プロマシアの呪縛/第1章~第4章/主のなき都

Last-modified: 2012-06-17 (日) 15:32:20

・第2節<主のなき都>

進行内容
 ジュノの天晶堂に向かったプリッシュ。しかし天晶堂で待っていたのは……。
 事実をはっきりさせるためにも大公宮へもいかねばならない。


  1. ジュノ下層・天晶堂のDoor:"Neptune's Spireを調べる。
    Wolfgang : 待て!
    Wolfgang : のこのこと
     ジュノに舞い戻ってくるとは……
    Wolfgang : [Your Name]、
     おまえの自国の許可は既に取ってある。
     反逆罪の嫌疑で連行させてもらおう。
    Aldo : おい、騒がしいな。
     俺の家で、なんの騒ぎだ?
    Wolfgang : アルドか、すまん。
     緊急の用件だ、おまえに迷惑はかけん。
     そこの罪人をジュノ大公宮に連行する。
    Aldo : 罪人?
    (廊下の角から顔を覗かせるプリッシュ)
    Prishe : あっ! 行き倒れ!
    Prishe : 俺だよ、俺!
    Prishe : ……うおっと!
    (天晶堂員にひっぱりもどされるプリッシュ)
    Aldo : ウォルフガングよ、わかってないな?
     ここは俺の家。俺の家にいる人間は、俺の客人だ。
     俺の客人を罪人呼ばわりする気か?
    Wolfgang : アルド、そいつはこそ泥などとは話が
     違う。ジュノへの反逆罪で指名手配されている[女/男]だ。
     そいつをかくまえば、おまえも無事ではすまん。
     大事になるぞ。
    Aldo : ここで俺の客人を捕らえれば、
     今、確実に大事になる。試してみるか?
    Wolfgang : ……例外は作りたくないというわけか。
     仕方ない、[Your Name]、
     用事が終わったらジュノ大公宮へ出頭しろ。
    Wolfgang : 逃げようと思っても無駄だぞ。
     母国にも他国にも、通達してあるのだからな!
    (暗転)
    Prishe : いやぁ、やっぱりおまえは
     罪人だったんだなぁ。だから、あれか。
     タブナジアに島流しの刑にされたんだな。
    Prishe : なにやったんだ?
     盗みか? 殺しか? どっちもか?
    Aldo : 知り合いのようだな。
    Prishe : ああ、そいつってば、
     タブナジアで行き倒れてやがったから、
     世話してやったのさ。
    Prishe : ……そうだ、アルド。
     こいつが証人になるんじゃねぇかな?
     俺のこと、きいてみろよ。
    Aldo : おい、このお嬢さんが言っているのは
     本当のことか? タブナジアの生き残りが町を作り、
     20年もの間、細々と暮らしてきたというのは。
    Prishe : な? な?
     俺が話したことが本当だって、
     これでわかっただろ!?
    Prishe : いやー、こいつ、
     ぜんぜん信じなくてさぁ、参ってたんだよ。
    Aldo : いきなりやってきて、
     今は亡き親父の名前をがなりたてられたら
     誰も信じたくなくなるさ。
    Prishe : しょうがねぇだろ。
     こっちの大陸で、俺が信用できるやつっていったら、
     天晶堂のグレッゾのおやっさんしかいなかったんだ。
    Prishe : グレッゾのおやっさん、
     なんかあったら力になるから、
     気軽に来いよって言ってたし。
    Prishe : でも、そんなおやっさんが、
     もう死んじまってたなんて……。
    Prishe : あっと、それでさ。
     タブナジアに帰るための船、
     出してくれるんだろうな?
    Aldo : 簡単なことじゃない。
     航路地図は残っているが、20年前から
     あの辺りの海は、流れが違ってしまったからな。
    Aldo : そこらの航海士が
     あそこの海路を航海しきれるかどうか。
    Aldo : ……しかしまぁ、ちょうど
     タブナジアへ渡りたいと言っていた客人が
     いるのでね。その客人が出してくれた金が
     あれば、どうにかなるだろう。
    Prishe : 客人? なんだそりゃ?
     タブナジアになんの用があるってんだ?
    Aldo : さぁ、俺も知らん。
     しかし、タブナジアに渡りたいのならば、
     その客人を受け入れてもらわねばならないぞ。
     彼の金で船を出すのだからな。
    Prishe : うう、しょうがねぇなぁ。
     でもま、いっか。客人のひとりやふたりで
     文句をいう俺様じゃねぇぜ!
    Aldo : よし。気前のいいことで結構だ。
    Aldo : そうだ、ついでにお前も
     タブナジアへの亡命を頼んでみたらどうだ?
     タブナジアへ亡命したら、ウォルフガングも
     諦めてくれるかもしれないぞ。
    Prishe : 罪人はダメだぜ!
     [女/男]なら逃げんな!
     罪は償え! その命をもって!
    Aldo : フッ、きびしいな。
     では、船の用意ができるまで、
     ジュノの観光でもしているといい。
     出航の用意ができたら呼びに行かせよう。
    Prishe : わかった、頼んだぜアルド。
    Prishe : さーて!
     俺はジュノで大遊びしてやるぜー!
    Prishe : じゃあな、また生きてたら会おうぜ、
     [Your Name]!
    (駆け出していくプリッシュ)
    Aldo : しかしどうやらお前の方は、
     おとなしくジュノ大公宮に出頭した方がよさそうだ。
     身に覚えがあるかないかは知らんが、弁明の機会
     くらいは与えられるだろう。
     
    Aldo : どうやらお前の方は、
     おとなしくジュノ大公宮に出頭した方がよさそうだ。
     身に覚えがあるかないかは知らんが、弁明の機会
     くらいは与えられるだろう。
     
  2. ル・ルデの庭・オーロラ宮殿でイベント。
     
    Wolfgang : やっと来たか!
    Wolfgang : 今は、東方の使者の方が
     謁見中だ。そのあと、おまえの謁見だ。
     終わるまで、拘束させてもらおう。
    (暗転、謁見の間)
    (エシャンタールの前に跪く一人のサムライ)
    Wolfgang : 今は、東方の使者の方が
     謁見中だ。そのあと、おまえの謁見だ。
     終わるまで、拘束させてもらおう。
    Esha'ntarl : ジュノ大公カムラナート様の代理、
     エシャンタールです。
    Esha'ntarl : 東からの客人よ、
     遠路はるばるよくいらっしゃいました。
     このジュノ大公国に直訴したいことがあるとか。
     まずは名乗りを許しましょう。
    Tenzen : ……我輩の名はテンゼン。
     ひんがしの国に生を受け、武士の名乗りを
     許されし者でござる。
    Tenzen : エシャンタール殿。
     ジュノ大公カムラナート殿に謁見できぬ理由を、
     まずはお聞かせ願いたい。
    Esha'ntarl : 獣人を壊滅せしめるために、
     カムラナート様は多忙なのです。
    Esha'ntarl : けれども、案ずることはありません。
     私は、いたずらに留守を預かる役を申しつけられた
     わけではありません。
    (エシャンタール、脇に控えるアルマター機関員2人を示し)
    Esha'ntarl : 彼らも証人となります。
     あなたの直訴は必ず、ジュノ大公カムラナート様に
     届けられることでしょう。
    Tenzen : ……。
    Tenzen : 話は簡単ではないのでござる。
     その話は短いが、我輩はその意味の深さを
     伝えなければならん。
    Tenzen : ひんがしの国のために、
     西国、南国、そして中の国、御国のためにも。
    Tenzen : ひんがしの国の果てから、
     「虚ろなる闇」が沸いて出てござる。
     西国の果てにも、おそらく南国の果ても
     同じでござる。
    Tenzen : 虚ろは始めは小さく、
     しかしいつの間にやら果てなく伸びて、
     泥のごとく緩やかに、すべてを飲み込んで
     いくのでござる。
    Tenzen : 虚ろが近づくと子らが夢を見始めまする。
     虚ろがより近づくと、大人らも夢を見始めまする。
     どこの夢も同じ。その夢は、告げるのでござる。
    Tenzen : 「世界の終わりに来る者」が現れ、
     世界が終わりに近づいていると。
    Esha'ntarl : ……なるほど、
     「世界の終わりに来る者」ですか。
     ぞっとする名前ですね。
    Esha'ntarl : ひんがしの国をはじめ、各国の辺境に
     現れている闇……「虚ろなる闇」については、ここ
     ジュノ周辺でも確認されています。
    Esha'ntarl : まだ局地的な現象のために
     関係者以外はその存在を知りませんが、
     あなたの言うように広がる性質を持つのならば、
     早急に対処をすべく調査を急がせます。
    Esha'ntarl : これでよろしいでしょうか?
    Tenzen : ……「虚ろなる闇」が現れた原因は、
     まだ特定されてはいないのでござるか?
    Esha'ntarl : ええ、残念ながら。
     現在、調査中です。ひんがしの国の方にて
     原因に心当たりがあるというのならば、ぜひ
     教えていただきましょう。
    Tenzen : ひんがしの国に原因があると
     お思いでござるか? 大いなる力の破片が5つ、
     中の国にあることをご存知ないと?
    Tenzen : その大いなる力の破片の輝きこそが、
     この世界を「虚ろなる闇」から護っていることを
     ご存知ないとおっしゃるのか?
    Esha'ntarl : ひんがしの国の武人らしい、
     単刀直入な物言いですね。
    Esha'ntarl : なるほど、あなたはジュノを
     疑っているというわけですか。ジュノが、
     大いなる破片の輝きの保護を怠ったがため、
     各地に虚ろが現れたと言いたいのですね。
    Esha'ntarl : しかしそれは誤解です。
     ジュノはその輝きの意味を、よく知っています。
    Esha'ntarl : 大いなる力の破片、
     母なる大クリスタルは、世界の理を
     支える大切な要。
    Esha'ntarl : ジュノ大公国は、古代の民ジラートが
     残した大きな遺跡と共に、古代の民の意志を継いで
     母なるクリスタルを護り続けてきました。
    Esha'ntarl : サンドリア、バストゥーク、
     ウィンダスにその存在を告げないのも、母なる
     クリスタルを悪しき意志から護らんがため。
    Esha'ntarl : ……しかし、ひんがしの国は
     その存在を知ってしまっている。ですから、
     ひんがしの国から来た使者であるあなたを
     信用するわけにはいきません。
    Esha'ntarl : 母なるクリスタルの情報を、
     なにに利用されるかわかりませんからね。
    Tenzen : 我輩はただ、
     虚ろに落ちていく人々を救わんがため……!
    Esha'ntarl : ええ、虚ろを間近で見たあなたなら、
     それでは納得しないことでしょうね。
    Esha'ntarl : ではひとつ、お教えしましょう。
     私たちはこの件に関して、ある少年を追っています。
    Esha'ntarl : その少年はジュノの者ではないと
     いうのに、3つの遺跡をやすやすと降り、
     彼が通った後には「虚ろなる闇」が残される……。
    Esha'ntarl : 彼こそが元凶、
     「世界の終わりに来る者」だと、
     私たちは確信しています。
    Tenzen : ……少年?
     それは、どこの国の使徒でござるか?
    Esha'ntarl : それはわかりません。
     ですが……
    Esha'ntarl : ウォルフガング、
     あの冒険者をここへ。
    (冒険者、謁見の間に通される)
    Esha'ntarl : その冒険者は、その少年と共に
     母なるクリスタルの近くにいました。
     母国は[サンドリア/バストゥーク/ウィンダス]。
    Tenzen : [サンドリア王国、騎士の都/バストゥーク共和国、技術の都/ウィンダス連邦、魔法の都]か!
     その国がなにかを企んでいるでござるのか!?
    Esha'ntarl : もちろん、[サンドリア王国/バストゥーク共和国/ウィンダス連邦]は
     少年との関係性を否定しています。
    Esha'ntarl : 本人も関与を否定しています。
    Esha'ntarl : しかし、もしも[サンドリア王国/バストゥーク共和国/ウィンダス連邦]が
     この恐ろしい事象の一端を担っているというの
     ならば……
    Esha'ntarl : 連合国といえども、容赦はしません。
     ジュノは全力を持って、[サンドリア王国/バストゥーク共和国/ウィンダス連邦]を
     うち滅ぼします。
    Esha'ntarl : けれどもそれはまだ、
     不確かな情報による推理に過ぎません。
     時間をかければ、情報は精査されるでしょう。
    Tenzen : もっとも早い方法は、
     その少年を捕らえ、問いただすことでござる。
    Esha'ntarl : ええ、ですから、
     おまえに機会を与えましょう。疑惑を晴らし、
     母国を守り、名誉ある聖戦の旗手になる機会です。
    Esha'ntarl : 冒険者よ、4つ目のクリスタルへと
     行きなさい。おそらく、少年は次にそこに現れる。
     そこで彼を捕らえ、ここへ連れて戻るのです。
    Esha'ntarl : ほかの3つと違い、
     4つ目の遺跡はもはや地上にはない。
     私たちが知るのは、ラングモント峠を越えて
     なお北、雪の絶えぬ地方にあるということだけ。
    Esha'ntarl : 30年前、あの地方に派遣された
     調査隊を訪ねれば、なにかわかるかもしれません。
    Esha'ntarl : サンドリアは、ミスタル伯爵家出身の
     王立騎士フランマージュ・M・ミスタル。
     ウィンダスは、鼻の院研究員イルクイル。
     バストゥークは、ミスリル銃士隊隊長ウルリッヒ……。

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