無双の王者の力を封じた銃槍。
轟く咆哮は真の支配者たる王の出現を世に告げる。
目次
概要
- 雷狼竜ジンオウガ素材で作られたガンランス。
機構が複雑なためか、他のジンオウ武器と異なり明らかに機械的な部品が見て取れる。
砲身は水平に2門並んだダブルバレル式で、槍部分は雷狼竜の黄色い甲殻でできている。
盾はジンオウガの顔を模した物。
しかし、怖いと言うより2本の角がウサギの耳に見えてちょっぴりプリティー。- 他のガンランスと異なる特徴として砲身の位置がある。
一般的なガンランスは槍の刃の下側に砲身を隠している事が多いが、
このガンランスはそれが逆になっている。
つまり、砲身が上に来て刃が下側になっているのである。
アイアンガンランスのような銃剣型に近いといえば近いか。
- 他のガンランスと異なる特徴として砲身の位置がある。
- 轟く咆哮とあるが、砲撃音がジンオウガの咆哮だったりする訳ではない。
ただSEはこの系列専用のものなので、一度は聞いてみるのもいいだろう。- なお、竜撃砲の溜め中に柄の部分をアップで見てみると、撃鉄がゆっくりと持ち上がっているのが分かる。
- ここでは二つ名持ちモンスターである金雷公ジンオウガの武器も扱う。
亜種武器は別項を参照のこと。
性能
MHP3
- 砲撃は通常型レベル3。攻撃力が225と高いのは他のジンオウ武器と共通。
- 雷属性のガンランスは3つあり、そのどれもが一線級の性能なので他のジンオウ武器より寡占状態は回避されている。
サンダーバードは45という高い属性値と放射3を兼ね備えたバランス型。作成難易度も低い。
ゴールドクラウン改は全体で見ても少ない拡散3と、雷48を持つ属性特化型。
というようになっているので、この武器は物理特化型として運用するのがいいだろう。
…通常型で物理重視という性能は少々ミスマッチではあるが。
MH3G
- なぜか剣士系ジンオウ武器で唯一一発生産できなくなってしまった。
必ずプリンセスバーストから派生するため、生産難易度は他のジンオウ武器より一段階高い。
王牙ガンランスの一発生産技術はユクモ村秘伝なのだろうか…?
- それを乗り越えてもまだまだ試練が待っている。
王銃槍ゴウライから【火雷】への強化に白海竜の尖角が2本いるのである。
このため、明らかに他のジンオウ武器を上回る生産難易度になっている。- なお、その代わりなのか上位ラギア武器であるネオラギアバーストには白海竜の尖角は必要ない。
ガンランスオンリーの使い手なら迷わず投入して問題ないだろう。
- なお、その代わりなのか上位ラギア武器であるネオラギアバーストには白海竜の尖角は必要ない。
- 通常型は相変わらず。どちらかというと攻撃力に偏った性能もそのままである。
他のジンオウ武器と違い、砲撃タイプでラギア武器と容易に差別化できるのは有り難いところ。- G級ではラギア希少種武器には派生できず、強化ツリーは真・王牙銃槍【震天】で打ち止めとなる。
性能自体は、G級でも雷属性値が280と低いこと、
匠を使っても出現する紫が非常に短いこと(その代わり白が十分長い)、
砲撃が通常4止まりなことから採用率は低め。
物理攻撃力は高いが、亜種武器の狼牙銃槍【貪獄】の方が、
スロット数と紫の長さで優れる分上を行かれている(一応こちらは覚醒なしで属性が付く)。
- G級ではラギア希少種武器には派生できず、強化ツリーは真・王牙銃槍【震天】で打ち止めとなる。
- とは言っても、今作ではペッコ亜種のガンランスが大幅に性能ダウンした事と、
ラギアガンランスの方が総合的には強いと言っても製作難易度が異常に高い事から、
必要なレア素材が精々上位の碧玉とG級の天玉の2個で済むこの武器とは、
十分住み分けは出来ていると言えよう。
亜種ガンランス「貪獄」も真価を見出すには覚醒スキルも発動させる必要があるため、
デフォルトで属性持ち、かつスロットも1個あるこの武器は必ずしも劣っているわけではない。
ラギアガンランスを最終強化出来るようになるのもイベントクエストを考慮しなければHR70以降なので、
それ以前、そして場合によってはそれ以降も雷属性ガンランスの主力として活躍してくれるだろう。
MH4
- 前作同様、プリンセスバーストから強化で作成可能。直接生産も可能になった。
直接生産はユクモ村の秘伝ではない様だ。モガの村やタンジアのガンランス技術が遅れているのか…前科もあるし
やはり砲撃は通常型で属性値より攻撃力重視になっており、斬れ味も中々優秀。- ライバルは、高属性値と放射型を持つフルフル素材から作られるブラッディダイナモや、
ラージャン素材から作られ高めの攻撃力と拡散型を持つ雷鬼銃槍ドラガン、
イベントクエストの報酬で作成可能になるボルティックワークスの三つか。
【火雷】はこの三つの雷属性ガンランスの陰に隠れがちである。
せっかく数少ないジンオウ武器の最終形態なのに…
フルバースト主体で戦う人は通常型を持つ【火雷】を使えば良いだろう。
- ライバルは、高属性値と放射型を持つフルフル素材から作られるブラッディダイナモや、
MH4G
- 前作で最終強化を与えてもらえた火雷であるが、G級でも当然の如く最終強化として震天が復活した。
他の武器が「ガオウ」の名を与えられた中、この武器は残念ながら真・王牙銃槍【震天】で打ち止めである。
- それはともかく性能を確認してみると、攻撃力621、雷属性300と物理寄りの性能。
通常型砲撃はLV4とちょっと物足りないか。
スロットも2つ空いており拡張性は高い。癖のない性能を持つ通常型雷ガンランスといえる。- と思いきや重大な欠陥が。なんと斬れ味が素で白ゲージ20、匠で出現する紫ゲージが10しかないのだ。
これでは砲撃を交ぜたコンボ等であっさり白ゲージまで落ちてしまうため
見た目程の破壊力を出すことができない。
属性で勝負しようにもその数値が低く、砲撃で勝負しようにもG級でLV4は心許ない。
残念ながらどうしようもないのだ。
- と思いきや重大な欠陥が。なんと斬れ味が素で白ゲージ20、匠で出現する紫ゲージが10しかないのだ。
- 今作の雷ガンランスはライバルが多く、特に
上記の2本には総合性能で敵わない。砲撃タイプで差別化しようにも、
此方は刺突運用に向いた通常型のガンランスでありながら属性値が低いのが痛い。
一応こいつらは製作難易度が鬼畜と言えるほど高く、その点では此方が優位である。
ではそれまでの繋ぎとしてはどうかというと、
今度は属性値が高すぎて白ゲージ止まりな事が気にならないブラッドフルサンダーが立ちはだかる。
しかも製作時期は震天と同時期である。
結果として震天は中途半端なポジションに追い込まれ、いらない子扱いとなってしまった。
MHX
- 今作でも続投。更に二つ名持ちモンスターの金雷公ジンオウガのガンランスも誕生する。
一発生産はできず、プリンセスバーストからの派生となる。
- 最終強化である王牙銃槍【火雷】の性能は
- 攻撃力200
- 雷属性34
- 斬れ味は素で青30、斬れ味レベル+2で白40
- 通常型LV3
- スロットは1つ
- ただ今作の匠は重いため、比較的にスキル構成に余裕があるブシドースタイル向きか。
ちなみにガンランスの各種スタイルと砲撃タイプにも相性が結構出るため、
前作のようにフルボルトに食われるという印象はあまりない。
むしろ同じ武器スロ1つ同士、スタイルによって使い分けるために両方欲しくなるだろう。
MHXX
- 究極強化で真・王牙銃槍【震天】が再登場。
その性能は- 攻撃力320
- 雷属性38
- 斬れ味は素で白30、斬れ味レベル+2で紫40
- 通常型LV4
- スロットは2つに増加
無難に使いやすい性能になっており、攻略用として十分な強さ。
- 今作はブレイヴスタイルの登場で通常型ガンランスの価値が向上しており、出番が増えた。
MH4G同様今作でも砲撃はレベル4だが、ほかの雷属性通常型ガンスもレベル4止まりなので問題はない。
MHW:I
- MHWには登場しなかったが、MHW:Iでジンオウガと共に復活。
- 今作ではジンオウガの登場が導きの地の解放後、つまりエンディング後であるため当然この武器の製作もかなり遅くなる。
巨牛の大銃槍Iから派生し、天玉含むジンオウガ素材、そして霊脈の剛竜骨と古龍の大宝玉をつぎ込んで最終強化となる。
王牙銃槍【火雷】、その性能は- そこそこの攻撃力598
- 全武器中2位の雷属性450
- 斬れ味は素で白50、匠で紫20が出る
- 嬉しいLv2スロットが1つ
- 砲撃タイプは通常型Lv6
- どちらかと言えば雷属性寄りなスペックになった。雷属性に弱いモンスター相手には有効だろうか。
ただ、アップデートで亜種武器の狼牙銃槍【貪獄】や赤龍ノ破ル槍・雷など通常型Lv7を持つ武器が出てきたため
立場は相対的に苦しくなってしまう。特に狼牙銃槍はほぼ同時期に作成できてしまい、
さらにあちらはフルバループにうってつけの高攻撃力と素で斬れ味紫を持つ大業物のため
かなり厳しい戦いを強いられる。もちろん高い雷属性をもって差別化はできるが。
MHRise
- 続投。上位相当のため強化は王牙銃槍【火雷】まで。
王銃槍ゴウライは一発生産の他、デルクハープナーIIからの派生で作成可能。
最終強化には表のラスボスの素材が必要になる。
性能の方は- 属性武器でも高めな攻撃力210
- こちらも高めな雷属性32
- 斬れ味は素で短めな青30、匠Lv3でようやく白が出る
- 砲撃は通常型Lv4
- スロットはLv1が2つ
- 百竜強化は攻撃力強化II、属性強化【雷】II、水棲系特効
- 全体的にバランスの取れた性能であるが、砲撃タイプが通常型Lv4なのが痛い。
水棲系特効で1.1倍にしても通常Lv5には届かないが、武器本体の殴り性能も向上するためそれなりの火力は出せる。
砲撃レベルが5でさえあれば水棲系特効の効く相手に比類なき力を発揮できていただけにかなり惜しい。
その後通常型Lv5の上に竜種特効を付与できるガンランスが登場してしまったのは内緒
- 闘技大会06でガンランスを選択すると、ボロスS一式で本武器を担ぐことになる。しかも最終強化済み。
ただ、入れ替え技がなかなかの曲者。通常型なのにガードリロードなのである。
しかし、もう一つはブラストダッシュになっているため、
叩きつけメインで攻めろと言わんばかりの構成となっている。
バゼルギウスには叩きつけなどで、バサルモスには竜撃砲、ラングロトラには竜杭砲を刺してやると丁度良い。
ただし、ボロスシリーズは火耐性が低い。そこだけは注意。
MHR:S
比類なき王者の顕現たる銃槍。
天地を震わす砲雷は、その地に
安寧をもたらす福音となる。
(真・王牙銃槍【震天】)
- MRの実装に伴い本武器も強化先が追加。
一発生産に対応しているが、入手が面倒な剛爪を5個と天鱗を要求してくるので
上位武器のものを強化したほうが手っ取り早いかもしれない。
- 最終強化でXX以降ご無沙汰だった真・王牙銃槍【震天】となる。
- 攻撃力320
- 素で短い紫。延長可能
- 雷属性48
- 武器スロットLv1×2個
- 百竜装飾品スロットLv2
- 通常型Lv7
- 数ある雷属性武器の中でも非常にバランスが良く、とても扱いやすい武器。
素で紫ゲージが出ているため剛刃研磨で維持するといった運用が可能。
百竜スロットにより水棲系特効のみならず他の特効スキルも利用可能になったのは大きい。
- 本作の雷属性の通常型ガンランスは神爆・雷禍天驚と鬼神銃槍ドラギガンが存在しているが、
神爆・雷禍天驚は武器スロットがないため拡張性に乏しく、属性に特化した性能をしている。
鬼神銃槍ドラギガンはこちらより拡張性が高く素の紫ゲージも長いが、属性値が低く百竜スロットがLv1なので、
こちらよりも火力が一歩劣る性能となっている。
状況や相手でどれを使い分けるかを考えるといいだろう。
金狼銃槍ゴウライ
MHX
- 一発生産で金狼銃槍ゴウライを作製できる。
最終強化である金狼牙銃槍【火雷】の性能は- 攻撃力180
- 雷属性40
- 会心率10%
- 斬れ味は素で青50、斬れ味レベル+2で白50
- 通常型LV3
- 二つ名武器・スロット0
- ただ作るのが大変な上にキリンガンスとかなり性能でカブっており、こちらはちょっと苦しい。
差別化するには二つ名武器特性の狩技ゲージ増加で補っていく必要があるだろう。
MHXX
- 金雷公武器は究極強化で極・金狼牙銃槍【慄】となる。
その性能は- 攻撃力300
- 雷属性45
- 会心率10%
- 斬れ味は素で白50、斬れ味レベル+2で紫30となる
- 通常型LV4
- 二つ名武器・スロット0
- 通常種武器に比べると素の白ゲージと属性値を重視しているが、攻撃力の低さが欠点になる。
差別化のためにも二つ名補正を存分に活かそう。
余談
- 【火雷】は日本書記に登場する八色雷公の1柱である(ほのいかづち)から採られた銘である。
黄泉国において伊耶那美神の胸部にいた神であると言われている。
八色雷公それぞれが雷の諸要素を表すとする説もあり、火雷は雷により生じる火を神格化したものと言われている。