アクション/サマーソルト

Last-modified: 2024-03-13 (水) 17:42:18

目次

概要

  • 英:Somersault
    本来は「宙返り」を意味し、前方や横方向でも地面に手をつかずに空中で体を回転させれば"サマーソルト"なのだが、
    後方宙返りをしながら蹴りを放つ「サマーソルトキック」のイメージが強く定着しているため、
    サマーソルトと言った場合、大抵はサマーソルトキックの事を表している。
    モンハンシリーズにおいては宙返りしながらの尻尾による攻撃を指す。
    リオレイアイャンガルルガジンオウガなどが使う攻撃。
    俗称ではなくMH2本編や各種公式ガイドブックでも用いられている公式名称である。
    大抵は必殺技やフィニッシュ技として使われ、それだけに凶悪な威力を誇っている場合が多い。

使用するモンスター

リオレイア(亜種)

  • 一番有名なサマーソルトだろう。
    後方宙返りを行い、毒針付きの尻尾で打ち付ける技。
    受けると毒状態になる上に威力が高く、2回連続で使用してくることもある。
    しかし攻撃範囲は大して広くないので、真正面や真下にいても
    右か左に回避するだけで簡単に避けられるし、避けた後は尻尾を切断するチャンスになる事が多い。
    尻尾を切ることで、リーチが短くなる。
    サマーソルトの後の着地時、足には僅かなダメージと吹っ飛び判定があるので注意。
  • 地上に居た場合、サマーソルトを行う前に必ず3歩後退する。

MH~MHP

  • 無印の頃はキック後のホバリング中に前進した。
    現在このモーションは後述のイャンガルルガに受け継がれている。

MH2

  • MH2以降は一回サマーソルトしたあと、すぐさまサマーソルトに繋げる
    ダブルサマーという新技に繋げるようになった。ホバリング中に前進するという点で通常のサマーソルトと見分けがつく。
    これにより、サマーソルト後に尻尾に攻撃を当てようとするハンターを返り討ちにした。
    確率はあまり高くないが非常に心臓に悪い。

MHP2G

  • MHP2GのG級の場合、ブレスを吐いた後にダブルサマーを組み込んでくる。
    さらに希少種は転倒させて起き上がる際にも繰り出してくるため、非常に危険。
    • この仕様は脚や翼ぐらいしかロクに攻撃できないMHP3でも健在。
    • だが、MH3G以降では削除されている。
      今作は亜種共々後述する強力な新技をひっさげてきたため、この調整は良かったと言えるだろう。

MH3

  • MH3以降のリオレイアは、ホバリング状態からほぼ予備動作無しで繰り出してくる事もある。
    前兆(?)として事前に露骨な軸合わせをしてくるので、妙だと思ったら正面から急いで離れよう。
    • と言うか、飛行中のリオレイアの正面はサマーソルトを除いても、
      滑空突進や拘束攻撃等の危険がてんこ盛りなので、横に回り込むように心掛けよう。
      立ち位置に気を付ければ尻尾を斬りつける事も可能だが、
      空中サマーソルトは通常のサマーソルトと異なり“戻り”の際にも判定が存在するため、
      油断するとサマーソルトに巻き込まれてしまう。
    • またMH3以降のリオレイアの拘束攻撃のフィニッシュも、このサマーソルト。
      脱出できないとただでさえ攻撃を連続で受けてマズイ状況だというのに、
      止めとばかりに強烈な一撃を食らって、挙句の果てには毒まで浴びるという惨憺たる有り様となる。
      しかし勢いが付いていないためなのか、通常のサマーソルトに比べて若干威力が低い。

MH3G

  • MH3Gではレイア亜種と希少種が複雑な軌道を描いて舞う旋回サマーソルトを習得。
    予備動作がやや長くなるが攻撃範囲は通常のものよりはるかに大きく、特に横方向に広い。
    この広範囲攻撃により、ただ横に避ければ良いという訳にはいかなくなった。
    更に普通の攻撃と違い、ハンターの尻尾への反撃が非常にしづらくなっている。
    ただし前方への射程は短くなっている上、普通のサマーソルトと違い戻り際の判定が来る事も無い。
    思い切って足元に潜り込むように移動すれば当たらないこともある。
    安全性を取るなら、リオレイアの斜め前へ回避すればどちらのサマーソルトも回避可能である。
    また、滞空状態から直接繰り出してくることもないので、地上での動きのみを警戒していれば良い。

MH4G

  • MH4GのG級個体は走ってハンターを追いかけ、サマーソルトを繰りだす新技を習得。
    通常の突進と違って急カーブすることが可能で追尾性能がかなり高く、横にいても油断できない。
    連続突進から派生して繰り出す場合もあり、中々心臓に悪い。
    通常種は普通のサマーソルトだが亜種と希少種は旋回サマーソルトを繰り出すので更に回避が難しい。

MHX(X)

  • 今作から登場の二つ名個体・紫毒姫のサマーソルトには
    今回から登場の劇毒が付加されるため、食らうと大変な事になる。
    尻尾を一段階破壊すれば猛毒に下げる事はできるが、それでも大幅に体力を削られる。
    サマーソルトに限らず尻尾を使った攻撃の大半に猛毒が付加されるため狙う際には注意が必要。
    ついでに通常サマーソルト後は地面に毒棘が設置されるので、後隙を狙うこともままならない。
    • ちなみに希少種とは異なり、紫毒姫のサマーソルトに龍属性は付加されていない。

MHW(:I)

  • MHWorldでは空中からサマーソルトを繰り出す際に、勢いを付けるような予備動作が入るようになった。
    また、尻尾を切断することで毒効果が消えるように変更された。

MHR(:S)

  • MHRiseではこの技がハンターが注意を呼びかける攻撃扱いになっており、
    リオレイアがサマーソルトを繰り出すたびに「何かしてくる!」や「気を付けろ!」などとハンターが叫ぶ。
    モンハンの小説作品や漫画作品でもこれまで、
    「リオレイアが突然後ずさりするのを見て主人公に同行したベテランハンターが注意を呼びかける」という流れは
    よく描かれやすい定番の描写であったため、それを意識したものである可能性がある。
    だが、大技扱いであるにもかかわらず今作のリオレイアはサマーソルトの使用頻度がとても高く、
    リオレイアを相手取っている時はかなり騒がしい戦いになりやすい。
    なお舞台が現大陸に戻った関係なのか、尻尾を切断しても毒は相変わらず受けるように再変更されている。
    • ちなみにヌシ・リオレイアのサマーソルトに対してはこの呼びかけは起こらない。
      だからと言って危険度が低い訳ではなく、ヌシ・リオレイアの方は旋回サマーソルトを左右2回繰り出した後、
      さらに滞空した状態でもう1発サマーソルトを繰り出すと言う3連続攻撃を行なってくる。
      当たれば猛毒になる上、下手に翔蟲受け身を使うと連続で被弾してしまうため、非常に危険な攻撃と言える。
      3連続サマーソルトをやった後は着地して確定で威嚇をするため、攻撃のチャンスになる。
  • MHR:Sで追加されたMR個体は、突進で背後を取ってから不意打ちする形で繰り出すパターンも加わった。
    このときの精度は異常。

派生作品

  • ぽかぽかアイルー村のリオレイアも、実はキチンと使用してくる。
    しかし、クエストのターゲットが「飛竜の卵」なので、
    寝ているリオレイアを起こさないように移動する必要があり、
    マジメにプレイした場合は見る機会がない。
    なお、喰らうと一撃でやる気を根こそぎ奪われ、クエスト失敗となるので注意。
  • アイルー村Gに登場するリオレイア亜種は、通常種と違いガチンコで殴り合って勝つ事が
    剥ぎ取りの条件なので、時間をかければ見る事も可能。
    もっとも見れてもカルチャーショックは起こらないが。
    というよりもここまで来ればアイルー達も十分育っているため、
    攻撃を繰り出す前にボコボコにされて無防備に気絶させられることもしばしば。
  • MHSTでは「毒スパイク」と言う名前で登場。毒効果付きでスピードタイプの優秀なアクティブスキル。
    因みにリオレイアの絆技「フレイムシェイバー」にもサマーソルトが使われている。
    MHST2では「ヴェノムスパイク」と微妙に名前を変えて登場しているが、効果は前作とだいたい同じ。
    • 当然、伝承の儀を使えば他のオトモンも使えるようになるが、
      リオレウスに継承させるとなんとリオレイアと同じくサマーソルトをしながらこの攻撃を繰り出す
      現時点でリオレウスのサマーソルトが拝めるのはMHSTシリーズのみとなっている。

リオレイア希少種

MHP3

  • MHP3から再登場したリオレイア希少種は、地上サマーソルトからホバリング状態へ移行
    ハンターの側面に回り込んで即サマーソルト
    その場から動かずにハンターの方を向いてもう一発
    と最大3連続でサマーソルトを繰り出すパターンを持っている。
    特に2発目のサマーソルトを放つ時に使用する急カーブが曲者で、
    動いたと思ったら一秒置かずにサマーソルトを繰り出してくるため慣れないうちは苦戦する。
    • 1発目が終わったら必ず2発目以降が来る前提で位置調整していれば避けられるが、
      最初の内はこの攻撃を避けきれず、
      ダメージの回復と解毒に追われてイライラしたハンターも多いのではないだろうか。
      そこから空気の読めないハンターのガッツポーズの時に焼き殺されるということもしばしば…
    • しかしいくら飛竜とはいえ、両足で踏みしめる事の出来ない空中で一回転するのはなかなか凄い。
      空中の制動力では旦那より上なんじゃなかろうか。
      • 後のMHWorldにおいては旦那も宙返りを披露。
        普段必要がないからやらないだけで、その気になれば可能なのかもしれない。
  • もうひとつ、リオレイア希少種はMHP3で3連爆炎ブレスを獲得したが、
    この攻撃中に脚下に逃げ込むと3回目のブレスをキャンセルしてサマーソルトに繋げてくる場合がある。
    しかも出が早い上、直前まで軸合わせするため命中精度が極めて高い。
    これにより、通常種では出来た股下に潜り込む回避法をとるのは愚策である。
    MH3G以降は後述する新技に繋げてくることもある。

MHX(X)

  • MHXでは希少種のサマーソルトに龍属性ダメージが付加された。
    龍属性やられにはならないが、集会所終盤以降は多くの防具で龍耐性がマイナスとなっているため、
    食らおうものなら据え置きの大ダメージ&毒と合わせて瀕死の重傷を負う事になる。

MHW:I

  • MHW:Iで復活したリオレイア希少種は尻尾の毒が猛毒に強化されているため、被弾のリスクが高まっている。
    また、今作では劫炎状態と呼ばれる強化状態に移行するようになっており、
    この状態になるとサマーソルトも強化され、360°回転サマーソルトという新たな解禁される。
    なぎ払いサマーソルトの当たり判定は半周分程度しかなかったが、
    360°回転の通り、判定が全方位をマークしている上にモーションがかなり素早い。

MHR:S

  • MHR:Sで復活したリオレイア希少種も概ねMHW:I準拠となっている。
    劫炎状態の時の新たなコンボ攻撃として、かなり素早くなぎ払いサマーソルトで強襲し、
    更に地上からの超火力ブレスで追撃するという凄まじい攻撃を取得。
    この強襲なぎ払いサマーソルトはかなりモーションが早く、慣れるまでは被弾しやすい。

イャンガルルガ

  • リオレイアのものと同じようなモーションだが、尻尾を切断すると毒属性の判定が消滅する点が異なる。
    これは、リオレイアは尻尾全体に無数に生える棘に毒があるのに対し、
    イャンガルルガは尻尾の先端にのみ毒が出る仕組みになっているためである。
    リオレイア同様サマーソルトを行う前に2歩後退するが、イャンガルルガはやや前方に着地する傾向にあり、
    着地を狙おうとして近づくと思わぬところで踏みつけられることもある。
  • MHP2Gの村上位クエストやG級クエストの個体は、
    突進をキャンセルしてサマーソルトにつなげてくる場合もある。
    距離が近いと本当に突然繰り出してくることになり、危険度は普通のサマーソルトの比ではない。
  • MH4ではバックジャンプ咆哮をした直後にサマーソルトを繰り出す動作が追加された。
    咆哮や風圧で動けなくなったところを一気に攻められるため、非常に危険なコンボとなっている。
    イャンガルルガに挑む際には、できれば耳栓と風圧【大】無効を両方発動していきたいところ。
    正直、このコンボはかなり嫌われている。
    • さらに、尻尾を切断しても疲労状態でない限り毒の効果が消えなくなった点も厄介である。
      尻尾先にしか毒がないんじゃなかったのか
  • MH4GのG級個体はサマーソルトを繰り出した後滞空しながら遥か後ろに下がって狙いを定め、
    もう一度滑空サマーソルトを繰り出す。
    最初のサマーソルトの時に背後に回れば滑空サマーソルトには派生しない。
  • MHXの隻眼イャンガルルガのサマーソルトは紫毒姫と同じく劇毒を帯びている。
    しかも紫毒姫はある程度レベルが上がるまでは猛毒なのに対しこちらはレベル1から劇毒である。
  • 特異個体はサマーソルト時に大量の毒霧を前方に発射する。
    思ったよりも攻撃範囲が広い上に、非常に高い気絶値が付与されているので喰らうと気絶しやすい。

ジンオウガ種

  • 体を捻ってから前脚を軸にして周辺を尻尾で螺旋状に素早く薙ぎ払い、その反動で空中に飛び上がる攻撃を持ち、
    公式ガイドブックでサマーソルトと呼ばれている。
    MHP3とMH3Gでは前述のG級リオレイアのように起き上がりに合わせて繰り出すこともあるので注意が必要。
  • なお、通常時は無属性だが、通常種は超帯電状態時に雷属性、亜種は龍光まとい時に龍属性が付加される。
    たまに連続お手から繋げてきたり、MH3GのG級個体では歩行から滑り込むような予備動作で繰り出してくる。
  • MH4の亜種は龍光まとい状態の時には、背面ボディプレスの後にすかさずこれを繰り出してくる。
    ボディプレスの隙を見てチャンスとばかりに攻め込むとまんまとやられてしまうため、
    攻撃はほどほどで切り上げてその場を離れるようにしたい。
    MH4では背面ボディプレスの起き上がりモーションとかつてのダウンからの起き上がりサマーソルトのモーションを
    無理に繋げたせいか一瞬起き上がりかけた直後に仰向けになった状態に戻って再度起き上がるような不自然な印象があったが、
    MHWで亜種が再登場した際はモーションが作り直されて自然な起き上がり方になっている。
  • 通常個体は跳びながら右回転するため、
    ジンオウガの右側にいると尻尾がハンターの頭上を通り抜けてしまう。
    但し、亜種や極限状態は逆回転もすることがあるので
    通常個体と同じ感覚で右側にいると引っ掻けられる。
    MHWからは通常個体も逆回転を混ぜるようになっている。
    また発動前のモーションが分かりやすい上に判定そのものも非常に短いため、
    フレーム回避が狙いやすい部類でもある。
  • MHXの金雷公ジンオウガは、前進しながらの二連後方宙返りによる、独自の二連サマーソルトも放つ。
    威力が高く、周囲に落ちる雷にも攻撃判定がある上に、
    難易度が高いとお手からの連携にも組み込まれる要注意攻撃。
    発動モーションもわかりづらいため、お手の避け方を通常種より大げさに避ける必要がある。
  • MHFではG級のジンオウガがこのサマーソルトによく似た動きを予備動作として
    "雷光大爆発"というド級の即死技を放ってくるため、判断を間違えるととんでもない目に遭う
    雷光大爆発は体力がある程度減るごとに繰り出し、直前に必ず正確な軸合わせを行うため目印にしたい。
    • 極み吼えるジンオウガは、このサマーソルトを行わない。
      ただし、それはこの技の枠で遥かに凶悪な攻撃を繰り出してくるという危険な意味である。
      また、サマーソルトを行わないことで上述した雷光大爆発の見極めは容易になっている。

タマミツネ

  • 海竜種でありながら、2種類のサマーソルトを使いこなす。
    妖艶なる舞の名は伊達ではないようだ。
    • まず一つは、前脚を支えに身体を大きく振り回して放つサマーソルト。
      喰らうと必ず受け身ありの吹っ飛びになる。
      タマミツネの前方にいるとよく繰り出してくる技で、ジャブ感覚で放ってくる場合が多い。
      何よりも、予備動作が殆どない事が厄介で、狩猟のリズムを乱されやすい。
      泡を利用した攻撃のため、躱してすぐ反撃を入れれば転倒させることもできる。
      大きな隙を作れるので狙ってみるべし。
    • もう一つは、上記のサマーソルトを放った直後に全身を空中に投げ出し、
      ハンターもろとも打ち上げる豪快な技。
      吹っ飛びリアクションもかち上げになっており、
      威力も相応に高くタマミツネの技の中で第2位の攻撃力を誇る。
      しかも攻撃後に威嚇しないので隙もない。
      一見パワー系には思えないタマミツネがこんな大胆な技を放ってくるとあって、
      高を括っていたハンターは文字通り泡を食った。
      予備動作ははっきりしており、放ってくるときは1段目のサマーソルトで赤色の泡を飛ばすので見分けがつく。
      慣れてくれば泡による転倒を誘発し攻撃のチャンスに繋げることも出来る。
      なお、範囲は意外とスカスカなので、タマミツネから見て左に避ければ案外当たらなかったりする。
      • ただしMHXXではやや強化されているようで、
        ただ横に移動するだけではほぼ必ず食らってしまう
        最初のサマーソルトはともかく、
        この二発目のサマーソルトは無理をせずダッシュや回避で避けるようにしよう。
  • なぜかどの角度を向いていてもガードやカウンターが可能。
    サマーソルトを繰り出したタマミツネは大きく前進しハンターの背後に着地してしまうが、
    ブレイヴ太刀などであれば、迫り来る尻尾に背中を向けてカウンターすることで追撃しやすくなる場合がある。

アトラル・カ

  • 宙返りして糸で繋いだ瓦礫を叩き付ける攻撃の公式技名が「瓦礫サマーソルト」となっている。
    モンスター側ではなく、振り回される瓦礫のほうに強い攻撃判定を持つのが特徴。
    一応本体に触れても微弱なダメージは受ける。
    サマーソルト後に落下してくる瓦礫にも判定が残っているため、自分以外を狙っている場合でも注意が必要。

アケノシルム

  • マスターランク個体のみが使用する。
    翼で身体を覆い隠す予備動作の後、宙返りして後ろに大きく飛び退きつつ、目の前のハンターを蹴り飛ばす。
    大技扱いとなっており攻撃前にハンターが警告を行うが、予備動作からサマーソルトまでが非常に短く、
    インファイトで攻め込んでいる状況だと回避が間に合わないことが多い。
    威力も頭突き攻撃に次ぐほど高く、特にMRに上がりたての上位装備では手痛い致命傷を負う。
    サマーソルト後は間合いが大きく開くため、火炎液などの遠距離攻撃を使用することが多い。

ビシュテンゴ

  • 四つん這いになって尻尾を高く掲げる動作の後、身体ごと尻尾を大きく振り抜いてサマーソルトを放つ。
    サマーソルト後は尻尾立ち状態に移行する。
    尻尾はビシュテンゴから見て右から振られるため、反対側に逃げればやり過ごせる。
  • マスターランク個体は尻尾立ち状態からのサマーソルトも使用する。
    軽く溜めて垂直に宙返りするというシンプルなモーションだが、予備動作が分かりづらく
    正面で戦っていると巻き込まれやすい。
    ちなみに攻撃の際に画面が揺れる演出があるが、特に振動や風圧は発生しない。

使用するモンスター(MHF)

リオレイア

  • MHFに登場するリオレイア特異個体は、サマーソルト時に3方向に岩を吹き飛ばすため、
    離れていても油断はできなくなった。
    特に変種と希少種のものは、剣士でも一撃で半分以上持っていかれるほどの高威力。
    また、ブレス後や威嚇をキャンセルして、突如サマーソルトを繰り出すようになっている。
  • G級個体は、振りあげる尻尾自体の挙動にはそれほど変更はないが、
    着地の際に地面を思い切り踏みつけ、地面をたたき割るという荒技を習得。
    着地の瞬間を狙って寄ってきたハンターをまとめて吹き飛ばすという事態が起きた。
    これによりサマーソルト後の隙がカバーされているので念頭に置いておきたい。
    また、サマーソルト中は風のエフェクトが発生し、弾系の攻撃を跳ね返すようになっている。
  • G級の亜種は凄腕までと同じ通常のサマーソルトのみ使用する。
  • G級希少種は押し潰しは使用してこない代わりに、
    きりもみ回転しながらサマーソルトを放ち、即座に降下しつつ周囲を薙ぎ払う。
    威力が凄まじいだけでなく、MH3のリオレイア同様、戻りにも判定が存在するため再接近時は注意。
    リオレイアの懐でフレーム回避は不可能に近いのであらかじめ距離をとっておきたい。

UNKNOWN

  • リオレイアと姿が似ているUNKNOWNも、当然サマーソルト攻撃は得意技である。
    第5段階以降は尻尾薙ぎ払い、第6段階では上記の炎ブレスの後など、
    形態が変化していくにつれ何らかの攻撃の直後に確定で使用してくるのが特徴。
    UNKNOWNのブレスは着弾すると蒼い炎の旋風が立ち上るが、
    第6段階以降にサマーソルトの風圧を受けると炎ごと吹き飛ぶため、近くにいると当たってしまう。
  • 第5段階以降は尻尾薙ぎ払い、第6段階では上記の炎ブレスの後など、
    形態が変化していくにつれ何らかの攻撃の直後に確定で使用してくるのも特徴。
    なお、UNKNOWNのサマーソルトは、若干右に曲がっているので向かって右側に位置取るのがオススメ。
    UNKNOUNの攻撃の中では比較的対処しやすい攻撃なので、
    素早く動いて激しい連撃を仕掛けてくる一見隙の少なそうなUNKNOWNの戦いでは、
    サマーソルトはしっかり回避していけばかなりの攻撃チャンスだったりもする。
    サマーソルト後の着地際は、剣士の切断系統が尻尾を攻撃しやすいタイミングでもある。
  • 至天クエストのUNKNOWNは、地面に尻尾を突き刺してからサマーソルトを行う新技が追加。
    サマーソルトで無理やり引き抜いた岩盤を空中で浴びせ蹴りするような要領で尻尾を使って叩き割り、
    すぐさま地面に急着陸するという攻撃技である。
    空中での岩盤叩き割り時や急降下するUNKNOWNの体の一部に当たると毒が付加される。
    最初のサマーソルトで打ち上げられてから毒属性の浴びせ尻尾を続けて受けることにより
    根性スキルで残った体力も毒ダメージで無力化してくる凶悪な攻撃技である。
    ちなみに砕け散った岩盤も周囲に降り注ぐのでサマーソルトを喰らわなかったからといって油断しないこと。

ドラギュロス

  • 一瞬飛び上がって縦回転しながら攻撃する攻撃方法を持つが、
    後方宙返りではなく前方に一回転して鉤爪を振り下ろす技、
    つまり浴びせ蹴りのような形であり、正確には宙返りではない。
    ちなみに鉤爪に攻撃判定がある関係上、頭の前が安全地帯というMHでも珍しい攻撃である。
  • 覇種クエストのドラギュロスは正真正銘のサマーソルト攻撃を使用する。
    一歩踏み込んでから膝崩れやられを伴う咆哮を浴びせつつ、すぐさまサマーソルトを放つ。
    さらに対象へ一回一回軸合わせとホーミング移動を行いながら二連続でサマーソルトを浴びせる。
    つまり合計で3回もサマーソルト攻撃を繰り出してくる。
    一回一回正確に軸合わせしながら追尾してくる上に、ドラギュロスの三本ある尻尾
    そして周囲に振り回される鉤爪にも判定が発生していたりと、非常に判定が複雑かつ広範囲。
    第2形態では防御力700以上の剣士が一撃で即死級ダメージを受けるほどの威力を併せ持つようになる。
    覇種クエストのドラギュロスが使用する攻撃技の中でも、
    三連極大龍ブレスと並んで警戒すべき脅威の大技である。

シャンティエン

  • 第2形態以降で使用。
    粒子によって空中へ素早く飛び上がり、続けざまにサマーソルトを繰り出す。
    攻撃内容の都合上、着陸状態でしか行わない。

アノルパティス

  • 公式で「氷撃サマーソルト」という技名である通り、氷属性。
    リオレイアとモーションは同じだが、こちらは氷柱を前方に何本も降らせる。
    この氷柱は他の攻撃技の例にもれず気絶値が高く、当たると高確率で気絶してしまう。
    サマーソルトの尻尾部分に直撃すると雪だるま状態に陥る。
  • アノルパティスが「龍属性解放」を使用したあとは、
    サマーソルト終了後に、続けて再度軸合わせしつつサマーソルトを繰り出してくる。
    雪だるま状態や気絶といった行動制限系の状態異常に恵まれる氷撃サマーソルトを2連続で使用してくるため、
    動きを止められたところに尻尾が飛んでこないように注意が必要。

ヒプノック

  • MHFのG級個体が使用する技で、鳴き声を上げながら2回軽く跳ねるのが予備動作。
    サマーソルトを行った後、尻餅をつくように着地する。
    着地の瞬間にはヒプノックお得意の睡眠ガスが撒き散らされる。
    この攻撃が非常に高威力で、ヒプノックは序盤のG★1クエストのモンスターにもかかわらず、
    防御力が1500以上あっても体力を余裕で半分以上削ってくるほどのダメージとなる。
    軽く跳び跳ねるという予備動作自体はあるとはいえ、
    サマーソルトを実際に繰り出すまではかなり早いので素早く反応したいところ。
  • G級のヒプノック繁殖期も同様のモーションのサマーソルト攻撃を繰り出してくる。
    ただし、通常種と違ってまき散らされるのが催眠ガスではなく
    特異個体が放出するものと同様のフェロモンガスに置き換わっており、
    喰らうと確定で気絶と膝崩れやられに陥るので接近する場合は必ず回避すること。

ハルドメルグ

  • ブレードサマーソルト」という技名からも想像できるように、
    金属を操って尻尾に纏わせる超巨大な刃として変形させ、長射程のサマーソルト攻撃を放ってくる。
    さらに巨大な刃を振り回すためにハルドメルグ自身も相応の高度まで飛翔しており、
    サマーソルト中に反撃を仕掛けることはなかなか難しい。
    軸合わせしつつ二連続でサマーソルトを行うので一回避けたあとも油断してはいけない。
  • ブレードサマーソルトは大量の金属を使用するため、
    攻撃後は一時的に尻尾を保護していた流体金属が消失する。
    本来なら露出した尻尾の操核部分を攻撃するチャンスだが、
    サマーソルト後のハルドメルグは飛翔したまま防具状の金属を再充填するので、
    打点の低い武器はやはり反撃しづらいのが辛いところである。

ヤマクライ

  • 超大型モンスターが放つサマーソルト攻撃とあってダイナミック。
    ヤマツカミと同じ骨格なので尻尾は存在しないが攻略本においてもサマーソルトと記載されている。
  • 毒・麻痺・睡眠のすべてを使いこなすヤマクライの攻撃の中でも、
    このサマーソルトは毒属性の攻撃である。
    ド迫力の宙返りと同時に毒の衝撃波のようなエフェクトも前方二方向へ飛ばすので、
    正面にいた場合はサマーソルトだけでなく毒ウェーブも避けなければならない。
    フルフルのブレスのように2つの間も隙間があるのでそこへ潜り込んでもいいだろう。
  • 前述したとおり毒属性攻撃なので植物の種が地表へばら撒かれる。
    自然成長する前にこちらから衝撃を与えて異常成長させ、ヤマクライを墜落させたい。

ドゥレムディラ

  • 第二区以降に登場するドゥレムディラが繰り出す。
    使用するのは、ドゥレムディラが一度力尽きてから復活した後の形態のみである。
  • 頭部が地面に着くほど屈む動作が予兆。
    そこから一気に宙返りしてサマーソルト攻撃を繰り出し、
    前方扇状の範囲に壊毒の効果が付与された氷の刃を無数に展開する。
    その後、ドゥレムディラ本体が突撃してくるためサマーソルトを避けても油断しないように。
  • なお、ドゥレムディラ本体の急襲攻撃が終わった際、
    翼からブースターの如く壊毒効果の冷気を後方へ噴射してくる。
    穿龍棍や双剣など空中へ浮上する技を持つ武器種は無暗に空中後方から反撃しないほうがよい。

余談

  • 本来のサマーソルト(キック)はプロレスの技。あのタイガーマスクも使ったとか。
    ただし、それはコーナーにもたれた相手を蹴って後方に宙返りする技である。
    その特性上、ダメージを与える技というよりはパフォーマンスとしての性質が強い。
  • たまにムーンサルトと間違える人がいるがムーンサルトは体操競技の技で月面宙返りを意味する和製英語であり
    動きもサマーソルトとは異なる。
  • プレイヤーの世代的に有名なのは、カプコン制作の格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズの
    登場キャラクターである、ガイルの必殺技としてのサマーソルトキックであろう。
    飛び道具のソニックブームで相手を飛ばせてサマソで落とすという、
    通称“待ちガイル”と呼ばれる伝統的な攻撃スタイルがある。
    MHP3以降のリオレイア希少種も、チャージブレスを2発連続で発射し、3発目のチャージブレスをキャンセルして
    ブレスを回避して接近してきたハンターたちをサマソで一蹴する…というよく似た攻撃方法を使ってくる。
    また、既に書かれているが、G級リオレイアはガイルのスーパーコンボ(ダブルサマーソルト)を
    彷彿とさせる技を使ってくる。
    このように、両者には色々と共通点が多い。狙っているのだろうか…?
  • "なつしお"と言われることもある(summer saltの誤り)。
    実際、初期の頃のストリートファイターシリーズでは、春麗の技に夏塩蹴という名前のものがある。
    ジャンプ中の通常技の一つで、宙返りしながら蹴飛ばす技であり、
    名前は誤字なのに動作は正しくサマーソルトである。
    なお、春麗には蹴飛ばしながら反動で距離をとる「後方回転蹴」という特殊技もあり、
    こちらは上記のタイガーマスクのそれに近い動作になっている。

関連項目

アクション/ビターン - こちらはサマーソルトとは逆に尻尾などを振り下ろして叩き付ける攻撃。