電竜が顕現した冷厳たる銃槍。
その咆哮は百雷の斉唱。獲物は
雷の歌に誘われ、死に急ぐ。
(エムロードルーク/フォンセチャリオット)
エムロードルーク最終型が、
黒き天雷を喚ぶ。
今宵、万物を無に帰す雷の宴が始まる。
(ダークチャリオット)
MHXに電の反逆者たるライゼクスの素材から作られるガンランス。
本項では二つ名持ちモンスターである青電主ライゼクスの武器も扱う。
目次
概要
- ライゼクス武器の多くは火竜武器の銘を踏襲しており、
この武器の場合も“レッドルーク”にちなんだネーミングになっている。
太めの砲身にライゼクスの頭冠を模した刃、そして可動部に明滅するゼクス武器特有の燐光が美しい。
性能
MHX
- 初期段階はエムロードルーク。派生はなく一発生産のみ。
他のライゼクス武器同様に
「そこそこの攻撃力」「ある程度の会心率」「十分な数値の雷属性」「優れた斬れ味」
…といった特徴を持つ。
砲撃タイプは拡散型LV2で、最終強化直前まで変化なし。
ほぼ同じ時期にラギアクルスのラギアバースト(放射型)とジンオウガの王銃槍ゴウライ(通常型)が作成可能。
歴代のメインモンスターとの比較となるが、砲撃タイプの違いにより差別化されている。
第二弱点に多い雷属性のため作って損はない。
拡散型ガンランスの入門にもオススメ。
- 最終強化はガンチャリオットを意識したダークチャリオット。
- やや低めの攻撃力180
- 雷属性28
- 素で白10、匠で延長可能
- 攻撃力を補う会心率20%
- 平均ラインの拡散型LV3
- スロットは1個
癖がない性能であり、好きなスキルをつけて使うといいだろう。
拡散型・雷属性でキャラ被りしたラージャンの鬼銃槍系統とは甲乙つけがたい。
属性値では劣るものの、あちらはマイナス会心だったり匠必須の斬れ味などの差がある。
- とはいえ、MHXの環境では全般的に匠スキルが発動させ辛く、
かといって匠を切って業物で妥協するには些か物足りない斬れ味なのも事実。
砲術師・業物・ガード性能などといった砲撃偏重型の構成では長所が活かせないので、
思い切って専用の装備構成を組んでしまうつもりで運用してしまおう。
砲撃での斬れ味消耗率が激しいガンランスにとって“素白10”という値は補強なしには扱えない。
MHXX
- 究極強化することで「バーンチャリオット」を意識したようなザラムチャリオットの銘を得る。
- 相変わらずやや低めの攻撃力290
- 他武器同様あまり伸びない雷属性35
- 素で紫10、匠で延長可能
- 変わらない会心率20%
- 平均ラインの拡散型LV4
- スロットは1個のまま
ラージャンの鬼銃槍系統も健在であるため、単純な性能だけで良し悪しはつけ難いままである。
汎用性の高い突きガンスとしては作成時期を踏まえても
真名ウアスアンクや龍識究撃ブウラハガズと色々被ってしまうため、
弱点をつき易い雷属性があることや超会心を生かしやすい点で差別化したい。
MHR:S
碧に輝く堅牢な鱗は電竜が抱く
翡翠の鎧。決して朽ちず決して
砕けぬ、反逆者の野望の顕れ。
(ザラムチャリオット)
- 初期段階は「フォンセチャリオット」で、アドミラルパルド改からの派生になる。
最終強化でMHXXと同じく、「ザラムチャリオット」の銘を得る。
気になる性能だが- 低めの攻撃力310
- 斬れ味は素で紫20、匠で延長可能
- ワースト2位の雷属性27
- 会心率30%
- 装飾品スロットはレベル1が1つ
- 百竜装飾品スロットはレベル2
- 少し気になる拡散型Lv6
- 過去作と比べると、攻撃力と会心率が上がっているが、その分属性値と砲撃レベルが弱くなっており、
よりライゼクスらしさが増したような武器性能となっている。
ライゼクスらしくひたすら突いて叩きつけて殴りつけろということだろうか。
- 攻撃力310は下から数えたほうが早く、雷属性内では神爆・雷禍天驚と並んでワーストタイ。
ただし、あちらは圧巻の雷属性70を備えており、雷属性が良く通る相手にはまるで敵わない。
こちらは素の紫ゲージと高い会心率を活かした物理性能に特化した装備で勝負したい。
- 最終アップデートを迎えた現在では、
傀異錬成のスロット解放を進めれば斬れ味が+20されるようになったので
斬れ味や会心率補強スキルが少なくて済む安定感のある武器となった。
砲撃Lv8の為に3枠持っていかれるのは少々気になるかもしれないが
こちらを見れば分かる様にガンランスにおいて砲撃レベルは上げ得なうえに、
同じ雷拡散型ガンランスの震雷鬼銃槍ドラガンが
砲撃と百竜装飾品の両方を上げなければいけない(計6枠)ことを考えるとそこまで問題ではない。
- 余談だが、今作からXXでは汎用だった本武器の説明文が固有のものになった。
やはりというべきかライバルであるリオレウスの武器説明文を意識した文になっている。
そのせいかリオレウス武器の武器説明文がやたら厨二臭くなった
ゼフィロルーク
MHXX
- MHXXで初登場した青電主ライゼクスの素材から作られるガンランス。
- ゼフィロルークからLV5の究極強化を施すとジル=アーナヒスモスになる。
ガラ=エーネヴェルデのオマージュである。
性能は- G級武器としては少々低めの攻撃力280
- かなり低めな雷属性18
- 火力を補う会心率40%
- 少々長めの白ゲージと僅かな紫ゲージ。匠で70まで延長可能。
- 砲撃タイプは放射型LV4
- 二つ名武器特有の狩技ゲージブースト効果。
- 同じ雷放射ガンスには豪雷銃槍エクスラギアと電銃槍フルフルボルトがあるが
ジル=アーナヒスモスはこれらと比較して期待値・属性値共に劣っているため、
持ち前の会心率や最大斬れ味の長さ、そして狩技ゲージボーナスを最大限に活かさなければ厳しい。
作成難易度についても強敵と言われる青電主を何度も狩らなければならないので、
苦労してまで作るべきかよく考えよう。
余談
- 盾の形状はいびつで不自然な凹みが見てとれるが、
実際にガードをしてみると砲身と盾の凹みがガッチリと噛み合い、一体化するギミックがある。
暗緑のカラーと武器自体の明滅ギミックも合わさり、ロボっぽいセルタス装備と組み合わせると非常に映える。
- 最終的に「ダークチャリオット」という、
ゼクス武器共通の「エムロード」や「ライトニング」という要素の命名にならなかったのは、
もしかしたらガン“チャリオット”繋がりで二刀流闇堕ちバージョンに準えたからだろうか?
メタな事を言えば、エムロードチャリオットだと11文字、ライトニングチャリオットだと12文字となり、
武器銘の10文字制限に引っかかる為だろう。
- MHR:Sの武器名にあるフォンセとは、フランス語で暗い、くすんだという意味。
グラフィックが良くなり、ライゼクスの鱗の色合いが増した本作ではぴったりの意味合いであるといえる。
関連項目
モンスター/ライゼクス
モンスター/青電主ライゼクス
武器/ゼクス武器
武器/レッドルーク - こちらはリオレウスのガンランス。
武器/ガンチャリオット - こちらはリオレウス希少種のガンランス。