MHF-Zに登場する祈歌武器の片手剣。
目次
概要
歌姫の力に共鳴すると、真の力が目覚める。
- 2019年6月12日より生産が可能となった、MHF最後の祈歌武器である「歌繋」シリーズの片手剣にして、
MHFにおいて最後に実装された片手剣。
白・ピンクをメインに一部に紫を用いたカラーリングであり、従来の祈歌武器と類似した意匠であるが、
デザイン自体は完全新規のものである。
- 生産段階では歌繋ノ剣【前奏】であり、強化によって【中奏】を経て【後奏】へ至る。
生産素材は歌姫狩衛戦・真説で入手可能な祈高石×1。
【中奏】への強化素材は古龍種の上鱗×2と古龍種の血×1。
【後奏】への強化素材は大猪の優皮×1と優玉×2。
生産素材である祈高石は、歌姫狩衛戦・真説の祈祷の章に最低限レベルの参加をしていれば入手でき、
強化素材の入手難易度も要求数も極めて低い。
性能
- 肝心の最終強化段階である歌繋ノ剣【後奏】の性能は、
攻撃力665に灼零属性900、会心率0%。
斬れ味は素で100もある極めて長い紫ゲージ、G級武器なのでシジルを3つ使用可能。
ハッキリ言ってこの性能では実用に堪えるものとは言い難いのだが、
歌繋ノ剣は祈歌武器であり、「戦歌の章」において、祈歌の効果発動時にその真価を発揮する。- 祈歌武器の共通項として(祈高石さえあれば)入手・強化が容易なため、
終了の決定しているこのゲームを今更始める人がいるかはさておき繋ぎとしてなら祈歌なしでも一応運用可能。
- 祈歌武器の共通項として(祈高石さえあれば)入手・強化が容易なため、
- 祈歌武器は祈歌が有効な間、武器倍率+45、属性値2倍、
斬れ味ゲージの一段階上昇、フィーチャーウェポン効果が発動、
スキル「武器捌き」「移動速度UP+2」が自動発動、二重秘伝効果の発動という、
大幅な性能ブーストを得られる。
これにより、最終的な歌繋ノ剣【後奏】の性能は、- 生産段階(レア度9)の辿異武器の平均的な数値である攻撃力728
- 圧巻の灼零属性1800
- 会心率0%
- シジルスロット×3
- 二重秘伝効果によりMAXまで伸び切った150の空色ゲージ
- 「武器捌き」「移動速度UP+2」「片手剣技【剣聖】」の自動発動
- フィーチャーウェポン効果の発動
特筆すべきはその属性値。灼零属性は火属性1.25倍と氷属性1.25倍の複属性であり、
灼零属性1800は実際には火属性2250+氷属性2250である。
属性値2250という数値は単属性として見ても非常に高い水準であり、
属性値の合計はこの時点で既に4500という、片手剣としての最高値をマークする。- 比較として【絢爛】派生の辿異進化武器Lv100の属性値が単属性3000、
天廊武器「セイクリッドワールズ」を属性特化にチューニングした場合が任意の単属性3600、
同じ灼零属性の「煉舞ノ剣【白鳥】」が灼零属性1500(火1870+氷1870)で合計属性値3740、
天廊武器「エターナルグローリー」を物理を捨てたレベルで属性に特化させ、
天廊石のスロットをW属性強化に消費した場合でさえ単属性4220が限界である。
歌繋ノ剣【後奏】の属性値がいかに異常か良くわかる。
灼零属性はその補正値からシジルの属性値補正と極めて相性が良く、
火、氷の両方の属性値を大きく上げることが出来る。- 1枠を真空回転斬に消費すると考えた場合でも、比較的現実的な数値である属性値+70でさえ、
灼零属性2500(火3120+氷3120の計6240)となる。
灼零属性は火と氷の両方の属性が弱点であるモンスターは限られるという弱点はあるが、
この数値ならどちらか片方に限っても十分強力である。
理論上最大値である属性値+135を考慮した場合は、灼零属性3150(火3930+氷3930の計7860)となり、
ここまで来ると単属性で見ても、属性特化のセイクリッドワールズさえ置き去りにしている。
このフィーチャーウェポン効果は約3週間に1日の周期で、
それぞれの武器種を強化する便利な効果が発動するというものだが、
片手剣のフィーチャーウェポン効果は「属性値、状態異常値を1.2倍する」というものである。
つまり、歌繋ノ剣が運用可能な場合*1、常に属性値1.2倍が適用される。
これらにより、武器単体での最終的な属性値は上記のシジルの属性補正+70の場合で、
灼零属性3000(火3750+氷3750の計7500)となる。
武器単体でここまでの属性値を実現可能な片手剣はMHFでさえ他に存在せず、
真価を発揮する期間は限定されるものの、何の誇張もなく「史上最強の属性片手剣」と言える。
- この武器の長所は属性値だけでなく、祈歌効果により秘伝スキル「片手剣技【剣聖】」が発動する。
2018年4月以降、MHFの前線において秘伝スキルは必須という扱いを受けているが、
発動させるには装飾品が5つ必要であり、その装飾品の枠を別に割けるこの効果はかなり強力。
2019年1月に実装された秘伝スキルカフを用いれば、必要装飾品数が最大で2つ減り、
また、秘伝スキルがスキル枠としてカウントされなくなるため、
祈歌武器の秘伝スキル自動発動効果の有用性は低下したが、
それでも装飾品3つ分で全体的なスキル水準を向上させることが出来る。
- また、150ある極めて長い空色ゲージも強力であり、
余程の強敵や連戦でもなければスキルやアイテムで斬れ味をケアせずとも、
斬れ味が低下する心配はほぼない。
また、長い斬れ味により消費特効の使用すら視野に入れることが出来る。
さすがにアイテムやスキルによるケアなしで運用するのは厳しいものの、
巧流や巧流強化などを併用すればほぼ気にならない。
- 他には、その高い属性値を活かすための属性攻撃強化や獅子奮迅、不退ノ構との相性も極めて良好。
特に火属性は紅焔の威光の存在もありG級環境でも伸ばしやすい。
また、物理もそこまで高くはないものの、低すぎるというわけでもないため十分有効に機能する。
- その極めて高い灼零属性を始めとする優秀な性能から、
片手剣ソロによる初の極み灼き凍るエルゼリオン討伐はこの武器で達成されている。