無印から登場しているアイテム。防御力を一時的に強化する。
概要
- 怪力の種と異なり、防御力上昇という攻撃を受ける前提である効果な上に、
たった数%という防御力の上昇量や、効果時間も3分という中途半端さも相まって保険としても使いにくい。
基本的に相方である怪力の種のように、単純に防御力を上げる目的で使うことは少ないとされる。- そもそも、アクションゲームでは効率的な攻略を突き詰める場合、
防御力を上げて生存率を上げる暇があるなら、攻撃に手を回した方がいい。
MHも例外ではなく、すなわち「攻撃は最大の防御」という考えが広く浸透している。
攻撃力を上げると、相手を怯ませやすくなり、結果的にモンスターの攻撃手数を減らすことができる。
更に討伐時間短縮に繋がり、仲間が倒される可能性も減らせる。 - またMH無印~MHPまでの間は防御力が20上がるのだが、
もとの数値が低いため現在と比べて恩恵が極めて高い。
具体的にはN級において防御力100→120では4%、G級でも180→200で3%ほどダメージカット率が上がる。
怪力の種もそうだが、当時はなかなか強力だったのである。
一方でMHW:Iでは30上がるが、マスターランク最後まで行くと1100くらいの防御力になり
この状態で使う場合ダメージカット率が僅か0.1%程度しか上昇していない(6.7%→6.6%)。
- そもそも、アクションゲームでは効率的な攻略を突き詰める場合、
- しかし、回復アイテムとして見れば話は別である。
これを飲むと「防御DOWN(腐食やられ)状態(防御力DOWN)」を打ち消すことができる。
防御力DOWN状態になっていると、受ける物理ダメージの量が倍近くまで跳ね上がるため、
アカムトルムやイビルジョーなど、腐食やられを伴う攻撃を行ってくるモンスター相手には充分採用する価値がある。
特に世界ジョーや覇カムのように攻撃力が大幅に上昇している個体相手では
防御力DOWN状態で攻撃を貰おうものなら即致命傷になるため、
これらのクエストに於いてはぶっちゃけ必須アイテムと言っても過言ではない。- 防御DOWN対策には勿論、硬化薬や忍耐の丸薬でも代用可能。
特に前者は、防御DOWNを打ち消した上で防御力を上昇させられるため、単純に治療目的ならば効果が上である。
ただ、忍耐の種にも入手が容易、ポーチに10個まで持ち込める、
広域化で飛ばすことができるなどのメリットがあるため、どちらが優秀かは人によって判断が異なるだろう。
- 特にMHFに於いてはエスピナス亜種やアビオルグ、UNKNOWNのほか、
特異個体のフルフル亜種やクシャルダオラ、アカムトルム(多くの攻撃に付加している)など、
防御DOWN効果付きの攻撃を繰り出すモンスターが多いのも特徴
(こうして見てみるとフォワード.1以降に実装されたモンスターが大半であるが)。
アイテムポーチ整理の段階でこのことを忘れがちなモンスターもいるのでこれらは特に注意が必要。- ちなみに忍耐の丸薬でも同様の効果を得られる上、
ガッツポーズが作品によって省略されていたりするので、
調合素材を入手しやすいMHFでは種ではなく丸薬で対応するハンターも少なくない。
- ちなみに忍耐の丸薬でも同様の効果を得られる上、
- 防御DOWN対策には勿論、硬化薬や忍耐の丸薬でも代用可能。
- 勿論、これらのような特定の需要に対してではなく、普通に防御力を強化するのにも有効。
あまりメリットがないように先述したが、
スキルの関係でギリギリ攻撃に耐えられない防御力になっているガンナーや、
最序盤の防具ではそろそろキツくなってくる中盤には結構頼りになるアイテムである。
実感しづらいと思うが、少しでも防御力が上がったおかげで乙らずに耐えれた、というケースもなくはない。
ただし時間制限があるので、モンスターの怒り状態に合わせて使うなどの工夫が欲しい。
- MH4ではモンスターのフンの山からの採取でもまれに手に入ることがある。
忍耐の種も現実の木の実のように、動物に食べられてそのフンから発芽し、
生息範囲を広げるような繁殖方法を取っているのかもしれない。
種子が未消化ということは元々は忍耐の実とでも呼ぶべき果実に包まれていたのかもしれない。- しかし、そんなことより問題なのは、たとえフンの中から見つけ出された種であろうと、
コマンドを入力すればハンターは何のためらいもなくその場で口にすることである。
現実でも遭難時やサバイバルなどであまりにも食糧が不足した時に
動物の糞から種子を取り出して食べるという話は実際にあるが、基本的に(色々な意味で)最後の手段とされる。
ハンター稼業はかくも大変なものであるということか…。 - モンスターの消化器官を抜けた種でも効果があるのは、噛み砕いて中身を食べているということかもしれない。
- しかし、そんなことより問題なのは、たとえフンの中から見つけ出された種であろうと、
- MHWorld以降では忍耐の種と不死虫との調合で硬化の粉塵を作成可能で、
広域スキルを使わずとも周辺のハンターに防御力+20のバフを掛けられる上、
手軽に防御DOWN効果も打ち消せるようになっている。
- MHW:Iでも需要は基本的に変わらないが、災禍転福スキルを搭載している場合は話が変わる。
イビルジョー限定だが、防御デバフを打ち消すことで災禍転福の発動条件を満たせる。- とはいえ龍雷をわざとくらったほうが手っ取り早く、被弾できる機会も多いため、
実践しているハンターは少ないのが現状。
防御力が下がったところで攻撃力は関係ないため、放置するハンターのほうが多いか。
- とはいえ龍雷をわざとくらったほうが手っ取り早く、被弾できる機会も多いため、
- MHRiseでは当初、防御DOWN効果を持つ攻撃をするモンスターはオルタロスしかいなかったため、
対防御DOWNスキルが未実装ではあったが、それでもほぼクエストに持ち込まれることは無かった。
だが後にサンブレイクの大型アップデート第二弾で、その攻撃の使い手として新たにエスピナス亜種が登場。
相変わらず対防御DOWNスキルは未実装の為、持ち込む意義が生まれた。
余談
- この種に限った話ではないが、どんな植物の種子なのかは未だに謎だったりする。
畑で栽培できる一方で繰り返し収穫することはできないことから、多くの野菜などと同様に一年生植物の可能性が高そうだが。
畑での栽培や交易で増産が可能な辺り、生態解明はおおよそ済んでいそうではあるので、
直接狩猟には関わらないためにハンターの耳に入らないだけかも知れない。