- 種族
- 草食種
- 別名
- なし
- 登場作品
- MHF
特徴・生態
- メゼポルタ地方に存在するフィールド、高地にて確認された新種の草食種。
黒色と茶色の混じった体毛と二本の角が特徴。
比較的気温の低い高地の環境に適応するため、体毛は保温性に優れている。
- 草食種の類に漏れず、性格は基本的には大人しい。
しかし、仲間意識が非常に強く、群れの一頭が傷付けられると群れ全体が団結し、一斉に反撃に出る。
草食種の中では体格は大きいため突進力は強く、場合によっては大きな脅威となり得る。
なお、同じく高地に生息する大型竜グレンゼブルとは共存関係にあり、
自身よりも強大なグレンゼブルに対して攻撃を仕掛けることは無いため、
攻撃的な生物しか襲わない習性を持つグレンゼブルの捕食対象ともならない。
概要
- MHFのフィールド「高地」に生息する大型草食種のモンスター。
外観は、現実世界に生息するアメリカバイソンに近い。
雪山に生息するポポと同様に温厚な性格をしているが、
強い仲間意識を持っているため、危害を加える外敵には一致団結して群れで反撃を行う。
- シーズン9.0にてMHFでは初実装となった新種の小型モンスターの片割れである。
もう一方は同じく「高地」に登場する草食種モンスターのエルペ。
どちらも高地の気候に対応して体毛が濃い目である。
- 上記の通り群れでハンターに攻撃を仕掛けてくるという特性を持っている上に、
攻撃パターンがブルファンゴやリノプロスのような突進攻撃なので、
当たると吹き飛ばされる(尻餅だけで済むこともある)。
また最初から攻撃的な訳ではないが、大型モンスターが現れても逃げない。
おまけに自然発生した落雷に当たっても、何故か群れでこちらに向かってくるという
最悪の八つ当たり行為までしてくる始末。
これらの特性上、草食系モンスターの中でもぶっちぎりで鬱陶しいモンスターであると言える。
- 出没エリアごとの個体数も多く、
クエストにもよるが討伐してもエリア移動を挟むことなく次から次へと出てくる。
ランゴスタなどと同様の特性だが、
ブルックの場合、周りに何もない空間から突如として出現し、即座に突撃してくるのでしゃれにならない。
凄腕までは体力も高めで掃除にも時間がかかりがち*1。
- 大型モンスターのクエストで見た場合、グレンゼブル、ドラギュロス、ヤマクライなどの初期エリアである、
崖の頂上にはごく一部の例外を除いて登場することはない。
クアルセプス、ポボルバルムのクエストでは登場すらしない。
またG級クエストや近年配信されたイベントクエストでは、
討伐後の再沸きはエリア移動しない限りは行われなくなっている。
その為特に最近始めたプレイヤーにとっては、遭うと面倒だがかなり地味な存在であると言えるだろう。
- だがブルックは実装当時のアンケートで「鬱陶しいモンスター」と多くのプレイヤーから評されるほど、
特筆せざるを得ないレベルでの不人気っぷりであった。
これは当時ハメ対策完備モンスターと言われたグレンゼブルの狩猟に手間取るPTが非常に多く、
グレンゼブルの移動先にブルックが大挙して待ち構えていた事が最大の理由であると言える。
グレンゼブル戦での妨害は特筆すべきものがあり、運悪く吹っ飛ばされてしまった場合、
広大な攻撃範囲に威力を伴った蛮竜の起き攻めに晒されてしまうのである。
また当時のイベントクエストではモンスターの初期エリアにブルックが大挙して待ち構えていることも度々あり、
ハンターがブルックに吹っ飛ばされることが度々起こっていたのである。
愛くるしい仕草で評価の高いエルペとは正反対の評価を受けたのは無理からぬところであろう。
- MHF-GのPVでは、ヒュジキキ相手に捕食されるシーンが初めて描かれた。
グレンゼブルとは共生関係にあるため、同じエリアにいても逃げるようなことはしなかったが、
自身を捕食しようとする存在のヒュジキキが襲来した際は素直に逃走している。
普段から理不尽八つ当たりを受けているハンターは「よくやった!」と称賛したとか。
同様の現象はベンチマークソフト【絆】でブルファンゴを捕食したオルガロンでも見られた。
ただしこれはベンチマークソフト【絆】同様演出上の話であり、実際の行動は変化はない。
とは言え、G級では上述したように無限沸きがオミットされた上に体力が減らされ掃除が容易になり、
高地の追加モンスターのクエストでは出現すらしなくなったケースが増えたため、
ブルック自体への不評はそこまで聞かれなくはなった。
だが他の不評を被ったモンスター同様、上記の評価は(半ばネタとして)現在でも残り続けている。
- プレイヤーからは散々な評価を受けてしまったブルックだが、
これでも一応MHF初のオリジナル小型モンスターであることから、
MHF感謝祭ではゲームコーナーの商品の一つとしてブルックのスリッパが用意されたり、
2013年にはこのブルックをメインに据えたイベントが配信され(2015年にも似たイベントが配信された)、
その際には専用のイベントページが用意されるという特別待遇を受けている(詳しくは関連項目を参照されたし)。- 上述したように、近年の高地クエストではあまり目立たない存在となってきているが、
モス同様ネタ枠ポジションとしての立ち位置を確立しつつあると言える、か。
- 2015年冬には『リオレイア救出作戦 “ブルックの抵抗”』と題したイベントが開催。
「ブルックの大群から若個体の雌火竜を救出!?」と、犯罪臭漂う役回りになっている。
このクエストで得られる武器は刀身が緑と赤の光で出来た太刀、
救いだされるのがリオレイアと、スター・ウォーズのパロディとなっている*2ことから、
ブルックはチューバッカあたりのパロディとして登場したのかもしれない。
- 上述したように、近年の高地クエストではあまり目立たない存在となってきているが、
- ちなみにG級では異常なほど体力が低い。
ブルファンゴやアプケロスの1/5の体力、ランゴスタより低い体力と書けばお分かりいただけるだろうか。
G1の先行テスト時に「小型モンスターの体力が高い」という改善要望があり、
本実装時には小型モンスターの体力が全般的に下方修正されているのだが、
ブルックは特に極端な下方修正がされているのかもしれない。
もちろんハンターにとってはありがたいことこの上ない
装備
- ブルック素材を用いて作成する武器は存在しない。
あるイベントでは天廊武器に対抗して、ブルック頭の穿龍棍を用意しようとしていたようだが、
実装時期については「ちょっと待って」と言われているとのこと。
まあ、残念ながらついぞ実装されることはなかったのだが……。- ただ、ブルックの頭ではなくパペット風の人形、
かつエルペとのコンビで双剣……と、色々と微妙に異なる点はあるが、
「エルッペブルック」という武器が実装されてはいる。
- ただ、ブルックの頭ではなくパペット風の人形、
- ブルック防具はイベントで入手できる「ブルックフェイク」と、
パローネ大航祭上位ランキング報酬で入手できた「ブルックシリーズ」、
そしてパローネ大航祭の特定航路クリア報酬で入手できた「ゴルックシリーズ」、
「ナルガクルガ狩猟ノススメ」というイベントの一環として配信されたクエストの
クリア報酬で入手できた「シルックシリーズ」、
「ジンオウガ亜種狩猟ノススメ」にて配信されたクエストの
クリア報酬で入手できる「ロホックシリーズ」が存在する。
各装備の詳細についてはこちらを参照のこと。
余談
- 非常に鬱陶しいモンスターであるが、こいつに対しては「うっとおしい」と言うのが半ばお約束。
元ネタは上記アンケート結果のページでMHF運営がやらかした誤記。
なんと3回も「うっとおしい」と間違えている。
- 雷に打たれて群れに被害が出ると、ハンターに八つ当たりするのは上記の通りだが、
ハンターを認識していない状態で同じような状況になると、
雷の落ちた場所に体当たりをかました後、周辺を探るような動作を繰り返す。
おそらく雷ではなく外敵にやられたと誤解しているのだろうが、こちらにしてはいい迷惑である。- 勿論、この状態の時に接近すると「待ってました」と言わんばかりに突進してくるので注意。
素材
- ブルックの頭
- ブルックの頭。
小型モンスターの素材とは言え頭そのものなのでかなり大きく、ずっしりと重い。
武具の素材としての需要は非常に低いが、被り物としての人気は高い。
- ブルックの毛皮
- ブルックから剥ぎ取った毛皮。見た目はふさふさだが手触りはごわごわ。
高地の環境に合わせて進化しており、保温性は抜群。
まだ発見されてから日が浅いせいか、有用そうながらも取引価格は非常に低い。
- ブルックの角
- ブルックの頭に生えている湾曲した角。
突進の際にはこの角が強力な武器となる。
見た目に反して強度はそれほど高くはなく、熱を通しやすいという特性もある。
ごく一部のブルックに生える硬くて巨大な角は「おおきい黒角」と呼ばれ、
ブルックフェイクという特殊な防具の生産に用いる。