MHXRにて実施された、石ノ森章太郎原作の『仮面ライダー』シリーズとのコラボによって登場する武器群。
いわゆる「平成ライダー」シリーズのうち、
『仮面ライダージオウ』『仮面ライダー電王』『仮面ライダーエグゼイド』の武器が登場する。
目次
概要
- 見た目はそのまま、劇中においてライダー達が使用する武器そのもの。
ただし、下記のうちほぼ全てが原作だと片手剣程度かそれ以下のサイズなので、
武器種によってはかなり巨大化しているものもある。
- 現在実装されているものは、
仮面ライダージオウの武器「ジカンギレード」、
仮面ライダーゲイツの武器「ジカンザックス」、
仮面ライダー電王の武器「デンガッシャー」と「デンカメンソード」、
仮面ライダーエグゼイドの武器「ガシャコンブレイカー」と「ガシャコンキースラッシャー」がある。
- 上記のうち、ジカンギレードとジカンザックスは各モードが別武器種として実装されている。
また、ジカンザックス・ゆみとガシャコンブレイカーはイベントクエストやポイント交換で入手可能であり、
それ以外はニャン検隊からの排出となる。
- 共通する点として、最終的には全て覇玉武器となり、
また秘技を持つものはいずれもプラス値25で解放される。
以下より、最終進化時の性能を基に記していく。
ジカンギレード・ケン
- ジカンギレードのケンモード。火属性の太刀として扱われる。
武器スキルは、いなし斬りの構えを素早く行えるようになる「いなしの構え【大】」と、
気刃大回転斬りを当てた際に50%の確率で一気に赤ゲージまで上がる「一気集中+50%」。
- 武技は「ギリギリスラッシュ」。
与えるダメージが3倍になり、効果中はいなしを成功させると心眼ゲージが貯まるようになる。
更に、時針のエフェクトと共に一閃系の火属性大ダメージを与える。
- 秘技は「練気持続術【緩】」。
練気ゲージが時間経過と気刃連斬で減りづらくなるパッシブタイプの秘技である。
- 武技によるダメージ倍率こそ並程度だが、
とにかく練気ゲージを維持し、気刃連斬や気刃乱れ斬りを繰り出しやすくなる構成であり、
これらの攻撃を的確に当てていけるモンスター相手では強力な武器となるだろう。
ただし逆に、元々太刀が苦手とする素早く動き回るようなモンスターだと一層きつくなること請け合いである。
ジカンギレード・ジュウ
- ジカンギレードのジュウモード。水属性のライトボウガンとして扱われる。
武器スキルは「火耐性+100」と、
エリアごとに2回だけ、体力が5%以下になると武技P消費が0になる「火事場の武技力【中】」。
- 武技は「スレスレシューティング」。
全員の与える水属性ダメージが2倍になり、更に体力を250回復する。
- 火属性モンスター相手ならば火耐性と体力回復効果も相まって高めの生存能力を持ち、
味方への火力バフもかけられる。
だが、ソロプレイだとダメージ2倍という数値はたとえNPC込でも心もとないため、
基本的にはPTプレイでのサポート用と割り切ったほうがいいだろう。
ジカンザックス・おの
- ジカンザックスのおのモード。氷属性。
思いっきりおのと書かれているがハンマーである。- 斧単体の武器種としてアクセルアックスがあるため、そちらでいいようにも思えるかもしれないが、
アクセルアックスは砲撃機構などの関係で形状がほぼ固定化されており、
それをジカンザックスに落とし込むことはできなかったのだろう。
- 斧単体の武器種としてアクセルアックスがあるため、そちらでいいようにも思えるかもしれないが、
- 武器スキルは、スタン値を50%引き上げる「K.O.術+50%」と、
2段階目の溜め攻撃(アッパー)の際に少し前進するようになる「疾風鎚【中】」。
- 武技は「ザックリカッティング」。
自身の与えるダメージが3倍になり、土属性モンスターから受けるダメージを半減する。
また、溜め攻撃が段階を問わず全て1段階と同様の攻撃になり、
その際に専用エフェクトと共に氷属性ダメージを与える追撃が発生するようになる。- ところで、いかにも切断属性っぽい武技名だが、やっぱりハンマーなので打撃である。
- 秘技は「鎚回避&防御+30」。
防御力+30と、回避振りの無敵時間が少し長くなる効果がある。
この秘技はハンマーならば属性を問わずセット可能である。
覇玉武器でなければ実質防御力+30効果しか無いので、その点には注意が必要だが。
- 武器スキルのK.O.術も相まって、スタン値の蓄積能力が非常に高い。
ただし、エフェクトの関係でそこそこ適当に放っても頭に吸われやすいスタンプとは異なり、
あくまでも主力が溜め1攻撃と回避振りであるため、的確に頭を狙う必要がある。
ジカンザックス・ゆみ
- ジカンザックスのゆみモード。火属性で、文字通りの弓である。
- 武器スキルとして、溜め中の移動速度が50%アップする「敏捷+50%」と、
弓聖状態を長く保てるようになる「覇玉弓の達人【中】」を持つ。
- 武技は「ギワギワシュート」。
与えるダメージが4倍、牙獣種と獣竜種に対しては5.5倍になる。
高めの倍率を持つが効果時間がたったの5秒しかないため、
龍頭琴と同じく、曲射を放ってからすぐさま武技を発動させるような運用が不可欠である。
なお弓聖化中ならば追撃の天射も5秒以内に間に合う。
- 秘技は「高速移動【牙獣一閃】」。
ターゲットに100000ダメージ(牙獣種には150000ダメージ)を与えつつ
ハイパーアーマー状態で高速接近する秘技で、セット可能な範囲も比較的広い。
デンガッシャー・ソード
- デンガッシャーのソードモード。雷属性の片手剣として扱われる。
本来は他にも、ロッド、アックス、ガンなど多彩なモード変形が可能だが、
MHXRではソードモードのみが登場している。
- 元より盾に類するパーツが無いため、こちらでも盾が存在しない。
しかし運用法は下記の通り盾を用いるシールドメテオの連発が前提であるため、
直接ぶん殴っているようにも見える。
まあ、荒々しい戦い方をする電王(ソードフォーム)としては、
それらしいと言えばそれらしいのかもしれないが……。
尤も変身者(というかソードフォームのメイン人格)のモモタロスは
蹴ることはあっても拳にはほぼ頼らずひたすら斬る戦闘スタイルなので結局微妙か。- 剣刃の下に斧刃が位置するモードがあるという点ではスラッシュアックスと似ている(スラアクの記事の余談も参照)が、
流石にサイズが違いすぎたのかそちらで実装されることはなかった。
- 剣刃の下に斧刃が位置するモードがあるという点ではスラッシュアックスと似ている(スラアクの記事の余談も参照)が、
- 武器スキルは、スマッシュゲージの蓄積量が上がる「覇玉片手剣の溜め術【大】」と、
ガードバリア中にPTメンバーの誰かが被弾すると自分の体力が回復する「ガードバリア還元術【中】」。
盾が無いのにこんなところでもガード推しである。
- 保有アイテムは生命の粉塵【小】が8個。
数は多いが、体力回復量が100とハンターの体力が2000近くあるMHXRの基準ではやや少なめ。
いっそのこと、スマッシュゲージの補給用として割り切るのもいいかもしれない。
ひとつ使用するだけでゲージは8割方蓄積される。
- 武技は「俺の必殺技!」。
与えるダメージが5.5倍になり、モンスターへ雷属性の小ダメージ攻撃をする。
さらにスマッシュゲージが最大まで溜まり、ハイパーアーマー状態になる。
こちらも効果時間が5秒と短く、その間にシールドメテオを当てられなければ十分な火力は発揮できない。
小ダメージ効果があることからガッツポーズを行わないため、
武技発動直後からスムーズにシールドメテオへ繋げることはできる。- 正式名称は「エクストリームスラッシュ」。
原作では無数のバリエーションが存在するこの技だが、
さすがに直接ぶん殴るようなものは確認されていない。
一閃系の小ダメージが発生することを鑑みると、
刃先を分離させて遠くの敵を斬りつける「俺の必殺技パート2」が元だろうか。
- 正式名称は「エクストリームスラッシュ」。
デンカメンソード
- 仮面ライダー電王が「ライナーフォーム」と呼ばれる形態で扱う武器。氷属性。
元々、歴代ライダーの武器の中でもかなり大きなサイズを持つことからか、大剣として扱われる。
- 武器スキルは2つとも溜め二連斬りの際に効果が発動するスキルであり、
武技P蓄積量が50%上がる「二連斬り蓄積術+50%」と、
大きく前進するようになる「飛翔【中】」を持つ。
- 武技は「電車斬り!」。
与えるダメージが3倍に、溜め斬りの溜め速度が1.5倍になる。
更に、電王が搭乗するデンライナーの形をしたオーラライナーが駆け抜け、モンスターへ連続ダメージを与える。
強力な武技だが、武技Pが素で100、更に氷の技玉を10個も要する。
- 本来の電車斬りは、オーラライナーと共に自らもレールに乗って滑走し、
その勢いを乗せてすれ違いざまに斬りつけるという技である。
これだとハンターの移動処理の問題などが発生するためかは不明だが、
そこまでは再現されなかった。
- こちらも、「俺の必殺技」ほどではないがいくつかのバリエーションがある。
4つのデンカメンのいずれかに応じた「デンカメンスラッシュ/アタック/チョップ/ショット」と、
4つ全ての力を合わせた「フルスロットルブレイク」の計5種類があるが、
公式動画より4つの電車が走っていくとの発言があるので、
フルスロットルブレイクが元と思われる。
なお、劇中ではこれら全てを区別せず電車斬りと呼ばれる。
- 秘技は「不動の摺足【大剣】」。
溜め中の移動速度が50%上がり、更にハイパーアーマー状態になる。
これも強力だが、セット可能なのはこの武器と同じ氷属性の大剣のみであり、範囲は非常に狭い。
ガシャコンブレイカー
- ガシャコンブレイカーのハンマーモード。
ソードモードにも変形可能だが、ハンマーのみが登場している。
- 武器スキルは「火傷耐性+50%」と、
角砕きによる武技P蓄積量が40%上がる「角砕き蓄積術+40%」。
- 武技は「バ・コーン!」。
与えるダメージが5倍、獣竜種に対しては6.5倍になり、
更にハイパーアーマー状態になるがクールタイムがやや長い。
ハイパーアーマーを活かして強引に攻撃を当てていくことが可能であり、
スタンプから角砕きまでを効果時間中に2セットは繰り出せる。
- 下記のGCキースラッシャーでも言えることだが、
仮面ライダーエグゼイドでは必殺技の発動時にゲームのようなカットインが入る作風であり、
(ソロプレイ時の)武技発動時の演出とはまさにベストマッチと言える。
- ちなみに仮面ライダー武器の中でこれのみ必殺技名ではない。
これはガシャコンブレイカーをハンマーモードへ変形させた際に発される音声である。
- 秘技は「無敵のポーズ【悠】」。
例のガッツポーズをとり、その間は無敵化するという秘技である。
ヒーローの決めポーズを妨害してはいけないのだ。
なお、仮面ライダーエグゼイドの最終フォームが「ムテキゲーマー」というので、そちらを意識した技の可能性もある。
GCキースラッシャー
- 仮面ライダーエグゼイドが「ダブルアクションゲーマー」と呼ばれる形態で扱う武器*1。雷属性。
文字数の関係からか略されているが、上記の通り「ガシャコンキースラッシャー」が正式名称である。
ソード、アックス、ガンの3つのモードに変形可能だが、
ヘビィボウガンとしてガンモードのみが実装されている。
- 武器スキルは、ブラストゲージの蓄積量が上がる「覇玉重弩の溜め術【中】」と、
溜め撃ちの爆発範囲が広くなる「ヘビィバースト【大】」。
- 武技は「クリティカルストライク」。
武技発動時のカットインでは、
「MAXIMUM MIGHTY CRITICAL FINISH!」と表示される。
効果は、与えるダメージが3.5倍になり、
ヘビィブラストがエグゼイドカラーの光のビームとでも言うべき見た目に変化するというもの。
また、ヘビィブラスト発射の前準備段階でも専用の効果音とおなじみのスパークエフェクトが発生する。
- 秘技は「神速重砲【疾】」。
効果中は溜め撃ちの溜め速度が1.3倍になるという効果である。
余談
- 今回のコラボレーション先の一つである『仮面ライダーエグゼイド』は医療とゲームをモチーフにした作品だが、
強化フォームにして作中ゲームの一つ「ドラゴナイトハンターZ」は「巨大モンスターを協力プレーで狩猟する」という、
あからさまにモンハンをモチーフにしたものだった事からファンの話題に上がっていた。
それから約2年後、今回の仮面ライダーコラボで
エグゼイドと元ネタのモンハンのコラボレーションが本当に実現してしまった。
ただし、今回の装備は「ドラゴナイトハンターZ」を模した物ではないことにガッカリしたファンも少なからずいたとか…。
- ちなみにエグゼイドが変身の際に使用するゲームは「マイティアクションX」。
こちらのジャンルは言わば某配管工の様なジャンプアクションに分類されていることから、
ある意味では「モンハンとマイティアクションXのコラボレーション」とも捉えられるのかも知れない。