システム/クリティカルヒット

Last-modified: 2024-04-30 (火) 10:08:52

目次

概要

  • 攻撃時に通常よりも大きなダメージが与えられる事象。
    1975年のテーブルトークRPG「Empire of the Petal Throne」にて上記の概念が登場し、
    現在はRPGを初めとしてゲーム全般において定着した用語となっている。
  • 「クリティカルヒット」を「会心の一撃」と表現したのは、『ドラゴンクエスト』が最初とされる。
    現在ではゲーム界隈で広く知れ渡り、「会心=クリティカル」でも大抵通じる。
    ちなみにクリティカルの本来の意味及びCritical hitの用法を踏まえると、
    同作において敵側が使用した際のメッセージである「痛恨の一撃」が本来の意味としては近い。
    と言うかこの場合ダメージを与えた側と喰らった側の違いでしかない

モンハンにおけるクリティカルヒット

  • 会心率が導入される以前の初代やMHGの作品では
    斬れ味補正を含めた肉質が100を超えた部位に攻撃することをクリティカルヒットと言っていた。
    この時は大きなヒットストップがかかり武器が一瞬止まる感覚を味わえる。
    これまた会心率とは全く別物であり紛らわしいので現在では使われることはない。
  • 現在では「会心率」によって「会心攻撃」が発生した場合と、
    ボウガンの弾や矢を適性距離でヒットさせた場合にこのような呼称が用いられる。

会心攻撃の場合

  • モンハンにおけるクリティカルヒットと言えば一般的にはこのことである。
  • 全ての武器には会心率が設定されており
    これが発動したときには会心攻撃となり威力が1.25*1となる。
    会心率がマイナスの状態ではバッドクリティカルが発動し、威力が0.75となる。MH2のみ0.5倍。
    • クリティカルなら+0.25倍、バッドクリティカルなら-0.25倍という額面で誤解しそうになるが、
      実は同じ%だけ会心率を引き上げる場合、超会心を持たない限り
      基本的にバッドクリティカル持ちの方が火力の上昇量は上である。
      実際に会心率-100%の武器と会心率0%の武器を比べると、
      会心率-100%⇒0%ならば補正は0.75倍⇒1倍で上昇量は1.33倍。一方、会心率0%⇒100%は1.25倍の上昇である。

遠距離武器の場合

  • 弾や矢をクリティカル距離でヒットさせること。
    たまに上記の会心攻撃と勘違いしている者がいるが全く別の概念である。
    確率ではなく距離、より正確には発射されてからの時間で計算されている。
    詳細は上記リンク先を参照。
  • ちなみに遠距離武器の場合はクリティカル距離かつ会心攻撃という状態になることもある。

MHSTシリーズの場合

  • RPGである本シリーズにももちろん存在し、発生すれば約2倍のダメージを与えられる。
    武器によって会心率が異なるが、基本どの武器種でも発生する。
    また、戦闘中に砥石や高級砥石を使うことで、
    次回の通常攻撃がクリティカルヒットとなる確率を大幅に上げられる(作品により上昇率は異なる)。
    • なお、相手モンスターもクリティカルヒットが発生することがある。この場合は本当に「痛恨の一撃」となるだろう。
    • 睡眠中およびダウン中に受ける大半の攻撃もクリティカルヒットとなる。
      特にダウンは1ターンの間継続するため、相手モンスターがダウンしたら集中攻撃したい。
      逆に、こちら側がダウンしてしまうと大ピンチとなる。
  • クリティカルヒットしやすい攻撃スキルや、会心率に影響を及ぼす補助スキルも存在する。
    また、拡散龍ブレス等の龍属性攻撃に追加効果で会心率ダウンがあることも。

余談

  • 2017年現在、本編ではモンスターの攻撃がいわゆる「痛恨の一撃」になるシステムは存在しない。
    強いてあげるならばマイナススキルの悪霊の加護死神の裁きが似たような状態か。
    ただし一部のモンスターが用いる即死攻撃は狭義の意味での「クリティカルヒット」と言えるだろう。
    • 用語としてはスキル名として「痛恨会心」がMHXXで登場した。
    • 前述の通り、MHSTでは相手モンスターの攻撃がクリティカルヒットとなる場合がある。
  • 日本では『ドラゴンクエスト』シリーズの影響から
    「クリティカルヒット=ランダム発動で通常よりも大きなダメージが与えられる事象」として普及するようになったが、
    その扱いはゲームによって、あるいは同じゲームでも攻撃の種類によって異なる場合がある。
    例えば、初期のコンピューターRPGである『ウィザードリィ』においては即死効果
    (日本語版のメッセージでは「首を跳ねられた!」)として扱われている。
    ダメージ増加の場合であっても、単純に乗算する例もあれば、対象の防御力や耐性を無視する例など様々である。
    • もとを正せばcriticalは「致命的な」、critical hitは「致命打」を意味するため、
      口うるさいことを言うならば「会心」と訳す方がおかしい。
      それほどまでに日本における『ドラゴンクエスト』の影響は大きいのである。

*1 餓狼+2」や「一閃」、「超会心」の発動により変動する