武器/鳥幣弓

Last-modified: 2024-02-15 (木) 20:36:55

イャンクック素材から作られた弓。読みは「ちょうへいきゅう」。
初登場はMHP2。

目次

概要

  • イャンクックの甲殻を用いた幅広の弓で、全体的にやや堅そうな印象を受ける。
    外見そのものは割と地味めであり、特徴的な物と言えば弓の先端に瓢箪のような装飾が付いているくらい。
    恐らくビンの中身を鏃に吹き付けるための機構だと思われる。
  • 『幣』 はお金の認識が強いが、神事の際に使用する祭具『御幣(ごへい)』のことでもある。
    年末年始のお祓いなどに用いる、丁寧に段々折りにされた紙の付いた棒、あれが御幣である。
    幣は ヘイ と一般的には読むが、祭具を指す場合は ヌサ と読むのが正しい。
    この弓も段々になった見た目が似ているため、怪『鳥』素材の御『幣』のような『弓』ということなのだろう。

性能

MHP2(G)

  • 概ね初心者向け、という評価が多いクック武器の中ではかなり優秀な部類に入る一丁。
    属性値が高く、全てのビンが装填可能で、溜め3の拡散矢のレベルが高い。
    MHP2の最終強化、青鳥幣弓で拡散4、2Gの最終強化の青鳥幣弓IIIで拡散5である。
    ライバルであるプロミネンスボウの系統は、物理攻撃力こそ上回るが、
    属性値で劣り麻痺、睡眠ビンが装填できず、最終強化でも貫通3or4となっている。
    役割が違うので単純に比較は出来ないが、クック武器の中では火竜武器に並び立つ可能性を持つ珍しい存在である。
  • 生産難易度も低めであり、特にレア素材が要求されることはない。
    この辺りも途中で紅玉や天鱗が要求されるプロミネンスボウに勝っている。
  • 溜め3はどこまで強化しても拡散型。
    一方で装填数UPを発動させると貫通に目覚める。
    とはいえレベルは低く、貫通火弓であるプロミネンスボウと競合するので、無理に発動させるメリットは薄い。
  • ウカム後に作成できる鳥幣弓Gは、スロット数を落とし接撃ビンを装填できなくした代わりに、属性値が高くなっている。
    大きな性能差はないので、色で選んでもいいだろう(こちらは通常種カラー)。
  • MHP2Gでは途中でガルルガ武器であるユミに派生できる。
    詳細はリンク先参照。

MH4

  • クック先生と共に復活。
    しかし、今回は元々相手にしていなかったハートショットボウ系列が拡散火弓になっており、若干不憫。
    一応向こうにはない強撃ビンが装填できる強みはあるが…。
    レア素材は抜きで作れるし、スロット数も属性値も上なので、
    あまり気にしないで堂々と使おう(ただ、こちらも怪鳥の地獄耳×3が結構辛い)。

MH4G

  • G級でIVまでの強化が可能になる。
    しかしIIIへの強化に怪鳥の福耳が3個必要になる上に、
    ギルドクエスト(またはイベントクエスト)でしかイャンクック亜種が出現しないため素材集めはやや面倒。
  • ライバルはやはりMH4の頃と同じくリオレイアの弓、月穿ちセレーネ系列。
    • 最終強化1つ手前の「月穿ちセレーネ改」の時点でクック弓最終形態である「青鳥幣弓IV」と
      同じ攻撃力を持つのだが、あちらはG★1でリオレイアさえ倒せれば作れるのに対し、
      青鳥幣弓IVはマボロシチョウやメランジェ鉱石を必要とするためG★2までお預けになる。
      現在はイベントクエストを利用すればこれらの素材もG★1の段階で集められるが、
      先述の通りまずイャンクック亜種の素材を集めるのが手間なので、作成難易度では敵わないだろう。
    • 最終強化の「月創のアルテミス」は希少種の素材を使う関係上G★3からだが、
      なんと武器倍率にして50もの差をつけ圧倒的に物理性能でクック弓を引き離す。
      属性値も僅かな差まで詰め寄り、溜め3は同じ拡散5。
      単純な威力比較では比べるべくもない程の差がある。
  • しかしだからと言ってクック弓は繋ぎとしての価値しかないのかと言うとそうでもなく、
    月創のアルテミスには強撃ビン非対応の上にスロット0と言うスキル面での弱点がある。
    対して青鳥幣弓IVはスロットが2ある上に強撃ビンは標準対応している。
    これがどのくらいスキル自由度に差を生むかと言うと、
    青鳥幣弓IVは集中・散弾強化・火属性強化+3を揃えた上で尚他のスキルを盛る余裕があるのに対し、
    月創のアルテミスは強撃ビン追加をつけないわけにはいかないので、よほどの神おまが無い限り、
    集中・散弾強化・強撃ビン追加に加えて火属性強化を+3まで付けるのは厳しい。
    しかもそれ以外のスキルは殆ど付けられない。
    こうなると、オオナズチのような極端な属性重視のモンスターは言うまでも無く、
    シャガルマガラくらいの肉質相手でも、挑戦者+2が発動すればひっくり返ってしまう程度の差しか無くなる。
    強撃ビンを使い切ってしまった後は火力はほぼ同じ程度まで落ち込む。
  • 火属性は弱点だがあくまで他の属性より通るだけで基本は物理で攻めるべき相手や、
    火が弱点でない相手も含む複数クエストの場合は物理に優れる月創のアルテミスを担ぐべきだが、
    上記のように明確に火が弱点であるモンスター単体のクエストならば、
    同等以上の火力が出る上に立ち回りにも優しいクック弓の方が適していると言えるだろう。
    特に単体クエの古龍相手だと途中強撃ビンを使い切ってしまう状況も少なくないので、
    強撃ビンの有無で火力が落ちにくいクック弓はアドバンテージがある。

MHX

  • 一発生産の他、ハンターボウからの派生でも作成可能。
    また、強化途中でガルルガ武器のユミへと派生する。
    今回は亜種がいないので途中で青くならず、最終強化が怪鳥幣弓となる。
  • 性能の方は相変わらずやや属性寄りの火属性拡散弓であり、
    スロットは無くなってしまったがビンは過不足なく揃っており、使い勝手は悪くない。
    ただ、今作ではかのクイーンブラスターが下位の段階から早々に火属性を獲得してしまい、
    初期段階から攻撃力にかなりの差を付けられるという逆風が吹いている。
    さらにその後、クイーンブラスター最終強化のクイーンエテノルク
    通常種弓から独立した月創のアルテミス、二つ名レイア弓のレギーナエテノルク
    と、ライバルのレイア弓が3倍になって鳥幣弓の立場を脅かす。
    幸い3種とも強撃ビン非対応という傾向を受け継いでおり、素の攻撃力の差もそこまで大きくはない。
    • ……とは言うものの、火竜夫婦の各種弓を強化するに際して
      逆鱗や延髄の不足に悩まされている間、
      火属性弓の繋ぎとしての充分な性能は今作も健在。
      順当に強化を辿れば、最終強化の一歩前の段階でも
      火属性が弱点、かつ、拡散弓が有効にダメージソースとなる相手であれば
      集会所★6ゲネル・セルタスザボアザギルにも通用する
      (ガムート、ドドブランゴ、ドスファンゴなど、拡散弓では分が悪い相手には向かないが)。
      さらには、そのまま集会所★6ゴア・マガラ、村★6高難度シャガルマガラ、まで使い回せる。
      最終強化には、獰猛化怪鳥鱗よりも入手難度が高い火竜の煌液を要するが、
      なんだったらTHEデザイアを先に作ってから、
      火竜夫婦の各弓のレア素材集めに、THEデザイアを担いで行く、ぐらいの事まで可能。
      • 体力と肉質が段違いの獰猛化相手には、流石に力不足の感は否めないものの
        作成や強化の難易度の低さを考えると、火竜夫婦の各弓とはまったく異なる使い勝手の良さがある。
        なにせ、最序盤の弓の強化で「今作最強の弓」が作れてしまうと言うのだから、
        今作の武器強化システムが一筋縄では行かない奥の深さを死後なお武器として教示してくれる辺り、
        クック先生の教育魂の賜物、真髄の一弓と言える。

MHXX

  • 先生とともにG級へと無事に昇格。
    前作で微妙だったし、とあまり期待せずに性能を確認してみると、そこには燦然と輝く「強撃ビンLv1」の文字が。
    前作で辛酸を嘗めさせられた三者にはない、継戦能力という唯一の強みを手に入れることとなる。
    限界突破前である怪鳥幣弓5はG級クック素材と勇気の証Gで一発生産が可能、
    そのままG級クックを狩り続けて突破させよう。
    究極強化で大怪鳥幣弓と銘を変える。
    • 攻撃力270、会心率0%
    • 火属性25
    • 放散型
    • 溜めLvは拡散Lv2-連射Lv3-拡散Lv3(-貫通Lv4)
    • 強撃Lv1・2、属性Lv1、接撃、ペイント、毒、麻痺、睡眠と対応ビンも豊富。
    • スロットなし
    前述の通り、突破した段階から強撃ビンLv1に対応するため、息切れしにくい優秀な弓へと変貌。
    強撃ビンLv2を手に入れ最大火力を誇る短期決戦向きのレギーナエルクエピネ
    強撃Lv1/2に接撃、属性Lv1と火力上昇ビンの種類が豊富で継戦能力の高い大怪鳥幣弓、
    強撃ビンLv1に対応して火力が強化されスロット2による汎用性の高い中間性能的なクラリチェエテノルクと、
    火属性拡散弓は綺麗に差別化されている。
    月天フォエベー?ああ、あいつは良いやつだったよ……4Gまではな。

MHF

  • 最も早い段階から用意できる火属性の弓。
    生産時点で溜め3が拡散3、さらに全てのビンに対応しているので使い勝手が良い。
    火属性ということで初期の公式狩猟試験でも役に立つ…いや、立っていた武器である。
  • 下位グラビモス亜種素材で鳥幣弓IIIになると溜め3が拡散4にパワーアップする。
    以降は青鳥幣弓→蒼鳥幣弓→真蒼鳥幣弓と、凄腕クラスまで強化できる(分岐は無し)。
    途中で炎龍の宝玉を1個必要とするが、それ以外の素材に特にレアなものは無い。
    以降は強化不可なのでいずれ剛種武器やHC武器に取って代わられることになるが、
    火属性の拡散弓はライバルが少ないため意外と長く使える武器となっている。
  • SP武器として、黒に近いカラーリングとなった「黒鳥幣弓SP」も存在する。
    説明文によれば、素材の性質すら塗り替える、特殊染料を試験使用しており、
    それ故か龍属性に変化している。
  • G1にて追加された曲射タイプはいずれも放散型。後のMH4でも同様である。

関連項目

モンスター/イャンクック
モンスター/イャンクック亜種
武器/クック武器
武器/ハララペッコ - MH3で登場した鳥竜種弓。火属性をもつこと、拡散特化であることが共通。