基本戦術攻撃編

Last-modified: 2014-04-06 (日) 22:57:53

攻撃の役割とは?

攻撃の役割は相手から得点を奪うことです。そのためには、あらゆる戦術を駆使して相手の守備を掻い潜らなければなりません。今後の話が理解しやすいようにまずは戦術というものの定義づけをはっきりとさせておきましょう。

得点経路1.png

 
フットボルテには、こうなれば必ず得点できる!という定石とも言える得点パターンがいくつか存在します。そこで問題となるのは「いかに正確にその定石形を見つけて実行できるか(基本戦術)」と「いかにしてその定石形まで持っていくのか(応用戦術)」の二点です。この二点を意識してプレーできれば、中盤の連携における味方との意思疎通は格段に楽になり、結果として得点率も大幅に上昇するこでしょう。本章では基本戦術である定石形そのものについて詳しく解説して行きます。

定石(得点パターン)解説

現在、定石と呼べる形は大別して3種類存在します。(注意:便宜上「定石形」とは呼びますが、実質的には「詰みの形」に近いものとなっています。)たったの3種類しかありませんし、どれも一度覚えてしまえばそれほど難しいものではありません。実戦でどんどん活用して正確性を磨いて行きましょう。

1vs0の形

簡単に言ってしまえば、ゴール前ドフリーの状況です。基本的にこの状況で外すことはありえません。
キーパーのファインセーブに注意しながら、確実にボールをゴール枠内に押し込むことを意識しましょう。

○参考例(以下、「+」部分をクリックしてください。gif画像と解説が表示されます。)

|味方から裏抜けパスを受けたら・・・|
1vs0裏抜け.gif

基本的にはctrlによるシュートで問題ありません。
ただし、異常に判定が強い相手が真後ろから迫っているときは、ctrlよりも当たり判定が広いクリックシュートの方が無難です。
 

1vs0応用3.gif

たとえキーパーに蹴り返されても、蹴り返す方向に立ってctrlなどで枠内を狙えば案外決められます。
蹴り返されるかどうか微妙な場合は、カウンターのリスクがないのなら諦めずにボールを追いましょう。

 

|最後尾の相手からボールを奪ったら・・・|
1vs0.gif

移動速度は皆同じなので、ゴールに向かって直線的に進めば、後ろから相手に追いつかれることは通常ありえません。
落ち着いて確実に決められる位置までボールを運んでからシュートしましょう。
 

1vs0.2.gif

ホイールプレスで奪った直後は、ホイールドリブルからのshiftシュートが慣れれば一番安定します。

 

|一見マークに付かれているようでも・・・|
1vs0応用.gif

最低相手と体一つ分以上の間隔があれば、ボフることなくシュートは打てます。したがって、一見するとマークに付かれているようでも、
相手の詰めが甘く、ディフェンスとしての効果を十分に発揮していなければ、実質的には1vs0の状況と変わらないのです。
正確なパスを出せる人が味方にいることが前提となりますが、マークの緩い相手に対しては積極的にクイックシュートを狙って行きましょう。

2vs1の形

相手側ゴール前において、こちらFW2相手DF1の状況です。
FW間の連携が完璧に機能すれば、たとえ相手DFがどれほど完璧な動きをしてもほぼ100%決められる形です。

○参考例

|2vs1の基本は・・・|
2vs1その1.gif

両サイドに展開して相手DFにマークを絞らせないことです。限界までゴールに近づいてシュート成功率を高めます。

 

|壁パス|
2vs1基本.gif
2vs1基本2.gif

シュートがキーパーに弾かれてしまったら、もう片方のFWがボールをゴールに押し込みます。
ボールを弾いた直後しばらくキーパーは動けないため、この間にボールをゴール枠内に入れられさえすればシュートは確実に決まります。

2vs1.gif

よくある形です。サイドからのシュートはプレスを受けていてもボフりません。
最低でも上サイドからは確実にこぼれ玉を押し込めるように練習しましょう。

2vs1攻撃.gif

壁パスの応用です。通常のシュートでは上手く壁パスができない状況で使います。積極的に狙うものではありません。

 

|一見すると2vs2のようでも・・・|
1vs0応用2.gif

ゴール前のDFのマークが甘くなっているため、実質的には2vs1の状況と同じです。
 

2vs1応用.gif

他がごちゃごちゃしているためわかりづらいですが、ゴール前で相手の裏にさえ抜けていれば、
「裏に抜けている人とボールを持っている人vsボールの間にいる相手」という構図となり、これは実質的に2vs1の状況と同じです。
相手の判定が異常に強いと、裏に抜けていても後ろからボールを奪われてしまって安定はしませんが、
即カウンターのリスクがないのであれば狙う価値はあります。

 

|無難なのは壁パスですが・・・|
2vs1パス.gif

このように相手のマークを縫うようにパスが通ると超絶面白いです。(個人的には壁パスよりもこちらが好みです。)
最近はゲームサーバーの影響か判定の強い人が増え、真正面からシュートを打つと弾き返されてしまう頻度が高くなりました。そのため相手によっては壁パスよりもグラウンダーによる横へのパスの方が無難な場面も多々あります。見極めが肝心です。

低角度シュートの形

成立状況:相手DFのプレスをドリブルでかわした/相手によるマークミス

無角度.png

上図の黄枠で囲った辺りまでボールを運ぶことができれば、それなりの確率でロングシュートを決められます。相手にきっちりマークに付かれていてもほとんどボフることなく打てるため非常に強力です。ただし、決まるかどうかはかなりの部分を運に左右され、外した場合、カウンターのピンチともなり得るので状況を見てということになります。
 
また、2vs1の形の応用で、下側から味方が撃ったシュートのこぼれ玉なら、ゴール枠内を狙って思い切り打てば、運に左右されることなくほぼ確実に決まります。上側から味方が撃ったシュートのこぼれ玉も同様に、難易度は上がりますが決めることが可能です。

定石を覚えたら。。。

正確性が求められる基本戦術とは異なり、応用戦術では発想力が重要です。
いくつかそのヒントを紹介していくので、良かったら参考程度にどうぞ。
詳しくは「応用戦術」にて。