モンスター/イビルジョー

Last-modified: 2024-04-15 (月) 01:28:34
種族
獣竜種(竜盤目 獣脚亜目 (不明) 暴竜上科 イビル科)
別名
恐暴竜(きょうぼうりゅう)
英語表記
Deviljho
危険度
MH3・MH3G・MH4・MH4G・MHX・MHXX:★6, MHP3:★8
登場作品
MH3, MHP3, MH3G, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHWorld, MHW:I, MHF, MHXR, MHST, MHST2, MH-R, MHNow
狩猟地
孤島, 砂原, 水没林, 凍土, 火山, 渓流, モガの森, 遺跡平原, 地底洞窟, 原生林, 氷海, 地底火山, 天空山,
未知の樹海, 雪山, 砂漠, 旧砂漠, 沼地, 森丘, 古代林, 塔の秘境, 密林, 遺群嶺,
古代樹の森, 大蟻塚の荒地, 陸珊瑚の台地, 瘴気の谷, 龍結晶の地, (導きの地)*1

派生作品

派生作品に関しては下記の記事を参照されたし。
モンスター/イビルジョー/派生作品

目次

生態・特徴

他に類を見ない凶暴性と異常なまでの食欲を持つ事で知られる大型の獣竜種。
自らの生命活動を維持するために他のあらゆる生命を糧とするとして恐れられる特級の危険生物であり、
ハンターズギルドからは《恐暴竜》とも呼称され、その出現と脅威を警戒されている。
濡れ光る暗緑色の鱗に覆われた体躯、異様に太く強靭に発達した後脚と尻尾、
そしてそれらと比較すると極端なほどに小さく退化した前脚が特徴。
非常に代謝が高く、体温と巨体を保つために常にエネルギーを欲しており、
過剰なまでに食糧を追い求め続ける性質を持つ。
首元まで裂けた巨大な口と無数の棘に覆われた顎からも想像できるように完全な肉食性で、
その捕食対象は文字通り「ありとあらゆる生物」。
小型モンスターから地域に君臨する大型竜、果ては古龍種やそれに匹敵する生物まで
目に映る者全てを喰らい尽くそうとする。
実際にリオレウスレイギエナなどの地域の主として君臨するモンスターをも圧倒し、
一般の生物では近付くことすら困難な爆鱗竜バゼルギウスを相手にしても
積極的に捕食を試み、ほぼ互角に争える凶暴性と戦闘力を併せ持つ。
その危険度は超越者たる古龍種にも並び立つとされ、「健啖の悪魔」や「貪食の恐王」などの異名でも知られる。
特定の地域を自分のテリトリーとして定める事は無く、常に獲物を求めて各地を彷徨っている。
その性質からハンターズギルドでも各個体の動向を完全に把握・監視する事は難しく、
全く関係のないはずのクエストに出向いた先でイビルジョーに遭遇したというケースも多数報告されている。
渓流や水没林などの気候の安定した地域では勿論、昼夜での寒暖差が激しい砂漠地帯、
凍土、火山、氷海、火山活動を開始した地底洞窟といった極めて厳しい環境下にある地域、
更には周囲から隔絶されている筈の孤島や天空山にすら姿を現し、
新大陸古龍調査団が滞在し、調査を続けている「新大陸」でも目撃情報が頻発している。
現在ではイビルジョーの目撃情報は世界中に及び、その環境適応能力は非常に高いと思われる。
また、その性質から他の大型モンスターのテリトリーにも平然と侵入し、
テリトリーの主を含めた地域一帯のモンスターを喰らい尽くすことで生態系を崩壊させてしまう
実際に、とある地域に生息する全生物の個体数が突如として激減、
地域一帯の生物が絶滅の危機に瀕するという事件が発生し、
その原因がイビルジョーの襲来だったという事例もあった。
これらがイビルジョーが「全生態系にとって極めて危険」とされる所以である。
全身が異常に発達した筋肉の塊であり、圧倒的なまでの攻撃力と制圧力を兼ね備える。
その膂力は、飛竜の中でも屈指の巨体を誇る角竜ディアブロスの突進を難なく抑え込んだ上
中型モンスターも同然に軽々と持ち上げて地面に叩きつけるほど。
桁外れの咬合力を持ち、十数mサイズの生物であれば喰らいついたまま自在に持ち運ぶことすら可能。
場合によっては咥えた獲物をそのまま武器のように振り回し、周囲の障害物を悉く破壊する勢いで暴れ回る。
脚部の筋力も巨体を支えるために頑強に発達し、ほぼ垂直に聳える岩壁も脚爪を食い込ませて難なく登っていくほか、
巨体に見合わぬ跳躍でもって獲物に飛び掛かり、そのまま自身の体重と膂力で
強引に抑え込んで捕食してしまうこともある。
脚力を活かした踏みつけも得意としており、岩盤を隆起させるほどの足踏みを見せるほか、
高所からの跳躍を伴う圧し掛かりは中型モンスターを一撃で絶命させる威力を誇る。
その膂力と凶暴性から、落とし穴による拘束でも完全に無力化することはできず、
拘束中に暴れ回って周囲のハンターを吹き飛ばすこともある。
なお、軽度の運動でも相当なエネルギーを消費してしまうため、他のモンスターと比較して疲労しやすく、
獲物や外敵との戦闘中にも喘ぎながら立ち尽くすなど、唐突に大きな隙を晒す場合がある。
しかし、その隙に受けた相手からの反撃やより強くなる飢餓感に追い込まれ、
更に凶暴性に拍車が掛かっていく危険性もあり、一概に弱点とも言い切れない。
顎を覆うように無数の棘が生えているが、この棘は口外にまで発達した牙である。
この顎と牙は単純に獲物を攻撃、または捕食するためだけのものではなく、
時には地面を削るように掘り起こして地中を移動したり、
地面の岩を抉り出し、そのまま放り投げて距離を離した獲物への攻撃手段とする。
また、疲労が溜まると口蓋から特殊な唾液を垂れ流すようになる。
この唾液は触れた物を瞬く間に腐食させるほどの強酸性を持ち、
その牙に掛かった獲物の甲殻を侵食・軟化させて息の根を止める。
ちなみに地面に顎を擦り付けて古くなった牙を削ぎ落とす行動が目撃されており、
イビルジョーが徘徊した地には牙の破片と無数の傷が地面に残されていることがある。
その巨体にも拘らず外殻が殆ど発達しておらず、頭部以外には自身を守る強固な鎧を持たない。
そのため、獲物との激しい戦闘の際につけられたと思われる大小様々な古傷が身体中に見られ、
現状としては無傷な個体の目撃例はほぼ皆無である。
これらの傷はそれだけの大物に打ち勝って捕食してきたことの証左でもあり、
一般的には古傷が多いイビルジョーほど危険とされる。
興奮時には全身の筋肉が赤く染まり、同時に背中を中心に大きく隆起するが、
同時にイビルジョーの身体に刻み込まれた古傷が再び開き、尋常ではない苦痛をもたらす。
その痛みがイビルジョーの凶暴性と攻撃力をさらに加速させ、瞬く間に相手を叩き伏せるという。
また、体内にはなんと龍属性のエネルギーを精製する器官を持っているらしく、
興奮時はそのエネルギーを口元に燻らせ、赤黒いブレスとして吐き出して攻撃に利用することもある。
桁外れの凶暴性と攻撃力を誇り、並の大型モンスターを圧倒するほどの力を持っているが、
本種の最大の武器でもあるその牙と顎は同時に急所の頭部に直結した部位でもあり、
自身と互角に渡り合える実力者相手には、そこを突かれて思わぬ痛打を与えられる場面も見られる。
事実、金獅子ラージャン爆鱗竜バゼルギウスとの縄張り争いにおいては、
先手を取って喰らい付いた状態でありながら、金獅子の凄まじい膂力や爆鱗竜の爆鱗の炸裂によって拘束を抜け出され、
同時に顔面への強烈な反撃を許してしまう姿が目撃されている。
基本的にイビルジョーにとって自分以外の生命体は糧でしかなく、
2頭のイビルジョーが鉢合わせた場合は壮絶な乱闘に発展し、
その戦いに敗北した個体はそのまま勝者に捕食されてしまう場合も多い
しかし、他個体のイビルジョーを捕食すれば、その個体が保有していた龍属性エネルギーも同時に摂取してしまう事になる。
これによって過剰な龍属性エネルギーが体内に蓄積されていき、最終的には自身に致命的な悪影響を及ぼす危険性もある。
このような性質のためにほとんどの個体は天寿を全うする事は無く、大型モンスターの中でも比較的短命とされる。
ただし、獲物を大量に捕食して栄養の満ち足りた数日に限り、
特殊なホルモンが分泌される事で他個体と遭遇しても捕食行動に入らなくなるらしい。
そしてその短期間の中で成熟した雄と雌が出会うと交尾が行われるという。
非常に危険なモンスターであることから生態の殆どが不明であり、
ハンターズギルドでは現在最重要調査対象として研究が続けられている。
同時に希少種や古龍種に匹敵、あるいはそれさえも上回る脅威として常に注意喚起されている。
無論、基本的に相応の実力が認められたハンターでなければ、
イビルジョー自体の狩猟クエストの受領は許可されていない。
たとえ小型モンスターの掃討や素材の収集など、
本来は新人ハンター向けとして斡旋されるようなクエストであっても、
ほんの僅かにでもイビルジョーとの遭遇の危険性があれば、
それだけで危険度や難易度は桁外れに跳ね上がり、クエストの受領は大きく制限される。
その危険性の高さから、素材が市場に流通することは非常に珍しい。
しかし、多くの行商人の間ではイビルジョーの素材は不吉の象徴として忌み嫌われている。
また、無数の傷や獲物の返り血を受けた影響でその皮や鱗はドス黒く変色し、
不快なぬめりや強い悪臭も伴うために加工屋にとってもそれらの素材は非常に厄介な代物である。
更に一部の素材には怪しげな噂も囁かれており、希少性や取引価格に反して非常に不人気である。
また、それらの素材で作られた武具にはイビルジョーの狂気が宿り、
いずれは所有者にまで牙を剥くとまで語られる物も存在する。

概要

  • 暗緑色の巨体を持ち、ティラノサウルスに代表される大型獣脚類のような姿をした獣竜種。
    モンスターハンターの世界では珍しく甲殻らしい甲殻を有しておらず、
    現実世界の恐竜のように頑丈な表皮と僅かな突起物のみを備える、シンプルなシルエットを持つ。
    極太の尾を持つ一方で頭部は比較的小さいなど、細部に相違点が見られるが、
    少なくとも肉食恐竜をモチーフとして誕生したモンスターであるのは間違いないだろう。
    • また、全体的にどっしりした体格であり、更にそのぶっとい尾がかなりそれっぽいことから、
      体色も相まって「巨大なゴーヤに手足が生えた」という印象も受ける。
      切断した尻尾の断面を見ると寧ろオクラに近いが
  • かつて凶暴なモンスターとして猛威を振るったティガレックスディアブロスをも超える獰猛性を誇り、
    大食いモンスターの代表格であったババコンガを遥かに凌ぐ大食漢。
    一般モンスターとは一線を画する戦闘力を持つ、所謂ラージャン的ポジションのモンスターである。
    • MHP3やMH3Gではクエスト名で「最恐」とも表現され、
      その暴竜という名の通り多くのハンターに恐怖とトラウマを植えつけた。
    また、MH3で導入された乱入制度」の象徴といえる存在でもある。
    これはイビルジョーが餌を求めて常に各地を彷徨い歩いているためで、
    3シリーズではなんと上位以降のほぼ全てのクエストに乱入してくる
    (採取クエはもちろん、大型モンスター狩猟クエにもお構いなく登場する)。
    更に特定のテリトリーを持たないという関係からどのフィールドでもランダム(割と高確率)で出現し
    水中を除けばどんなエリアにも姿を現す。
    • 乱入の仕様上、同エリアにイビルジョーが現れると突然BGMが上書きされ、凄まじい咆哮が轟くことになる。
      事前情報を仕入れずにクエストに挑んでいたハンターたちは皆、驚愕したことだろう。
    • 逆に、イビルジョー単体狩猟クエストには基本的にモンスターが乱入してこない。
      イビルジョーの危険性を本能が察知していたりするのだろうか…
      一部作品には例外と言えるクエストが存在する*2ものの、
      ラージャン(と魔物)以外の乱入者はイビルジョーと鉢合わせた瞬間に尻尾を巻いて逃げ出すことになるので、
      実質的には乱入されていないも同然である。
    言ってしまえば、性質としては狩猟対象より格上の乱入キャラ
    突如何の告知もなしにフィールドに現れ、狩猟対象を追い払い、ハンターに牙を剥き、
    狩場に大混乱をもたらすその姿は、正しく「暴君」といえる。
  • また、過剰なまでの捕食欲求を持っているという設定から、
    空腹になると小型モンスターはもちろん、大型モンスターに対しても捕食行動を行う
    通常の大型モンスターは空腹になると草食竜を襲ったり死骸を食らって腹を満たそうとするのだが、
    イビルジョーはなんと同エリアにいる他の大型モンスターに積極的に攻撃を加える
    (交戦中=発見状態時に行う事は稀だが、発見状態でなければほぼ確実に見られる)。
    現在のところこのような行動を取るモンスターはイビルジョーをおいて他におらず
    イビルジョーの異常な性質を浮き彫りにしている。
    • この仕様から、捕獲クエストでは弱った捕獲対象が空腹状態のイビルジョーによって倒されてしまい、
      クエスト失敗になる危険性がある。
    • 捕食対象についてはいくつか情報が存在し、ハンターやオトモへの捕食攻撃のほか、
      討伐済み(あるいは自ら倒した)大型モンスターの死骸を貪る姿が確認されている。
      また、戦闘に巻き込まれたものであれば小型モンスターの死骸も食べるようだ。
      過去作では死体の補食が終わってしまうと、食われたモンスターの剥ぎ取りが出来なくなるというハタ迷惑さも備えており、
      目当てのモンスターが食われそうなら閃光や罠で足止めする手間に駆られたりもしていた。
      ただしシリーズによって差異があるという報告もあり、はっきりした結論は出ていない。
    • また、常に腹を空かせている生態通り、疲労するのが非常に早い。
      確かに罠肉に引っかかる*3、疲労時共通の棒立ちといった弱体化はあるが、
      他のモンスターと違って極端なスピード低下がなく、却って厄介になる点も少なくない。
      何より頻繁に繰り出す捕食攻撃が怒り時のブレス以上に痛いのが最大の脅威。
      こやし玉は乱入以上に拘束対策として最重要アイテムと言える。
      また唾液には防御力ダウン効果があり、疲労時の顎を使う攻撃のほとんどで防御力が下がってしまう。
      疲労が回復すれば大抵そのまま怒り状態に移行するため、放置しておくと致命傷になりかねない。
      忍耐の種の持ち込みや鉄面皮の発動など、状況によってはこちらの対策も考えておきたい。
  • なお、イビルジョーの後脚はどっしりした身体つきとは不釣り合いなほど細い。
    一体どうやってあの巨体を支えているのであろうか……。
    尻尾が切断されたら間違いなくバランスを保てなくなり、まともに立つことすらできなくなりそうなものだが、
    ゲーム中ではそんな状態には陥らず平然と暴れ続ける。
    渾身の力を込めて地面を踏みつければ、地響きを起こすことができるほどの力を秘めていることもあり、
    見た目が細いだけで、中身は凄まじい容量の筋肉が詰まっているのだろう。
    • なお、両前脚についても野太い尻尾や巨大な頭部と比較すると非常に小さい。
      前脚を使った攻撃が事実上存在しないことも考慮すると、強靭な顎の発達に伴って退化した可能性が高い。
  • 近年ではすっかりラージャンと並び立つ"古龍級生物"の代表格として知られるようになった本種だが、
    意外にも設定資料やゲーム中において古龍種との明確な比較がなされたことは、
    初登場の2009年から2019年になるまで一度としてなかった
    単純な「強さ」が押し出されることが多いラージャンとは異なり、
    生態系を破壊するほどの暴食ぶりやあらゆる生物に見境なく襲いかかる貪欲さなど、
    暴食の権化としての性質がフィーチャーされやすいという事情もあるのだろうが。
    時は流れ、2019年1月29日発売のMHWorld設定資料集においてようやく、
    その危険性は古龍種に並び立つと明言された
    • とはいえ、各作品に於いて必ず古龍種と同等に設定されている危険度(後述)や強さランク
      「そんじょそこらのモンスターとは格が違う」といった依頼文の台詞、
      各生態系の頂点をあっさりと捕食し、地域一帯の生物を絶滅に追い込むという設定*4など、
      設定やシステム面では古龍に匹敵する力を持つ生物であることがこれでもかというほど強調されていた
      したがって公式声明がなされる以前から、本種が古龍級生物に該当することはほぼ確定的であった。
    • 空腹時にラージャンやキリンと鉢合わせた場合は躊躇なく捕食行動を行う。
      MHWorld以降と違い、生態系の描写が強く描かれていない(形式上のものであった)MH4時代のモノであるため、
      意図的にプログラムされた行動かは定かではないが、ビジュアル的には圧巻の一言。
  • 危険度は基本的に作中における最高ランクに定められており、強大な古龍種やアカムトルムらと同等。
    MH3Gではナバルデウス通常種の危険度が5に定められていたため、
    危険度6であったイビルジョーは、危険度の上では超巨大古龍を凌駕していたことになる。
    …ただし、ナバルデウス通常種は村下位にしか登場しない*5という
    ゲームシステム上の制約も影響していると思われるが。
    • MHX(X)ではラージャン共々危険度6に定められており、
      最高ランクである危険度8を2段下回るという前代未聞の事態が発生した。
      ドス古龍は危険度7であるため、生態系を破壊するという行為自体は脅威だが、
      ハンターにとっての危険度という意味ではやはり異能を有するドス古龍達には一歩及ばないようだ。

MH3

  • 初登場したMH3ではオンラインモードの☆4以降に出現する。
    イベントクエストを除けばMH3の裏ボスと言えるモンスターである。
    前述のように、凄まじい攻撃力で暴れまわっていた事はあまりにも有名であり、
    初登場のインパクトも相まって、この作品がイビルジョーの全盛期だったと評するハンターも多い。
    約12000というラスボスのアルバトリオンをも凌ぐ驚異の体力を誇り、*6
    若干ではあるが全体的に行動スピードが以降の作品と比べて速く、
    特にデンプシーやタックルを使った後の隙はMHP3以降のそれと比べると明らかに小さい。
    しかし一方で、それは同時に、スキルなしでのフレーム回避が容易であったとも言える。
    • なお、体力こそアルバトリオンを上回ると言ったが、
      肉質面はそれなり~かなり柔らかい部位が随所に見受けられるため、
      実際のタフさは、厳しい肉質の部位ばかりのアルバトリオンの方に軍配が上がる。
  • 当時は発見時とエリア移動時の歩行にそれなりのダメージ+吹っ飛び(受身可能)属性がついており
    (MHP3以降は接触しても小ダメージ+尻餅をつくのみ)、
    ガンナーや下位防具の場合は歩行に接触しただけで結構なダメージを食らう……という恐ろしい状態であった。
    当時唐突に乱入された挙句、いきなり顎でどつかれて吹っ飛んだハンターの心中は察するに余りある。
  • 今でこそイビルジョーに毒属性は有効とされているが、
    実は初出のMH3においては大タル爆弾一つ分にも満たない程度の効果しかなかった。
    毒属性が大きな効果を発揮するようになったのはMHP3からである。
  • イビルジョー自体を狩猟対象としたクエストは☆4時点では存在せず、
    アルバトリオンを討伐してからでないと受注することができない。
    やろうと思えば乱入したジョーを狩猟することはできるし、
    イベントクエスト『マガジン・恐暴竜調査班!』は上位に上がってからすぐに受注する事が出来る。
    とはいえ、この時点の防具ではほぼ全ての攻撃が即死級の威力という次元そのものが違うパワーを誇るので、
    深く考えずにイビルジョーに挑んだ上位上がりたてのハンター達は、皆例外なく地獄を見たという。
  • 2010年3月19日から新しいイベント「世界を喰らう者」が追加された。
    これは孤島で公式チートサイズと言っていいほど大きいイビルジョーを狩猟するものである。
    今のところMHP3以降の作品でもこのサイズを超える個体が出現するクエストは一切ない。
    詳細はリンク先を参照。
    • なお、このクエストはMH3における最後に追加されたイベントクエストである。
  • 上述の通りイベントクエストを除けばアルバトリオン討伐後に解放されるHR帯にて漸く単体狩猟解禁となるのだが、
    クエスト一覧を開いた瞬間「イビルジョーの狩猟」というなんとも簡潔なクエスト名がズラリと三つ並んでいた*7
    上位以降のクエスト名に簡潔な「〇〇の狩猟」が多いのはMH3全体の特徴であるが、
    全く同一名称のクエストが連続するというのは歴代でも例がなく、中々のインパクトを残した。
    今なおクエスト名のネーミングが話題になる際は時折ネタとして取り上げられたりする事も多い。
    • 特に本作での事例が有名だが、
      MHP3以降の作品でも凝った名称や依頼文のクエストは強化個体や飢餓個体であることが多く、
      通常個体の狩猟クエストの名称はシンプルに「イビルジョーの狩猟」であることがほとんどである。
  • イビルジョー乱入時にはWiiが比較的大きなディスク読み込み音を鳴らしていたため、
    慣れた人はこの音を乱入時の目安として上位クエストを遊んでいた。
  • MH3当時は素材アイコンの色が煌黒龍を差し置いて黒であった。
    MH3のみ素材アイコンの色が違う例は他にクルペッコウラガンキンジエン・モーラン等の例がある。
    (それぞれMHP3以降は黄緑色黄色に変更されている。)

MHP3

  • 当然と言うべきかMHP3にも進出。村最終クエストでは初めてムービーに登場した。
    ただ、MH3と違い戦う頃には防具が整っている場合が多く、流石に喰らったら瀕死とまでは行かない。
    • Pシリーズ故のソロ狩猟も考えてか、肉質はMH3に比べて平常時は結構柔らかくなっている。
      新モーションの大回転薙ぎ払いは、出始めに噛み付きを行い、そのまま一回転して尻尾で薙ぎ払う。
      だが、イビルジョーの懐に入れば被弾することは滅多になく、危険度は少なめ。
  • なお、本作よりMH3Gを除いてモガの村専属ハンターがいないタイミングで孤島に迫るようになる
    モガの村専属ハンターの不在を察知する事でも出来るのだろうか。
  • 余談だが、本作では同じく肉食恐竜をモチーフとした外見を持つティガレックスが復活した。
    凶暴な性格や獲物を求めて広い範囲を移動する点など、設定面でも意外と共通点が多い。
    • 最強と最恐!」では初登場となるティガレックス亜種とイビルジョーの共演が果たされ、
      文字通り最強と最恐が鉢合わせするという最悪の事態も起こる。
      まあ、実際に顔を合わせても強さランクの低いティガ亜種の方が早々にエリア移動してしまうが。

MH3G

  • 乱入システムがMH3仕様に戻ったため、プレイヤーのトラウマが舞い戻った
    (まあ今となっては悪夢序章過ぎなかったのだが)。
    村、港どちらにも現れ、挙句の果てにモガの森にも現れるようになった。
    一昔前にこの類のガセネタが出回ったが、まさか本当に出るとは…スタッフの配慮だろうか。
  • 村クエストではエンディング後に緊急クエスト扱いでイビルジョー戦を受けられ、
    裏ボス的な立ち位置のままであるが、タンジアの港のクエストでは
    上位とG級それぞれでイビルジョーの狩猟クエストがキークエストとなっており
    絶対に避けて通れなくなっている。
  • また、今作では遂に渓流にも姿を現すようになった
    出現及び休眠場所はエリア8。その他の活動エリアはエリア2,6, 7, 9となっている。
    ただ、渓流でイビルジョーを狩猟するクエストは存在せず、
    渓流で戦闘するには乱入個体と遭遇するしかない。
    更に、通常の個体が渓流に乱入してくるのは港上位の「大空を制す、蒼天の王」のみで、
    しかも60%という中途半端な確率である(残りの30%でナルガクルガ、10%でドスジャギィが乱入する)。
    イビルジョー飢餓も、渓流が指定地となっている高難度クエストには
    全て出現する可能性があるが、如何せん出現率が低いので、狙って遭遇することはまず不可能。
    こうした経緯から、渓流でイビルジョーと戦闘することができたハンターは少ないと思われる。
    それどころか、MH3Gではイビルジョーが渓流に出現するということを知らないハンターもかなり多い。
  • 上位でもそれなりに強敵なワケだが、やはりG級の壁が立ちはだかる。
    新モーションとして攻撃をキャンセルして踏みつけを行うようになり(前方噛みつき→キャンセル踏み、
    噛みつきコンボ→途中キャンセル踏みなど)、今までのようにお留守になった足元に潜り込み難くなった。
    特に後者の派生は、目標のハンターが足元に移動すると確実に仕掛けてくるので注意。
    耐震をつけるとかなり安定するので推奨する人が多い
    (素の龍耐性が非常に高く、耐震と回避性能の発動するドーベルXシリーズが比較的良相性)。
    • 逆に、事あるごとに踏み付けを繰り出すということは、
      耐震さえあれば左脚を攻撃し放題ということでもある。
      そのため、回避して即座に切り刻みまくれる片手剣双剣との相性が改善されている。
      逆に、これまで胸を攻撃し放題だった武器種(ランス・ガンランスや大剣など)は
      踏み付けに巻き込まれやすくなったため、注意が必要。
  • 意外と知られていないが、イビルジョーは怒り状態になると防御率が1.1倍され、ダメージが通りやすくなる。
    そのため本作で新登場したスキル「挑戦者」との相性は抜群である。
    ただし、闘魂のSPが付いた防具のうちブラキXシリーズは回避性能のSPがマイナスであるため、
    その点での相性が良くないことについては要注意。
  • そして今作はいろんなバグがあるのだがイビルジョーにもひとつバグがある。
    それは凍土のエリア4で見た目が常時怒り状態になるというバグである。限定的に飢餓個体みたいになる。
    非常にややこしいが非怒り状態ならば口からは龍属性エネルギーは漏れ出ずず、
    疲労時にはよだれを垂らすので区別は可能である。

MH4

  • 発売まで獣竜種自体の続投情報が一切無かったことから、登場は絶望的と思われていたが、
    蓋を開けてみればMH4でも堂々続投することが判明。全国のハンターを絶望歓喜させた。
    • これまで同様、護符の強化に鉤爪を使用するため、
      調合リストを確認していたら「恐暴竜の鉤爪」という素材名から、
      あっさり続投を知ったハンターも居るかもしれない。
      ただ、本物との遭遇前にこれの存在を知ってぬか喜びさせられたハンターもいた模様。
  • やはり今作でも狩猟環境不安定の上位クエストにいきなり乱入してくるという鬼畜っぷりは相変わらずで、
    のっけの集会所★4の採取ツアーから怒り喰らう個体共々平気で乱入してくる他、
    大多数の単体狩猟クエストで乱入候補として抽選されるという悪夢の様な様相を呈している。
    食材クエストである集会所★4「なんて素敵な灰水晶」には確定で乱入してくるため、
    軽く酒レベルを上昇させようと思ったらイビルジョーが出てきてビビルジョー…となった者は多いと思われる。
    • なお、このクエストのサブターゲットが「イビルジョーの尻尾切断」であるため、予測は可能であった。
      …回避できるのかどうかは全くの別問題だが。
  • 正式な狩猟クエストが登場するのは集会所★7「貪食の恐王」。
    クシャルダオラテオ・テスカトルアカムトルムといった古龍(級)モンスターらと同等のランクである
    (本クエストは「高難度クエスト」ではなく、あちらと異なり常時受注できるという違いはあるが)。
    • なお、本クエストの依頼人は「孤島の看板娘」。
      例によって例の如く、「イビルジョーが氷海から村に向かっている。
      専属ハンターが出かけていて連絡がつかないから助けてください(意訳)」という、
      MHP3の同名クエストを髣髴とさせる依頼文となっている。
      元々すぐそこが魔境なのに今更何を言ってるんだというツッコミもあろうが。
      • 余談だが、この依頼文から氷海と孤島は地理的にかなり近い距離にあると推測できる。
        イビルジョー(というか獣竜種)のことなので、地中を移動するか、泳ぐかして海を渡っているのだろう。
        しかし、灼熱の溶岩地帯のみならず極寒の海にも平然と適応するとは、
        げに恐ろしきはその環境適応能力(というか耐久力)である。
        もしかしたら、イビルジョーの並外れたタフネスは日々こういった環境に
        身を置いている結果なのかもしれない。
  • 基準体力はMH3や3G同様6600と圧倒的な値を記録。
    この6600という数値だが、かの覇竜アカムトルムに匹敵、どころか上回っている
    覇竜を凌駕した生命力を持つとは、流石は恐暴竜と言ったところである。
    なお前作で同じ基準体力を誇っていたドボルベルクが続投していないため、
    今作では通常大型モンスターの中で6000超の基準体力を持つのは本種(飢餓個体含む)のみとなった。
    • ちなみにイビルジョーとアカムトルムが共演したのは今作以外にはMHP3があるが、
      そのときの基準体力はイビルジョーが5500、アカムトルムが9000と、後者が圧倒的に上回っていた。
      ただしクエスト毎に掛かる補正によりイビルジョーの実際の体力は7000~8000程なのに対し、
      通常のアカムトルムのクエストには補正が掛かっていなかった(すなわち実際の体力も9000)ため
      実質的な差はそこまで大きくはなかった。
      なおMH4における両者のクエストでの実際の体力は攻略本が発売された現在でも不明。
  • 高低差に対応した結果として、垂直な崖を二足歩行で登ってくる
    イビルジョーの巨体が5mはあろうかという崖をのしのしと駆け上がる様は圧倒されること請け合い。
    恐らく崖に爪を食い込ませ、凄まじい脚力で巨大な体躯を無理矢理持ち上げているのだろうが、
    どれほどの筋力を持っていればこんな常識離れしたロッククライミングが可能なのか…。
    当たり判定もしっかりあるため、登りきったところを迎撃なんて考えていると吹き飛ばされる。
  • 前作までは各攻撃に設定されたスタミナ消費が大きく、
    さらにスタミナの初期値・回復値共に低かったため非常に疲労状態になりやすかったが、
    今作では判明している限りではスタミナ消費量こそ変化がないものの
    スタミナの初期値と回復値は一般的な大型モンスターと同等の数値になり、やや疲れにくくなった。
    と言っても数値上の話であり、体感的にはほぼ変化がないのだが。
  • ただ、殆どのモンスターが大幅改良を受けたMH3時代に登場し、
    MHP3、MH3Gでの調整も経たことでもともと良バランスになっていたためか、
    上で述べたもの以外に目立った行動変化や調整はない。
    もちろんとんでもない破壊力や拘束攻撃の鬼畜仕様は健在ではあるが、
    過去作で慣れていれば比較的御しやすい相手と言えるだろう。
    • 変化点を挙げるとすれば、龍属性ブレスを通常状態及び疲労状態から吐けるようになった。
      とは言え、使用するのはかなり稀なのであまり気にする必要は無い。
      頭の片隅に覚えておくだけで結構だろう。
  • 今作の時点では狂竜化したイビルジョー残念ながら実現しなかった。
    、MH3Gで悪夢を齎し、大きな話題になった怒り喰らうイビルジョーの続投が判明。
    全国のハンターを震え上がらせることとなった。
  • また意外にも思えるかもしれないが、今作では未知の樹海には登場しない。
    つまりは、ギルドクエストで高レベルの強いイビルジョーと戦う事は出来ない。
    イビルジョー好きには少々残念であった(同ポジションのラージャンが登場できているだけに尚更である)。

MH4G

  • 探索のG級版である『G級探索』に登場し、遂に未知の樹海への進出が確認された
    当然の様にギルドクエストにも対応しており、これでイビルジョーの出没地域は更に増えたことになる。
    今度は未知の樹海の生態系が狂ってしまわないか心配である。
    まあ前作の時点で既におかしな生態系ではあったが…
    • 今作ではG級に昇格後すぐにG級探索が解放される*8
      大型モンスターがメインのG級クエストをクリアすることでG級探索に登場するモンスターが増えていくが、
      初期のラインナップはクック先生やドスランポス等の危険度が★3か4のモンスターのみとなっている。
      しかし、乱入の権化とも言えるイビルジョーにはそんな法則は当てはまらず、
      昇格直後の初期段階だろうと関係ないと言わんばかりに探索中に普通に乱入してくる
      おまけにレア探索の場合に初期段階で出現するモンスターはというと、
      イャンクック亜種・バサルモス亜種・そしてイビルジョー2種とゲリョスだけとなっている。
      場合によっては乱入者が全てイビルジョーだった……なんて悪夢も十分にあり得る。
      が、G級イビルジョーが登場するクエストは後述のようにサブタゲ要員か終盤以降のものしかないので、
      敢えてG級クエストを進めずに序盤のG級探索に籠ってジョー素材を集める、ということが行える。
      特にレア探索時のイビルジョーの乱入確率はかなりのもので、
      本体及び尻尾剥ぎ取りと部位破壊報酬だけでも何度か回れば十分な数の素材が手に入る。
      一部のイビルジョー武具はこれだけで生産・最終強化ができるので、攻略に於いて非常に有用。
      • しかし、いくら何度力尽きても問題ない探索とはいえ、
        何度も力尽きながら1頭のモンスターを狩るというのは精神衛生上余りよろしくない。
        それが複数個体相手ともなれば尚更である。
        実践する場合は自分の精神面とよく相談しながらにしよう。
  • G級では、MH3Gであったデンプシーからのキャンセル踏みつけの他、
    岩飛ばしによって飛んでくる岩の大きさが、
    MH3Gの怒り喰らうイビルジョーのそれと比肩しうるレベルで巨大化している
    それだけでなく、岩は地面で何度かバウンドしながら転がってくるため、
    着弾位置から離れていてもその直線状に居ては油断はできない。
  • またMH4Gからの新規モーションとして、上体を大きく起こし、数回足踏みして狙いを定めた後、
    足元片側から上方へ斜めに薙ぎ払うブレス攻撃
    が加わっている。
    見た目の印象としては和製ゴジラの挙動*9にかなり近いものがある
    (そのインパクト抜群の足踏みから「暗黒盆踊りオドルジョー」と称されることも)。
    回避性能なしでも比較的簡単に回避出来ていた薙ぎ払いブレスよりも危険度は増しているが、
    狙いを定めているときに足下に潜り込むことでやり過ごすことが可能。
    ただし、両脚の間にいると被弾することがある。
    加えて尻尾が下がっているため、普段は攻撃が難しい武器種でも攻撃するチャンスになる。
    ハンターの位置によっては時に3回以上も連発してくる。
  • 旅団上位でも当然の如く魔物と共に乱入してくる。
    あろうことか旅団★9にて狂竜化状態のイビルジョーがとうとう登場してしまった。
    しかも最悪なことに、このクエストはストーリー上避けて通ることが出来ないキークエストであり、
    狩猟しない限りは八方塞がりである。
    G級装備で武装する、という手もある。
    更に旅団★10では怒り喰らう魔物まで出現してくる。なんて悪夢だ!
    おまけに村最終にはイビルジョー極限個体も登場するというサービスっぷりである。こんなサービス嬉しくない…
  • 一方で大老殿クエストには、イビルジョーの狩猟クエストは(イビルジョー飢餓のものも含めて)
    1つとして存在していないとうとう絶滅の危機に頻したのか
    発売当初はG級個体と戦いたい場合、G級探索に赴くか、乱入してきた個体と戦うか、
    イビルジョーの登場するギルドクエストを手に入れるしかなく、大勢のハンターたちが悲鳴を上げていた。
    その乱入ですら通常クエストでは出現せず、
    ギルドクエストでG級に入るレベル86から最高レベルの140までの全てに乱入してくることがあるという鬼仕様。
    尚、通常クエストでの強敵乱入者の役割は、ライバルとも言えるが引き継いでいる。
    乱入者の脅威を和らげない辺り、やはりカプコンはドSか。
    • 2014年11月14日にエピソードクエスト「発見!《超》最高のお面!」の最終クエストとして配信された。
      ただし狂竜化個体であるため、注意しよう。
    • 更に、2015年1月9日に配信されたイベントクエスト「ランポスたちの大親分!」にも
      通常個体が登場することとなった。
      こちらのイビルジョーは狂竜化個体ではなくサイズも小さめなので戦いやすく、
      サブターゲットもイビルジョーの討伐であるので、
      イビルジョーだけ倒して即帰還、という方法も可能になっている。
      ただ、このクエストのメインターゲットはあくまで一緒にいる
      イビルジョーと同じくらいの大きさのドスランポスであり、
      ドスランポスを倒してしまうとそこでクエストが終了する
      イビルジョーのタフさも相まってモタモタしていると
      ドスランポスが倒され、勝手にクエストが終わってしまう。
      けむり玉で分断するなどしてちょっかいを出されないよう気をつけたい。
    • 2015年5月8日には、極限個体の単体狩猟クエスト「喰慾の極限」が配信され、
      極限個体をパーティでいつでも狩猟できるようになった。
      ただし強化個体な上に原生林の背景に溶け込みやすくて見辛いという頭を悩ませるクエストとなっている。
  • 上記のようにギルドクエスト登場が叶ったことで、遂にギルドクエストでもラージャンとの共演が実現する。
    超強化されたイビルジョー飢餓&激昂ラージャンのコンビがハンターを蹴散らすのではないかと思われた一方、
    通常クエストの常識が通用しないギルドクエストに於いては、
    MH4でのラージャンのように乱獲されまくる存在になり得るとの予想もあった。
    • 蓋を開けて見れば、今作のギルドクエストではいくらレベルが上がっても飢餓個体、激昂個体は登場しない
      その代わりレベルが上がれば狂竜化、レベル136以上では極限状態の個体が現れるようになる。
      極限個体に対して攻撃が通る部位の中で、主に剣士が攻撃することになるのは脚。
      そのため、サイズの大きい個体の方が脚が長く狩りやすい。
    • そんなイビルジョーだが、報酬量は確かに多い。
      ゆえに所謂「右ジョー」クエストは「右ラー」同様に人気がある。
      しかし高レベル個体は攻撃力も体力も極めて高く、強力なG級行動も当然の如く使用してくる。
      更に極限個体に至っては四股踏みによる岩盤砕きという新技に加え、
      飢餓個体の専用行動であったデンプシーキャンセルからの飛び掛かり派生、
      噛みつきからの拘束攻撃まで使う他、龍ブレスの射程が飢餓個体と同等にまで増すうえに、
      縦なぎ払いブレスの方には防御力ダウン効果も備わっている。
      これに気づかず体力だけ回復し、一撃は耐えられると誤認して力尽きるケースもある。
      ハンターのステータス一覧で腐食やられになっていないかしっかり確認しよう。
      • 通常はイビルジョーの強酸性のよだれを喰らうことで腐食やられとなるので
        何故龍ブレスで防御力が下がるようになるのかと疑問に思うかもしれない。
        恐らくだが極限状態中は疲労状態にならないため、
        よだれを垂らす時がないので龍ブレスに含まれたのだと思われる。
        ひょっとすると龍ブレスとともにヨダレもブチまけているのかもしれない
  • 脚以外がほぼ攻撃できず、その脚も細いため、
    近接武器が4人集まるとこかし合いが発生してもみくちゃになる問題もある。
    そしてイビルジョーお約束の驚異的な耐久力は極限個体でも健在で、
    体力値にして単体で15312、2頭でも10758という数値を記録している。
    更に疲れ時を除いてシビレ罠の効果時間がとても短く、落とし穴に嵌めても弱点が動き回り狙いにくいため、
    罠で一気にダメージを与えるのも難しい。(痺れ生肉を利用して麻痺状態にすればそこそこ時間は稼げる。)
    つまり倒すまでに時間が掛かるので、抗竜石で極限状態を解除しても何度も元に戻るという構図が出来上がっている。
    結果として極限ジョーは「野良だとクエスト成功率が著しく低い」との報告が相次ぐことになり、
    正にハイリスク・ハイリターンなモンスターになっていると言える。
    • なお、同等の報酬量を誇るモンスターにはラージャンがいる。
      イビルジョーはその中でも最高の耐久力を持ち、スムーズに行っても狩猟にはそれなりに時間が掛かる。
      のみならず龍ブレスやタックルなど高範囲攻撃による巻き添えも多発しやすく、
      一気にPTが壊滅状態に陥る危険性も高いモンスターであるので、
      少なくともラージャン程は積極的に狩られることはない。
    • ちなみに、Lv140個体の補正値は攻撃倍率7.9、体力倍率2.32。
      体力倍率の方はラージャンと共通であり、1.5倍近い基準体力の差がそのまま最終的な体力の差にもなっている。
      ただでさえ体力が高いのに弱点部位が極限硬化してしまうので、とにかく長期戦になってしまう。
      短リーチ武器ならもともと脚を狙うのがセオリーなのでそれほど立ち回りに変化は生じないが。
      ちなみにLv140イビルジョーの体力値はテオ・テスカトルに次ぐ2番手。
      肉質の差や極限化を考えると事実上の耐久力はナンバーワンと言っても過言ではないだろう。
      ただし、イビルジョーの最大の弱点の怒り中の胸はラージャンやテオ・テスカトルの最大の弱点である頭部よりも
      遥かに物理攻撃が通るため、極限状態を解除された後は常に胸を攻撃できるなら
      ラージャンやテオ・テスカトルと大差ないくらいの時間で終えられる可能性はある。

MHX

  • 事前情報は皆無であったが、MHXにも堂々の続投
    • MH4の前例(護符の素材として恐暴竜の鉤爪があったことで登場が判明した)があったことから、
      MHXの発売日には「護符の強化素材にジョー素材確認」という旨の情報が早々に流れ、
      プレイヤーを戦慄歓喜させた。
  • クエストに乱入して暴れ回る暴君ぶりは健在だが、
    今作ではあろうことかあのラージャンのクエストにも乱入してくる
    勿論ラージャンとの同時クエストも続投している。
    しかし、流石に空気を読んだのか、MH4Gまでとは違い上位の採取ツアーには現れなくなった。
  • 前述の通り、MHXでは危険度の評価方法がMHP3以来となる8段階になっているのだが、
    イビルジョーは当時より2段階も格下げされて★6ということになった
    (ライバルポジションのラージャンも同じく★6となっている)。
    これにより登場以来初めて、危険度が最高のモンスターではなくなった。
    とは言え通常のモンスターは全て危険度★6以下に設定されている*10ので、
    合流時のシステム的には以前までと特に変わらないと考えてよい。
    MHP3では古龍(級)モンスターが相対的に少なかったため、
    危険度8が古龍級以上、7以下は一般の大型モンスターとなっている。
    一方でMHXでは古龍(級)モンスターが増えたため6~8に分かれ、
    一般の大型モンスター(とキリン)が5以下になっている。
    数字の上では格下げだが、当時のランクとも矛盾はなくモンスター間におけるイビルジョーの立ち位置が
    格下げされたわけではない。
    実際MHXでも古龍シャガルマガラと同じランクであるため、
    古龍に並ぶ存在として扱われていることに変わりはない。
  • 今作では獲物を求めて森丘や沼地、雪山、ラティオ活火山といったフィールドにも出現。
    遂に旧作のフィールドにもイビルジョーの脅威が襲来することになった
  • HR5以上の場合、なんと村★6「高難度:食は渓流にあり!」に於いて高確率で乱入してくる
    ちなみに当依頼のメインターゲットは「特産キノコ20個の納品」。
    「高難度とはいえ採取クエスト」と舐めて肝を潰したハンターも少なくない。
    • ちなみに最初から「狩猟環境不安定」と書かれているので、
      何かしらモンスターの乱入があることは予想できるのだが、
      当然依頼文からサブターゲットに至るまでモンスターに関する詳細は一切書かれていない
      さすがドSのカプコン。
    • とはいえ、上述の通り「狩猟環境不安定」の上位クエストであることから、
      ある程度予想していた人も少なくないとか。
  • 双剣の狩技「獣宿し【餓狼】II」を習得するにはイビルジョーの討伐が必須。
    今まで捕獲で済ませていた人にとっては残念なお知らせだが、捕獲では駄目である。
    なお、討伐するクエストに指定はなく、どのクエストで討伐してもよい。
    • 集会所★6にはイビルジョー単体クエスト「恐暴竜の根城」が存在するため、
      基本的にはこのクエストで討伐を達成することになるだろうが、
      集会所★4から乱入してくるので、イビルジョーを倒せる腕があるなら習得は早い。
      ソロであれば前述の村クエストに乱入させた方が体力が低い分楽に倒せる。
    • HR2以降で通常の村クエを制覇すれば村★6「高難度:終焉を喰らう者」でも習得できる。
      下位の使用者が居たら、ソロでイビルジョーを狩猟する腕を持つ証明であり、
      まず間違いなく別データではHR解放済みの物好きやり込み勢だろう。
  • 多くの作品で最高難度のクエストの中のキークエストとして立ちはだかってきた恐暴竜の狩猟だが、
    今作では最高難度でもなければキークエストでもない。
    つまり一度も狩猟せずにHR上限を解放することができ、
    使用武器等によっては用のないハンターもいるため、今作では若干地味な印象を受ける。
    それでも突然関係のないクエストに現れるクレイジーぶりは健在だが。
    • ちなみに、狩猟クエストが最高難度でもなくキークエストでもなくなったのは、
      なにかと比較されがちなラージャンも同様である。
    • なお、最高難度かつキークエストで古龍でも特殊個体でもないモンスターがいないわけではなく、
      ブラキディオスとセルレギオスはなぜか最高ランクのみクエストが存在する。
  • 地味な変更点だが、罠肉を食べ終わった時に落とし物をするようになった。
    従来の拘束攻撃を最後まで受けるor草食性の小型モンスターの捕食よりは安全で狙いやすいので
    乱入イビルジョーの落とし物から鉤爪を回収し、
    力の爪や守りの爪の早期作製が狙いやすくなった……かもしれない。
    • ちなみに、鉤爪回収だけならニャンターでぶんどり技を使うという手もある。
  • 疲労システムとイビルジョーの疲労のしやすさ、そして今作のAIが噛み合った結果、
    他のモンスターの何倍もの鬱陶しい恐ろしい頻度でエリア移動を行う。
    ほぼ唯一と言っていいくらい罠肉が有効活用出来る相手なので、罠肉を活用するとストレス軽減になる。
    シビレ生肉、眠り生肉は1回目は1個で効いてくれるが、
    耐性上昇量が多く2回目以降は5~6個食べないと効果が出ない。頭、尻尾の部位破壊狙いでオススメ。
    毒生肉は毒耐性の上昇量も低く、1個食べるだけで何度も毒に掛かってくれるため、
    掛かる回数を考えると与えるダメージも意外と馬鹿に出来ない量になる。
    疲労時は落とし穴が2倍、シビレ罠が3倍の効果時間を発揮するようになるため、トラップの併用も効果的。
    そして罠を仕掛けたと思ったらエリア移動しているのもお約束。
    • エリア移動直後にエリア移動などイビルジョーにとっては日常茶飯事。

獰猛化個体

  • 今作の新要素である獰猛化個体も登場。
    …が、獰猛化イビルジョーは集会所の通常のクエストには一切登場しない。
    獰猛化イビルジョーとは、現状イベントクエスト「幻譚~貪食の恐王」と「四天王と暴喰の王」でのみ戦える。
    • 前者は、『ファイナルファンタジー』とのコラボ装備の生産素材が手に入るものである。
      「獰猛化個体と早く戦わせて欲しい」という要望が多かったらしく、本来の予定を前倒しして
      2016年2月26日より配信される事がMHフェスタ'16仙台大会のステージで発表されていた。
    • そして後者は、腕試しイベントクエストに連なるものであり、
      なんとMHXの4大メインモンスター(勿論全員獰猛化個体)を交えた超高難度クエストである。
      1頭でも凄まじく手強いが、獰猛化イビルジョーの素材目当てなら、言うまでもなく前者の方が楽であろう。
      ちなみに、このクエストでさり気なく塔への進出も果たしている
      こうしてイビルジョーの脅威は着実に広がっていく…
  • 拡張版のMHXXでは、イベントクエストをダウンロードしなくとも
    集会所上位☆7で獰猛化個体の狩猟クエストを受けられるようになった上、
    G級でもHRが解放する頃に獰猛化イビルジョーのクエストも一緒に解放されることとなった。
    これはイビルジョーと対をなすラージャンについても同様である。
  • 本来イビルジョーは疲労の頻度が高く、いかにその部分を攻略するかも持ち味ではあったが、
    獰猛化の仕様上この点が一切無くなり、常時全力で襲い掛かってくる。
    罠肉を用いた戦法はほぼ無駄になってしまうが、
    防御力DOWNの脅威や、疲労時特有の高頻度な噛み付きを相手にしなくて良い点は戦いやすいと感じるかもしれない。
    しかし、それを補うかのように凄まじい頻度で頭や脚に黒い霧を纏ってくる
    疲れる事も無く、食事もクエスト中は行わないため、
    普段と比較すればまるで霞でも食べているかのような立ち振る舞い。誰が言ったか「悟り開くイビルジョー」
    拘束攻撃で補食モーションの攻撃はするが疲労しない、食事はしないという特徴は
    MH4Gの極限状態のイビルジョーにもいえる点である。
    ただし極限状態は解除することができるので、獰猛化個体と違い罠肉が意味がないわけではない。
  • ブレスの予備動作はスローになり、見てから距離を取るのは楽になったものの、
    オーラ時の範囲と太さは、飢餓個体にも匹敵し、威力が凄まじいことになる。
    噛み付きや踏み付けはいざ知らず、必殺の龍ブレスに至っては防御力600・龍耐性0ですら8割持っていく
    勿論防御力や耐性によっては剣士でも即死という事態も普通にある。
    そしてガンナーなどは振り向き噛み付きで瀕死に陥る。無論、大技が直撃すれば大概は即死。
    そして頻度は通常個体よりかなり低いが、拘束攻撃の威力も凄まじい。
    黒い靄を纏っている時は、こやし玉があってもアイテム選択に手間取るだけで1オチするくらいのダメージなのである。
    これらの恐るべき攻撃性能に加えて黒炎王や桐花などの人気一式防具が龍属性に弱いこともあって、
    オンラインの獰猛化イビルジョー部屋は阿鼻叫喚の地獄と化した。
  • そして元々高い体力が更に跳ね上がる。
    ソロだと30分を超えるなど珍しくなく、2人程度では怒り喰らうイビルジョーよりも長期戦を迫られることも
    ソロで対峙する場合、剣士は属性耐性に注意して防御力を上げ、
    それでも回避に自信が無い場合はガード可能な武器で挑むのもいいかもしれない。
  • ちなみに通常個体は不明だが、少なくとも獰猛化個体は賢さが上がっている様で、
    背後で溜め斬りなどの動けない大技を狙うと、ほぼ確実に横移動で避けつつのタックルで返して来る。
    ただでさえ体力が異常なのに大技外しが標準搭載されている為、より面倒臭いと言える。

MHXX

  • MH4GのG級クエストでは、村最終やギルドクエスト、
    配信クエスト以外の全てのクエストでラージャンに立場を取って代わられていたが、
    本作のG級クエストには無事出演を果たし、G★1の内から早速食欲を満たさんと、
    一部のクエストにてラージャン共々乱入して暴れまくりやがる。
    乱入を除けば、G級での登場はG★4からで、キークエストに指定されているため避けては通れない。
    ちなみに、気になるラージャンとの同時狩猟クエストは、案の定(?)存在してしまっている。
  • 過去作のG級追加行動も使用するため、
    連続噛みつきからのキャンセル踏みつけや、縦方向薙ぎ払いブレスも復活。
    • 特に獰猛化個体の顔に霧を纏った状態での立ちブレスは脅威の一言。
      防御力800台の剣士を軽く8割以上は削り、龍耐性がマイナスなら1オチ、ガンナーは言わずもがな。
      特にマルチプレイだと他人へのとばっちり被弾が起きやすい技なので、
      早めにイビルジョーの足元や後ろ側に逃げ込み、中断させたいところ。
  • どこにでも出没するイビルジョーらしく、
    今作からの新フィールド、遺群嶺にも出現ついでに乱入するようになるのだが、
    初期位置であるエリア6は段差や傾斜に加え、元々のエリアの狭さもあって、
    巨体での突進や広範囲ブレスを持つイビルジョーとは非常に戦いにくい。
    即こやし玉を使えば、大抵の場合広くて平坦なエリア1に移動するので、戦いにくければ活用してみよう。
    • そして、前述のG級獰猛化個体が出現するクエストの狩猟地が遺群嶺だったりする。
  • しれっと沼地にも食べ歩き進出している。
    巨体に似合わず初期位置は洞窟内の7であり、穴を掘って外へ出る。
    よりによって休眠エリアも洞窟のエリア9である。
    高い体温を維持する為に大食いと化してるのに、何でわざわざ寒い所で眠るんだ。
    • 狩猟環境は今回でも不安定であり、なんとドボルベルクが乱入してくる事がある。
      コレが中々合流頻度が高く、屈指の体格を誇る緑の二大獣竜種が画面狭しと大暴れする事になる。
  • 件の獰猛化個体だが、ただでさえ体力バカと言われる程の高体力を持つ
    イビルジョーの獰猛化個体とあってか、20000を超えるというかなりのタフネスを誇る。
    加えて連続噛みつき以外の振り向き噛みつきや、噛みつきを絡めた派生行動等が
    尋常ではない高速化をするため正面に張り付き辛く、顔、胸等の弱点を攻撃しにくい難敵と化す。
    弱点である非怒り時の顔、怒り時の胸以外と次点で柔らかい後ろ脚、尻尾では
    30%以上も肉質に差があるため、討伐時間が伸びやすい。
    耐震があると踏み付けモーションが攻撃チャンスへと変化して時間短縮に繋がるだろう。
  • イビルジョーの出る終盤になると龍耐性が低い装備が多くなるが、
    今作の人気装備は龍耐性・防御力が高いためそこまで苦労はしないだろう。
    一番欲しい攻略段階では作れないのだが

MHWorld

  • 2018年1月5日に生配信された、
    「スペシャル公開生放送2018Winter」にてイビルジョーも新大陸進出を果たすことが判明。
    その後、PS4版では同年3月22日0時(UTC)*11から無料大型アップデートVer2.00にて正式に実装。
    PC(Steam)版では、更に遅れて同年9月6日0時(同上)から実装された。
    • 上記の生配信終了後に公開されたPV第6弾のラストにもその姿を見せ、
      同年3月14日に行われた公式生放送で実際に暴れている姿が初公開された。
      古代樹の森にてドスジャグラスやクルルヤックを一方的に叩きのめし、
      あろうことか口に咥えて武器として乱暴に扱う姿を全世界のハンター諸氏に見せつけた。
      今作では、モンハン世界の生態系が緻密に表現されているため、
      生態系を喰らい尽くす暴君であるイビルジョーの行動と恐怖に、
      発表後から既に多くのユーザーの注目が集まっていた。
    • アップデート前までは古代樹の森で登場することしか判明していなかったが、
      やはりと言うべきか、今作でも全ての汎用フィールドにおいて出現が確認されている。
  • 3月14日の公式生放送内で解禁条件が提示されており、
    リオレイア亜種を狩猟する任務クエスト「不思議の国の女王」をクリアすることで本種が解禁される。
    該当クエストクリア後、上位クエストで本種の乱入が発生するようになる他、
    各地に痕跡が現れるようになり、それを探って行くことで本種の特別任務クエストが解禁される。
    不思議の国の女王クリア後はストーリー的には大団長に連れられ、ゾラ・マグダラオスによって
    開通した道を通り初めて龍結晶の地に到達するところである。
    40年間も新大陸を調査していて神出鬼没のイビルジョーを痕跡すら発見出来ていなかったのは、
    新大陸の北東側、まだ到達出来ていなかった龍結晶の地から先を主に徘徊していたからだろうか。
    • ちなみに、イビルジョーを発見していない状態でマスターランク帯に登場する
      怒り喰らうイビルジョーを発見しても、特別任務クエストの解放条件は満たされない。
  • これまでのシリーズと目立って異なる点として、
    胴体や尻尾は従来よりも細くなり、トゲの刺々しさが強調されている他、瞳の色が黒から黄色へと変化しており、
    よりモンスターらしいデザインになっている。
    それ以外にも、素材の説明文に記述されていた表皮の「ぬめり」が以前より強調されており、
    光を反射しててらてらと光る様子が見られる。
    またただでさえ小さかった前脚がさらに小さくなり、首が若干短くなった。
  • MHWorldは従来にも増してモンスター達の生態表現が緻密になっているが、これはイビルジョーにも当てはまる。
    今作ではモンスター追跡にあたってその活動から生じる痕跡を利用するが、
    イビルジョーは足跡とともに削ぎ落した牙片を活動エリアに残す。
    • ちなみに、これは獲物を食らう時などに自然に抜け落ちたものではなく、
      「何もない地面に向かって喰らいつく」という明らかに意図的な行動による痕跡である。
      「削ぎ落とした」というぐらいなので、磨耗した歯をわざと削って鋭さを回復させる、
      あるいは生え替わりに応じて抜く習性によるものと考えられる。
      カバのように牙が延び続ける動物は実在するし、
      サメは10日毎に歯列全てが生え変わるが、ジョーにもそのような性質があるのだろうか。
    • また、遭遇時も気付かれない距離を保てば、当てもなくうろつく
      怒っていないし喰らってもいない落ち着いたイビルジョーの姿も観察できる。
      獲物に奇襲を掛ける際は、頭を下げ姿勢を低く保ちながら背後からゆっくりと忍び寄り、
      間合いが十分に詰まったところで一気に食らいついて倒す…という捕食シーンや、
      他の大型モンスターと鉢合わせても即襲うようなことはせず、
      必要に応じた範囲の戦闘しかしなかったり、争いが不要であればすぐ立ち去るという、
      今までのイビルジョーのイメージからは想像できないような、冷静な一面も見られる。
      他にも水場で喉を潤したり、疲労時は休憩したり、
      低体力でなくても横になり睡眠を取ったりと、可愛い一面も見せる
      …と言いつつも古代樹の森ではリオスの巣で休憩、中腹の棚状になった樹上で居眠りするなど、
      各地の主要モンスターの縄張りを気にもしないふてぶてしさも感じさせる。
    • なお、イビルジョーの裏設定として「十分な栄養を得た個体は、
      短期間ではあるものの、特殊なホルモンが分泌されて他個体と接触しても積極的に捕食しなくなる」
      というモノが存在する。
      プレイヤーハンター達が新大陸で遭遇するイビルジョーの個体は、
      この設定が反映された、冷静さを兼ね備えた個体である可能性は十分考えられるだろう。
    • 今作では捕獲したモンスターが拠点に展示(?)される仕様が登場したため、
      観察台に乗せられ、おとなしく眠るイビルジョーをじっくり眺める事も可能になった。
      調査団の学者曰く、眠ったイビルジョーをゆっくり観察した学者は「8人もおりますまい*12」とのこと。
      • 過去作を通してみると、実はイビルジョーの「捕獲のみ」が成功条件となるクエストは、
        MH3で配信されたイベントクエスト『マガジン恐暴竜調査班!』位である。
        捕獲するか討伐するかはプレイヤーハンターの行動次第なので、
        劇中では基本的に討伐されていて、捕獲例が少ないのかもしれない。
      • イビルジョーが登場するメインシリーズはMHWorldが8作品目*13である。
        つまり、これまでの作品でプレイヤーハンターが捕獲した例に限られる
        というメタフィクションな言い回しの可能性もある。
  • イビルジョーには縄張り争いと特殊な争いの2種類のアクションが存在しており、
    かつそれぞれの対象モンスターの数が非常に多い

    縄張り争いの対象は、各フィールドの「主」であるリオレウスディアブロスレイギエナ
    そして強敵乱入者として知られるバゼルギウスの4種。
    各生態系の頂点に加えて似通ったポジションの強敵と、まさに錚々たる面々である。
    向かい合った状態でイビルジョーが興奮状態となるのが開始の合図で、
    リオレウス、レイギエナについては滞空状態で縄張り争いに臨む。
    • 気になる縄張り争いの勝敗についてだが、
      「主」であるリオレウス、ディアブロス、レイギエナに対しては当然とばかりに圧勝する
      リオレウス、レイギエナはイビルジョーの龍ブレスを回避して背後から飛び掛かるものの
      ダメージを与えられず、逆に頭部を噛みつかれ、強烈な勢いで地に叩き付けられる。
      ディアブロスは突進攻撃を仕掛けようとするが、正面から角に喰らい付かれて押さえ込まれた挙句、
      軽々と持ち上げられ、宙を舞ったのち地に叩き付けられる
      ……という恐ろしい光景が繰り広げられる。
      いずれも単純明快なパワー勝ちであり、古龍級生物たるイビルジョーの力を再認識させられる結果と言える。
      • ディアブロスとは恐竜をモチーフにデザインされたという点で共通しており、
        この2種の縄張り争いは中生代におけるティラノサウルスvsトリケラトプスの趣がないでもない。
        同じ獣竜種であるディノバルドやアンジャナフ亜種はディアブロスの首元に
        噛み付いても反撃され、角も折れない。
        が、イビルジョーは一切反撃させずに角をへし折る。
        彼らのおかげでイビルジョーの強烈な咬合力がより際立った。
        この縄張り争いにおいてはイビルジョーに噛み付かれたディアブロスの角が部位破壊されるが、
        現実世界でもティラノサウルスとの格闘により角をへし折られたトリケラトプスの化石が発見されている。
    • バゼルギウスとの縄張り争いは、主とのそれとは一味違う内容となっている。
      まず相対し、お互いに怒り状態、バゼルギウスは更に赤熱状態に移行する。
      イビルジョーが先制攻撃を仕掛け、バゼルギウスに噛みついて振り回すが、
      バゼルギウスの蹴りによって振り解かれる。
      これで引き分けか……と思いきや、イビルジョーが鱗の爆発も意に介さず再度バゼルギウスを強襲
      跳躍して噛み付く形でバゼルギウスを捻じ伏せ、今度こそ捕食しようとするものの、
      ここでバゼルギウスが胴体の鱗全てを体につけたまま起爆させるという荒業で拘束を強引に解除。
      両者痛み分けのような形で争いが終わる。
      • この両者の縄張り争いのダメージは凄まじく高く、
        上位通常個体同士の縄張り争いでは約3000という驚愕の数値を叩き出す(マルチ時)。
        従来の縄張り争いは最高でも約1300ほどだった*14のだから、
        そのダメージ量が如何に破格かが分かるだろう。
        イビルジョー、バゼルギウスのどちらを狩るにせよ極めて大きなダメージ源となるため、
        両者の出現を確認したら積極的に鉢合わせを狙いたい。
        稀に飛びかかられたバゼルギウスの身体がめちゃくちゃ伸びるバグが見られる事も…
    • なお、流石に古龍達のクエストには姿を見せず、縄張り争いも発生しない。
      古龍とイビルジョーの激突を見たかったというハンターはさぞかし多かっただろう。
  • 特殊な争いは縄張り争いと同様、イビルジョーと対象モンスターの同期が必要となる。
    • 襲われる側に選ばれるのはMHWorld環境下(上位までに登場する)牙竜種モンスターと、
      小型の鳥竜種モンスター*15のみで、
      いずれも上記のモンスターたちと比較して小柄という共通項がある。
    特殊な争いとは書いたが、内容としては
    イビルジョーが力尽くで対象に喰らいついて捻じ伏せ、無抵抗な状態にしたうえで咥えて拘束する」というもので、
    争いの次元ですらない……というかビジュアル的にはほぼ捕食アクションである。
    悲惨なことに、拘束されたモンスターは武器として振り回される事になり
    この状態に入ったイビルジョーは武器のモンスターを用いたなぎ払い攻撃と叩き付け攻撃
    そしてフィニッシュ用の投げ飛ばし攻撃の3種類を解禁する。
    これら攻撃は非常に威力が高い一方で、拘束されたモンスターにも当たり判定が残存し、
    かつ武器として扱われるたびに拘束されているモンスターに大ダメージが入るという
    ハンターにとって不利でもあり、有利でもある性質を持つ。
    • 特にフィニッシュの投げ飛ばし攻撃のビジュアルは凄まじく、
      投げ飛ばされたモンスターが錐揉み回転しながら大きく吹っ飛んでいく
      当然ながらぶん投げられたモンスターには凄まじいダメージが入るが、
      ハンターに対する威力も非常に高いので、巻き込まれないよう注意。
    • 先述の生放送内では、これをドスジャグラスを用いて披露しており、
      最終的にドスジャグラスに入った総ダメージは驚愕の2856だった。*16
      1回の拘束中に入るダメージはイビルジョーの気分次第で変動するものの、
      長時間、かつ頻繁に武器を用いた攻撃を行わせれば、
      拘束されたモンスターに多くのダメージを与えることが可能なのは間違いない。
    • 各フィールドの主と同等の実力を持つ存在であるオドガロン
      体格の関係からかこちらの特殊な争いの対象の1体となっている。
      オドガロンはラドバルキンを一方的に叩きのめし
      後のMHW:Iで復活参戦を果たした轟竜ティガレックスと互角に渡り合う程の実力者なのだが、
      そんな惨爪竜がそこいらの中型モンスターか何かのようにイビルジョーに捻じ伏せられる様は
      多くのユーザーに衝撃を与えた。
      • 瘴気の谷では、オドガロンの初期出現地点とイビルジョーの初期出現地点の一つが近い。
        両者が同時出現するクエストや探索では邂逅した時点で出オチオドガロンを咥えていることもある。
    • その型破りな仕様から、その気になれば中型の牙竜種はもちろんのこと、
      あのオドガロンをイビルジョー任せで倒してもらうことすら可能
      …「あるものは全て使え!」とはよく言ったものである。
    拘束した状態は、攻撃やスリンガー閃光弾など
    何らかの手段でイビルジョーを怯ませることで強制解除させることができる。
    この時、拘束から解放されたモンスターはフィニッシュ攻撃ほどでないものの、大きく吹っ飛んでいく。
    また、特殊な争いの段階でスリンガー閃光弾やはじけクルミを使って怯ませれば、
    この状態に移行すること自体を阻止することも可能。
    もっとも、拘束された対象へのダメージを期待するなら放置するのも手ではあるが。
  • 異種モンスターとの絡みに代表される生態アクションに目が行きがちだが、
    ハンターとの戦闘においてもさまざまな変更がなされている。
    • 破壊可能な部位として「胴」が追加された。怒り状態時の弱点である腹部を攻撃する事で破壊できる。
      怒り状態では腹部が軟化すると共に一部が赤く発光し、「どこが腹なのか」がわかりやすくなった。
      ちなみに今作では腹部の判定が若干変わっており、ほぼ前脚と言える位置が弱点になっている。
  • 怒り状態になると筋肉を赤く膨張させ肉質が変わるのは従来通りだが、
    怒り状態」と「筋肉の膨張」が別々になっており、この「筋肉の膨張(以下、筋肉膨張状態)」の方で肉質変化が起きる。
    • 基本的には怒り状態と筋肉膨張状態は同時に移行し、時間が経過すると同時に収まる。
      そのため従来と変わらず「怒り=肉質変化」に見えるが、今作では筋肉膨張状態だけを強制的に解除することが可能。
      その方法は二通りあり、一つは後述のカウンター攻撃を潰す、もう一つはスリンガー滅龍弾を7発当てる
      解除に成功すると、怒り状態は継続したままだが、肉質が従来の非怒り時のものに戻る。
      スリンガー滅龍弾は拾った分をすべて撃ち込む必要があるが、
      カウンターを潰すよりも安全に解除できるため状況に応じて狙っていきたい。
    • 大技の龍属性ブレスは、筋肉膨張状態でのみ使用する。
      そしてこのブレス、元々ガス状だったのが本当にガスになり
      吐き出されるとしばらく消えずにゆっくり前進するようになった。
      イビルジョー自身の挙動は変わっていないため、扇状に撒かれたガスがどんどん広がっていく構図となる。
      見た目に反して通常ガードで防御は可能。
    • 新規モーションとして、怒り時限定で怯んだ直後に反撃を仕掛けるカウンター*17と、
      口を地面に向かって思い切り叩きつける攻撃(ここでは通常版叩きつけ攻撃とする)が追加された。
      前者はひるませたと思って油断すると強烈なカウンターを喰らうハメになるが、
      このモーション中に更に攻撃を当てると大ダウンを奪うことが可能。
      • この大ダウンは同じ獣竜種のアンジャナフディノバルドのそれと同じモーションで、
        怯み声と共に頭部を大きく仰け反らせた後、もんどりうって転倒する。
      • 大ダウンは非常に大きな隙が発生するため是非とも狙っていきたいが、
        何より重要なのは、前述の通り筋肉膨張状態を解除できること。
        全体的に肉質が柔らかくなり、ブレスも使用しなくなるため幾分か戦いやすくなる。
        カウンターのモーション自体は意外と長めで、終わったと思っても次の動作に移る前に
        一定ダメージを与えればダウンを奪うことが可能。
        必要なダメージもかなり少な目で、マルチでも顔に一撃入れればほぼ確実に成功する。
      • 筋肉膨張状態でない時にカウンターを潰すとダウンはしないが、代わりに息を切らしたようにしばらく立ち尽くす。
        やはり大きな隙が生まれるため非常に有効。
      • この追加モーションの関係で怯んだとしても強引に反撃に転じられるため、
        大型モンスターに対する戦闘能力が極めて高い
        乱戦では、他の大型モンスターがイビルジョーを怯ませるものの
        直後にカウンターを食らって怯まされる、といった光景がよく見られる。
  • 今作ではなんと落とし穴に落ちても暴れて反撃してくるという執念深さを発揮する。
    攻撃手段は近場に対する暴れ攻撃に加え、怒り状態の場合は前方遠距離に対するブレスも用いる。
    落とし穴に落とされながらもブレスを吐いてくるモンスターは、現時点では本種のみである。
    後ろはガラ空きであり効果時間も長めになっているので落ち着いて対処しよう。
    また、疲労状態であれば落とし穴中でも反撃はしてこない。
    マルチプレイでは、おおよそ2連続で落とし穴に落とすと疲労状態が解けるので、
    3連続で仕掛けないように注意したい。
    落とし穴中の攻撃のためハンターたちが集まっていて、3回目の時には手痛い反撃をくらいかねないためである。
    • 陸珊瑚の台地などの一部フィールドにある柔らかい床に落ちた時も同様に反撃する。
      落とし穴と違いやや偶発的に起こりやすいので特に怒り時は注意しておこう。
  • 拘束攻撃はハンターを咥えて持ち上げ、お手玉のように放り投げるというものになっている。
    ダメージは後述の歴戦個体を含めても低いのだが、唾液によって防御力ダウンを引き起こす。
    そして拘束攻撃を食らうと長時間動けなくなってしまうのだが、
    よりによってこの直後に後述の叩きつけを放ってくることが多い。
    この攻撃はガード強化無しではガード出来ないため、ガード武器を使う際には要注意である。
  • 叩きつける攻撃のうち、平時から用いる通常版は他の大型モンスターに対して特殊な効果を発揮し、
    接触した相手に500ダメージ*18を与えた上で確定でダウンさせる。
    勿論、ハンターが喰らえば凄まじいダメージと共にかち上げられてしまう。
    この攻撃は他の大型モンスターが転倒すると確定でそのモンスターに繰り出し、
    ダメージ数が表示されることからこの攻撃も特殊な争いの一種であると思われるが、
    一度きりというわけではなく、通常攻撃と言わんばかりに用いてくる。
    特に、転倒中の大型モンスターへの使用頻度がやや高い傾向にあるため、
    各種争いで負傷し、倒れている所に追撃と言わんばかりにこの攻撃を繰り出し
    更なるダメージを与えることも珍しくはない。
    • この叩きつけだが、放つ直前まで軸合わせを行うため、
      狙う対象によってはほぼ反転して叩きつけることもある。
      幸い胴体付近には判定がないので、股を潜ることで回避することも一応可能。
    • 叩きつけによる確定ダウンは通常のダウンとは性質が異なるようで、
      罠にかかったモンスターに対して繰り出された場合は
      罠を破壊する形で強制的にダウンへと上書きしてしまう。
      あまり起こる事態ではないかもしれないが、捕獲クエストなどでは一応注意しておきたい。
  • 他の攻撃はモーション自体は過去作のものから大きく変わっていないが、
    総じて当たり判定が今までよりかなり分厚くなり、
    フレーム回避で強引にすり抜けながら攻撃するという過去作の定石が通じにくくなった。
    もっとも、元々が巨体に対して当たり判定が薄すぎた印象もあるので、理不尽さはほとんど感じない。
  • 大型モンスターの死骸や捕獲体も捕食対象とする点は健在。
    MHWorldでは上述の通り大型モンスターへのダメージ手段がかなり充実していることから、
    イビルジョーが大型モンスターを仕留めて捕食する光景を目にすることも可能。
    • また、クエストないし探索中に死亡又は捕獲体となったモンスターに対して、
      特殊な反応を示すようになっており、
      ほぼ必ず匂いを嗅ぎつけて出現し、ハンターの前で死骸を貪り始める
      食す死骸に制限はなく、狩猟されていればたとえ同胞であってもお構いなしに食べに来る。
      暴食の権化たるイビルジョーの健啖ぶりを上手く表した演出と言える。
  • 今作からの変更点として、尻尾から剥ぎ取れる回数が2回から1回に減った。何故だ。
    尻尾集めの際は注意したほうが良いだろう。
  • 調査クエストの乱入対象としてもやはり結構な確率、もしくは固定で出現する。
    運が悪いとバゼルギウスとの縄張り争いを掻い潜り、
    狩猟対象をイビルジョーに武器として振り回され殺られる前に捕獲しなければならない、
    という鬼畜極まりないクエストが出現する事もある。
  • MHWorld仕様のアイコンはこれまでのものと大まかなシルエットは変わっていないものの、
    細部にアレンジが加えられ描き直されている。
    具体的には頭部と尻尾の占める割合が大きくなった一方、手足はかなり小さく目立たなくなっている。
    ぶっとい蛇かウナギにも見える
  • ドス古龍などと同様、専用BGM『健啖の悪魔』にアレンジが加えられており、
    従来のものよりも荒々しい曲調となっている。
    MH3のメインテーマ『生命あるものへ』の旋律は今作でも曲の一部に一応入っているが、
    原曲に輪を掛けて分かりにくくなってしまっている。
  • 2018年12月28日に配信されたイベントクエスト「軽やかで恐ろしく、そして熱く」では、
    イビルジョーのほか、オドガロンとナナ・テスカトリを共に狩猟することになる。
    この顔触れから、配信前はイビルジョーとナナ・テスカトリの邂逅に期待を寄せる声もあった。
    結論としては、ナナ・テスカトリはイビルジョーとオドガロンを倒した後に出現する仕様だったため、
    やはりというべきか古龍種との直接対面は実現せず終いであった。
    誠に残念ではあるが、もし仮に両者の実力差をはっきりと白黒つけてしまうと、
    夢が無くなるので致し方なし、といった所であろうか。

歴戦の個体

  • 実装当初は調査クエストこそあるものの歴戦の個体が確認できず、
    「まさかの未実装か…」という事態に多くのハンターからは落胆の声が多かったが、
    なんと3/24の朝に歴戦のイビルジョーが出現するイベントクエストである「脈打て、本能」が無告知で配信された。
    但し、調査クエストでは歴戦の個体は相変わらず出現しない。
    ユーザーからの呼び名は「歴戦ジョー」。誰が言ったか略して歴女
    • なお、本クエストは先出しの週末限定配信であり、2018年4月に開催される
      アステラ祭【開花の宴】にてイベントクエストとして本配信されることが告知されている。
      その翌月にも再配信が予告されており、他のイベントクエストと同様に定期配信されるようだ。
  • 歴戦の個体であるモンスター達には体色に若干の変化が見られるが、
    イビルジョーの場合は皮膚の艶が更にアップし、全身が黒光りしている。
    動くたびに各部位が金色に光っているようにも見えるので、通常個体にも増して存在感がある。
    • 歴戦の個体というからには長年に渡って強敵をねじ伏せてきた屈強な個体なのだろうが、
      怒り喰らうイビルジョーも、身体に変調を来すほど長く生存競争を生き抜いた個体だと言われている。
      「戦闘経験豊富ではあるものの、まだ食欲を制御するリミッターが外れるほどには長生きしていない」
      という条件に当てはまる個体が歴戦イビルジョーということなのだろう。
      新大陸における歴戦の個体の設定から、他種の歴戦の個体同様に、
      大陸の生態系を潤す古龍たちの生体エネルギーを享受した個体という事にもなる。
      • なお、現大陸の歴戦のイビルジョーとも呼べる魔物、
        もとい怒り喰らうイビルジョーは上述の通りMHW:Iにて復活を遂げ、
        後述のように、通常種の歴戦の個体を上回る戦闘力を見せている。
  • その強化度合いは並みの歴戦の個体を遥かに凌ぐ程で、
    全体的にダメージが抑えられた今作であろうが防具をフル強化した剣士で即死が起こり得る
    それもそのはず、受注条件はHR50以上。要するに危険度3の古龍級である。
    この危険度は飾りではなく、たかが尻尾回転でも半分以上のダメージを受け、
    判定の広いタックルを喰らえば尻尾の当たり判定ですら重症、
    特殊な争いを起こし、咥えたモンスターを用いた攻撃に至ってはほぼ即死である。
    更にこの攻撃はモンスターの方に攻撃判定がある関係上、位置によっては
    正面を向いてガードしようとするとめくられてしまうこともあるため、絶対に注意すべき攻撃となる。
    とにかく一発のダメージが大きすぎるため、腕前や装備に自信があっても
    安全性を引き上げたいのであればスキル「体力増強Lv3」の発動を推奨する。
    イベント補正で体力もそこそこ引き上げられており、
    防具強化やカスタム強化をフルに施していることが前提の難易度となっている。
    この圧倒的な攻撃力に加え、元から高かったうえに強化されたタフネスもあり、
    ハンター達からは「歴戦の古龍種よりよっぽど強い。」という意見も多く見られる。
    • 尻尾回転攻撃を結構な確率で半回転でキャンセルするようになっている。
      歴戦の個体でルーチンが変化するモンスターというのはとても珍しい。
  • かつては「古代樹の森」が狩猟地だったが、主に地形の狭さから闘いにくいという評が多かった。
    特に細長く暗い道に居座られると回避もままならない状態での戦闘を強いられるため、
    付近の広いエリアまで誘導しなければならない。
    また寝床は容積の約半分がイビルジョーの体で埋め尽くされる程の狭さで、
    ガードできない武器でここに逃がしてしまうと最早地獄絵図となることから、
    寝床に逃さずに仕留めなければならない場面も少なくなかった。
    (幸い罠が効かない古龍では無い為、捕獲が可能なのが救いか)
    • またイビルジョーと行動範囲の重なるイビルジョー専用ハンマードスジャグラスが2頭も配置されており、
      万全を期して先にドスジャグラスを狩るか、
      閃光で振り落とさせてドスジャグラスを逃がす等の対策は必須だった。
      なお、非ターゲットのモンスターが確定で同種2体で配置されるのはこのクエストだけであり、
      ドSのカプコン製作者側が意図的に狙った可能性が高い。
    • その後、エリア1でイビルジョーに発見された後、エリア11に誘導してイビルジョーの攻撃を受けると、
      イビルジョーがひたすら元のエリアに戻ろうとして地形から抜け出せなくなり、
      一方的に攻撃を加えられる状態になる不具合が判明した。
    その後不具合への対応策として、狩猟クエストの舞台が龍結晶の地に変更された
    突然の変更であったが、古代樹の森と比べると視界が良好であり、また段差も少ない上に開けた場所が多く、
    ジョーのおやつ配置モンスターもドドガマル1頭だけなので合流頻度も若干減り、
    更には結晶などを利用したギミックを利用できる機会が増えているなど、
    全体的にはかなり闘いやすくなっている。
    • なお、イビルジョーの初期位置によっては
      クエスト開始直後にドドガマルを咥えた状態で待機するようになった。
      振り回し攻撃は被弾すると前述の通りとんでもないダメージを受けるので、閃光弾で早めに離させよう。
      また、ドドガマルはドスジャグラスと違いイビルジョーの咥えから逃れても確定で逃げるわけではなく、
      ハンターに向かって容赦なく攻撃してくることすらあるため要注意。
      上述の通り、大型モンスターを狩猟するとイビルジョーが捕食のためにやってくる。
      その生態を利用して結晶エリアにいる、またはやってきたドドガマルをあらかじめ狩猟しておくことにより
      ドドガマルを凶器として振り回すのを防ぐ事ができるうえに、ギミックの落石ダメージも狙える。
      更にはドドガマルの素材や滋養エキスも入手可能なので一石三鳥にもなる。
      戦術の一つとして視野に入れておくのもありだろう。
    • また、開始後一定時間が立つとバゼルギウスが乱入するようになった。
      狩猟に水を差される可能性が大幅に増えた一方、
      縄張り争いや撒き散らされる爆鱗を利用すればそれなりに難易度を低減してくれることから、
      上手にバゼルギウスを利用して立ち回りたい。
    • Ver3.00から、歴戦の個体のモンスターに何度か閃光弾を使うと、閃光弾が効かなくなる仕様が追加された。
      これはイビルジョーも例外ではなく、長期戦になればなるほど、
      ドドガマルを振り回すイビルジョーを閃光弾で止められなくなることになってしまった。
      幸い龍結晶の地にはハジケ結晶や落石など、振り回し攻撃を止められるギミックがいくつかあるので、
      長期戦になってしまった場合は活用していきたい。
      罠でも解除可能だが、落とし穴だと上述の通り暴れ回ってしまうため、1番手軽な方法はシビレ罠だろう。
      抜刀中即座に仕掛けられる片手剣は勿論、威嚇し合う段階で納刀すれば、
      だいたいどの武器種でもイビルジョーが食らいつく前に間に合う。
    • ダメージギミックの多さに加えてバゼルギウスが頻繁に乱入してくることから、
      これらを最大限活用すれば(かなり時間はかかるが)武器不使用での狩猟も可能
      あるものは全て使え!」がモットーであるMHWorldならではの戦い方と言えよう。
    • カウンターにおいて、ダウンさせるまでのダメージ量が変化している。
      例えば太刀の場合、通常個体の時はカウンターに合わせて見切り斬りだけを当てればダウンさせられたが、
      歴戦個体では見切り斬り→気刃大回転斬りまで当てないとダウンさせられない。
      また、拘束や吹き飛ばしなどで転倒している時は確定で口を地面に向かって思い切り叩きつける攻撃(追撃)を
      行ってくる。その為、スリンガーに閃光弾やハジケ結晶、はじけクルミを常に装填しておく必要がある。
  • 「脈打て、本能」はやたらと報酬が豪華であり、なんと汚れた龍脈石や輝く龍脈石も出る
    輝く龍脈石が出る確率は低めだが、汚れた龍脈石はそれなりの確率で貰える。
    難易度はかなり高いが、見返りも同じくらいに大きい。
    更に通常のイビルジョーでは出ない竜玉も結構な確率で出てくる。
    こちらは防具のカスタム強化で使用するのでカスタム強化素材の救済クエストと言えるだろう。
    竜玉も竜玉で狙って集めるのは意外と面倒なため、複数の武器種を使う人には結構ありがたい。
    確定報酬ではないため、狙いのものが出るどころか龍脈石すら1個も出ない時は非常に悲しいが……
    • ただしあくまで古龍ではないということでか、
      ★3相当でありながら大龍脈石ではなく龍脈石止まりなので注意。
      またイビルジョーは非常に多くの痕跡を残すモンスターだが、
      痕跡で得られる調査レポートは★2の歴戦個体モンスターのクエストであるため、
      残念ながら歴戦古龍のクエスト集めには利用することはできない。
      歴戦古龍のクエスト目当てならば、素直に探索に行くか「奈落にて君を喚ぶ」等のクエストを周回しよう。
    • 現在では★2のクエスト報酬で風化した珠が出現する確率が上がったので、
      それ目当てなら非常に役に立つクエストになっている。
  • ただでさえ本種の歴戦の個体は強力なのだが、
    歴戦のイビルジョーの殴り込みから約7か月後、さらなる悪夢は姿を現したのであった…。
    実際は勝手に削り合ってくれるのでこっちより楽だったりする。

MHW:I

  • MHW:Iでも続投してはいるが、マスターランクに通常個体は登場しない
    通常個体はまたMH4G以来の絶滅の危機に瀕したのか?
    というのも、マスターランクでは全てのイビルジョーが特殊個体である魔物に置き換わっているため。
    よって、今作のマスターランクにおいて通常個体のイビルジョーを狩猟できる機会はない。
    MHW:Iの怒り喰らうイビルジョーについては個別記事を参照されたい。
  • ではマスターランクでは通常個体にお目に掛かれないのかといえば、答えは「否」で、
    通常個体はイャンガルルガの登場ムービー限定で登場する
    獲物を求め徘徊していた所に戦闘狂で知られるイャンガルルガに喧嘩を売られるも、
    嘴による猛攻など何処吹く風といった様子でイャンガルルガの頸に喰らい付き、
    雑魚同然とばかりに荒々しく振り回したのち、岩盤に叩き付けて沈黙させる。
    そして次なる獲物たるハンターにゆっくりと迫るイビルジョーだったが、
    ダウンしたはずのイャンガルルガが再び挑み掛かってきたことで状況が一変。
    カウンターで放たれたバインドボイスによって生じた一瞬の隙を突かれ、
    華麗なサマーソルトを食らって転倒。黒狼鳥に一矢報いられる形となる。
    • このイビルジョーはムービー終了後即エリア移動を開始しすぐに立ち去ってしまう為、
      プレイヤーが交戦することはできない。要は完全なるゲスト役である。
      結果的にダウンを喫する羽目になりはしたが、
      単なる噛ませに終わらずに主役のイャンガルルガを圧倒するなど存在感を示している辺りは、
      流石に「そこらのモンスターとは格が違う」と言われる古龍級生物である。
    • 何故ハンターとイャンガルルガに襲い掛からず、さっさと立ち去ったのかは不明。
      古龍級生物相手に臆することなく戦いを挑み、最終的にダウンまで奪ったイャンガルルガも見事ではあるが、
      それを踏まえても両者の力量に差があることは前半の攻防でも瞭然であり、
      気を取り直して本気で掛かれば、圧倒的な力で捩じ伏せられたであろうことは想像に難くない。
      イャンガルルガを蹂躙したのも、ほぼ売り言葉に買い言葉という流れであったことを踏まえると、
      あえて面倒そうな相手との戦闘を選ぶよりも、他の生肉相手を探した方が効率的だと判断したのだろうか。
      空腹では無かった可能性もあるが、イャンガルルガのムービー説明を見る限り
      少なくとも獲物を探していた状態ではあった様である。
      • MHWorldで追加された生態行動をよく観察してみると、
        各フィールドにおいて気配を消すかのように忍び足で背後から獲物を狙って仕留める、
        他の大型モンスターを見つけても空腹状態でない限り即座に襲い掛かることはないなど、
        少なくとも通常個体は「状況を見極める冷静さ」が最低限備わっていると考えられる。
        無論、生命の危機を感じる程の空腹になっていたり、
        いくら食べても満たされない状態に陥っていたりした場合などは話は別だろうが、
        そうした切羽詰まった状況でない限りは視界に捉えた相手は殺害ありきと言うわけではないらしい。
        また、細かい相違点として各地の主をねじ伏せて圧勝する縄張り争いにおいては
        イビルジョー側は必ず怒り状態になってから行うのに対し、
        こちらのムービーにおいては怒り状態になっていない
        この点においてもイビルジョー側にまだ余力があり、
        かつ冷静に物事を判断していることの描写ともとれる。
    • 余談になるが、イャンガルルガの肉は食用になる上に美味しいことは過去作で判明している。
      イビルジョーも頑張って食べてみれば良かったかもしれない。
  • 新要素のクラッチクローは下位・上位にも適用される為、通常個体のこちらにもしがみつけるのだが、
    マスターランクの魔物と違って後脚にしがみつく事ができない
  • MHWorldの途中のDLCでの追加という事でギルドカードの金冠勲章の対象から除外されていたのだが、
    MHW:Iでは同じDLC組であるナナ共々対象になっている。
    金冠勲章を狙ううえで忘れないように注意しよう……と言いたい所なのだが、
    PS4版はHORIZONコラボクエストのノラの深奥で最大、最小金冠が、
    窮賊、ハンターを噛む!で最小金冠が確定登場するので非常に楽である。
    • 逆に言えばHORIZONコラボクエストが無いSteam版での最大金冠は
      正攻法で、つまり調査クエストで狙うことになる。
      しかし、イビルジョーは歴戦個体の調査クエストが存在しないので通常個体の調査クエストを狙うしか無く、
      調査クエストの仕様上、余計なモンスターの調査クエストが出現することが少なくない。
      代替クエスト等も配信されていないため、一転して非常に金冠を取りづらいモンスターと化している。
      上位モンスターなのでマスターランクの装備で乱獲できるのがまだ救いだろうか。

MHR(:S)

  • MH3からMHW:Iまで登場し続けていたイビルジョーだが、MHRiseでは不参戦
    MHR:Sでも復活せずに終わった結果、本作の獣竜種は2種類だけという
    とんでもなく寂しい事態になってしまった。
    • 代わりにというべきか、近縁種でこそないもののイビルジョーとの類似点も少なくないアンジャナフが
      本種から岩飛ばし(MHRise)や真下噛みつき(MHR:S)を継承している。
    • またイビルジョーの十八番である「あらゆるモンスターを見境なく捕食する」という性格については
      MHRiseのメインモンスターを勤めるマガイマガドにも見られ、
      両者の特殊個体である怒り喰らうイビルジョー怨嗟響めくマガイマガドとでは
      「古龍に対しても縄張り争いを仕掛け、互角に立ち回る」「龍属性を扱う」
      といった点も類似している。
  • 言語設定を英語にした場合には名前だけ登場しており、
    チュートリアルのウツシ教官の写真を撮って見せる場面で
    「Oh yeah! That's one handsome Deviljho!」
    と主人公の事を褒めるシーンがある(日本語の時の対応する台詞は「よく出来たね!」)。
    恐らく「handsome devil*19」と掛けた駄洒落と思われる。
    しかし今作から始めたプレイヤーには全く通じないギャグである
    名前自体は出てくることから、カムラの里でも
    イビルジョーの存在は認知されていることがうかがえる。
    ところでハンサムなイビルジョーとは一体……?

登場ムービー

MH3
初登場作品であるMH3では登場ムービーが存在せず、
初めて登場ムービーが与えられたのは次作であるMHP3となった。
MHP3
村最後のクエストである終焉を喰らう者で登場ムービーが流れる。
闘技場に現れ、餌として放たれていたと思われるアプトノスを見るなり何故か怒り状態に移行、
憂さを晴らすかのように哀れなアプトノスに噛み付いた上、10mくらい投げ飛ばし殺害する
このムービーを見て恐怖に慄いたハンターも多いだろう。
  • ちなみにこのとき投げ飛ばされるアプトノスだが、イビルジョーが現れても逃げ惑う訳でもなく、
    あろうことか目の前のイビルジョーに向かって威嚇行動を行っている
    なんとも漢気溢れるというか、それとも単に相手を見る目が無いだけなのか。
    イビルジョーが突然怒り出したのも、
    ひょっとすると格下のアプトノスに舐められて気に障ったからなのかもしれない。
    あのイビルジョーを怒らせたとなれば、普段喰われてばかりのアプトノスにしては結構な快挙であろう。
    そして結局喰われることには変わりないのであった。
  • そして旧作にも似た登場の仕方をするモンスターがいる。しかしこっちは怒る理由がさらに謎。
    そのモンスターというのは、やはりなにか縁があるのかラージャンである。
    捕獲されたり闘技場管理者に包囲されたりで怒りに満ちているという事だろうか
MH3G
MH3Gではさらに衝撃的なムービーを引っさげて登場。
ムービーはなんと上位序盤のキークエストで流れる。
またしてもアプトノスが登場するのだが、今回の犠牲者はアプトノス…を狙うドスジャギィ
肉食竜を呆気なく踏み殺し捕食するという内容で、ハンター達の度肝を抜いた。
因みに、イビルジョーと初めて邂逅する初心者ハンターへの配慮か、
アイシャから警告が入り撤退を勧められる。
ちなみに、ここでイビルジョーのご飯となった哀れなドスジャギィの亡骸はなんと剥ぎ取ることができる。
余裕があれば、素材を頂戴してから撤退しよう。
  • 崖の上から静かに下の様子をうかがい、ほぼ奇襲同然の形でドスジャギィを仕留めている。
    脳筋なイメージの強いイビルジョーだが、ああ見えて頭の切れる方なのかもしれない
    (実際、生態表現が細密化したMHWorldでは奇襲によって獲物を仕留める様子が見られる)。
    しかし肉の味に定評のあるアプトノスが側にいたにもかかわらず、敢えてドスジャギィを狙う辺り、
    後々の因縁の予兆を感じさせずにはいられない…
  • 近年中型のモンスターが登場時に大型のモンスターにやられてしまう(もしくはやられている)、
    そういったシーンが増えている。
MH4
MH4では再び登場ムービーが消滅。
ムービーがないことを残念がったり、一向に埋まらないギャラリーの穴*20は、
イビルジョーのムービーと勘違いするファンも多かった。
また、旅団クエストには乱入しないため、看板娘から注意を受けるイベントも無い。
但し上位旅団クエストではちゃっかり乱入してくる。なお乱入されても看板娘から注意を受けるイベントは存在しない。
  • 逆に言うと、なんの脈絡もなく突然現れるというイビルジョーの恐怖が再来したと言える。
MHWorld
MHWorldでは新たな登場ムービーと共に新大陸で暴れ回る。
具体的な内容は前述の項目に譲るが、特別任務「食物連鎖の波に乗れ!」にて
受付嬢の収集したキノコを食べるアプトノスに襲いかかったドスジャグラスの背後から突如襲来、
凄まじい怪力で賊竜に食らいついたと同時に≪恐暴竜 イビルジョー≫のテロップが出現する。
その後も獲物を豪快に振り回すが、
吹っ飛ばされた受付嬢はなんとかイビルジョーの背にしがみつき「乗り状態」に移行。
ここでムービーは終了し、やや特殊な状態のまま操作可能となる。
キノコをアプトノスが食べ、アプトノスをドスジャグラスが捕食し、
ドスジャグラスをイビルジョーが喰らう、ついでにウケツケジョーもイビルジョーの背中に食らいつくという
任務名そのまんまのムービーである。

余談

  • 系統樹においては他の獣竜種(ケストドンガストドン含む)よりも先に枝分かれしている事が判明している。
    シンプルなフォルムから察するに原始的な特性を残した獣竜種なのかもしれない。
    一方で過度な捕食反応や謎の龍属性ブレスを吐く、古龍とも渡り合うなどなど他の獣竜種とは違う方向で異質である。
    一体イビルジョーの祖先となる獣竜種に何があったのであろうか?
  • 「イビルジョー(evil jaw)」を邦訳すると「邪悪な顎」といった意味になる。
    しかし「イビル」(evil)を「デビル」(devil)と勝手に解釈してしまう人もいる。
    そんな人を見かけたら、やさしく英語について教えてあげよう。
    • しかし、確かに悪魔のようなモンスターであることは間違いない。
      実際、海外での名称がDeviljhoなので、あながち間違っていなかったりもする。
      また、上述の通り、イビルジョーのテーマBGMの題名も「健啖の悪魔」である。
    • なお、顎の英語の綴りが"jaw"なのに対し、
      イビルジョーの英名でのジョーは上記のように"jho"である。
    • また、別名の「暴竜」についてもたまに「暴竜」とか「暴竜」とか間違われる。
      正しくは「ろしくれる」と書いて「恐暴竜」である。
      これについてはパソコンなどで漢字変換しようとすると
      真っ先に「凶暴」や「狂暴」などの単語が引っかかってしまうこと、
      そしてその字面がイビルジョーによく似合っていることが原因か。
      因みにだが、基本的にどんな国語辞典や漢字辞典を開いても「恐暴」という単語は載っていない。
      「恐暴」という単語はモンハン流の造語であり、通常の日本語としては存在しないためである
      (「凶暴」や「狂暴」と引っかけた別名なのはまず間違いないだろう)。
      このために多くのパソコンでは「恐暴竜」という正しい変換がされず、
      そのままチャットなどで流されてしまうというのも間違われる原因の一つとなっている。
  • 上述の通り、各地を彷徨っているという設定から様々な地で乱入してくるが、
    イビルジョーの本来の生息圏は凍土や氷海であると推測するプレイヤーが多い。
    • 大きな根拠としては「恐暴竜の根城」というクエストの存在。
      このクエストの狩猟地が凍土であることから、
      文字通りイビルジョーの根城は凍土近辺ではないかと言われている。
      これに限らずイビルジョー自体がターゲットとなっているクエストは、
      凍土や氷海などの寒冷地が舞台となっている場合が多い。
    • また、凍土には瀕死になったイビルジョーが拓かなければ侵入できない隠しエリアがあったり、*21
      怒り喰らうイビルジョーが狩猟対象となるDLクエストの舞台が凍土や氷海だったりしている。
      これらもまた、イビルジョーの寒冷地生息説を後押ししていると言える。
    • 生態的な面で言えば、高い体温を保ち続ける必要がある理由として
      寒冷地を根城とするから、と考えることも出来る。
      または高い体温を保つ理由は別に存在し、
      過度に高くなりすぎないように寒冷地を生息圏としている可能性もありえる。
    • 仮に本当に凍土や氷海が本来の生息圏であるとすれば、
      本来の生息圏が砂漠などにもかかわらず敢えて寒冷地に訪れるティガレックスとは真逆ということになる。
  • 元が強いだけに、イビルジョーの素材から作成できる武器はどれも強力。
    高い基本攻撃力と優れた斬れ味を持ち、その殆どがスキル「覚醒」で龍属性を得る
    (MHP3とMHX・MHXX、MHWではデフォルトで龍属性が付いている)。
    なお、武器の説明は、いずれも使用者に牙を剥くといったことが書かれているが、
    実際にそのようなことはないのでご安心を。
  • イビルジョー、イビルジョー飢餓との戦闘のBGMはもちろん専用の物。曲名は「健啖の悪魔」。
    不協和音(耳にすると不快感や恐怖心を煽る和音)が某人喰い鮫の映画並にたっぷりと使われており、
    クエストの最中、そのBGMが流れた=ジョーが乱入してきたとなる為、新たなトラウマBGMとなっている。
    MHP3の闘技場では、なんとMGSコラボ装備のBGMまでも潰して「健啖の悪魔」になってしまう。
    MHWorldではイビルジョーポジションに就いていたバゼルギウスと競合し、
    ヘイトの高い方のBGMを優先する形となっている。
  • 実は、裏ボス的立ち位置ながら、MH3発売前にテーマ曲と供にPVの最後に少しだけ登場していた。
    不穏な音楽をBGMに巨大な影が何か(おそらくポポの死体)を食べており、
    最後の最後で力一杯咆哮するという映像になっていた。
    見るからに危険な印象を植え付けるモンスターではあったが、
    流石にこれ程までに想像の遥か上を行く脅威になると思っていたハンターは少なかっただろう。
    なお、このころはどこから出たのか誤情報が出回っており、イビルジョーはアロデグスと呼ばれていた。
    • 怒り喰らうイビルジョーもまた、MH3G発売前PVのラストに登場する形で初公開された。
      凍土の隠しエリアを背景に、上記のようなおぞましい姿で登場(この時もポポの死体を貪り食っている)、
      画面に向けてブレスを吐いてムービー終了という具合である。
      今までのシリーズをやってきたプレイヤーは、
      激昂したラージャンのような存在であることをなんとなく理解できただろうが、
      そのあまりにもおぞましい変貌っぷりに戦慄を感じたプレイヤーも多かったようである。
      また、これにより、看板モンスターであるはずのブラキディオスの空気化が更に加速してしまった。
      もしかしたら、ブラキの空気化に一番貢献したのは此奴なのでは…。
      …でも蓋を開けてみればブラキは全然空気じゃなかったぜ!!
  • あまり知られていないが、転倒のパターンが少々特殊。
    他の獣竜種のモンスターは、ウラガンキンと大回転攻撃中にしか転倒しないドボルベルクを除けば、
    基本的に通常時および疲労時にのみ転倒し、怒り状態時には一切転倒しない。
    しかし、イビルジョーの場合、通常時および怒り状態時は、1回目の怯みでは転倒せず、
    必ず2回目の怯みで転倒するようになっている
    逆に言えば、たとえ怒り状態であっても転倒させて攻撃チャンスを作ることが可能ということである。
    なお、疲労時は踏ん張りが効かなくなるのか、1回目の怯みで確定で転倒するようになる。
    イビルジョーは体高が高いので、これを覚えておくと(特にリーチの短い片手剣や双剣などは)
    討伐や部位破壊がぐっと楽になるはず。
    同様の仕様はアビオルグにも受け継がれている(あちらは4回目の怯みが転倒)。
  • MH3Gの食事場にて、食材に野菜と酒を選び、調理法を「炒める」と選択すると、
    ネコの龍属性得意」「ネコのすり抜け術」が発動し、更に食事効果で龍耐性が上昇する。
    ご覧の通り、イビルジョー戦を強く意識した食事メニューとなっている。
    防具の龍耐性が壊滅的で、分断目的も考えるとこやし玉の数に不安がある…という場合には
    食べていってもいいかもしれない。
    なおMH4以降もこのメニューは続投しているため、対アカムトルム用としても使っていける。
  • ノベル版第五弾にも登場。
    クエスト完了と思いきや、地響きと共に地中から登場。
    倒されたガノトトスの死骸を貪り、トゥークや金銀姉妹にも襲い掛かる。
    登場シーンの演出はMHP3の乱入クエストに近い。
    ブレスや拘束攻撃を駆使し、終始主人公一行を圧倒する実力と活躍を見せた。
    なお、上記の通り、拘束攻撃まで惜しげも無く使ってきており、主人公を殺る気満々であったが、
    幸いにも誰も犠牲になることは無かった。
    もしまともに喰らっていたなら、「負けたッ!第五弾完!」になってしまっていたかもしれない。
  • MH4以降、「恐暴竜の宝玉」のアイコンが変更された。
    MH3Gまでは天鱗や天殻と同じアイコンだったが、今作からは他の玉石系レア素材と同じアイコンになっている。
  • 金獅子ラージャンとどちらが強いのか」という議論が発生することが多々あるモンスター。
    2シリーズを代表する古龍級生物のラージャン、3シリーズを代表する古龍級生物のイビルジョーと、
    どちらも極めて近いポジションにあるからであろう。
    公式でも両者は対となる存在、あるいは同格のモンスターとして扱っているようで、
    両者が共演する作品ではクエストランクや報酬金もキッチリ同額となっているほか、
    夢の競演ともいうべき2頭クエストでは最恐コンビと銘打たれている。
    • また、10周年記念のモンハン展で配布されたDVDでも、
      ラージャンとイビルジョーが向かい合う形で同時に怒り状態となり、お互いに睨み合うというシーンがある。
      さながら、映画「キングコング」のワンシーンのようである。*22
  • MH4でイビルジョーが登場するのは通常クエストのみであり、エンドコンテンツであるギルドクエストには
    登場しないため、最上級者の間では影が薄い存在となっていた。
    ポジション的に相方といえるラージャンとの扱いの差に嘆くハンターが多かったが、
    MH4Gでギルドクエストへの登場を果たし、狂竜化や極限状態のイビルジョーも登場するなど、
    ようやくラージャンとの格差は縮まったかに見えた……
    • しかしこれまでの環境不安定ならほぼ乱入してくるイメージに反し、
      大老殿G級クエストにイビルジョーは乱入しない(G級探索、ギルドクエストには乱入する)。
      代わりに多くのG級クエストに乱入するようになったのはライバルであるラージャンである。
      どうしてこうなった……
    • ギルドクエストの方も報酬こそ最高級だが上述の様々な厄介な要素、
      そして回転効率が重要視されるギルクエにおいてはその非常に高い体力*23
      龍属性やられや防御力低下など独特な厄介さ故に人気は高いとは言えない。
      報酬量そのものもラージャンと変わらず、
      狩り慣れているラージャンに引き続き目をつけたハンターも多いため、
      結局のところ影は薄いままなのであった…。
      • といっても、確かにゲーム中の存在感で劣るとはいえ、
        その周回効率の悪さから敬遠されているイビルジョーと、
        同じ報酬量の同僚ができたにもかかわらず、
        狩りやすいという理由でカモにされ続けているラージャン、
        どちらが不憫かというと微妙な所でもあるのだが。
  • 何気にMHW:IまでMH3における初登場時から唯一の皆勤モンスターという快挙を成し遂げていた。
    言うまでもないが、MH3時点ではイビルジョーは隠しモンスター的存在である。
    にも拘らずラギアクルスなどを差し置いて皆勤である点をみるに、イビルジョーのその並々ならぬ人気が窺える。
    尤も、ラギアクルスが皆勤するにはシステム制約的に厳しい面もあったが……
    一応イビルジョーの食料ことドスジャギィも長いこと皆勤であったが、MHXでリストラされてしまった。
    • MHWorldでは初期では登場していなかったが、後にアップデートで追加。皆勤を続けることが出来た。
    • しかしMHRiseでは発売開始直後から登場しておらず、二度の大型アップデートを経ても追加されず、
      大型拡張コンテンツであるMHR:Sが発売された事で
      遂にイビルジョーの皆勤賞も絶たれる事となってしまうのだった。
  • ゴーヤという通称からHUNTERS BAR『モンハン酒場』で、
    「恐暴竜の尻尾チャンプルー」と称したメニューが追加された。ゴーヤ扱いはついに公式となった。
  • 長年「イビルジョーは切断された自分の尻尾も食べてしまう」
    という情報がグローバル中のプレイヤー間に広まっていた*24が、
    実際にイビルジョーが自分の尻尾を捕食する姿は確認されていないため、
    現在は誤情報ではないかと結論づけられている。別にやっていても違和感は無いが…
    • なお、実際に自身の尻尾を食べるモンスターとしては、
      MH3発売に先駆けてMHFにて登場していたアクラ・ヴァシム及びアクラ・ジェビアと言う実例が既に存在する。
      彼らの行動が当時のMHFユーザーにとって極めて衝撃的で印象に残りやすかった件も、
      イビルジョーのこの誤情報が広まった原因の1つかもしれない。
  • 現実世界において、イビルジョーのように特定の生息地を持たず、
    自ら各地を転々としては摂食行動のためにある地域の生態系を破壊してしまうような生物は現状確認されていない。
    理由は簡単、単体で生態系を破壊するほど過剰な食糧を必要とする生物が存在しないためである*25
    また、仮に単体でという条件を抜きにしても、生態系のバランスを崩してしまうほどに
    他の生物種を捕食しなければならないような生物はいない。
    それだけ莫大なエネルギーを必要とする種は生命体として致命的な欠陥を抱えているに等しく、
    現実世界ではとてもではないが繁栄、存続することはできない。
    より効率的に生存・繁殖可能な生物によって駆逐されてしまうのが常である。
    加えて言えば、あらゆる生物を捕食するにはそれらを容易く屈服させる圧倒的な戦闘力、
    各地の環境に即座に順応し活動できるずば抜けた環境適応能力が必要であり、
    現実世界でそれを兼ね備える頂点捕食者は皆無と言ってよい。
    • イビルジョーが異常たる所以は、他者を捕食し続けなければ生きられないという
      途轍もなく非効率的な性質を持つ生物であるにもかかわらず、
      その欠陥を突出した戦闘力と環境適応能力によって強引にねじ伏せ、
      曲がりなりにも種として存続し続けていることであろう。
      そもそも、通常ならすぐに空腹になってしまうほどの異常な代謝をもつ生物種は、
      そのまま絶滅するか、燃費を改善するために代謝を落とすような進化をするのだが、
      あえて獲物を捕食しやすいように戦闘能力に特化した進化を遂げてしまっているあたりにも、
      本種の異常性が見受けられる。
      裏設定の繁殖のメカニズムにしても、よくよく考えてみるとかなり不確定要素が多そうであり、
      共食いも辞さないという性質に至っては繁栄に寄与しないどころか衰退に直結しかねないのだが、
      それでも未だ絶滅する気配すらないというのは流石という他ない。
    • 反面、このような生態は被捕食者が対策しづらいという利点もなくはない。
      例えばある生態系に属する食われる側の生物は、基本的に同じ生態系の捕食者に対して、
      捕食を逃れるための何らかの手段を本能的に持っている事も多い。
      そしてそれらは大抵その場所の生態系で、長い間食う・食われるの関係が続く中で培われるものである。
      しかしイビルジョーのように本来はどの地域の生態系にも含まれず、
      食物連鎖にイレギュラーに関与してくるような生物種に対しては、
      被捕食者は捕食を回避する方法を持たないため対処のしようがない、というわけである*26
      また、在来の捕食者は餌となる生き物を食い尽くしてしまえば絶滅してしまうが*27
      イビルジョーはその制約からも逸脱しているため、たとえある地域の食い物がなくなっても場所を移せば済む、
      という部分も種の存続に少なからず影響しているのだろう。

素材

世界を喰らう胃袋
満たされる事の無いイビルジョーの胃袋。
武具の素材としては使えず、モガの村では希少特産品として扱われている。
イビルジョー自体が極めて強力かつ危険なモンスターであるため、
そもそも討伐して入手すること自体が非常に難しいこともあり、
その特産品ランクは全特産品中トップタイ、
ラギアクルス亜種の「海王の白竜鱗」と並ぶ★7に定められている。
イビルジョーはあらゆる生物を見境なく喰らうため、
その胃袋の中には様々なモンスターの素材が入っている場合がある。
そのため、まるで福袋のような感覚でこれを求める人々もいるらしい。
さすがに設定上脆いとされている天鱗なんかは入っていないだろうが、
大型モンスターの甲殻や鱗でも入っていれば儲け物だろう。無論、胃液まみれである事を我慢できればだが。
恐暴竜の黒鱗
暗緑色のイビルジョーの鱗。色が濃すぎて黒色に見える。汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
イビルジョーから得られる素材の中では安値だが、それでも鱗としては相当な価格で取引されている。
希少価値もあり素材としても優秀だが、行商人の間では非常に不人気。
より重厚なものは「恐暴竜の厚黒鱗」と呼ばれるが、こちらも不吉の象徴とされ、嫌われている。
獰猛化した通常種からは通常よりも黒ずみ強度を増した鱗が入手でき、
こちらは「獰猛化恐暴竜鱗」と呼ばれ、G級個体のものは「獰猛化恐暴竜厚鱗」と呼ばれる。
恐暴竜の黒皮
深緑色のイビルジョーの皮。色が濃すぎて黒色に見える。柔軟な材質で防具によく使われる。
身体中の傷が原因なのか、表面には不快なぬめりがあり、加工処理もとても困難な素材。
しかし上手く加工できればその強度は折り紙付き。
より凶暴な個体から剥ぎ取った厚さもぬめりも増した皮は「恐暴竜の厚黒皮」と呼ばれる。
MHXRでは「恐暴竜の皮」が登場する。
2頭クエストに登場する個体からは「恐暴竜の双皮」が入手できる。
恐暴竜の大牙
大小様々なイビルジョーの牙。堅固な材質で武器によく使われる。
口外にまで発達し、無数の牙が下顎を覆うように生える。
一本一本が恐るべき殺傷力を秘めており、地盤さえも削り取る。
その中でも実用的な大きさにまで発達したものが素材として扱える。
ちなみに、古い牙は顎付近にまで達するとそこで自然に抜け落ちるとされている。
そして異常なまでに発達したものはその風貌と威力から「極悪な牙」と呼ばれる。
なお、「極悪な牙」はMH3Gでは通常のG級イビルジョー素材の1種類であったが、
MH4Gでは怒り喰らうイビルジョーの専用素材となっている
その仕様変更により4Gで「恐暴竜の重牙」という素材が追加され、こちらがG級通常種固有の素材となっている。
MHXRでは「恐暴竜の牙」が登場する。
2頭クエストに登場する個体からは「恐暴竜の双牙」が入手できる。
恐暴竜の鉤爪
イビルジョーの脚にある爪。龍属性との相性が良い。
この鉤爪と桁外れの筋力で獲物を押さえつける。
硬度と斬れ味は申し分が無く、扱いに慣れない者が迂闊に触れれば大怪我をする恐れもある。
護符の力を強める不思議な力を宿しており、お守りとして持ち歩くハンターもいる。
桁外れの強度と鋭さを誇るものは「恐暴竜の剛鉤爪」と呼ばれる。
こちらはあまりの鋭さに熟練の加工屋でも気を抜けず、お守りとして持ち歩くハンターもほとんどいない。
恐暴竜の頭殻
イビルジョーの頭部を覆う数少ない甲殻。特殊な材質で限られた装備に使われる。
大牙を上回るほどの高い硬度を誇る。
直接剥ぎ取って入手しようとすると気分を害するほどの強烈な悪臭を放つと言われている。
そのためか、剥ぎ取って入手する事は出来ない。
特に質によって価値や呼び方が変わる事は無い。
恐暴竜の尻尾
切断されたイビルジョーの尻尾。強靭な材質で防具によく使われる。
まるで巨大なヒルのような形状をしている。
素材としては有用だが、何故かこの素材を専門に回収している業者が存在する。
そんな専門業者も驚くほどの巨大な尻尾は「恐暴竜の重尾」と呼ばれる。
イビルジョーの尻尾を切断しなければ入手ができないが、
MHXでは捕獲報酬でも8%と低確率ではあるが入手ができるようになった。
恐暴竜の唾液
底無しの食欲の象徴とも呼ばれるイビルジョーの唾液。特殊な材質で扱うには技術が必要。
疲労が溜まって来たイビルジョーの口からはこの唾液が滴るようになる。
触れた物を瞬く間に腐食させてしまう強酸性で、これにより強度を弱める事で捕食しやすくする。
また、噛み付いた獲物に逃げられても、体表の溶ける匂いを察知することで追跡を容易にするという
所謂マーキングとしての側面もあるようだ。
その腐食作用を応用する技術が最近になって確立されたことで、武具の素材として使用できるようになった。
しかしその特性上、剥ぎ取って入手する事は出来ない。
捕獲でも入手することはできず、入手するにはクエスト報酬に期待するしかない
このことから、入手には何らかの特殊な処置が必要なのだと思われる。
また、通常個体限定の素材であり、飢餓個体からはこの素材を得ることはできない。
極度の飢餓に陥ると唾液の成分が変化して、素材としては使えなくなってしまうのかもしれない。
  • MH4Gでは探索時に出現するプーギーを助けると小さなかけらなどを落としていくのだが、
    イビルジョーの着ぐるみである「イビルのきもち」を着たプーギーを助けた時の落とし物のみ、
    この唾液が落とし物として拾える事がある。
    着ぐるみ内から何処からともなく垂れ落ちる危険物、
    それを素手でガサゴソ採取するハンターと突っ込み所満載である。
  • MH4Gの村上位クエスト「最狂の暴君」では絶対に報酬で出ない。
    このため、HR1の時点で恐暴竜の唾液を使用する武具の作成はできない。
  • MHXの村最終クエスト「終焉を喰らう者」でも絶対に出ない。
    このため、HR2の時点で恐暴竜の唾液を使用する武具の作成はできない。
  • MHWorldではクエスト報酬のほか、落とし物として拾うことができる。
    色々なモノを腐食させるので、掬うのには少々難儀しそうでならないが…。
恐暴竜の宝玉
イビルジョーの体内で稀に生成されるという玉石。武具性能を飛躍的に高める。
その異常な戦闘力の秘密が隠されているのではないかと噂されている。
また、謎の儀式に用いられる事もあるらしいが、その詳細については不明。
ちなみに、通常の個体よりもイビルジョー飢餓の方が若干入手確率が高く設定されている。
恐暴竜の滅鱗
極めておぞましい雰囲気を醸し出すイビルジョーの特殊な鱗。
あまりの不気味さに恐暴竜の犠牲者の怨念の集合体ではないかとまで言われている。
宝玉以上の価値を持つが、それ以上に恐ろしく、謎の多い素材。
宝玉と同じく、こちらもイビルジョー飢餓の方が若干入手確率が高く設定されている。
その禍々しい設定のためか、ミラボレアス武器の強化にも用いることが多い。

関連項目

モンスター/イビルジョー/派生作品
モンスター/怒り喰らうイビルジョー
武器/イビルジョー武器 - イビルジョー素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/バンギスシリーズ
BGM/イビルジョー戦闘BGM

モンスター関連

モンスター/ラージャン ‐ 何かとイビルジョーとセットで扱われがちな古龍級生物仲間。
モンスター/バゼルギウス - イビルジョーと同じく強敵乱入者のモンスターで、イビルジョーとはライバル関係にある。
モンスター/ティガレックス - 獲物を求めて彷徨う食いしん坊仲間。
モンスター/オストガロア - 生態系を破壊するほどの大食漢仲間。

クエスト関連

クエスト/恐暴の宴
クエスト/最強と最恐!
クエスト/ジャギィノスの群れを狩れ - メインターゲットはジャギィノスだが、イビルジョーが予告なしで乱入してくる。
クエスト/世界を喰らう者
クエスト/戦々恐々、最恐コンビ
クエスト/恐怖と暴動の2頭狩り
クエスト/ランポスたちの大親分! - メインターゲットは最大金冠確定のドスランポスだが…
クエスト/HORIZONシリーズ - 歴戦の個体を2頭に同時狩猟するクエストについての記載あり。


*1 マスターランク個体は存在せず、任務クエストに一瞬登場するのみ
*2 MH3の単体狩猟クエスト、MH3G及びMHXの港(集会所)上位クエスト「恐暴竜の根城」、MHXXに於けるGランククエスト
*3 しかもハンターと交戦中であろうがお構いなしに食べに行くタイプである。
*4 MH3の世界観で生息圏内の食物連鎖ヒエラルキーを語る場合、必ず「イビルジョーを除いて」の一文が付記される。存在自体がバランスブレイカーというべきか。
*5 MH3Gでは最終的に村下位と集会所G級で天と地ほどの差が出る
*6 アルバトリオンの体力は約10000
*7 狩猟地はそれぞれ上から順に砂原、凍土、火山となっている。またMH3のクエスト提示システムの仕様上、たまに3つとも出現していないこともあった。
*8 ただし旅団ストーリーでクシャルダオラを撃退しておく必要はある
*9 初期のティラノサウルスは上体を起こした姿勢で描かれる事が多く、和製ゴジラのそれも当時のティラノサウルス像に倣ったものと言える。
*10 ★7以上はドス古龍と超大型モンスターだけになっている。
*11 日本時間同日9時
*12 この発言をした学者は竜人族であり、彼らの指は片手で4本、両手で8本となる。人間の「五本の指に入る=ある分野のトップ5」のように、指の本数を単位にした竜人族の慣用句なのかもしれない。
*13 外伝作品を除くと、2018年3月末におけるイビルジョーの登場作品はMH3, MHP3, MH3G, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHWorldの8作品となる。
*14 マルチかつメインターゲットが単体の場合におけるディアブロス同士の縄張り争いが該当。2体以上の場合はそれだけ体力が下がるので、その際は500~700程度のダメージの時もある。
*15 ドスジャグラス、ドスギルオス、ドドガマル、トビカガチ、オドガロン、クルルヤック、ツィツィヤックが該当する。
*16 一振りで168×3が4回、最後の投げ付けで840。
*17 今までも怒り時に頭部を攻撃して怯ませるとカウンターで噛みついてきたが、それとは別の攻撃。
*18 縄張り争いの時と同じく画面上で数字が表示される。
*19 「handsome(ハンサム)」をスラング的に強調した表現。同名の楽曲や映画も存在する
*20 ここには紅龍のムービーが入る。
*21 MH3時点ではイビルジョーのみであったが、MHP3ではボルボロス亜種が、MH3Gでは加えてブラキディオスも侵入するようにはなっている。
*22 劇中でキングコングとティラノサウルスの対決シーンが存在する。
*23 ラージャンは基礎体力4500に対しイビルジョーは6600とイビルジョーの方が1.5倍ほど高い。
*24 いわゆるマンデラ効果によるものと思われる
*25 外来種などは生態系を著しく改変する事もあるが、この場合は何らかの外的要因によって本来生息地ではない場所に意図せず移動しただけであり、本来の生態系ではその中のニッチに収まる一生物種に過ぎない。
*26 外来種が自然淘汰されてしまう、あるいは生態系を改変するのもだいたい同じ理屈である。
*27 もっとも食物連鎖のメカニズム的にそんな事はありえないが