MH2から登場している弓。
特殊な入手法や独特の性能であることが特徴。
目次
概要
- 初出のMH2では歌姫に、
精霊へ歌う唄や生命に捧ぐ唄、始まりの唄を渡し続けるともらえる。
かなり特殊な入手方法なので持っている人どころか存在を知る者も少なかった。
フォルムは「弓っぽい形になった」竪琴。弦を弾く音も竪琴のそれである。
唯一の水弓ではあったがあまり強力とは言えず、希少なレア武器として扱われていた。
- MH3では弓そのもののカテゴリが消滅、
MHP3では龍頭の竪琴を入手できないせいかこの武器は登場しなかった。
代わりに同じ立ち位置を持つ武器として竹取ノ弓が登場した。
MH3Gでは復活し、ハプルボッカ素材を使用した「64式連装弓」を強化していくことで入手できる。
- モチーフは現実に存在する馬頭琴(ばとうきん)だと思われる。
一応、頂点部が龍の頭を模したような形状になってる辺りは馬頭琴を意識したデザインと思われる。
あれはタツノオトシゴでは、とか言わない
とはいえそもそも楽器としての形状が大きく違うため、それ以外の共通点は見当たらない。- ちなみに、タツノオトシゴの別名は「海馬」。さしずめ海馬頭琴といったところか。
馬→海馬→龍(の落とし子)と連想したのだとすれば、銘に偽りはない…かもしれない。
- ちなみに、タツノオトシゴの別名は「海馬」。さしずめ海馬頭琴といったところか。
- なお、名前の読みは「りゅうとうきん」であり、「りゅうずきん」ではない。
これは元ネタの名前に由来する。
- 武器の説明文によると、竜人族の楽士はこれで身を守りながら旅をしていたらしい。
龍頭の竪琴の説明文にも、竜人族に伝わる竪琴であり、本来は武器であったといわれている。
性能
- この弓の最大の特色は溜め1が拡散3、溜め2が連射2、溜め3が連射1と、
溜めれば溜める程攻撃が弱体化していくという他に例を見ない溜め特性にある。
- この武器には通常の弓用装備とは異なり、属性攻撃強化のスキルを付けるのが望ましい。
また、タイプはシリーズごとに異なるものの溜め4に関しては他の弓と同程度であり、
装填数UPのスキルを付けると、強力な水属性弓としても使う事ができる。
この場合は各種弾強化や連射や集中を併用すると良い。
- 何気に全てのビンを装着可能な場合が多い。ただし状態異常ビン強化効果はない。
またスロット3や会心率+、防御力+効果もついている。
MHP2Gまで
- MH2では攻撃力は156と低いが、水170という当時の弓としては高い属性値を持つ
(そもそも、MH2で水属性の弓はこの龍頭琴しか存在しない)。
- MHP2になって水属性が240になり、現在のような用途が確立された。
MHP2GではII、IIIと強化することができ、最終的には攻撃力240水属性300までになる。
最終強化の龍頭琴IIIでは順に拡散5、連射2、連射1となり、
結果として溜めずにバンバン撃った方が水属性に弱い敵には絶大な効果を発揮する。
グラビモスやバサルモスの胸破壊にはうってつけ。
溜め4が貫通3(無印)~貫通5(III)となり、会心率も30%あるので、貫通弓としてもかなり強力になる。
MH3G
- 竹取ノ弓との差別化のためか、溜め1が拡散から連射5へと変更。
MH2に無かった減気ビンや爆破ビンはともかく麻痺ビン・毒ビンに非対応となり、
さらにスロット数も全削除されてしまった。
ただし竹取ノ弓で装着できない強撃ビン装着が可能な点やデフォルトで属性持ち、
防御ボーナスや会心率10%等の利点は残っている。
プレイスタイルやスキル等で使い分けるとよいだろう。
…ただ、大鹿角ノ破弾弓のチート性能に双方とも食われてしまった感があるが…。
MH4G
- MHP2G以前の溜め1拡散の仕様に戻った。
スロットも3つに戻り、溜め4も貫通になり、全てのビンに対応する等、
4Gのインフレに応じた火力になっている以外はMHP2G時代の再現となっている。
にもかかわらず竹取ノ弓も溜め1拡散の性能で復活し、
両者が存在しなかったMH4でこのポジションに収まっていたカジキ弓までG級対応しているので、
水バラマキ弓界隈は無駄に選択肢が多い。
龍頭琴はこの3種の中では属性値が最低だが(それでも440とかなり高い)、
カジキは溜め2以上でなければ拡散矢が撃てず、竹取ノ弓は要覚醒なので、
一応の差別化はされている。
MHX(X)
- 引き続き登場。
ココット村を訪れている「ドンドルマの守護兵の依頼2」を達成することにより生産できるようになる。
MH3Gと同じ連射弓に戻ってしまい、スロット数もMH3Gと同じく0に、会心率も5%に下がってしまった。
しかし、今作では今まで同じ水バラマキ弓仲間だった竹取ノ弓とカジキ弓が無属性弓になってしまった為、
唯一の水バラ撒き弓としてその立ち位置を守っている。
最終強化の龍頭琴【雨唄】では、攻撃力こそ初期武器であるベルダーボウと同じ70だが、
属性値は上位武器としては脅威の50(従来シリーズの表記にすると500)に達する。
これはMH4GのG級武器である竹取ノ弓【伽具夜】よりも30低いだけという凄まじい属性値である。
- 溜め段階は、溜め1が連射LV5・溜め2が連射LV3・溜め3が連射LV2・溜め4が連射LV4となる。
やはり、いつも通りの溜め1運用が基本だろう。
ビンについては、LV1/LV2強撃ビン・LV1属性強化ビン・接撃ビンのみ対応。
状態異常ビンは取り上げられてしまった上、この弓では効果が薄い強撃ビンが両レベル対応しているのに、
肝心の属性強化ビンはLV1のみという微妙なところ。
属性強化ビン追加でLV2を追加するのもいいが、素直に水属性を強化するスキルや属性会心を付ける方が良いか。- MHXでは、お得意様であるバサルモスやグラビモスは出現しないが、
ヴォルガノスや同様に弾肉質が硬く水に弱いウラガンキンが復活している。- が、ヴォルガノスは弾肉質がそこまで硬く無いので連射弓で良く
ウラガンキンは水属性がよく通る顎を部位破壊すると属性の通りが悪くなってしまうので扱いが難しい。
物理肉質は大きく軟化するので、パーティプレイであれば十分使えるだろう。
- が、ヴォルガノスは弾肉質がそこまで硬く無いので連射弓で良く
- 通常種よりも更に硬い宝纏ウラガンキンも新登場したが、
こちらは属性肉質も硬い上に打撃武器でしか顎を部位破壊できないので担ぐのはオススメできない。 - ウラガンキンと同じく頭の部位破壊で物理肉質が軟化するリオレウス希少種にも有用。
獰猛化銀レウスの単体クエストではサブタゲにもなっている他、
黒いもやが頭にかかると肉質が軟化し、グラビモス並に水属性が通るようになるのでとても相性が良い。
ウラガンキンと同じく部位破壊後の属性肉質は逆に硬化するのでその点には注意しよう。 - また、メインモンスターであるディノバルドは元々水属性の通りが良い上
赤熱化した部位はさらに水属性が通るようになる。
赤熱化部位にダメージを蓄積させると特殊ダウンを奪える性質から、こちらも相性が良いといえる。
- MHXでは、お得意様であるバサルモスやグラビモスは出現しないが、
- スペックの関係上、曲射にも剛射にもジャンプ発射にもジャスト回避にも用がない。
…ということで、数少ないストライカースタイルに適性のある弓となっている。- 狩技ゲージの蓄積量は、モーション値にのみ依存する。そして、弓のモーション値は
矢の種類とレベルに応じて決まり、これらが同じなら溜め段階は関係ない。*1
よって、溜め1を連射するこの戦法は、狩技ゲージがより素早く溜まるという
地味ながら嬉しい副次的効果もある。 - 防御スキルを投げ捨てた装備を組む場合は、装填数UPを発動させたブシドーがお勧め。
溜め1を連打する傍ら、ジャスト回避したとき限定で溜め4を当てるという芸当が可能になる。
元より火力UPに繋がる狩技は会心撃【属性】込みの狂竜身しかないので、
ジャスト回避目的でブシドースタイルにしても特に問題はない。
- 狩技ゲージの蓄積量は、モーション値にのみ依存する。そして、弓のモーション値は
- MHXXでは限界突破により更なる強化が可能に。
究極強化の龍頭琴【水戯】になると属性値は60にまで達するが、他の性能は一切変わらないため、
相変わらず溜め1をしこたま撃ち込んでいく使い方になる。
今回は水に非常に弱いグラビモスが復活しているので、まさにこの弓が適任だろう。
新スタイルとの相性だが、ブレイヴとはあまり噛み合っていない一方でレンキンには適正がある。- G級ではスキル環境が大幅に改善され、W属性強化+属性会心にスキル二種程度追加可能になった。
W属性強化で水属性値78、属性会心発動時は水属性値105.3相当となり非常に強力。
相手は選ぶが作っておいて損はない一張りとなっている。 - ブレイヴスタイルの登場により、装填数UPを発動させることで溜め4の高い属性補正を剛連射で連発できるようになった。
長い隙には剛連射を連発し、短い隙にはこれまで通り溜め1を連打することで
シンプルに溜め1のみを撃ち続ける従来の戦法よりも高い火力を出すことが可能になる。
取り扱いは難しくなるが、龍頭琴に愛着を持ち最大限のポテンシャルを発揮させたいという方は一考の余地があるだろう。
え?溜め4の連射を活かすなら物理と属性どちらも期待できる水属性弓を使えばいいって?
それは言わない約束である。
- G級ではスキル環境が大幅に改善され、W属性強化+属性会心にスキル二種程度追加可能になった。
- 水属性値は強化毎に5ずつ上昇するが、攻撃力は生産時の70から究極強化まで全く変化しない。
どこかで聞いたような話である。
これはMHXXの究極強化形で全武器中最低値であるが、
最高値の410を叩き出す鏖弓シャンギーもこれと同じ弓である。
倍率差は340、下位武器とG級武器の倍率差が激しいMHFでいうと
マイナス会心を持つG級武器のデスポートアーチャーLv50と
属性を持つ下位武器の鳥幣弓IIIの倍率差と同じである。
それでいてどちらにも使い道が存在するあたり、弓の属性の重要性がよく分かる。
MHF
- MH2と変わらない性能。既存の武器の多くに強化先が追加されたが龍琴は強化不可…だった。
インフレの進んだMHFにおいては、さすがに実用性は皆無に等しかった…GG末期までは。
なおドンドルマ削除とともに歌姫にも会えなくなったが、唄収集家というNPCから同様の手段で入手できる。
- MHF-GGにて、「G級技巧武器」の派生が
他の弓を差し置いて何故か追加された。- プレビューサイトでその性能が明らかとなり、
LV50で攻撃力680、会心率30%、水属性220というポテンシャルになった。
…が、矢タイプが以前にも増して酷いことになっており、
溜め1が拡散LV1・溜め2が拡散LV3、溜め3が貫通LV2という、
見るも悲惨なことになってしまっている。
溜め4は貫通LV4なので使えるは使えるのだが、この武器同様のポジションであると言える。 - なお、G級技巧武器に選ばれたことにより、
入手したがその実用性の為に処分してしまった人の為の新たな入手方法が実装された。
具体的には「唄」を素材として直接生産するというもの。
ただし必要数は本来の手段で手に入れる(唄収集家に渡す)よりもやや多めになっている。
- プレビューサイトでその性能が明らかとなり、
- G級技巧武器への強化先が追加されるまではかなり影の薄い武器であったが、
フォワード.5までのスキルランクシステム下においては、
レア度2の中では貴重な水属性弓ということもあり一定の需要は存在していた。
- ちなみにSP武器には火属性版の龍魂琴があり、こちらは最終的には攻撃力264・火属性230まで強化できる。
こちらも溜め1で拡散LV3だが、溜める事で連射LV3、拡散LV4となるので、
龍頭琴のように敢えて溜め1を連発する必要性は薄い。
説明文によれば、猛る龍の魂を封じた竪琴であり、放つ矢は龍の吐息の如しとされている。
MHXR
- バレンタインイベントの報酬として初登場。
現在ではニャン検隊の報酬としてほぼ常駐しており、ややレア目程度の確率で手に入る。
- スマホ特化としてシステムが簡略されたMHXRの弓には、この武器を扱う上での難点であった
矢タイプ・溜めレベルの概念が無いため、基本的に他の弓と変わらない立ち回りで使うことができる。
ちなみに属性は他の作品と変わらず水属性。*2
- が、それでもやっぱり、他の弓には無い独特の特徴を持っている。この弓にしか備わっていない武技である。
MHXRは武器ごとに特定の武技が設定されており、防具1部位ごとに備わっている技玉が
武技に設定された属性と必要個数を満たしていれば発動できる仕組みとなっている。
そんなシステムの中で龍頭琴に与えられた武技の名前は「爆力【破】」。必要な技玉は水属性6個。
この技の効果はずばり、効果時間中に限り与えるダメージが10倍になるというとんでもないもの。
これだけ聞くとぶっ壊れ性能もいいところだが、この武技の効果時間は5秒しかない。
さらに言うなら、発動時に必ず入るガッツポーズ中にも容赦無く効果時間が減るため、
曲射の溜めなど絶対に間に合わず、通常射撃の2発目が距離によってギリギリ乗るか、程度の猶予しかない。
倍率は下がるが効果時間が20~30秒程度用意されている武技の弓は大量にあるため、
単に1回の通常射撃を10倍にしただけではそれらの劣化となってしまう。そう、通常射撃なら…
- ここで重要となってくるのは、この武技は「効果時間中は10倍の攻撃を出せるようになる」ではなく、
「効果時間中は与えるダメージが10倍になる」効果であること。
つまり、曲射を放ってからそれが着弾する前に発動してやれば、適正距離で最大15ヒット前後する曲射が
全て大剣で斬りつけたような威力で降り注ぐのである。
もちろん前述したように2発目は絶対無理なので、発動時間中の総ダメージでは他の弓が勝ることも多い。
その圧倒的な瞬間火力により狙ったタイミングで怯ませやすいことや、
1発撃ち逃げでいいので何度も曲射を狙うのが難しい強敵相手で安定しやすいことがこちらの利点と言える。
- 以上の点を踏まえると、この弓が最大限に輝くのは以下の条件を満たしたモンスターを相手にした時となる。
- 弱点属性が水である
- ガンナーの方が安全に対応できる行動を多用する
- 曲射がフルヒットしやすい幅広の当たり判定を持つ
- 怯ませることができれば長時間ダウンする行動がある
この弓は、飛び上がったリオレウスを叩き落すのにこれ以上無い性能をしているのである。
かくして、これまでのコンシューマにおける微妙すぎる立場から一転、MHXRにおける龍頭琴は
今作のメインモンスター、リオレウス豪火種の狩猟でも堂々と指定がかかる強武器の地位を手に入れたのである。
- 鋼膜個体の実装後は比較的簡単に手に入る対策武器としても人気。
鋼膜個体はバリア解除後の睡眠時に大剣やガンランスで一撃を叩き込むというのがセオリーであるが、
最初の一撃を当ててから起き上がるまでの数秒間もまだバリアが再展開されておらず普通にダメージが通るため、
龍頭琴なら手数によるバリア解除をこなしつつ、解除中の数秒間で無駄なく最大火力を叩き込むことが可能なのだ。- 4人全員が龍頭琴を使うとバリアと曲射のエフェクトが大量に発生するため、
スマホのスペック次第では処理落ち気味になってしまうのが玉にキズである。
- 4人全員が龍頭琴を使うとバリアと曲射のエフェクトが大量に発生するため、
オトモ武器
- MH4Gにてオトモ武器「悠久の龍頭琴」が登場。
見た目はそのままアイルーサイズにした龍頭琴である。
水属性の打撃武器で、オトモ武器トップの遠隔攻撃力を誇る遠隔寄りの性能。
素材は天廻龍・覇竜・崩竜の上端材を用いる。
- MHX・MHXXにも続投。さらにG級武器の「悠久に輝く龍頭琴」も追加された。
素材が獰猛な猛端材など汎用素材に変更されたため、特に意識しなくても材料が集まっていることもある。
ただしココット村や大老殿の依頼をクリアしないと開放されない。
- 対応するオトモ防具は「魂を宿す髪飾り」と「まほろばの衣」。
詳細はこちら。