個人サイトネタ/個人サイトとは

Last-modified: 2017-05-23 (火) 20:00:09

個人サイトとは

とにかく個人サイトである。
個人が運営するサイトなので個人サイトである。
ブログやWikiが台頭する前のホームページを指すことが多い。
注意して欲しいのは、ブログは個人が運営している場合が多いが、いかなる場合であれ、
ブログやWikiは個人サイトには含まれない。
何故なら下に列挙されたような特徴が無いからである。
下のような特徴を揃えたページの事を我々は個人サイトと呼んでいるのである。

 

ゼロ年代前半には、
ブログのような「お手軽に日記を書けるサービス」、
Wikiのような「誰でも編集できるサイト」のようなシステム、
mixi, twitter, Facebook, Instagram等々のようなSNSはまだ存在せず、*1
個人がそれぞれホームページ貸出サービスに登録したり、自宅サーバーを立ち上げたり独自ドメインを取得したりするなどして、
ホームページを作っていた。大抵の場合html直打ちである。もしくはホームページビルダー?である。
(勿論この「ホームページ」は誤用で、「ページ」「ウェブページ」「ウェブサイト」等の言い方をするべきなのだが、当時、日本語ではホームページと言えばウェブサイト、特に個人サイトの事であった。これは未だにそうかもしれない。)

 

が、悲しいことに、
geocities, infoseek等の有名なホームページ貸出サービスのサービス終了により、
現在ではかなりの個人サイトが失われてしまい、
2017年5月現在、生き残ったページはほとんど独自ドメイン取得型の個人サイトのみとなってしまっている。
Internet Archiveを使えば閲覧できる可能性があるが、大抵の場合完全な形で見ることは出来ない。

個人サイトの特徴

とりあえず列挙していく。(多分思い出す度に増える)

エンターページ?利用規約?がある。大抵の場合、利用規約は長い。意味もなくクソほどに長い。しかし以下の理由で読まなければならない。
・大抵ダミーエンターがある
・利用規約を読まないでENTERを押すと大抵Yahoo!Japanのトップページに飛ばされる。何故かGoogleじゃなくてYahoo!Japanに飛ばされる。
・あるいは「利用規約をちゃんと読んだ方のみお入りになれます」とダイアログか専用ページで表示される。お前のサイトの利用規約なんて誰も知らねえよ馬鹿
利用規約?の中には大抵毒吐きネットマナーへのリンクがある*2
利用規約?のどこかに、「サイトにアクセスしたい方は以下の○○という文字をクリックしてお入りください」等の形で本物の入り方が書いてある。その○○という文字は、大抵の場合丁寧にリンクが貼ってある証拠のこの下線を何らかの方法で消去され、リンクが貼られていることが分からなくなっている。
・苦労して中に入ると、フレームによってメニュー部とページ部が分割されている
Sorry, this site is Japanese only!
・推奨環境はInternet Explorerです。Netscapeには対応していません
アクセスカウンター?がある
・それに伴ってキリ番報告がある(キリ番参照)
・ステータスバーに文字が流れる
・文字が<blink>タグによって点滅している
・なんかのタグでページ内にもとにかく文字が流れる
・アクセスすると埋め込みmidiが自動で流れる。しかも大抵の場合爆音で。
・マウスカーソルにキラキラしたものや謎の画像がついてくる
右クリック禁止?
バナー?がある
・それも無意味に何種類もサイズがある
直リンクは禁止です!  ?
リンク集?がある
相互リンク?がある
Webリング?同盟?に参加している(特に時間ねぇー元サイト魚拓
・無駄にBBSが何種類もある(BBS、一行BBS、オエビ等、BBS参照)
CGIゲーム?が置いてあるが大抵の場合誰もプレイしていない
・今BBSにアクセスすると大抵外人のスパム?によって埋め尽くされている
・チャットがある
・チャットには人工無能?がいる
・絵茶もある
隠しページ?がある
夢小説?がある
100質(100の質問)?がある
バトンや地雷バトン?を渡されている
・版権キャラ/オリキャラアイコン式座談会がある(参考
大抵管理人が出てくる
・前略プロフィールがある
性別:生物学的には女
・魔法のiらんど
キャラ名「セリフ」式のSSに小説という肩書をつけて公開している
Web拍手?、Web拍手返しがある
・更新履歴がある
・大抵の場合、多忙につき更新停止中という文言と共に更新が止まっている
・(ぁ、(ぉ、(ぇ、(殴、(蹴、(爆、(核、(死、(マテ、(コラ、(ヲイ、(ry、←、打ち消し線、フォント芸の多用

 

余談

当時は「個人サイト」というより「ホームページ」という言い方が、特に一部のタイプのサイトについては「テキストサイト」という言い方が主流であったような気がする。
ブログ、Wiki等の台頭により、元々ホームページの大部分を占めていたはずの個人サイトが隅に追いやられ、他と区別するためにわざわざ「個人サイト」と呼ぶ必要が出てきたのかもしれない。


*1 mixiは当時から存在していたが、最初は「完全実名制」であり、しかも登録にはスタートアップで登録した人間からの直接の紹介が必要だった(現在では誰でも登録できる)。ゼロ年代インターネットなんて根暗オタクしかいなかったのでそんなサービス使う奴誰もいるわけがなく、実質存在しないも同然だった
*2 (※毒吐きネットマナーは典型的な個人サイトなので雰囲気を掴むには良いかもしれない)