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概要
- 無印から登場しているランス。
外見は現実世界、とりわけサバンナあたりの部族が持っているような槍に近い。
他のランスと比較すると柄が非常に細く、先端部分に刃が付いている。
これだけ細いと、硬いグラビモスなんか突いた日には折れるんじゃないかと心配になる。
説明文によれば、辺境のハンターはいまだにこの細槍で狩猟業を営んでいるという。
頼りない見た目そのままに攻撃力は低いが、非常に高い毒属性を持つ。
性能の関係上、基本的には直接攻撃より毒のダメージで体力を削るのが基本戦術となる。
ある意味、現実の狩りに近いものといえるだろう。
- PシリーズやMHX(X)・MHFでは強化形の「プライマルスピア」が存在する。
説明文によれば、元は古代文明の毒槍であり、辺境の原住民が使っているところを偶然発見された。
性能
無印、MHG
- 攻撃力184とかなり低いが、無印で33(他作品の330)、MHGでも330と比較的高い毒属性を持つ。
だが、攻撃力が同時期に作成可能なランスと比べるとお話にならないレベルであり、
加えて作成時に集めるのが大変な「ゴールドチケット」と48000zを要求される事から、
作成するハンターは少なかった。- なおネタ枠ランスとしてはバキュームスティックにもゴールドチケットを使用する。
一方で当時最凶性能だった黒龍槍にもゴールドチケットが必要。ネタとガチの落差が激しい。
- なおネタ枠ランスとしてはバキュームスティックにもゴールドチケットを使用する。
MHP
- 作成素材は変わらず、作成金額が45000zと相変わらず高価だが若干の値下げ。
毒属性は微弱な修正で340に引き上げられた。
斬れ味ゲージは通常でも白ゲージまである設定になったが
そもそもの物理攻撃力が184と低いため、部位破壊との兼ね合いなどから
状態異常における毒の優先順位は低く、それほど需要はなかった。
MHP2
- 作成に必要な素材が村で揃うようになり、作成費も7500zと手ごろな値段となった。
さらに毒属性は430に引き上げられた。
「プライマルスピア」に強化すると、攻撃力207、毒属性450となり、
斬れ味も青(P2では白)まで上がる。強化には上位素材と45000zが必要。
だが、部位破壊との兼ね合いなどから状態異常における毒の優先順位は低く、
それほど需要はなかった。
MH2
- Pシリーズと同様の作成難易度になったが、「プライマルスピア」に強化できなくなった。
序盤でドスイーオスの頭を運よく入手できた場合などには繋ぎとして作るのも悪くないが、
正直需要は無いに等しい。
昆虫狩りに使えなくもないが、ぶっちゃけ毒けむり玉か未強化のハイドラバイトで十分である…。
MHP2G
- 基本的にはP2と同様だが、G武器として「ネイティブスピアG」が登場。
攻撃力391、毒属性450、匠無しで斬れ味が紫と正直あり得ない程強化された。
素材も割と簡単にそろうものがほとんどであり、
これまでの残念性能から一転、毒属性武器としては最高峰の武器へと姿を変えた。
- 惜しむらくは攻撃力の低さ。火力に於いて他の毒属性ランスに大きく劣るのが残念な所。
PTプレイで毒属性を活かすだけ、と言う役割ならば匠無しでスキルが組めるので出番があるか。
しかし超強化されながらそれでも殆ど日の目を見る機会がないと言う点で非常に哀れである。
MHX
- 3や4系列では音沙汰無しだったが、Xにて数年振りに復活した。
一発生産ではココットチケットや骨素材2種を使用。
またドスイーオスの頭を使うため、地味に作成難易度が高い。
LV1時点での性能は、- 攻撃力60(初期装備のベルダーランスと同等)
- 斬れ味は短めの緑に長い黄
- やけに高い毒38
- スロットは2、会心率は0%
毒に弱い相手に辛うじて使える程度である。
- ここから毒袋やイーオス素材などを使用しLV4まで強化すると、最終的に「プライマルスピア」と銘を変える。
その性能は、- 下位武器並みに低い攻撃力120
- 斬れ味ゲージは何とMAX。素で白20に青20もついてくる
- 更に強化された毒属性45
- スロットと会心率は据え置き
- 特筆すべきはまず斬れ味。LV1と比べるとここだけ謎の超強化。P2Gと同じく匠無しで白が出るのである。
他にデフォルトで斬れ味ゲージMAXかつ白が出る武器は、かの迅竜ナルガクルガ、轟竜ティガレックス、
そして煌黒龍アルバトリオンなど、どれも強力なモンスターの素材を主に使ったものばかりである。
一方こちらはイーオス素材や骨素材ぐらいしか使ってない。この程度の素材から凄まじい斬れ味を出すとは…。
工房が本気を出したのだろうか。じゃあ全部の武器で本気出せよ
…とは誉め称えてみたものの、肝心の長さは白、青ともに20しか無い。
ランスの手数ではあっという間に緑まで落ちてしまうため、業物などでカバーしていきたいところ。
- 斬れ味ばかりに目が行きがちだが、毒属性の高さも必見。
下位から保ち続けてきた高い毒属性と手数が多いランスの相性は抜群で、
大体の相手ならたちどころに毒が回る。そのため毒が有効な相手や
毒によって弱体化できるモンスターには結構な効力が期待できる。
- だがやはり攻撃力の低さが目立つ。120という数字は、下位後半であれば大体の武器が叩き出せるくらいのものである。
白ゲージがあるため一概に比較はできないが、同時期に作れる他の武器と比べても低すぎる。
このためソロプレイではあまり使われないだろうが、マルチプレイでは自分以外で強力なアタッカーがいれぱ、
その補助として活躍できる…かも。
MHXX
- G級の究極強化で「始原の毒槍」となる。
- 攻撃力250
- 斬れ味は素で紫20と白40
- 毒属性48
- スロットは2、会心率は0%
素材も勇気の証XXとココットチケットG、獰猛な強毒液、イーオスの厚紫鱗と上位から変わらずリーズナブル。
物理期待値は毒ランスでぶっちぎりの最下位である。
- ライバルとして一番厳しいのは黒狼方天戟【玄】だろうか。
こちらと同じ属性値とスロットを持つ上に、素で白ゲージを50と攻撃力280、会心率+25%で物理性能も問題なし。
勝っている点は作成の難易度とタイミングくらいである。
MHF
- プライマルスピアを経て、グレートハンティングに強化可能。
凄腕上がりたてで強化できる割には、攻撃力391・毒属性480・会心率10%と高性能。
ただし、それよりも前、上位で強化可能な「蛇槍【ヴリトラ】」が同レア・同攻撃力・同属性値・同斬れ味、
強化で更に蛇槍【カーサ】に派生、そして会心率20%と、完全にグレートハンティングを超えている。- ちなみに属性偏重で素の攻撃力が低いという武器の特性上、プライマルスピアの時点でレア1である。
このためスキルランク最序盤やレア度制限の厳しいクエストなど、特定の場面で恐ろしく強い。
- ちなみに属性偏重で素の攻撃力が低いという武器の特性上、プライマルスピアの時点でレア1である。
- SP武器版として、睡眠属性のドリームスピアSPも存在する。
SP武器の為、属性値以外は他の属性持ちSP槍と同等の性能となる。
余談
- ネイティブ(英:native)とは、その土地の人、原住の人々、といった意。意訳すると原住民といったところか。
一方プライマル(英:primal)は最初の、または原始の、といった意。
原住民が扱うようなデザインのこの武器にはピッタリの銘だろう。 - シリーズを通してあからさまに低い攻撃力と突出した毒属性が特徴の武器である。
この性質から、どの時代においてもこの武器の適性が虫狩りであることは想像に難くない。
強すぎない物理攻撃で毒を蓄積し、弾やビンの消費もなく、ピンポイントにそこそこのリーチで攻撃を通せる
この武器が虫素材集めのお供に選ばれる機会は少なくないだろう。