ハンバーグ

Last-modified: 2024-03-20 (水) 23:05:52

リック・バンデンハーク(元ソフトバンク→ヤクルト)の別称。


概要

オランダ本土*1出身。本名はヘンリカス・ニコラス・バン・デン・ハーク*2

2015年に韓国サムスンからソフトバンクに移籍。
ソフトバンクはバンデンハークを登録名としたが、この登録名がハンバーグを連想される事から、なんJにおいてはスピードワゴン・井戸田潤の持ちネタ「ハンバーグ師匠」を捩った「バンデンハーク師匠」が別称として定着*3(なおスピードワゴンは2人とも愛知県出身で中日ファンであり、特に祖父江大輔は井戸田とテレビ番組で共演した際に「ハンバーグ師匠の弟子のミートボールボーイ」と公認されている)。


炎上時は「ハンバーグ丸焼け(or黒焦げ・生焼け)」と野次られるのが通例であるが、KBOからの移籍投手には珍しく安定した投球で5年以上NPBに在籍する優良助っ人であり、ソフトバンク時代の2016年には外国人選手としての連勝記録トップの14連勝を記録している。2021年から東京ヤクルトスワローズに移籍したが「イノーアの再来」扱いされるほど奮わず9月下旬にリリースされ、翌2022年4月に引退した。


類例:スパゲティハンバーグ

コーリー・スパンジェンバーグ(SD→MIL→西武→STLマイナー)の別称。
アメリカ出身で、本名はコーリー・ジョセフ・スパンジェンバーグ。「スコアボードに表示できない」という理由で「フィオ」に変更されたジェフ・フィオレンティーノ(元広島)、2021年4月に支配下登録されたケビン・シャッケルフォード(DeNA)と並び、登録選手名の長さでNPB3位タイ*4の9文字記録を持つ。その名前の長さと馴染みのなさから、愛称の「スパンジー」の他に「スパゲティハンバーグ」ないし「スパイシーハンバーグ」など、バンデンハーク同様ハンバーグ呼びされる事が多かった。
パ・リーグTVではバンデンハークと同じく「師匠」扱いされたり、ハンバーグレストランの『びっくりドンキー』よろしく「びっくりスパンジー」と名付けられた動画も上がっている。


前例:バーガーとマクドナルド

  • ホアン・アイケルバーガー(元ヤクルト)
    1989年に所属。名前と成績でインパクトを残した平成初期を代表する炎上神。上記のスパンジェンバーグがやってくるまではNPB最長タイの登録名だった。
    ロッテとのオープン戦では川崎球場のスコアボードに名前が入りきらず「バーガー」と書かれたため、スタンドから大爆笑とともに「マクドナルド!」「モスバーガー!」などのヤジが沸き起こったという。なお「ロッテリア!」との声はなかったとされる模様。
    球速はあったがすさまじいノーコン*5で初登板で無死満塁のピンチを招き、サヨナラ暴投という衝撃デビューを果たす。それ以降も全く活躍できずリリーフで8試合登板のみで途中退団したが、当時の監督関根潤三は後のラジオ番組で「名前が面白くて獲った」と発言している*6
  • ボブ・マクドナルド(元阪神)
    1997年に所属。こちらは投手版バースの再来の再来の化身。かのマイク・グリーンウェルが帰国したわずか6日後の5月20日、古溝克之の不振もありリリーフ左腕を求めていた阪神がテストを経て獲得。しかしノーコンの上に球速もMAX135km/hしかなかったため入団時から酷評の嵐。案の定、一軍でも二軍でも燃えまくり田村勤や弓長起浩らのバックアップにもならず敗戦処理で9試合登板したのみで9月上旬で解雇された。そのファーストネームと年俸の安さゆえに「バリュー価格」と揶揄されたが実力があまりにしょぼかったことと相まって、同年に所属したグリーンウェルともども暗黒時代の象徴と見なされることもある。


他の例

外国人選手の場合、こういった間違い系の読みから別称に発展するケースがしばしある。
例)

  • ウラディミール・バレンティン*7(元ヤクルト→ソフトバンク)→バレンティーノ
  • サムエル・アダメス(元巨人)→アメダス
  • ジョー・ガンケル(阪神→ソフトバンク)→ユンケル
  • 宋家豪(ソン・チャーホウ)(楽天)→チャーハン*8
  • アーロン・ウィルカーソン(元阪神)→ウィルキンソン
  • フレディ・ガルビス(ソフトバンク)→カルピス
  • ジェイコブ・ワゲスパック(オリックス)→ランチパック



また、漢字を当て嵌め日本風の名前で呼ばれることもある。外国人投手の俺達名等もこの流れで付けられる他、日本人の中にこっそり彼らが混ぜられることもある。

  • バンデンハーク→バンデン→番田
  • タフィ・ローズ(近鉄→巨人→オリックス)→狼主
  • トレイ・ムーア(阪神→オリックス)→夢亜*9
  • ドリュー・バーヘイゲン(日本ハム*10)→ヘイゲン→平原
  • ジョー・ガンケル(阪神→ソフトバンク)→岩蹴
  • C.C.メルセデス(巨人→ロッテ)→ベンツ→便津
  • マット・シューメーカー(元巨人)→靴屋
  • ジェフリー・マルテ(元阪神)→丸手
  • ジェリー・サンズ(元阪神)→三途
  • レスリー・アンダーソン(元巨人)→下村
  • マイケル・ピープルズ(元DeNA)→人々
  • シェルドン・ノイジー(阪神)→騒音*11


関連項目


*1 オランダはヨーロッパでは珍しく野球が盛んでプロ・アマ混在のリーグが存在する。代表はヨーロッパ選手権の優勝常連である他、WBCではベスト4の実績も残している。カリブ海の海外領土(アンティル)出身選手が代表メンバーを多くを占め、同地キュラソー島出身でヤクルトやソフトバンクで活躍したウラディミール・バレンティンもオランダ代表として活躍している。その一方で、ヨーロッパのオランダ本土からの選出も投手を中心にいる。
*2 英語読み。オランダ語読みならヘンリークス・ニコラース・ファン・デン・フルク。
*3 また、Twitter界隈では「#ハンバーグを食べてバンデンハークを倒そう」と言うタグが流行したほか、オンラインゲーム「ダイナマイト野球」ではソフトバンクに相当する「ドリーム福岡」に所属する架空選手としてハンハンバーグという投手が登場する。
*4 NPB最長は2023年に育成1位で西武に入団したシンクレア・ジョセフ・孝之助で中点除き12文字。ちなみに2位はソフトバンクのスチュワート・ジュニアで中点除き10文字。
*5 そもそもMLB時代の通算K/BBからして0.99(=奪三振より与四死球の方が多い)とかなり酷いものであった。
*6 関根が若い頃、進駐軍のNo.2として来日していたロバート・アイケルバーガー将軍を連想して獲得したという説もある。
*7 オランダ領アンティル・キュラソー島出身。バンデンハークとは2017WBCでオランダ代表のチームメイト。共にNPBではソフトバンクとヤクルトに所属したがチームメイトだったのは2020年のみ。
*8 公式のプロデュースメニューでも拾われた(動画7:02~)。
*9 自身がヘルメットにこの文字が書かれたステッカーを貼るなどして公式化していた。
*10 2020年から2021年にかけて在籍していたが、2024年に日本ハムに復帰。
*11 ノイジーのスペルは「Neuse」、「騒がしい」は「noisy」。