イベント・メディア展開/公式ガイドブック

Last-modified: 2024-04-30 (火) 23:09:59

目次

一般的な公式ガイドブック

  • 攻略本の一種だが、「ガイドブック」という名称からもわかるとおり大した内容は載っていない。
    多くの場合は説明書の拡張版と表現する方が適切。
  • 攻略情報も序盤~中盤で止まっており、
    この先の冒険は自分で確かめよう!」などといった一文と共にぷっつりと情報が途切れている事が多い。
    また、データベースにしてもその近辺までしか情報が載っておらず、話題となるような表現もまず無い。
    にもかかわらずいち早く発売されるので、情報欲しさに思わず購入して激しく後悔する初心者が後を絶たない。
    特にジャ○プ電○の攻略本についてはこの報告が多いようだ。
    • この手の内容しか掲載されていないタイプのガイドブックの存在が有名になったこともあり、
      2010年代中頃あたりからは
      エンディングまでの攻略を徹底サポート!」などと帯や表紙に書かれているタイプのものも増えてきている。
      …だが、それであっても本当に簡単な攻略情報などしか載っていないケースが結構多い。「徹底サポート」とは。
      また、いわゆる「エンディング後からが本番」という類のゲームだった場合、
      エンディングを迎えるだけなら攻略情報などなくても比較的簡単に出来たりするため、
      そう言う意味でも微妙な存在だったりする。
  • とはいえソフトと同時発売となる事が多いため、
    新作ゆえに右も左もわからない序盤ではそれなりに使える代物という利点も一応はある。
    • また、この手の本は時間が経つにつれて存在価値が薄くなっていくことを出版社側もよく理解しているため、
      意外と出版数は少なく、なおかつ初版以降は重版されるようなケースも殆どない。
      それ故に、月日が経つことで必然的に希少価値が上がりやすい傾向にあるため、
      マニアの間でコレクターズアイテムとしての価値が出る事もある
    • その他、購入特典でシールやカードなどが付属されていたり、
      ゲーム中で使えるアイテム引き換えなどのプロダクトコードが付属する場合もあるため、
      それらを目当てに購入するという人もいないわけではない。
  • 以上がよくある初心者が引っかかりやすい罠公式ガイドブックだが、
    その一方で一部のゲームでは、発売からかなり時間が経った後に、
    非常に膨大な情報量を有する「公式ガイドブック」、またはそれに近い名前の攻略本が発売されるケースもある。
    スクウェア・エニックスの「アルティマニア」が特に有名だろう。

モンハンにおける公式ガイドブック

  • モンハンにおいては、本編新作などの発売日に同時に発売される
    オフィシャルハンターズガイド』や『攻略ガイド』等と題された書籍が、
    一般的な公式ガイドブックのポジションに相当している。
    シリーズ通して税抜き1,000円で売られているのが通例である。
    • これらの書籍に関しては、詳しくは当該記事を参照すること。
  • 「じゃあモンハンで実際に『公式ガイドブック』の名を冠した書籍はどうなのか?」というと、
    モンハンの「公式ガイドブック」を冠する書籍は発売からかなり後になってようやく出てくる。
    つまり上で言う非常に膨大な情報量を有する攻略本なのである。
    操作系統などの基本事項から各種武具の情報、モンスターの肉質ダメージ計算、そして必殺技の正式名称等々…
    と、作中では情報を得ることができない細かな情報まであらゆる情報が載っており、
    載っていない情報は基本的に武具を除いた禁忌のモンスター関連のみという凄まじい情報量を誇る。*1
    MHSTのガイドブックに至っては、
    このwikiに記述することが出来ないような終盤やクリア後の攻略もきちんと記載されているので安心。
    当たり前といえば当たり前だが...
    その分かなり分厚く、MHP2Gのものには「ハンマーの素材として最適なのでは」とまで書かれている。
    このため、通称『鈍器本』と呼ばれている。
    • 因みに件のMHP2Gの公式ガイドブックは1,102ページ。この時点で一般的な週刊少年誌を大きく上回る
      • なお、現時点で最も分厚かったのはMH4Gの公式ガイドブックで、なんと1,568ページ
        ここまで来ると下手をすれば国語辞典とさえ張り合える
        また、厚みがあるだけでなく、質感もいいので寝オチ時の枕にも最適な一品である。
  • 上記の通り、基本的にはほとんど全ての情報が事細かに記されているのだが、
    MHP3の攻略本は確率がすべて記号表記になっており、このことに不満を持つハンターも多かった。
    以降発売されたMH3G、MH4の攻略本はキチンと詳細な確率が書かれる仕様に戻っており、
    胸を撫で下ろしたハンターは多いとか。
  • 3DSは当初解析が困難であったため、3DS作品の詳細なデータはこの公式ガイド頼みとなっていた。
    このため、3DS作品の公式ガイドブック発売を心待ちにしているプレイヤーはそれまで以上に多かったようだ。
    ただし前述の通り禁忌のモンスター関連の情報は載っていないので、
    これらのモンスターの詳細な肉質や素材入手率といったデータは諦めざるを得なかった。
    もっとも、グラン・ミラオスの肉質に関しては人力で割り出すことに成功したようだが。
    これはほとんどのイベントクエストの報酬においても同様である。
  • なお、武器や素材の正式な読み方も書かれていることが多い。
    難読の熟語が多いモンハン界においてこれは非常にありがたく、
    発売直後に読み方論争が起こって「決着は公式ガイドで」と片がつくことも多い。
    ただし、稀に公式ガイドに載っている情報そのものが誤りや誤読であることもあるので、
    その点は注意が必要である。
  • MHXの公式ガイドブックはあまりの情報量のためか、従来のガイドブックよりも面積的に大きい。
    従来の公式ガイドブックはA5版だったが、MHXの公式ガイドブックはハンター大全などと同じ六切版を採用している。
    しかもそれでいて1,088ページある
    持って見ればわかるが、最早一ゲームの攻略本とは思えないくらいずっしりくる。
    一部では本当に武器にできるのではないかとまで囁かれるレベルである。
    • が、その結果価格も税抜き2,700円と言うハンター大全並みの値段まで上がった
      MH4の攻略本も2400円するが、あちらはMHX公式ガイドブックより300ページ多い
      ただ、カバーの紙は従来のような革のような質感のものではなくなり、
      中身の紙もペラペラした紙質に変更されてしまっており、分厚さ価格を少しでも抑える苦心が見て取れる。
    • ニャンターやオトモに関する情報は、後にカプコンから発売される「ニャンター超育成の指南書」含め、
      情報量が非常に少ないため自力で調べる必要がある。
  • そしてその続編であるMHXXの公式ガイドブックは、G級をはじめとする新要素まで詰め込んだ結果、
    大きさはそのままに1,296ページにまで増量。重量感も歴代最高である。
    • それでも価格はMHX公式ガイドブックと同額の税抜き2,700円に抑えている。
  • 3DS版MHSTの公式ガイドブックにはリオレウス亜種のタマゴが手に入るDL番号が付いてくるが、
    生まれてくるのは何らかの特別な個体という訳ではないため、
    わざわざリオレウス亜種のためだけに本を買う必要は薄かった。
    • 今となってはコード自体が期限切れでそもそも入手出来ない。
  • あまりに情報量が多いためか、誤謬や誤植がたまに見受けられる。
    最近ではMH4におけるダラ・アマデュラの下半身の部位破壊報酬として『蛇王龍の尾殻』が出るのだが、
    公式ガイドブック上では下半身の部位破壊報酬自体が載せられていなかったことがある。
    またMHXにおいては、虹色の開放条件の情報が間違っていたりする*2
    ほかにもモンスターの攻撃の威力値が一部おかしく、実際のガードによるのけぞりと対応しない等といった問題点もある。
    とはいえ、このような大きなミスは少ない。有用な書籍であることに疑いはないだろう*3
    • 上の例ほど深刻ではないが、
      同じくMHXガイドにはアルバトリオンの名前が出てしまっている箇所がある。
      その一箇所以外に名前は出てこないので、恐らく校正段階でのチェック漏れであろう。
      気になった方は探してみて欲しい。
    • MHXXガイドではニャンター・オトモに関する記載の多くに間違いが存在する。
      サポート行動の威力のほとんどは実際のものとは一致しない、ぶんどりの仕様はMHP3以前の物が書かれている、
      行動によるゲージの回復量が間違っている、など多岐にわたっており、
      ニャンターの情報取集には全く適さないものとなっている。
      また砲撃の威力表などの一部の表がMHXの攻略本からコピペされている場合がある。
      砲撃の威力はMHXXで増加しているため、攻略本のデータが役に立たなくなっている。
    • MHRiseガイドにおいてもオトモのぶんどり内容の大部分が実際の内容と異なっているが、
      オトモのぶんどり内容は解析によるものと一致したため、
      公式ガイドブックのミスというよりはゲーム側の設定ミスと思われる。
  • MHFにおいては、内容があまりにも多すぎるため一冊では収まりきらない。
    例えば、モンスターだけでも数十種類の種に加え、通常種・亜種・繁殖期・希少種・変種・剛種・特異個体と多彩。
    特に特異個体は技の大半が変化しているため、「特異個体」として個別に数ページを作り直さなければならない。
    そのため、武器に関する攻略本や、防具に関する攻略本、モンスターに関する攻略本、
    はたまた防具の見た目を楽しむためのガイドブックなど、種類が非常に多い。
    1~数アップデートごとに発売されるが、毎回購入すると大変なので、
    欲しいなら回数を空けての購入をお勧めする。
    • MHF関連の書籍には、特典武具が付録として付いている場合が多いので、
      内容は兎も角これを目当てに購入するという人もいる。
      ただし、大概の場合は、色違いが別の入手方法で用意されているので、
      本当に欲しい色とデザインなのか、よく考えてから購入を決断しよう。
  • 出版社は週刊ファミ通の発行元であるエンターブレインとなっていたが、
    MHXにおいては週刊ファミ通自体の発行元名義変更によりKADOKAWA(角川書店)から出版されている。
    • このため通常掲載はされないイベントクエストも、
      角川グループとのコラボ(ファミ通電撃など)のみ
      クエスト内容や報酬など(公式ガイド発売時の配信状況に関係なく)記載されている。

関連項目

ゲーム用語/攻略
ゲーム用語/攻略wiki
イベント・メディア展開/攻略ガイド - ゲームと同時発売される方の攻略本
イベント・メディア展開/ハンター大全 - こちらは公式設定資料集


*1 ただしMH3公式ガイドではナバルデウスの素材がうやむやになっていた。
*2 村最終クラスである「宿命の四天王」をクリア、となっているが実際には村★6緊急クエスト「灼熱の刃」クリアである
*3 クエストフローチャートの注釈に一部間違いが有るが…