武器/崩槌オテルカムルバス

Last-modified: 2023-10-24 (火) 13:31:01

この世を打ち崩す白き雪神の、第五の手足の具現。
神は世に蠢く生き物を≪踏みつける≫。

  • MHP2Gにて、同作のラスボスとして初登場したウカムルバスの素材で作ることのできるハンマー。
    説明文の「手足の具現」通り、ウカムルバスの前脚を模した形状をしている。

目次

性能

MHP2G

  • 攻撃力1820、氷属性120、会心率-30%、防御力+10
  • この武器の特徴は、何と言っても圧倒的な威力である。
    この攻撃力はMHP2Gに存在する全武器中トップタイという驚異的な威力である。
    斬れ味レベル+1で少しの白も出る。
    実際はマイナス会心が足を引っ張るので、のハンマーには少し劣るか。
    だが、抜刀術などを駆使し、マイナス会心を消せれば、その威力はバカにならなくなる。
    この頃の抜刀術は、抜刀時の会心率を強制的に100%にするというものなので、
    火事場や上記のスキルを付け、抜刀溜め3スタンプを当てれば、その火力はまさに圧倒的だろう。
    • 抜刀のみで立ち回った場合の理論上の期待値は紫持ちハンマーすら上回るが、
      納刀の手間を考えると集中込みでもDPSでは少々厳しい。
      実戦でもフルーツスイやカイザミマグニには残念ながら一歩及ばない。
      やはり白ゲージなのが大分痛い。またスタンした時に縦3でマイナス会心が出てしまえば目も当てられない。

MHP3

  • ウカムルバスが同作の裏ボスとして復活したのに伴い、この武器も再登場。
    G級が存在しないため、上位武器として扱われている。
  • 上位武器であるため、攻撃力は250(ブースト込みで265)、斬れ味ゲージも最大で青までへと落ちたが、
    会心率は-20%まで上昇、防御力アップも+15に増え、氷属性も20(他作品で200相当)と上昇した。
    ただし、抜刀術の仕様変更(抜刀攻撃の会心率を+100%)により、以前ほどの火力を出すことはできなくなり、
    さらにアルメタ剛槌ドボルベルクなどの強力なライバルが多数出現したことで、
    相対的にその地位も下がってしまい、殆ど担がれることはなくなってしまった。

MH4G

  • MH4Gでウカムルバスともども復活。高威力に悪い斬れ味、防御ボーナスは健在である。
    今作ではG級における新たな強化先として崩天槌オテルオンカムが実装された。
    …のはいいのだが、どういう訳か攻撃力がP2G時代のオテルカムルバスよりも一回り低い1716…
    武器倍率で言うと330まで下がってしまっている。
    • 他のウカムル武器の倍率が概ね350~370で統一されている中、
      何故この武器だけがこのような仕打ちを受けているのかは謎。
      恐らくはただの設定ミスだと思われるが…*1
  • 会心補正込みの期待値は(紫ゲージ換算で)およそ1445。
    ここにささやかではあるものの属性値が付いている事を考えると、決して弱い武器ではないのだが…
    • ちなみに、仮にこの武器の攻撃力がイコカオンカムと同じ1872(360)だった場合の物理期待値は、
      かのミラガルズイーラに肉薄する1576となる。
      もしもこの性能で実装されていれば、氷属性が弱点のモンスターに対しては最適解の一振りになり得ただろう。

MHX

  • ウカムルバスが登場したことによりこのハンマーも続投。
    今回のウカムルバスはまたも裏ボス枠での登場であるため、
    イベントクエストに頼るのでなければ、作成はHR60になるのを待たねばならない。
    同作は上位止まりだが、生産から強化を2回行う事で崩天槌オテルオンカムになる。
  • そのオテルオンカムの性能であるが…
    • 相変わらずの非常に高い攻撃力250
    • やはり会心率がマイナス20%
    • 氷属性は20とそこそこ
    • 斬れ味は素で長い緑ゲージで、斬れ味レベル+2で青ゲージが20出現
    • あって損はない防御力+15
    • スロットは無し
    と、相変わらずの性能の傾向であるが、悪くはない水準となっている。
  • ライバルとなる物理寄りの氷属性ハンマーは、
    ガムートの巨叩・打ッ堕ァーンと、ザボアザギルのファッティクラッシュとなる。
    • 巨叩・打ッ堕ァーンは攻撃力は230で、オテルオンカムと同じく会心率が-20%だが、
      氷属性の数値が24と若干上回っており、
      素でも青ゲージが30あって斬れ味レベル+2では白ゲージが20出現するなど、斬れ味において上回っている。
      ただし、斬れ味レベル+1では白ゲージが出現しない。
    • ファッティクラッシュは攻撃力220とやや低めだが、マイナス会心率は無く、
      更に斬れ味レベル+1でも5メモリながら白ゲージが出現し、+2ではそれが延長される。
      ただし、安定した火力を出すには+2が事実上必須の上、素の青ゲージが10しかない等、
      持続戦闘能力に欠ける。
    これを見ると斬れ味によるダメージ補正でオテルオンカムが劣勢に見えるだろうが、
    使い方が無いかというそうでもない。
    MHXで初登場したスキル、斬れ味が悪くなるほど攻撃力が上がる「鈍器使い」を付けて運用する方法である。
    オテルオンカムは素の緑ゲージと黄ゲージが長いので、鈍器使いの恩恵を安定して受けることができ、
    この状態だと青ゲージのライバルと同クラスの火力を出すことができる。
    今作では斬れ味レベル+2どころか+1でも発動が難しく、
    鈍器使いは発動する防具こそ少ないものの、装飾品で発動させる場合の難易度ははるかに低い。
    スキル構成の仕方によっては鈍器使いを発動させてのオテルオンカムというのもありだろう。
  • 総じて、基本的な性能はほぼそのままであるが、
    スキル発動の環境の変化により、過去作より活躍できうる機会が増えたと言える。

MHXX

  • G級の追加に伴いこちらの武器にもG級強化が登場。
    究極強化で崩界槌オテルカムノミに名前を変える。
    • 非常に高い攻撃力360
    • 足を引っ張る会心率-20%
    • 物理武器としては十分な氷属性25
    • 素ではそこそこの長さの青だが匠+2で白20
    • スロットは0のまま&防御力+20
    と、これだけ見れば十分悪く無い仕上がりにはなっている…のだがライバルが強力過ぎた
  • ここで出てくるのが新規登場した銀嶺ガムートのハンマー、打堕ン王の渾身撃である。
    あちらはこちらを上回る攻撃力370を持つ上に会心率がなんと5%とプラスに転じている
    しかも匠+2でしっかり白20も出る上、
    同じスロ無しでも二つ名武器故に狩技ゲージボーナスが付いていると至りつくせりの一品。
    こちらが勝てるのは属性値と防御ボーナス位しか無く、作成時期もほぼ同じ。
    ハンマーの特性を考えると、こちらはほぼ下位互換になってしまっている。
  • しかも打堕ン王を除いても、
    • 攻撃力340に会心率-20%だが匠で出る紫により物理性能で肉薄し、
      スロット2による拡張性に加え若干こちらを上回る氷属性30を持つ打ッ堕ァーンMAX
    • 攻撃力は340だがマイナス会心が無いためこれまた物理性能で肉薄し、こちらと同じ氷属性25にスロ1、
      さらに匠+1で十分な白ゲージが出る上に、製作難易度が低いファッティデモリシュ
    が存在する。
    これら三本は物理期待値はほぼ同レベル*2であるため、
    拡張性で劣る上に崩天玉を2個も使うこちらを作るメリットは皆無に等しい。
    ディアブロスの復活や、紫ゲージの弱体化等で追い風は吹いていたのだが…どうしてこうなった。
  • また度々ウカムの頭に似ていると言われていたガイアスプ系統は前作MHXから純氷属性となっており、
    今作MHXXで大幅強化を受けた事で思わぬライバルとして立ちはだかる。
    究極強化のノルド=ガイアルクになると、会心率25%*3スロット3
    素で十分な白40といった大きな個性をもった優秀な一振りとなる。
    しかしガイアルクは素の斬れ味が優秀なものの紫が出ず、素の攻撃力も300と控えめである。
    匠を使えば物理性能で大差をつけることができるので、ノルド=ガイアルクとの差別化は容易だろう。
    まぁ前述した通り匠運用のオテルカムノミには他にライバルが多すぎるため、
    結局のところ数々の個性をもったガイアルクの方が美味しい立場にいるのだが。

余談

  • この武器にはギミックがついており、抜刀時に三つの打撃部分が回転するようになっている。
    広義ではこの武器も機械武器と言えるかもしれない。
  • 銘の由来は、アイヌ語で「~を踏む」という意味の「オテルケ」と、
    「ウカムルバス(≒雪の神)」からだと思われる。
    武器の説明文と似たような意味になるだろう。
  • ちなみに他のウカムル武器は、生産の際ウカムルバスの素材だけを使うのだが、
    このオテルカムルバスは唯一生産時に雷電袋(上位で生産可能な作品では電撃袋)を使う。
    上記のクルクル機構のために電動モーターを仕込んでいるのだろうか。
    しかしランスの崩槍ケルケカムルバスも同じ機構を持つのだが、
    電気袋系アイテムを使うことが無い。謎の差異である。
  • 銘は崩(金へん)ではなく崩(木へん)である。
    鉱物を取り込んで外殻を形成するウカムルバスを素材とし、
    かつ機械的なギミックが盛り込まれている武器だというのに槌の字を冠するのは珍しい。

関連項目

モンスター/ウカムルバス
武器/ウカムル武器


*1 ちなみに本作では妙に不遇な性能である武器種が彼の武器を含んでいくつかある。同じハンマーで唯一武器倍率300をきってしまったアマデュラ槌、同じく武器倍率300をきってしまった渾沌ゴアの棍など。
*2 護符爪込みではオテルカムノミが勝るがその差は僅か2である。
*3 氷属性ハンマーで会心率持ちは少なく、このノルド=ガイアルクと上述の打堕ン王の僅かな5%のみ。