- 東京ヤクルトスワローズ二軍監督・池山隆寛の愛称。現役時代、常に豪快なフルスイングを見せていたことから付けられた。
- 何でもかんでも振ってしまう(=三振が多い)選手につけられる別称。こちらは蔑称の意味合いが強い。類義語に「扇風機」*1がある。
本項では2.について解説する。
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概要
現役全盛期の池山は走塁守備に優れていただけでなく、打撃面で「三振かホームランか」と人気を博した選手で、三振の多さも一つの個性と取られこの愛称が付いたのだが、現在のなんJでこの称号を受けるものは大抵が「とにかく振っても当たらない、三振の多い」マイナスイメージの先行する選手である。その三振を喫する様子が「バットを闇雲に振り回しているだけ*2」ととられ、この蔑称を付けられるようである。
特定の球種に弱い者は「○○ブンブン丸(○○:弱点の球種)」とも呼ばれることがある。
「ブンブン丸」と呼ばれたことのある選手
- ジェイミー・ロマック(元DeNA)
そもそもまともにバットに当たらず三振を量産したため。
- 丸佳浩(広島→巨人)
巨人にFA移籍して迎えた2019年開幕戦で4三振を喫した際に名前も相まって呼ばれた。
- 江越大賀(阪神→日本ハム)
あまりにミートできないため、打席に立つたびに三振が大前提で語られることも珍しくない。
- 廣岡大志(ヤクルト→巨人→オリックス)
関西の高校出身*5・高卒ドラフト2位でヤクルト入り・荒削りだが右打ちの大型遊撃手と池山と多くの共通点があり、池山二世を期待され池山の入団時及び引退時の背番号「36」*6を与えられていた。
2019年には10本塁打を放った一方で確実性には難があり、同年にはワーストタイとなる開幕41打席連続無安打を記録した。
2021年3月に田口麗斗との交換トレードで巨人に移籍。オリックスに移籍した現在でもスラガガー傾向は変わらないが守備難の方がさらに目立っている。
- アデルリン・ロドリゲス(元オリックス→3A→阪神)
オリックス時代の2020年に59試合211打席で55三振、三振率.260。三球三振も珍しくない*7ため呼ばれることが多かった*8。2022年途中から阪神に入団。入団直後は活躍したがチームがコロナ禍に見舞われた頃には冷温停止しており8月中旬に開幕以来の大連敗を喫した一因になりCS開始前に帰国した。岡田彰布からは「取る方が間違っている」とまで酷評*9された。
- 佐藤輝明(阪神)
ルーキーイヤーの2021年、佐藤は前半戦だけで20本塁打を放ち新人王当確と思われた*10。しかし元から三振が多かったことに加え苦手な内角を攻められるなど対策されたのもあって7月以降は極度の不振に陥り、8月下旬~10月頭にかけて野手のワースト記録である59打席連続無安打を記録するなど、最終的には455打席で173三振・三振率.380*11を記録するなどバットに当たらず、ブンブン丸呼ばわりされた。
- 鵜飼航丞(中日)
上述の江越と同様、駒澤大学出身のブンブン丸。近年の中日の選手にしては珍しくパワーこそ本物なのだが*12、その分三振が多く、6月には野手ワーストタイ記録となる9打席連続三振を記録*13。また、初球を空振りすることが多く、監督の立浪和義からは「儀式のような初球の空振り」と言われてしまっている。