演技力

Last-modified: 2023-08-16 (水) 13:43:55

プロ野球選手の場合、審判を錯覚させて自チームに有利な誤審を起こす能力を指す。

野球において審判のジャッジは絶対であり、その審判を騙す行為は畜生スキルと認識される。なんJでは野球のライバルであるサッカーを批判する際に、サッカーでファウルを貰おうと痛い振りをするいわゆるシミュレーション行為を「痛いンゴ」と呼び批難していることも手伝い、野球で演技は絶対に許さないという風潮がある*1
なお、審判以外にもプロ野球ファン・視聴者や記者達を騙した場合も含まれることもある。

 

また、演技力の高い選手にはなんJ民から主演男優賞の称号を送られる。この分野の偉大な先人*2として詐欺師と呼ばれた西の達川こと元広島東洋カープ・達川光男や、東の市川こと元横浜大洋ホエールズ・市川和正がいる。


主演男優賞受賞者一覧

2011年 脇谷亮太

詳細→テレビの映りが悪いんじゃないですか

2012年 加藤健

詳細→何が起こったのかな?

2013年 嶋基宏

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2013年9月3日の東北楽天ゴールデンイーグルス対埼玉西武ライオンズ戦(クリネックススタジアム宮城)にて、西武のエステバン・ヘルマンのホームスチールをアウトにして受賞。
参考画像の通り、「明らかに走者の足が先に入り、それでブロックが押された」「完璧な空タッチ」「そもそも嶋の打撃妨害と、投手のボークになるはずのプレー」とアウトになる要素が何一つない状態から、さも完璧にブロックが成功したかのように見せた演技力のみで失点を防いだことになる。
西武・渡辺久信監督は小林達郎球審に「空タッチではないか」と抗議したが、渡辺監督を含む西武ベンチに打者の浅村栄斗、審判員全員の誰一人として打撃妨害とボークの事実に気付かず、結果的に嶋の「名演技」で騙されてしまった

なおこの試合は楽天が1点差で逆転勝利している。

 

嶋のタッチはヘルマンに触れられていない&ヘルマンの足はベースに触れている

時系列赤字は演技力が発動した動作青字はその効果

  1. 投手のケニー・レイがホームベース方向にボールを投じる。その際プレートを踏んでいたことから、これは「送球」ではなく「投球」である。
  2. 三塁走者・ヘルマンのスタートを察知した捕手・嶋がベース上に出る。この動作があまりにも堂々としていたため、球審・小林と打者・浅村(及び渡辺監督ら西武側)は、レイの動作が「投球」ではなく「送球」だったと誤認した可能性が高い。
  3. 打者・浅村が打席の後方へ下がる。「ヘルマンの突入を妨げない」「(レイの動作は投球なのでその心配はないにも関わらず)守備妨害を取られないため」の意図があったと思われる。この時点で浅村は嶋の演技力に騙されている。
  4. ヘルマンの突入に対して嶋は空タッチ。しかしタッチの反動で吹き飛ばされたような素振りを見せた上で、堂々とアピールする。
  5. 上記の挙動から、小林球審は嶋の空タッチを見落としたままアウトを宣告。
  6. 渡辺監督が抗議で「空タッチとヘルマンの足が入っていたこと」をアピールするも判定は覆らず。しかし嶋の挙動が打撃妨害とボークにあたることにまでは発想が及ばず、抗議は行われなかった

2014年 小林誠司

詳細→

2015年 真中満

詳細→リポビタン真中
試合外の出来事で、そもそも10分後には訂正されたが、他に該当者がいないため特別受賞。

2016年 大谷翔平

詳細→キックボクシング大谷

2017年 受賞者なし

演技力を見せた選手は居るには居るが、特筆すべきプレーではないので受賞者なし。

2018年 中谷将大・今江年晶青木宣親

前年とうって変わってトリプル受賞。

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2019年 松田宣浩秋山翔吾源田壮亮近本光司

四人セットで受賞。
詳細→忖度サイクルヒット

2020年 若林晃弘

9月17日の巨人対阪神戦(東京ドーム)の1回表、走者・陽川尚将に対して打球を捕球していない+自ら当たりにいってるように左手を出したにも関わらず、見事守備妨害を勝ち取る。これには解説の篠塚和典も「若林は上手く演技してますね」と若林の名演技を絶賛した*6なお巨
参考:https://twitter.com/Victory_Cyclone/status/1306525168047501312


また10月6日の対DeNA戦においても、走者・神里和毅の二塁へのスライディングが危険と判定されたことにより、若林は守備妨害を勝ち取っているが、こちらも複数のファンやこの日の解説・中畑清等から疑問を呈される疑惑のプレーとなっている。尚、この日の二塁塁審も前回の森以上に悪名高い橋本信治だったためなおさら疑問を持たれることになった。
ただし、同シーズンでは似たような一見普通のプレーに危険スライディングが適用された例があったため、単にこのシーズンから基準が厳しくなっているという声も多い。

2021年 板山祐太郎

詳細→テレビの映りが悪いんじゃないですか

関連項目


*1 ただし、演技力は必須の能力と唱える者も居り、必ずしも全員が全員否定的とはいえない。また、そもそも騙される審判が悪いと言う意見もある。
*2 当時はトリックプレー・珍プレーとして称えられた向きもあり、両者とも意図的にやっており、テレビでは「詐欺師の東西対決」などと紹介されるシーンも多々あった。
*3 今江に関してはバチが当たってしまったのか、後日西武戦でトリプルプレーをやらかしてしまった。
*4 なお、青木は6月30日の阪神戦で岩貞祐太からガチの頭部死球を食らってしばらく欠場しており、阪神戦で危険球に絡むのはシーズン二度目である。
*5 なお翌年5月6日の同カードで岩田は本当に青木に頭部死球を与え危険球退場となった。2年連続ということもあり(前述の通り2018年の死球は誤審の可能性が高いが)青木は岩田を睨み付け両軍ナインが飛び出すなど一触即発状態になった。
*6 なお守備側が捕球体制に入っている場合は走者より守備の方に優先権があるので、この場合は走者が走路を変えてでも守備を避けなければならない。このため守備をしていた若林に不用意に近づいてしまった陽川に非が無いわけでもないという意見もある。ちなみにこの日の二塁塁審だった森健次郎はジャンパイア扱いされ以前から阪神ファンからヘイトを集めていたが、この件と阪神サイン盗み疑惑騒動に深く絡みさらなるヘイトを集めた。