[V1.0.6.1] 回避型イーサー二刀(肉のラヴァジャー撃破)

Last-modified: 2019-05-01 (水) 09:59:14

概要

Reaper リーパー

Nightblade ナイトブレイド

Necromancer ネクロマンサー

※このビルドは本Wikiにもビルド例が紹介されているShopping氏の、Dodge Chance Cold WitchHenter Ravager killのアレンジビルドとなります。

samne.jpg

"突然死"(ジコ)るヤツは・・・・"不運"(ハードラック)"踊"(ダンス)っちまったんだよ・・・・」
ハードボイルドな世界(ケアン)を支配するのはッ!
鉄片(カネ)! 攻撃(ボウリョク)!! そして(ラック)!!!



みたいなビルド。

長所:

  • 高い回避率とLS、OAデバフとダメージ減少による生存力
  • 緊急回避手段も豊富
  • 100%WPSによる表記以上のDPS
  • 操作が簡単
  • 画面に緑色多めで目に優しい

短所:

  • 設置攻撃や必中攻撃に弱い
  • ヘルス再生量が低いのでDoTも怖い
  • DA下げの手段がない
  • 耐性の超過が少ない
  • 装備欄にも緑色がある

はじめに

冒頭にも紹介しましたDodge Chance Cold WitchHenter Ravager killはその完成度の高さはもちろんのこと、
スキル・星座の選択が絶妙である、レア品を一切使用していない等、素晴らしい点を挙げればキリがありません。

中でも筆者が特に素晴らしいと考えるのは、その非常に高い拡張性です。
サブマスタリー(OC)に強く依存する部分が毒酸耐性のみであるため、
(原理的には)NBが入るクラスであれば少しのアレンジでほぼ同様のことができます。


・・・・ところでこのShopping氏のビルド、じーっと眺めていると何だかデスマーク以外のセットにも応用できる気がしてきませんか?してきますよね。


もちろん、デスマークセットを崩すということはセットボーナスの投射物回避率30%を失うことを意味しており、元のビルドのコンセプトから覆すに等しい行為です。
しかし、他のセットには他のセットの(デスマークにはない)強みがあり、他のマスタリーには他のマスタリーの(OCにはない)強みがあります。
その長所をもって、失われる要素を補ってやれば良いだけのことです。

そんなことを考えながらコルバトリスタやベルゴシアンインフィルなど色々な回避型アレンジを組んだり試したりしていたある日、
精肉工場の社長がこんなもの↓を落として逝きました。

buki.jpg

直後、これを使ってアレンジしろというイセリアル界からのお告げに違いないという妄想に取り憑かれた筆者は無事乗っ取られ、
かくして行く先々を緑色に染めて回る立派なコジマの妖精アセンダントが誕生しました。
めでたしめでたし

ビルド構成

status.jpg

各種トグルスキル、ニューマチックバーストOn

status2.jpg

上記+リーサルアサルト、マインドワープ発動時


[1.0.6.1 時点]
普段着:https://www.grimtools.com/calc/qNYJJYe2
参考動画(本編ボス、ネメシスなど)

肉のラヴァジャー撃破時:https://www.grimtools.com/calc/62a44xxN
緑が二番手ではないことの証明

[1.0.7.0]
MoTとディケイががっつりnerfされてつらい。
現在調整中。

動画は基本的にGrim Internalsを使用しています。与/被ダメージ等の統計情報もよろしければご活用下さい。
ただし、ラヴァジャーだけは本来のゲームで想定されない要素を一切排除するため、ベースゲームでのプレイ動画となります。

装備

総じて「回避型」「イーサー属性」という条件の下で、割と自然なチョイスになっていると思います。

なので武器・腰・足の3部位のみ参考程度の情報を記載します。

武器(メインハンド):イーサーファイア? マルセル棒 オブアラクリティ?

このビルドを生み出した元凶。

AoMラスボスのMIのためか非常に高性能で、おまけにこれ1本で通常代替スキルまで付いてくるスグレモノ。

殴りリーパー最大の課題である殴りスキルを1部位で用意できるのは非常に素晴らしいところです。

Affixは割と理想的なものが付いたのではと思っていますが、別にコレが必須というわけではないです。特に接頭辞は正直なんでもいいです。

重要なのは攻撃速度で、20%以上の攻撃速度が稼げるかどうかがDPSを大きく左右します。*1

腰:神話級 欺瞞のコード

高いDA補正と若干の近接回避率が付いた腰装備。

一見するとより高い近接回避率とイーサー補正、おまけに高いOA補正まで付いてくる神話級 ファントムスレッドガードルの方がビルドにドンピシャで合うように思えます。*2

このキャラも初めはファントムスレッドガードルを採用していたのですが、ラヴァジャーを6~8割ほど削ったあたりで押し切られて負けるというパターンが何度もありました。*3

そのため装備やスキルの見直しを行い、腰装備を変更することとしました。

他の改善案として神話級 ティンカーの工夫の使用や、装備ではなく星座スキルの変更(天の槍時間拡張)などがありましたが、

前者はスキルブーストがない、後者はレベル上げがダルい操作が増えて面倒くさいという理由で欺瞞のコードが採用されました。

結果はご覧の通りです。・・・・とはいえ、これも「勝てるパターンを引いた」という以上のものにはなり得ませんね。*4

また、ラヴァジャー戦ほどの防御性能が必要ない平時であればファントムスレッドガードルが採用されるかと言うと実はそうでもなく、

普段着は耐性超過が高い方が快適なので、やはり欺瞞のコードに軍配が上がります。

足:サンダーストラック? 石靴 オブアタック?

実家のような安心感。

対ラヴァジャー装備は本家と同様、神話級 レイスウォーカーズを使用しているため割愛。

普段着は上記の通り、耐性超過があると嬉しいのでサンダーストラック石靴を採用しています。

Suffixは本当に何でもいいので、特に希少性はないと思います。

強いて言えばOAが稼げるとクリダメ補正を活かせて気分が良い、くらいです。

スキル

skills1.jpg
skills2.jpg
WPSについてだけ。

まず前提として、基本的にWPSスキルは全て1振り(+スキルブースト)が最もポイント効率が高く、そこからポイントを振るほど費用対効果が落ちていきます。*5
一方でポイントを振るほど効果量が大きくなるのも事実ですので、ビルドの方向性や他のスキルに振るポイントとの兼ね合いによってWPSに払うポイントが変わってくるかと思います。

このビルドは火力の大半を武器攻撃に依存しているので*6、ポイント効率を考慮しつつもしっかりと振ることとしました。
特にリーパーは二刀WPSに非常に恵まれており、容易に変化率100%を達成できるところが素晴らしいですね。

今回、上記のような振り方をしているのはいくつかの(簡素な)理由がありますが、基本的には「費用対効果が最も高い選択をしている」というところに帰結します。
まずはこちらの表を御覧ください。

WPSフレーム数武器参照値武器参照/F
通常攻撃(片手)27F100%3.70
通常攻撃(両手)30F200%6.67
リーピングストライク36F238%~284%
(Lv.4~13)
6.61~7.88
ネクロティックエッジ36F238%~292%
(Lv.4~15)
6.61~8.11
ベルゴシアンの大ばさみ36F256%
(Lv.2~9)
7.11
アマラスタのクイックカット45F180%~276%
(Lv.2~9)
4~6.13
ホワーリングデス36F206%~244%
(Lv.2~9)
5.72~6.77
エクセキューション29F470%~542%
(Lv.2~9)
16.2~18.7

フレーム数は、攻撃速度106%で両手に1.86 Attack per Secondの片手メイスを装備してカカシを殴る様を、動画編集ソフトを使って目視で計測した値です。
目視なのでブレはあると思いますが、複数回の計測で「だいたいこれくらい」という値を取ってきています。

この表はあくまで武器参照値のみを評価しており、他の付加効果については一切考慮していません。
とはいえ、これだけでも割と優先度がはっきりしますね。

まずエクセキューションには迷わずポイントをフル投入します。
他のスキルに比べ圧倒的な火力と成長率を誇り、さらにフラット冷気(→50%イーサー変換)まで付いてくるため言うことなしです。

次に、リーピングストライクも発動率が最大となるLv.9まで振ります。
こちらは純粋に付加効果を目的としたもので、生存力に直結するLSとフラットイーサーによる火力向上を期待します。
Lv.9からLv.10のコスパはあまりよろしくないので他に回します。

残りのスキルについては、まず通常攻撃と比較するところから始めます。
通常攻撃は、仮にメイン/オフ/両手攻撃の発生率を1/3ずつであると仮定すると、武器参照/Fの期待値はおよそ4.68となります。*7
すると上記の表から、クイックカット以外のWPSは1振り+ブーストのみで通常攻撃のDPS期待値を超えられるとわかります。
よってこれらにまず1SPを振ると、RS 25% + NE 18% + BS 12% + WD 12% + EX 20% = 87%の変化率となり、残りは13%です。

この残り13%の変化余地をどうするか、というところですが、まず"変化率を13%未満だけ上昇させる"という選択はこのビルドにおいては避けます
たとえ1%であっても通常攻撃が出る余地があれば、その時点でDPS期待値がだいぶ下がってしまいます。
武器攻撃を主力とする上で、この選択は得策ではないです。おまけに何より収まりが悪くて気になります。
また一方で"13%以上上昇させる"というのも絶対に避けます
WPSが100%を超えると比率を維持したまま百分率に修正されてしまうため、リーピングストライクやエクセキューションの発動率が落ち火力・生存力の双方が低下します。
ということで、"13%きっかり上昇させる"というのがベストな選択であると筆者は考えます。

ネクロティックエッジ、大ばさみ、ホワーリングデスの3種を用いて13%だけ発動率を上昇させる方法は何通りかありますが、
今回は使用スキルポイントが最小となる5ポイントの消費で最大の効果が得られるような振り方をしました。(NE+2SP(+4%), BS+2SP(+6%), WD+1SP(+3%))
6ポイント使用した場合、効果量はより大きくできるのですが、ポイント効率がだいぶ落ちるので他所にポイントを回すこととしました。

星座

基本的には本家と同様に、回避率のある星座を経由しつつ砂時計を目指します。
ただし、このビルドはイーサー型であり、エレメンタル ストームを始めとするエレメンタル系のスキル・星座は不要となります。
そのため紫の親和性を全て捨て、代わりにインプ未亡人天の槍を取得しています。
天の槍のスキルは被打時発動のため回避型のビルドとの相性は良くありませんが*8、避け損なった時にタダで殴らせてやるのも癪なので取っておきます。

スキルのアサイン先について

正直お好みでいいと思います。
下記は参考程度で。

イーサーファイアラヴェナスアース

CDが無いため、できるだけ短時間で多くの抽選が行われるスキルに設定。

雑魚集団にかけると辺り一面を緑色に染め上げてくれます。

アルケイン ボムフレッシュワープトストライクス

重ねがけはできませんが、貴重な耐性低下にも関わらず設置位置が安定しない困ったちゃんなのでCD毎に確実に発動できるよう手数重視。

他にアサイン先が無い、とも言います。

浄化の水 → リーピングアーク

狙って使うため、普段使わない子に設定。

リーピングアークが二刀攻撃だったら良かったんですけどね・・・・。

立ち回り・雑感など

基本的にはニューマチックバーストとリーサルアサルトを維持して殴るだけで事足ります。
ボス系やハルク・マルマス勢など痛かったり硬かったりする相手にはラヴェナスアース+イーサーファイアで攻防を補強します。
強敵相手でもある程度は張り付いていたほうが、高威力・高回転率の武器参照+LSにより安全だったりします(一部例外あり)
また、反射や無敵は容赦なく消していきましょう。

鍵ダンジョン

いずれのダンジョンも特に死ぬ要素がなく、移動スキルもあるため快適に回れます。
道中・各種ボス含め基本的に全て張り付いて倒せますが、評議会3馬鹿の毒沼とガルガボルの亀裂だけは避けたほうが良いです。
またデスストーカーだけはLSによる回復ができず運次第では危険な状態になるので、順次MoT・ヘルスポーション・ブレイドバリアなどを使って持ちこたえるようにします。5秒貼り付いて耐えれば勝ちです。

本編ボス

  • マッドクイーン
    1回目の赤オーラをウロで消し、2回目の赤オーラをグールで耐えると一応棒立ちはできますが、ミスると一瞬で死ぬためオススメはしません。
    また、たまにグールの上から削り殺されることもあるので2回目のオーラにMoTを合わせるとより確実です(動画ではミスってます)
    グール発動時ですら死ぬことがある原因は、おそらくですがだいたいコイツのせい。
    片方の反撃スキルが呼び水となり、お互いに反撃を増幅し合った結果無数のトゲが飛んできて死ぬのではないか、という気がします。
  • 水の古老
    マッドクイーンとは打って変わってまずグールが発動するまで張り付き、グールが切れた直後にMoTを使用して張り付きを継続します。
    基本的には倒し切るまで張り付いていられますが、運が悪いとちょっと危ない状態になるので素直に逃げるかブレイドバリアで時間稼ぎをします。
  • ローカー
    最悪の相手です。
    手数で攻めてくるので「ワンパンを躱す」という戦法が効果的でない上、おそらくは必中攻撃が豊富でイーサー耐性・LS耐性も高いためまず押し負けます。
    トレハン先としてはオススメしません。
  • ラヴァジャー
    基本的にはニューマチックバーストを途切れない範囲で温存しつつ、全力で叩くという極めて単純な戦法です。
    亡霊の歩みの発動中はボーナスタイムなので強気で。
    逆にこれのCDの合間を縫ってMoTやニューマチックバースト、ヘルスポーションなどを回していきます。
    最終的には運なので祈りましょう。

本編ネメシス

  • 旧ネメシス勢
    カモ。
    張り付いて殴るだけで済みます。MoT不要、グールの発動すらありません。ホアフロスト膏薬なども不要です。
    ただし、ヴァルダランだけは別格で、他のどのネメシスよりも危険な存在です。
    参考動画
    実は、ヴァルダランは(マッドクイーンよりずっと地味で目立ちませんが)投射物に対する反撃オーラを持っています。
    そのためマッドクイーンと同じ理屈でおびただしい量の雷ダメージを受け、死にます。*9
  • クバカブラ
    基本的に張り付き可能です。
    ただし血の池が重なりすぎると少々危険なので、適宜MoTを使用すると安全です。
    動画のようにグールで耐えて押し切ることもできます。
  • グラヴァ'スル
    渦を無視して張り付くことも可能ですが、バサバサされた直後などはMoTを使ったほうがなんとなく安定します。
    誘導弾は絶対に避けるようにします。
  • アレキサンダー
    タイマンなら負ける要素はありませんが、メテオは避けるか遮蔽物を使うかした方が良いです。
    (動画では2発目がなかなか降ってこなくてタイミングを測っているうちに、良い位置に飛び込んできてくれました)
    マルマスの連中はボスやネメシスより取り巻きの方がよっぽど危険なので、まずそちらを掃除すると安定します。

コメント

  • ひとまず投稿完了。クルーシブルはまだ一度もやっていないので近々試します -- 筆者? 2018-12-07 (金) 00:20:10
  • 読み物として楽しく、ビルド例としても大変参考になりました、 -- 初心者おやじ? 2019-05-01 (水) 09:59:13

*1 筆者の手持ちの例だとデモリッショニスツ~オブヴォラシティなどがあります。
*2 本家でもこちらが採用されています。
*3 もっとも、回避型というのは結局のところ確率との戦いであり「勝てるパターン」を引けるかどうかの勝負なので、何度も試行すれば勝てていたかもしれません。が、そうした方法はあまり美しくないので却下
*4 因みに、上記の動画は装備を変更して一発目のチャレンジだった、という点は補足しておきます。
*5 ただしクイックカットは除く。
*6 イーサー型リーパーは攻撃スキルの選択肢が少ないため
*7 超絶ガバ理論。近似値程度に思って下さい
*8 その他にもスペクトラルラースイーサーの棘など地味に反撃スキルが多い
*9 正直ヴァルダランに負ける要素など無いと思っていたので、デバフも受けてないのに瞬殺された時は頭を抱えました。