目次
概要
- 端的に言うと他作品をネタとして扱うこと。知っている人はニヤリと出来る。
パロディの原点は「風刺や批判として行われる意図的な模倣」だが、
日本では対象の作品をモチーフとしたネタを扱う行為全般を指す、実質的な和製英語である。- 「オマージュとどう違うの?」と思う人もいるかもしれないが、
オマージュは「尊敬」の意味合いが強く、元ネタとなる作品に感銘を受けて
新たに生み出される作品の基礎となる要素を示している。
モチーフを自分自身の過去作品に求めることもオマージュの一種であるが、
同じテーマを描くにしても題材が違っていたり、そもそも分かる人にしか分からないと言ったことが多く、
製作者が元作品へ敬意を公言している場合もある*1。 - それに対してパロディは元ネタを知っている事を前提とした遊びの一種であり、
著名なネタを引用・改変してバラエティ性を与える手法として用いられる。
後ほど解説するモンハンのパロディ作品が解りやすい例と言える。- そのうち、オマージュと同様にモチーフを自分自身の過去作品に求めたパロディは
『セルフパロディ』と呼ばれる*2。
どれも厳密には意味合いが違う。 - そのうち、オマージュと同様にモチーフを自分自身の過去作品に求めたパロディは
盗作は他作品の内容を引用する点は上記二種類と同じだが、
それをあたかも自分のものだと主張するものを指す。
つまり、盗作者は引用したことを隠そうとする。
隠しきれず気付かれた場合も「偶然似てるだけだ」等と盗作側が開き直る場合も多い。
引用であるにもかかわらず完全な自作と偽って、
不当な名誉や仕事を得ようとするのがオマージュやパロディとの決定的な違いと言える。
パロディも必ずしも敬意が含まれるとは限らないが、
これまた「元ネタに気づかないと楽しめない」ため、元作品の存在が受け手に伝わらないと成立しない。
なお、この手の話題は、イラスト、デザイン、音楽だけでなく、
写真*3、3Dモデルのトポロジー、アニメーション(モーション)、ソースコード(プログラム)、文章(文書、キャッチコピー、SNSの投稿)などが盗作(盗用)の被害にあうこともある。- 上記の物と判別が難しい例として、
「別作品に酷似しているが、作者も意図せず似せてしまった」という例もある。
また、本当に偶然似てしまったという例や、
元ネタを愛するが故に意図せず似せてしまった*4というケースが挙げられる。
ただし、いずれにしても偶然またはオマージュで済まされることが多いが、
本人は盗作のつもりがなくても元ネタの製作者から盗作扱いされる可能性はある。
(最終的には当事者同士の議論又は裁判で決着をつける事になる)
後発の作品がどこまでオリジナリティを発揮できているか、
元ネタへの敬意や創作に対する熱意の有無が争点になりがち。
他にも、たまたま同じ素材を使ってしまい、既存の作品に似てしまったという例もある。 - 要約すると、いずれも別作品や過去作品を引用ないしネタにする点では同じだが
「元ネタに気付くと面白く、尚且つ元ネタに敬意を払う真面目なものがオマージュ」
「むしろ元ネタに気付いてほしい、そしてそれをややギャグやコミカルよりに改変しているのがパロディ」
「元ネタに気付かれると困る、ほぼ改変せずにそのまま自作物と言い切ったものが盗作(パクリ)」
である。
- 「オマージュとどう違うの?」と思う人もいるかもしれないが、
- ただし日本国内ではパロディに対する明確な法整備が成されていない*5こともあり、
この3種の境界線は法的にも極めて曖昧なものになっている。- 現在の日本においては、パロディ・オマージュ*6・盗作共に著作権侵害または商標権侵害に該当する恐れがある。
とはいえ、(世間で噂される疑惑の数に対して)裁判沙汰にまで至った例は少なく*7、
様々な事情から積極的な取り締まりはされていない。
しかし、実際にパロディ作品が問題になり*8自主規制や裁判沙汰になった例や、
逆に限りなくクロに近いとされる盗作疑惑が放置されている例も少なくない。
法的な基準や業界のガイドラインなども存在していないため、個人の感性や良心に任せられている。
なお、ネット上などでは「作品の何割が一致すると盗作」などの一例が記されている事があるが、その殆どが法的な根拠とは言い難い。
このような事情のため、○○は××の「パロディ(オマージュ)」か「盗作」か「偶然似ただけ」かという定義付けは答えが出ないことも多く*9、
著作権に対する意識や志向が高まってきた現在では、ネット上などで激しい論争が繰り広げられる事もある。
議論が荒れる要因になりやすいので、安易な認定(特に盗作認定)はしない方がよい。- 以前は訴えを起こせるのは権利者だけだったのだが、
著作権侵害の非親告罪化に伴い検察だけでも立件が可能となった。
ただし、パロディ・オマージュの法整備は整っていないままであり、
盗作の有無という点で立件することは困難と言われている*10。
どちらにしろ、著作者と検察以外の人間が勝手に訴えを起こせるようになった訳ではないため、
外野が必要以上に騒いだ所で徒労に終わる可能性が高い点は変わっていない。
そのため、よりデリケートな話題として扱う必要があると考えられる。
- 以前は訴えを起こせるのは権利者だけだったのだが、
- 現在の日本においては、パロディ・オマージュ*6・盗作共に著作権侵害または商標権侵害に該当する恐れがある。
- 流行したアニメや漫画・ゲームなどがある世代で、
格闘バトルもの=「ドラゴンボールだ」、
難解な世界観のSF作品=「エヴァンゲリオンだ」、
オンラインゲームを舞台とした世界観=「ソード・アート・オンラインだ」、
仲間と協力して敵を倒すゲーム=「モンスターハンターだ」のように
なんらかの要素が自分の知っている特定の作品に共通していた為、発表された時系列を勘違いしたり
さらに古い源流、普遍性がある事を知らないまま「あの作品を元ネタにしたパロディ(時にはパクリ)に違いない」
と早合点してしまう人が現れるのもこの手の話題では間々見られる。- 激しい論争になりがちだが、こちらの場合は大抵結論があるため、
間違った知識をひけらかした人が糾弾される事も多い。 - 特定作品の影響が強い訳では無いが、普遍性がある内容については
「王道」「スタンダード」「テンプレ(ストーリー)」などと評される。
ただし、作品の評価における「テンプレ」はややネガティブなニュアンスを含む*11ので、
基本的には「王道」と評するのが無難だろう。
- 激しい論争になりがちだが、こちらの場合は大抵結論があるため、
- また、これらに似て非なるものとして「ネタ被り」という物もある。
同時期の作品同士に偶然似た要素があるという物で、何かと比較されやすい境遇にある。
モンハンにおけるモンハンのパロディ(セルフパロディ)
- 言わずと知れたモンスターハンタークロスこそ
まさに、セルフパロディこそが本作最大の売りと言っても過言では無い。
過去のフィールドや歴代の人気モンスターを詰め込めるだけ取り揃えたのみならず、
過去に挑戦したクエストを(ほぼ)そのまま再体験できたり、
過去のクエストを彷彿とさせつつも、新要素や新モンスターを取り入れて新たな驚きを演出したり、
過去作を知っていれば知っているほど「元ネタに気付いてニヤリ」な要素が多い。- なお、続編のダブルクロスもクロスに追従してセルフパロディの宝庫ではあるが、
こちらはどちらかと言うと、更に進化した新要素を全面にプッシュしてアピールしている。 - 近年では、作品PR時に数年ぶりの復活モンスターやフィールドなどをプッシュする傾向にある。
MHR:Sでは、懐かしのフィールドや過去作モンスターを復活させたり、
MH4(G)の人気コンテンツに似た新要素を登場させたりと、
コアなファンを釘付けにするものが多数実装されている。
どちらにしても、お祭り企画に近い作品なのでアミューズメントとして楽しむ分には、
どちらであってもニュアンスに大差は無い。 - なお、続編のダブルクロスもクロスに追従してセルフパロディの宝庫ではあるが、
- メディア作品だと、MHシリーズ初のアニメ『ぎりぎりアイルー村』はセルフパロディのオンパレードである。
原作のぽかぽかアイルー村とは比較にならない程のギャグ要素が詰め込まれ、
モンハンをやり込んだプレイヤーに刺さるようなネタが目白押しである。
モンハンにおける他作品のパロディ
- モンハンの中にもパロディは存在する。有名なものはやはりコイツやアイツだろうか。
また、クエスト名が何かしらのパロディだったりすることもちらほらある。
クエストを最初に見た時に、「どこかで聞いたような気がする」と思った人は元ネタを知っているのかもしれない。- MHP3のクエスト名は有名映画等のタイトルのパロディが多く存在する。
例:「凍土戦線・氷塊あり」「砂原戦線・轟きあり」 (元ネタ:「西部戦線異状なし」)
「仄暗い火口の中から」 (元ネタ:「仄暗い水の底から」)
モンニャン隊によるニャンタークエストの★1なんかは、全てパロディである。
また、何かしらの諺や四字熟語をもじったものも多々見受けられる。
例:「粉骨砕竜!」「炎火繚乱!」(元ネタ:それぞれ「粉骨砕身」、「百花繚乱」) - アイテム関連にもパロディが仕込まれていることがある。
分かりやすいところでは、MHP2のトレジャーアイテムの1つである「フルフルの実」あたりだろうか。
他にもサメのランスに遊泳禁止の盾や別のゲームにも出られそうな防具等も紛うことなきパロディと言える。 - 中には会話の流れそのものがパロディになっていると思われるものもある。
例えばMHST2のとあるサブクエストで「海賊が遺した宝」を探し出すことになるのだが、
各地を巡って手がかりを追い求め、ようやく見つけたそれを依頼主に届けると、
その宝の正体を知った依頼主は「とんだ笑い話だ」と大笑いして幕を下ろす。
こちらは以前MH4でパロディ元と思われる作品と実際にコラボが行われていることに加え、
MHST2の開発中の時期に原作漫画で同セリフが含まれる印象的なシーンが描かれた回が連載されている。
- MHP3のクエスト名は有名映画等のタイトルのパロディが多く存在する。
他作品におけるモンハンのパロディ
- ご存知の通り、現在モンハンはかなりメジャーなゲームとなり、モンハンネタを使う作品も少なくない。
ただし、- 「単に似てるだけ*12で、モンハン要素が意図されてるとは言い難いもの」
- 「モンハンそのもの、あるいはモンハンと思しきものが登場してるもの*13」
- 「その他、会話にモンハンが出てくるなど単なるモンハンネタ」
明らかにモンハンを意識しており、見ている人にわかる形で表現されてはいるものの、
モンハンそのものではない…というのがパロディである。
とはいえ知名度の高いゲーム故か、モンハンのパロディを少なからず含む創作物はかなり多い。
挙げればキリがないので、ここではいくつか選んで例を挙げてみよう。
- 銀魂
- 週刊少年ジャンプで連載されていた空知英秋氏による漫画、
及びそれを原作としてサンライズが制作し、テレビ東京系列で放送されていたアニメで、
パロディ作品の筆頭格。
Pシリーズのブームと並行して人気を博したこの作品は、あまりにも攻めすぎたパロディによって
色んな上層部から怒られることが多々あり、
ゲーム・アニメ・ドラマを初めとする様々なフィクション作品や著名人は素より、
政治ネタや時事ネタまでも頻繁にネタにしていることで有名である。
もちろんその中でもモンハンは例外ではない。
作中で「モンキーハンター」というモンキーを狩るオンラインゲームが登場し、
主人公の坂田銀時とその仲間たちがこのゲームをプレイする「モンハン編」なるまんまな長編が存在する。
途中からモンハン関係なくなるが……。
モンキーの名前も「プリン」や「パオシャンロン」といったように明らかに狙った名前となっている。
ちなみにこのゲームのCMをイメージしたショートアニメもあるのだが、
そのCMのナレーションの声がMH3のCMと同じだったりする。
なお、上記の「モンハン編」が連載された後、空知氏の元へ読者のカプコン社員から
励ましの手紙が送られたという逸話がある。- また、全くの余談だが作者への質問コーナーにおいてはある読者から、
「MHP2Gで村クエのリオレウスとリオレイアが倒せないのでどの武器を使えばいいか」という、
何故そこで聞いたのかと問いたくなる質問が届き、作者が回答したことがある。
気になる回答はラーメン屋の喩えを使いながら初志貫徹、プライドというものを説いた上で、
ラーメン一本で行ってくださいとのことだった。
- また、全くの余談だが作者への質問コーナーにおいてはある読者から、
- SKET DANCE
- 同じく、週刊少年ジャンプで連載されている、篠原健太氏による漫画、
およびそれを原作としてタツノコプロが制作し、テレビ東京系列で放送されていたアニメ。
漫画版にて、主人公の藤崎佑助〈ボッスン〉とその弟である椿佐介が、
「モンスターファンタジー」というゲームに興じた結果、
ゲーム廃人一歩手前にまでなるほどのめり込んでしまうというエピソードがある。
ちなみに、この「モンスターファンタジー」は、別のエピソードでも登場しており、
そのエピソードのアニメ版では、テオ・テスカトルっぽいモンスターまで映し出されていた。
- 僕は友達が少ない
- 平坂読氏によるライトノベル、およびそれを原作としてAIC Buildが制作し、
TBS系列で放送されていたアニメ(通称『はがない』)。
作中に「モンスター狩人」というゲームが登場する。
また、MHP3まんまなロゴや装備をアニメで登場させている(しかもその装備がフィギュア化している)。
リオレウス、ドスジャギィ、ガーグァ、イーオス、ガミザミに非常によく似たモンスターが登場し語り種となった。
なお、「モンスター狩人」には、味方からの攻撃でもダメージを受け、状態異常になり、
運が悪ければ死んでしまうと言う理不尽極まりない設定がある。
もし実際にこの仕様で発売されていたら今とは比べ物にならないほど地雷ハンターがいただろう。
原作でも同じような回があったが、こちらはアニメ版ほど似せて描写されていない。
- 勇者のくせになまいきだor2
- PlayStationシリーズも発売しているソニー・コンピュータエンタテインメントによるゲーム。
モンハン以外にも様々な作品のパロディが入っていることで有名。
魔王様が「ミラ…ナントカ」と神をも恐れぬネタバレ*14をしたり、
ベイトトラップやたるバクダンを用いる「魔物ハンター」という職業が存在する。
次回作の勇者のくせになまいきだ:3DではMH3と同じように水中の概念を導入し、
「トライン」という勇者も登場した。
- 不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス
- チュンソフトのダンジョン探索RPG「不思議のダンジョン 風来のシレン」シリーズの最新作。
「さんどがさでモンスターをハンティングする人がたくさん現れるというウワサを聞いた。」
と言うネタをモンスター図鑑に堂々と仕込んでいる。
ちなみにこのゲームの発売日はMHP3発売のおよそ1週間後。確実に狙ってやったものと思われる。
ちなみに4と5はモンスター図鑑ならず武器防具なども含め殆どの解説文がネタ寄りになっている…のが特徴的である。あまりにやり過ぎた為、「6ではネタは自粛して普通の説明にします」と発売前時点でアナウンスされたが。
- デュエル・マスターズVSRF(バーサスレボリューションファイナル)
- 日曜朝8時30分よりテレビ東京系列にて放送されている、TCG『デュエル・マスターズ』のアニメ化作品。
劇中劇として「モンスターペアレントハンター」略して「モンペハン」なるアニメ作品タイトルが出た事がある。
このパロディが行われたのは第27話なのだが、本放送の放送日は2016年10月2日。
よりによって『モンスターハンターストーリーズ RIDE ON』第1話の真裏である。
恐らく狙ってやったのだろう。
続く第33話では、ハンターシリーズにボーンブレイドらしき大剣を装備した人物「珍獣ハンター」が登場した。
なお、このアニメは同じく裏番組である某人気少女向けアニメシリーズや
同業他社のTCG作品を始めとした様々な作品のパロディを行っている事で知られている。- ちなみにモンハンとデュエマは正式にコラボもしており、
クシャルダオラがクリーチャーカード《鋼龍 クシャルダオラ》として参戦している。
風による注意報(か警報)が出ている地域で強化されるという、
元ネタを意識した奇想天外な効果を持っていたことで話題になった。
- ちなみにモンハンとデュエマは正式にコラボもしており、
- 這いよれ!ニャル子さん
- クトゥルフ神話を題材としながら、全方位に渡る容赦ないパロディを捩じ込んだコメディ小説。
当然ながらモンハンもパロディの種になっているが、
原作である小説版では主人公の母親が「邪神ハンター」なる怪しげなバイトをやっていたり、
登場人物の名前になぞらえて「クー音エムカム」とか「クー音ハウカム」とかの武器が登場したり
して「すぐ切れ味落ちそうだな」と突っ込まれたり
している程度だった。
しかし、ビジュアル面が補強されたアニメ版ではかなり暴走しており、
邪神ハンターのバイトの様相が克明に描写された結果、
どう見てもハンターブレイドを担いでいたり、どんぐりシリーズそのものな装備が登場したりしている。
特に2期7話は件の母親がメインになるためか、
買い物帰りの母親の買い物袋の中身がハンター諸君なら見覚えがあるだろう代物ばかりだったり、
悲鳴と見せかけて「けちゃわちゃ!」だの「ごあまがら!」だの言ったりと、細かいツッコミどころは多数。
極め付けに「新しいフィールドの遺跡平原~」などと言いつつ母親が見せてきたチケットには
どう見てもMH4のロゴマークそのものが……。
- 勇者ヨシヒコと導かれし七人
- テレビ東京系の深夜ドラマ枠「ドラマ24」内で放送された、
「予算の少ない冒険活劇」のキャッチコピーで人気のドラマの第3シリーズ。
基本的にこのドラマでやっているのはドラクエシリーズのパロディ(しかもスタッフクレジットにも明記している「スクウェア・エニックス公認」)なのだが、
2016年10月20日に放送された第3話では、何者かによるバシルーラめいた謎の魔法で
勇者ヨシヒコ一行がモンハンっぽい世界に飛ばされてしまう。
そこでは、猫を連れた狩人っぽい人がひたすら肉を焼いてたり、
襲撃してきたどでかい真っ白なサルを狙う見覚えのあるでかい剣を担いだ狩人に促されるまま
ヨシヒコがその辺に落ちてた赤くてでかい剣を振りかざして「斬れ味最高ー!」と叫んで突撃したり…
というカオス極まりない展開に。
この一連の流れは、何とモンハン部の公式Twitter(の中の人)も目撃していたらしく、
しまいには、モンハン部からこのような公式(?)コラージュが投稿されてしまった。
ちなみにこの回は、モンハン以外にも「エフエフの村」とか赤い配管工になったヨシヒコ*15とか
6色のパズルでドラゴンを(ryとか、とにかくゲームパロディだらけの回であった。
なお、「予算の少ない」ドラマなので劇中に登場するモンスターは殆どがハリボテで作られているが、
何故かモンハンっぽい世界のでかいサルだけは(安っぽいが)CGで描かれるという謎の厚遇(?)を受けていた。
それ以外の猫とか剣とかはちゃんとハリボテだったが
- 仮面ライダーエグゼイド
- 2016年~2017年のテレビ朝日系列で毎週日曜8:00から放送されていた特撮テレビドラマ。
放送開始日は前述のMHSTアニメと同日であり、放送枠も同じ日曜日の朝8時台であった。
特撮ヒーローの定番とも言える仮面ライダーだが、今作は様々なゲームの力を使って戦う作品であった。
そのゲームの中に「ドラゴナイトハンターZ」がある*16。
主人公である仮面ライダーエグゼイドの変身者、天才ゲーマーの宝生永夢の説明で
「最大4人プレーでドラゴンを討伐する狩猟ゲーム」、
また敵であるグラファイトの必殺技が「ドドド黒龍剣」だったりとモンハンを意識した要素がある。
そもそもこのグラファイトなる敵怪人は緑色の刺々しい竜のような姿をしており、
後にパワーアップを経て身体の色が闇のような漆黒(但し右腕のみ金色)へ変化、
更に続く最終形態では炎の如き深紅になっており、
放送当初しばしば視聴者からも指摘されていた。
また児童誌にてゲーム画面が載せられていたが、画面上に横棒の体力ゲージ左上には仲間の名前と
仲間の体力ゲージ右下にはアイテムと思われるアイコンがあったりと、やはりモンハンを意識している。
他作品におけるモンハンのオマージュ
- モンハンのオマージュとされる描写のある作品もいくつか見られる。
シャフト製作のアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』もその一つと言えるだろう。
脚本家の虚淵玄とキャラクターデザインを担当した蒼樹うめ*17は共にモンハン好きであり、
雑誌のインタビュー記事にて、各キャラ=魔法少女にどんな武器を持たせるかの話し合いにおいて、
モンハンがヒントとなったと語られている。- 同時期にMHP3が発売された上に、作中怪物であり魔女であるお菓子の魔女シャルロッテに
爆弾を飲み込ませて爆破するシーンがあるので、ハプルボッカを連想した人もいたとかいないとか。
また、別の場面では近接攻撃担当=さやかが爆弾を使うキャラ=眼鏡ほむらに対して
不満を漏らすなど、どことなくモンハン要素を思わせる会話も確認されている。
太刀使いであるさやかとランス使いである杏子は最後にいたわり合うまで分かり合えた。 - なお、美樹さやか役の喜多村氏は『一狩りいこうぜ!』のナレーションを務めている。
- 全く余談ではあるが、爆弾(爆発)と関係のあるほむらがMH3Gには登場している…が、
これは漢字で「炎」と同意義である焔が元ネタと考えるほうが良いかもしれない。 - その後、MHF-Gにて本当に『まどか☆マギカ』とのコラボが実現してしまった。
その後、MHXRでも同様にコラボが実現したが、
コラボ相手をイメージした特殊種は海竜種ではあったがハプルボッカではなくチャナガブルであった。
- 同時期にMHP3が発売された上に、作中怪物であり魔女であるお菓子の魔女シャルロッテに
- また、新紀元社のTRPG「ハンターズ・ムーン」は
「フィールドが複数エリア制」「いかにモンスターの行動を読んで追い詰めるかが鍵」
「モンスターから剥ぎ取った素材でPCを強化する」「肉を焼いて食う」等、
一捻り加えつつも各所にモンハンへのオマージュが見て取れる作品となっている。
関連項目
ゲーム用語/コラボレーション
ゲーム用語/ハンターブレイド - こちらはパロディでもオマージュでもない、ただの「パクリ」の例である。