概要
「~な気がする」の略。用例を見た方が早いと思うので適当に作ると、「このままだとマジで単位落とす希ガス」「自分でもあまり良い手段じゃないような希ガス」のように使う。
注意点として、文を「~希ガス」という終わらせ方をした場合、その後ろに何もつけてはいけない。例えば、「~希ガスw」「~希ガス←」「~希ガス(笑)」等と書くのは生では絶対に存在しない用例であり、一瞬で2chにわかがバレる重罪である。何故誰も「~な希ガス」の後ろにつけないのか?それは分からない。理由も見当たらない。完全な謎なのだ。それでも何故か誰もつけないのだ。むしろ私自身、「~希ガス」文を使った時に誰も文末にそれ以上何も加えないということを記憶を掘り起こして気付いた。慣習というのは時として誰にも気づかれないまま様式を規定するほど恐ろしい力を持つものなのである。
元ネタ
言うまでもなく高校化学の希ガスが元ネタ*1。希ガスという単語が分からない厨房?やゆとり?は学校で習うまで待つか自分で勉強するか、バレないように使ってください。実際自分は「希ガス」という単語を「~な希ガス」とインターネットで連呼し始めてから何年も後に知りました。あと「単位が落ちる」という単語も大学に入るまで意味を知りませんでした。でも年齢を誤魔化せるのでとりあえず意味もよく分からず単位が落ちることにしていました。
この辺りの事情は、今(2018年08月28日)の10代の方には分からないかもしれませんが、当時のインターネットには「とりあえず大学生以下は無条件で叩かれる」という不文律が存在していました。このため大学生や社会人のフリをしたり、他人の喋り方を真似たり、2chの無味乾燥とした年齢や性別の見えない文体を身に着けたりする必要が非常に高かったのです。
こういった事情が、何故1つのスラングがそれぞれ異様なまでに使い回されていたのか、今やけもフレ語録やポプテピ語録ですら3ヶ月もあれば誰もが使わなくなってしまうのにも関わらず当時は10年近くずっと同じ単語が使われていたのか、異様な数の改変が存在するのか、そういったことに深く関わっていたりします。我々はただ意味も分からずとりあえず同じ喋り方をして面白いコピペ改変をするしかコミュニケーション手段を持ち合わせていなかったのです。