MHWorldで登場した操虫棍。毒妖鳥プケプケの素材を用いて作製される。
本項では水妖鳥プケプケ亜種の素材を用いて作製される武器も扱う。
プケプケ武器には1文字違いで発音もソックリな大剣「ブルームブレイド」も存在するので表記に注意。
目次
概要
- MHWorldに登場するプケプケ素材の操虫棍。
見た目はアイアンブレードにプケプケの素材をあしらった汎用のデザインである。
また、操虫棍にはMHW:Iまでのシリーズでリオレイア素材の操虫棍は存在せず*1、
他の武器で毒属性だったり属性解放で毒が現れる武器もないため、
毒属性を持つのはこのプケプケの操虫棍(とマム・タロトから取れるガイラブレード・毒妖)のみとなっている。- MHW:Iで毒を扱うトビカガチ亜種が登場したものの、その武器は亜種が繰り出してくるもう一つの状態異常、
麻痺を持って現れたので、やはり唯一無二の毒属性棍となっている。
- MHW:Iで毒を扱うトビカガチ亜種が登場したものの、その武器は亜種が繰り出してくるもう一つの状態異常、
ブルームブレード
MHWorld
- プケプケが序盤のモンスターなこともあり、アイアンブレードIIから派生し、
その後は順当にプケプケの素材を使って強化していく。
ただし、最終強化には屍套龍の翼が必要なので、タイミングはヴァルハザク討伐後になる。 - ブルームブレードからダチュラブレードに名前を変え、最終形態ダチュラブレードIIIの性能は、
- 状態異常武器なのもあり攻撃力は下位グループの攻撃力527、マイナス会心無し
- 斬れ味は素でそこそこの長さの青、匠でも青の延長のみ。
- 同属性の比較が無くて何とも言えないが毒属性390
- スロットはLv2×1、Lv1×1
- 猟虫のボーナスは「回復強化【体力】」
- レア度6で止まるのでカスタム強化は3回
斬れ味もそこそこで、一応スロットが2個あるのが個性といえば個性か。
それでも毒属性はこれが唯一なので、毒が必要ならばこれにお鉢が回ってくる。- とはいえ、毒で体に纏う風の鎧を剥がせたクシャルダオラなどのドス古龍が、
MHWでは龍封力によって能力段階を下げるという仕様になったため、
過去作ほどは需要が高くないのが厳しいところ。 - リオハート装備のシリーズスキル「毒ダメージ強化」によって毒を与える
時間が伸ばせるため、他の状態異常武器よりはダメージを出しやすいかもしれない。
- マム・タロトの実装によって様々な金色の武器が実装され、
その中にはガイラブレード・毒妖という毒属性の棍もあるのだが、
レア度7の武器は生産武器のマイナーチェンジといった趣が強く、
これもスロットと引き換えに多少攻撃力が上昇といった感じ。
好きな方を使い分けるとよい。
MHW:I
- MHW:Iになり、マスターランクのプケプケの素材でダチュラストームというマスターランクの棍に変わる。
ただし、見た目は上位の月牙鏟(げつがさん)の形状になり、クロムトライデントのような三叉槍のデザインにはならない。- 上述の通り新モンスターが実装されたものの毒を使う棍は結局増えなかったので、
少なくとも属性内ではシェアの奪い合いが皆無となっている。- ただし、操虫棍は新システム猟虫強化が実装され、
その中でも猟虫強化【力】は自動攻撃の間隔が短くなり、
それに伴い猟虫粉塵をばら撒く量も増加させることができるようになった。
これにより強いて毒属性棍を持たなくても、毒の猟虫粉塵を猟虫強化してばら撒けば
強い耐性がない限り狩猟中1~2回は楽に状態異常にかけられるようになった。
この点は毒属性棍としては痛手だろう。
- ただし、操虫棍は新システム猟虫強化が実装され、
- 上述の通り新モンスターが実装されたものの毒を使う棍は結局増えなかったので、
- そのままレアな素材を要求されることもなく*2、そのまま最終形ダチュラストームⅡになるのだが、
ここでちょっと不思議なことが起きる。- マスターランクでは中堅モンスターなりといった感じの物理攻撃力744、マイナス会心率無し
- 斬れ味はそこそこ長めの白だが、何故か匠で現れる斬れ味が全て紫
- 属性値は順当に伸び毒属性420
- スロットはLv2×1、Lv1×1で据え置き
- 猟虫ボーナスはマスターランクで回復強化【スタミナ】と効果が
統合され「体力回復・スタミナ強化」 - レア度は低めの10でカスタム強化対応、汎用デザインでパーツ強化も可
何故かいきなり匠分が全て斬れ味紫になるという謎の斬れ味強化を受けた。
白の斬れ味もそこそこ長く、紫と白の両方を合わせれば匠Lv5だけでもそこそこ戦える。- とはいえ、元の攻撃力があまり高くないので、斬れ味補正の量も決して多くなく、
優秀な棍の物理火力に並ぶことは難しい。
だが、レア度10で最終強化に至る他のモンスター武器が
物理攻撃力がダチュラストームと似たり寄ったりで匠でも紫が出ない武器が多い事を考えると、
ダチュラストームの斬れ味強化は破格の待遇といってもいい。
プケプケに一体何が起きた?
- 中堅モンスター武器なりの性能なので本気の狩りに持っていくには火力不足は否めないが、
謎の斬れ味の強化によって、操虫棍では重視する向きが強い継戦能力は上がっており、
毒の弱いモンスター相手にならMHWの頃よりは持って行っても戦力になると思われる。
最終強化も中盤入ってすぐくらいなので、これ一本でストーリークリアしても良いくらいの性能となっている。
ラグーナグレイブ
MHW:I
- マスターランクで登場するプケプケ亜種の素材を用いた操虫棍。
原種の武器ではなく、属性派生武器のウォーターグレイブIVからの派生になる影響で、
ベース武器が原種武器と違って骨武器のポールアックス状になっている。
- 最終強化にディノバルド亜種の素材を一部使っての最終強化ラグーナグレイブIIの性能は、
- 通常種と同じ、中堅モンスターなりの物理攻撃力744、マイナス会心率無し
- 斬れ味も通常種と同じくそこそこ長めの白と、最終強化で突如現れた匠Lv1から現れる斬れ味紫。
- 属性特化武器並みの水属性450
- スロットはLv2×1、Lv1×1
- 猟虫ボーナスは攻撃強化【属性】
- レア度は低めの10でカスタム強化対応、汎用デザインでパーツ強化も可
属性値がかなり高く水属性ではトップ、他属性だとキリン武器並みの属性値を有している属性特化武器になった。
また、その他の特徴もプケプケ原種を踏襲しており、やはり最終強化でいきなり匠で紫斬れ味が出るようになる。- 水属性のライバルは古龍武器のヒュドロスアーケーンになる(というよりラグーナグレイブの他はこれしかない)が、
物理攻撃力の方が強い環境下では物理性能に秀でたヒュドロスアーケーンの方が重宝され、
余程属性に特化した運用でもしないとラグーナグレイブは食い下がれないのが辛いところ。- また、ヒュドロスアーケーンはMHW:Iで新たに実装された猟虫ボーナス「猟虫強化【気・力】」を持ち、
猟虫強化を多用するハンターに圧倒的な中毒性を発揮しているのも逆風。 - 作成時期は上述の通りそこそこ早く、
ストーリー攻略で問題なく使える水属性棍として問題ない性能は備えている。
また、ストーリークリア後の狩猟を頑張ればカスタム強化による更なる属性への特化も可能となる。
斬れ味に優れているところと合わせればかなり強力に運用できるだろう。
- また、ヒュドロスアーケーンはMHW:Iで新たに実装された猟虫ボーナス「猟虫強化【気・力】」を持ち、
ヒルバーロッド
MHRise
- プケプケ自身は続投したが、本作では「ヒルバーロッド」という別の操虫棍が登場している。
これで大剣と間違うことは無くなった
World準拠のブルームは?と思うだろうが、元となる武器が骨棍になったため名称も変えたのだろう。
エアリアルグレイブからの派生でヒルバーロッドIを入手できる。
皮ペタの再来だが素材元が温暖な場所を好むことを考えると、野性的なデザインに違和感はない。
- 最終強化で「毒妖棍ヒルヴゴルジュ」へと銘を変える。その性能は
- 物足りない攻撃力170
- 会心率0%
- それなりの毒属性30
- 斬れ味は素で緑60、匠+4でようやく青
- 猟虫レベルは5
- スロットはLv2とLv1が1つずつ
- 百竜強化は「攻撃力強化III」「防御力強化I」「属性強化【毒】I」
- なんとも鳥竜種武器らしい微妙な性能として完成した。
特に素で緑止まり、青を出すにも匠の要求Lvが高すぎる斬れ味が何よりも痛い。 - Worldでは実質ブルームブレード一択だったが今作の毒属性操虫棍は
- 毒属性値は25と低く、スロットも持たないが攻撃力210、斬れ味も優秀なクイーンレガリア
- 猟虫レベルは3と低く、やっぱりスロットも持たないが攻撃力がこちらよりも高く、
斬れ味も優秀でカスタマイズ次第では属性値もこちらを上回る百竜刃棍【千姿万態】 - 完全上位互換のヘイズキャスター
特にヘイズキャスターの壁はかなり高く、攻略中ならともかくそれ以降はあちらに出番を譲ることになる。 - なら完成タイミングで勝負できるか…と思われがちだが、
前述のプリンセスレガリアはIIの時点で攻撃力180・毒23・青20・猟虫レベル5である。
そして上位のリオレイアとプケプケは戦えるタイミングが全く同じ。
さすがにこれではどうしようもないとしか言えないだろう。
MHR:S
- サンブレイクでもストーリー中は攻略難易度なりの繋ぎ武器でしかないが、
本作はストーリー後の傀異クエストで手に入る傀異素材によって(環境に噛み合うかはさておき)
全ての武器が同程度の性能まで引き上げられる。
そうして傀異素材で強化された毒妖棍ヒルヴンゴラン改の性能は、- 最終強化形の中では標準的な攻撃力330
- 会心率0%
- まずますの毒属性39
- 斬れ味は素で長めの白、匠Lv2から紫が出る
- 猟虫レベルは13
- スロットはLv2とLv1が1つずつと変わらず
- 百竜スロットLv3
百竜武器はMRに強化できずに消えた……- 攻撃力がネイビア<ヒルヴンゴラン改<クラリチェレガリア改
- 毒属性がクラリチェレガリア改<ヒルヴンゴラン改<ネイビア
その上でネイビアが素で紫斬れ味を持ちスロットも優秀と扱いやすさでは頭一つ出ている。
ヒルヴンゴラン改は他二本にはない百竜スロットLv3を腐らせずに使えるかが鍵となるだろう。- 本作ではナルガクルガ希少種の復活に伴い斗宿棍【天同】が登場したが、
あちらは毒属性がほぼほぼおまけ状態の物理寄りの棍であるため、まともに競合するのはクラリチェレガリア改で
この武器にはさほど影響がない。
余談
- 強化前のブルームブレードだが、プケプケの大剣の強化前の名前がブルームブレイドとなっている。
強化後は上位がダチュラブレードとダチュラブレイズ、マスターランクがダチュラストームとダチュラヘルスパインと
差別化されていくが、強化前も何か名前を差別化できなかったのだろうか…? - 英語版では下位からの強化順で並べると
- Blooming Glaive(ブルーミング グレイブ)*3→Datura Blade(ダチュラ ブレード)→
Datura Storm(ダチュラ ストーム) - Blooming Blade(ブルーミング ブレイド)→Datura Blaze(ダチュラブレイズ)→
Datura Hellspine(ダチュラ ヘルスパイン)
ブレード表記に拘る理由があったのだろうか…。- ダチュラブレイズに当てられたのはbladeの複数形のbladesではなく、
「火炎」や「燃やす」という意味のBlaze。
同じ形状のブレイズブレイド系列がBlazeなのに倣ったのに加えて
燃え上がるほど強力な毒草といったイメージかもしれない。
むしろ火竜の武器あたりに合いそうな単語ではあるが…。
- Blooming Glaive(ブルーミング グレイブ)*3→Datura Blade(ダチュラ ブレード)→