

Calengeard:あの戦争のとき、
 私たち戦士にとって、もっとも恐るべきものは
 「闇の血族」と名乗るデーモンたちでした。

Calengeard:彼らは「闇の王」が
 地獄と呼ばれる闇より呼び出したものだと
 いうことです。そして、その闇の奥底では
 黒い神が目覚めを待っているのだとか……。

Reaugettie:20年前の戦いでの
 連合軍の勝利……。それが大陸にある国々に
 平和をもたらしたということ。それは私も、
 心から喜んでいます。

Reaugettie:しかし、やはり
 獣人どもを根絶やしにすることは
 できなかったのですね。本大陸では
 もしかしたら、……と思っていたのですが。

Ondieulix:ジュノから人が来たことで、
 戸惑うものもいますが、私はこれを
 前向きにとらえたいと思います。

Ondieulix:いつまでも、
 この地に縛りつけられたままでは
 生きてゆけませんから……。

Migran:いらっしゃいませ。
 ほんの少しですが品数も増えました。
 ジュノには感謝しなくてはなりません。

Misseulieu:いらっしゃいませ。
 ジュノからの物資で、昔の防具も使えるように
 なりました。新しい品揃えを見ていってください。

Nivorajean:タブナジアの聖歌隊には、
 私の兄も入っていたんです。その兄が、
 私にだけはこっそり教えてくれたのですが、
 大聖堂には誰にも歌えない歌があったらしい。

Nivorajean:その歌をすべて
 歌える者が現れたとき、すべての人が
 苦しみや悲しみから救われるそうなんです。

Equette:ここから見える空が、以前よりも
 少しだけ明るく感じられるわ。また、昔のような
 タブナジアに戻れるのかしら……。

Merol:この奥の倉庫を
 利用して、宅配や競売の施設を
 作りました。見ていってください!

Pradiulot:そうそう、例の3人組に、
 「うまいからぜひ食え」と
 変わった食べ物を食べさせられてしまったよ……。

Pradiulot:たしかに俺は昔から
 「食わず嫌いはいかん」と、あのタルタルたちを
 叱咤してきたもんだが、こんな目にあわされるとは。

Elysia:最近、いろいろな食材が
 手に入るようになって、食卓が一気に
 賑やかになったんですよ。

Epinolle:ジュノから人や物が
 多くやってきて、心なしか、
 モーグリたちもうれしそうだよ。

Angieurol:マッキーの兄ちゃんから
 こんないいものもらったよー♪

Evindigar:あっ、それ!
 クッキーの兄ちゃんは、それ、
 ボクにくれるって言ってたよ!

Komalata:いらっしゃいませ。
 タブナジアの食材はいかがですか?
 交易が可能になって少しは品揃えもよくなりました。

Jonette:問題ばっかり起こしていた
 あの3人も大人になったもんだ。いっちょ前に
 手土産をもって挨拶にくるようになるとはねぇ。

Jonette:可愛い子には旅をさせよとは
 よく言ったもんだねぇ。あんな良い子に
 なって、戻ってくるなんてねぇ……。

Noam:チェルキキの
 お姉ちゃんは、私のお母さんのとこに
 いろんなものを持ってきてたわ。

Noam:すごく珍しい
 ものばっかりで、お母さんも
 すっごく嬉しそうで楽しかった~。

Maturiri:倉庫を使って宅配業を始めたんです!

Suzel:外部への宅配も可能になりました。
 
 
■ タブナジア地下壕・1階

Ironclad Gorilla:この先は、
 海獅子の巣窟になります。

Ironclad Gorilla:ジュノからの
 物資はこちらから運びこまれました。

Dominec:タブナジア侯都があった頃、
 それはまた多くの国々から、またさまざまな
 商船があの都を訪れていました。

Dominec:その中でも特に羽振りが
 よかったのが、西の方から来た商船です。
 なんとかの魔石とやらを大聖堂から
 買い取ろうと大金を積んでいましたよ。
 
 
■ 海獅子の巣窟

Sueleen:まさか再びこの港が
 使われる日が来ようとはな!

Sueleen:船が来てこその港だ。
 なんだかちょっと怪しい連中ではあったが、
 まあ、喜ばしいことに違いはない。
 
 
■ タブナジア地下壕・3階

Caiphimonride:いらっしゃい。
 ジュノから物資が届いたおかげで、倉庫に
 眠っていた品も手入れができるようになったよ。

Melleupaux:いらっしゃいませ。
 ジュノからの援助で、昔から倉庫にあった品も
 使えるようになりました。これで少しは自警団の
 みんなにも協力できそうです。

Tiruru:「タブナジアの魔石」……ですか?
 タブナジアという名がついているからには、
 タブナジアにあったものなんでしょうね。

Tiruru:けれども私は、
 さっぱり存じ上げません。もともと
 大聖堂に勤めていた者なら、なにか
 知っているかもしれませんが……。

Nery:いやはや、人生、
 どんなことが起こるかわからんものじゃ。

Nery:あのタルタルたちも
 広い世界を見て、ようやく知ったのじゃろう。
 自分たちが皆に、どんなに迷惑をかけて
 いたのかを。

Fouagine:マッキーたちの土産、
 見せてもらった? ジュノでは手に入らない
 ものがないそうだけど、あれほどとはね……。

Fouagine:土産の中には、
 東の国のものもあったから、ヤスジに渡して
 あげたよ。ヤスジの故郷は、はるか東の方
 らしいからね。

Frescheque:時が過ぎるのは早いものですね……。
 タブナジアに、こんな日が来るとは
 思ってもいませんでした。

Masis:私はこの20年、
 あの日、ミルドリオン枢機卿様がおっしゃって
 いたことを思い出さない日はありませんでした。

Masis:獣人どもが「闇の王」を
 擁して成そうとしたこと。それは、
 人を根絶やしにすることであり、
 そして彼らの神の復活だとか……。

Risunela:旅の方から聞いた話によると、
 侯爵家の皆様も先の大戦で
 命を落とされたとか……。

Risunela:タブナジア侯爵家の
 血筋は絶えてしまったのですね……。

Risunela:ザフムルグの真珠と
 謳われた美しいタブナジアの街が、
 どうしてあのような戦いに巻き込まれなければ
 ならなかったのでしょう……。

Raminey:急な変化というものに
 戸惑う人は多いでしょう。それでも私達は、
 それを受け入れていくべきだと思います。

Mengrenaux:この町の
 じいさん、ばあさんたちはプリッシュのこと、
 忌むべき子だっていつも言ってた……。

Mengrenaux:そんなことあるもんかって
 ずっと思ってたけど……

Mengrenaux:結局、
 どういうことなんだよ……。
 オレ、頭わりぃから、よくわかんねぇよ……。

Chemioue:だから言ったじゃない!
 プリッシュはあやしいって……。

Chemioue:絶対にまた厄介ごとを
 引き起こすことになる……。
 あたいはそう思うね。

Justinius:[PCname]か。
 おまえたちのおかげか、
 ジュノから使いがやってきてな。

Justinius:ここタブナジア地下壕は、
 ジュノから援助を受けることができるそうだ。
 希望者は、ジュノへの移住も考えてくれる
 らしい。

Justinius:しかし問題は……。
 ……プリッシュには、もう会えたか?

Guda:タブナジアの街を
 とりもどし、復興したいのは
 やまやまなのですが……。

Guda:あの街には今も
 モンスターがあふれているのです。
 それに、そこに向かう道も今は
 閉ざされていますし……。

Parelbriaux:まあ、何はともあれ、
 ウルミアさんが帰ってきたのは
 喜ばしいことだよね。

Parelbriaux:あんまり無茶されると
 オレがデスパシエール老に
 怒られちゃうんだよねえ……。

Geuselibel:この町には、忌むべき子がいる。
 もしかしたらそのことが災いを……。

Geuselibel:我々には
 女神様にお許しを請うように
 祈ることしかできません……。

Geuselibel:タブナジアに
 女神様の祝福がありますように……。

Havillione:長老のお孫さんの
 ウルミアの歌はそれはすばらしいものですよ。
 あれほど美しい歌声の主はそうはいません。

Havillione:でも……そういえば、
 昔の聖歌隊には、ウルミアと同じように
 すばらしい歌声の女の子がいましたわ。

Havillione:あの子が生きていれば……
 もう一度、あの子の歌声も聞きたいものです。
 名前は……エメリーヌと言ったかしら?

Leporaitceau:町は徐々にですが、活気を
 取り戻そうとしています。
 もちろん喜ばしいことなのですが……

Leporaitceau:少しだけ寂しい気もするのは、
 何故なんでしょうか?

Korbi-Marobi:ジュノとのつながりが
 できれば、いずれ再びサンドリア大聖堂との
 交流も始まるでしょう。

Korbi-Marobi:しかし、
 サンドリア大聖堂は快く手を
 貸してくれるでしょうか……。

Arquil:あんなに枢機卿のことを
 信じてたデスパシエール老が、
 こうもあっさりよそ者の言うことを信じて
 しまうとはね……。

Arquil:年を取ると、
 何かにすがらないと、生きていけないもの
 なんだろうか……。なんだか悲しいね。
  
 
■ タブナジア地下壕・長老の部屋

Despachiaire:PCさん、
 よくお帰りになりました。

Despachiaire:わしらはあなたに
 今一度お会いして、お礼を申しあげねば
 ならないと思っていたのです。

Despachiaire:あなたがナグモラーダ様と
 ここタブナジアに現れなければ、わしらは
 この島にずっと取り残されていたことでしょう。

Despachiaire:しかも、わしの孫ウルミアを
 無事にタブナジアに送り届けていただいたことにも
 感謝の言葉がありません。
 
(Tenzen入室)
 
Tenzen:失礼いたしまする。
 よろしいかな?

Despachiaire:これはこれは
 東の国からお越しになった方。

Despachiaire:よくぞ海のかなたより、
 このような小さな町にまでお越しくださいました。
 私はウルミアの祖父、デスパシエールと申します。

Tenzen:心温まるもてなし、
 そのお心遣い感謝いたす。
 我輩、テンゼンと申す者。

Tenzen:ひんがしの国より、
 バハムートに会わんがためジュノに渡り、
 運命の導きかプリッシュ殿、ウルミア殿と
 出会い、この地に渡ること叶った次第……。

Tenzen:……よってぜひにとも、
 我輩が町から出ること、お許し願いたい。
 我輩の旅はバハムートに会わねば終わらず、
 終わらずして祖国に帰ることはできませぬ。

Despachiaire:そうですか。バハムートに会うが
 ために、わざわざこのようなところまで……。

Despachiaire:しかし、テンゼン殿。
 この件については、もうしばらく
 お待ちいただけませぬか?

Despachiaire:バハムートは、この町の
 目と鼻の先に住処を作ったようでしてな。
 余計な刺激を与えれば、この町がどのような
 目にあうかわかりませぬ。

Despachiaire:今しばらく待てば、
 礼拝堂よりジュノの外交官ナグモラーダ様が
 お帰りになります。

Despachiaire:ナグモラーダ様とご一緒ならば、
 バハムートにまみえることも許されましょう。

Despachiaire:それまでどうか、この町にて
 お休みください。できるだけのもてなしを致します。

Tenzen:ジュノの外交官殿が?
 ……分かり申した。今しばらく待つことにいたす。

Tenzen:ところで、それはそれとして、
 町の中とて何故にプリッシュ殿に会うこと、
 叶わぬのでござろうか?

Tenzen:我輩、彼女に尋ねたいことがござる。
 しかし、彼女の部屋の前に立つ者に取り次ぎを
 頼めども、取り合ってはもらえませぬ。

Despachiaire:申し訳ありません。
 実は、そうは見えないかもしれませんが、
 プリッシュには重い病があるのです。

Despachiaire:しかしあの性格ですから、
 あのように無理ばかりして困ったものです。

Despachiaire:ナグモラーダ様の計らいで、
 ジュノとの交易が蘇った今、彼女にはゆっくりと
 病を治すべく努力してもらわねばなりません。

Tenzen:ふむ、そのような事情が
 あったでござるか。確かにそういわれれば
 そうでござるな、殿。

Tenzen:ではデスパシエール殿、
 バハムートの件、よろしく頼むでござる。

(TenzenとPC退室)

Tenzen:参ったでござるな。
 我輩、ジュノの兵士がバハムートを討伐せんと
 くる前に、バハムートに会わなければならぬ。

Tenzen:しかし、プリッシュ殿には会えず、
 ウルミア殿も見つからないでござる。
 うむむ、いったいどうすべきでござろう。

・イベント終了後に話しかけると

Despachiaire:ジュノが我々に
 助けの手を差し伸べてくれたのです。

Despachiaire:それもこれも、
 ナグモラーダ様のおかげです。
 感謝の言葉もありません……。

 
 
■ タブナジア自警団詰め所

Justinius:プリッシュがいたからこそ、
 この町は20年もの間、たくましく生き残り、
 人らしく住処を作り、生活を営むことができたのだ。

Justinius:彼女が特別な存在だったと
 いうことが、暁の女神さまの奇跡だったというのに、
 その奇跡を今になって再び閉じ込めるとは……。

Justinius:ウルミアを探している?
 彼女なら、いつもの海岸だ。珍しく、
 デスパシエール殿と激しく言い争って
 いたからな。

・イベント終了後に話しかけると

Justinius:デスパシエール老は
 あのジュノから来た男を
 信頼しきっているようだが……。

Justinius:……嫌な予感がする。
 あのタルタルたちの様子もおかしい。

 
 
■ ミザレオ海岸・天華崎

Ulmia:PCさん?
 私を探していたのですか?

Ulmia:すいません、私、
 どうしていいのかわからなくて。

Ulmia:そういうときは、
 ここで歌を歌うことにしているんです。

Ulmia:ほら、この風……。
 ここには、想いを運ぶ風が吹くんです。

Ulmia:その風はこの大空に舞い上がり、
 海原を越えて、世界中に響き渡る……。

Ulmia:そしてそれを聴いた女神さまが、
 その声に、想いに、応えてくれるんです。

Ulmia:昔、私が小さい頃、
 ここで女神さまにあるお願いをしたとき、
 女神さまは応えてくれました。
 
(回想シーン・夕暮れの天華岬に佇む少女時代のウルミア)
 
???:なーにやってんだ?
(現在とほとんど変わらぬ姿のプリッシュ登場)

Prishe:どうしよう、どうしようって、
 そんなに焦ってさ!

Prishe:あんまりうるせぇから、
 おまえの心の声、たどってきちまったぜ!?

Ulmia:!?

Prishe:あーっと、
 なにも言わなくてもわかるぜ?

Prishe:……えーっとなになに……?

Prishe;あれぇっ!?
 なんだよ、聖歌隊に入り損ねただけかよ?

Prishe:みんなの前に出たら、
 緊張して歌えなかったって?
 なぁんだよ、まったく。

Prishe:……ま、
 大聖堂の聖歌隊っていったら、たしかにすげぇ
 綺麗な服着て、うめぇもん食えるからなぁ!

Prishe:どうしても
 入りたかったって気持ちもわかるけどよぉ、
 そんなもんだけで、世界の終わりだとか
 思うなよなぁ!?

Ulmia:……!?

Prishe:いいか!?
 おまえはまだガキんちょだから知らねぇだろうが、
 世界なんてもんは、すげぇでっけぇもんなんだぜ!?

Prishe:ほら、見ろよ!

Prishe:この右手の先に広がる世界……

Prishe:この左手の先に広がる世界……

Prishe:その上にもその下にも広がる世界……

Prishe:こーんなにたくさんの世界が、
 おまえの周りにはあるんだ!

Prishe:わかるだろ!?
 ヴァナ・ディールの中の、タブナジア諸島!
 その中心タブナジアに住んでるおまえ……

Prishe:ウルミアの世界なんて、
 すっげぇちっぽけなのさ!

Prishe:……でも、まあ、確かに、
 おまえがタブナジアの聖歌隊で歌ってる世界は、
 終わっちまったかもしれねぇ。

Prishe:おまえの父さんや母さんが、
 おまえに望んだ世界は終わっちまったかも
 しれねぇなぁ。

Prishe:……でもさ、おまえが
 ヴァナ・ディールで歌ってる世界は
 終わっちまっていねぇ!

Prishe:わかるだろ!?
 ほら、歌ってみようぜ!
 その世界を作るために!!!

(夕陽を見つめともに歌うふたり)

???:プリッシュ、
 また大聖堂を抜け出して……

Prishe:ミルドリオン様!

Prishe:じゃあなー!
 ウルミア! また、会おうぜ!

(回想おわり)
 
Ulmia:……彼女のおかげで、私の願いは叶い、
 タブナジアの聖歌隊に入ることができました。

Ulmia:そこで私は、あのときの彼女が
 タブナジア礼拝堂に永く繋がれていたという
 「忌むべき子」なのだと知りました。

Ulmia:忌むべきものより
 忌むべき力によって生まれた子なのだと。

Ulmia:でも……
 私が、彼女に助けられたのは
 あの時だけではありません。

Ulmia:あの大戦で取り残された私たち……。
 彼女の力がなければ、逃げ場のないあの町で、
 私たちが生き延びることなどできたでしょうか?

Ulmia:彼女の力は、
 私たちにとって奇跡の力だったのです。

Ulmia:けれでも、あなたもご存知でしょう。
 私たちが本土にいた間に、ナグモラーダさんの
 お力添えで、ジュノより援助の申し出がなされた
 そうです。

Ulmia:タブナジアの皆さんの瞳は、とても明るく
 輝いていました。……まるで……プリッシュが
 忌むべき子と呼ばれていた、あの頃のように。

Ulmia:……ああ、女神さま、教えてください。
 あなたさまなら何が正しく、何が真実なのか、
 私たちに教えてくださるはず。

Ulmia:私はどうすればいいのでしょう?
 プリッシュは本当に忌むべき子なのでしょうか?

Ulmia:私はプリッシュを救いたい。
 けれど、それは悪しきことなのでしょうか?
 許されることではないのでしょうか?

(光球が空を駆け抜ける)

Ulmia:あれは……!?

Ulmia:霊獣バハムート……。
 霊獣と呼ばれるバハムートならば、
 私の問いに答えてくれる……?

Ulmia:さん、
 私、バハムートのところへ行ってみます。

Ulmia:もしもお願いできるならば、
 私にあなたのお力をお貸しください。
 帝龍の飛泉にて……。

End


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