"異形の古龍"こと巨戟龍ゴグマジオスの戦闘曲。
目次
概要
- MH4Gのラスボス格として登場した巨戟龍ゴグマジオスの戦闘BGM群。
迎撃戦の進行具合によってBGMが切り替わっていき、最大で3種類の曲が流れる。
- ゴグマジオスは最終防衛ラインであるエリア3から終始移動しないため、
ハンターが自発的にエリアを出るか、どちらかが力尽きるまでこれらの曲が流れ続ける。
- 「軋む巨戦」と「超重の戟翼」は巨と戟を取ることでゴグマジオスの別名「巨戟」となる。
軋む巨戦
- 使用作品
- MH4G
- 収録
- モンスターハンター 狩猟音楽集IV
- ゴグマジオスが形態変化する前の専用曲。
MH4系で追加された戦闘曲では天廻龍の曲に次いで長い部類に入る。
- ゴグマジオスをそのまま表現したような、怪奇かつ物々しい曲想のBGMである。
曲調も不安定であり、全体的には不気味な印象を受ける曲となっている。
人によっては特撮映画で怪獣が進撃する場面を連想するとか。- イントロから汽笛のような、泣き声のような音が度々挿入され、
不気味さを更に引き立てている。 - MH4にはダレン・モーランやダラ・アマデュラといった巨大龍枠が複数登場しており、
特に後者の専用BGM『千剣に巣食う者』は王道的な雰囲気の曲である。
楽曲面で彼らとの差別化を図る狙いもあるのかもしれない。 - 巨戟龍は超大型モンスターのなかでは数少ないゲテモノ枠の見た目であり、
更には重油という搦め手でハンターを拘束してくる戦闘スタイルを取る。
かつては「人工生物なのではないか?」などという噂すら浮上していたモンスターであるが、
彼自身の狩猟曲もまた異色の曲調であり、この疑惑に拍車をかけていたのかもしれない。
- イントロから汽笛のような、泣き声のような音が度々挿入され、
- MH4系の作品では珍しく、クエスト開始直後からこの曲が流れ始める。
他の超大型モンスターはムービーで前振りがあるため、いきなり戦闘曲が流れ出すことはなく、
他にはMH4Gの村クライマックスぐらいしか存在しない。
- サウンドトラック『狩猟音楽集IV』のライナーノーツには「蘇った幽霊船のようなイメージ」とあるため、
このタイトルは『巨船』とのダブルミーニングであるものと思われる。
超重の戟翼
- 使用作品
- MH4G
- 収録
- モンスターハンター 狩猟音楽集IV
- ゴグマジオスが形態変化した後から流れ始めるBGM。
何らかの都合で形態変化が行われなかった場合は流れない。- 形態変化を行う際はゴグマジオスが咆哮する。
この咆哮に被さる形で、緊迫感のあるイントロが挿入される。
このイントロには警鐘やサイレンを思わせる音が使われており、否応なく緊張が高まること請け合い。
多くの場合形態変化後に空を飛び出し、周囲一帯にビームを乱射して無差別爆撃を行うため、
この警鐘の音が非常に似合っている。
- 形態変化を行う際はゴグマジオスが咆哮する。
- ゴグマジオスの怒りに応じて、前半戦の曲よりもテンポが早くなっている。
前半の曲とは違い間延びした部分が存在せず、激闘を印象付ける曲になっている。
ただし、サビとなる部分の曲想が抑え目になっているようで、
この曲単体ではあまりクライマックスといった印象は受けないかもしれない。
- なお、通常のゴグマジオス戦では極稀にこの曲が流れないまま討伐に至ることがある。
これは第二形態(気体モード)への移行条件が「体力50%以下の時に怒り状態移行時の咆哮を行う」であり、
咆哮を怯みやダウンで妨害し続けると気体モードへ移行せずに体力を削り切れてしまうのである。
PTに高火力の貫通ヘビィがいるときに部位破壊を済ませていると発生しやすい。- 一方、MH4Gで強化個体が登場するイベントクエスト「巨戟砕くは砲撃の雨」では、
ムービー終了直後からゴグマジオスが気体モードであるため、この曲も序盤から流れ始める。
ほぼ最初から形態移行後BGMが流れるモンスターというのも珍しい部類になるだろう。
- 一方、MH4Gで強化個体が登場するイベントクエスト「巨戟砕くは砲撃の雨」では、
- あの巨体が飛行するというインパクト絶大な要素からか、
曲調のみならず曲名もその様子を連想させるものになっている。
英雄の証 ~4Version
- 諸賢もご存知であろうあの名曲。曲はダレン・モーランと同じものである。
詳しくは個別記事を参照されたし。
- 流れる条件が限られており、ゴグマジオス戦では意外にも聴く機会が少ない。
ある程度体力を減らした状態で、巨龍砲を直撃させるのがその条件。
巨大龍といえばこの曲、といったお約束に添った演出である。- 他の2曲が禍々しさの強い曲想であったため、突然勇壮な曲へ変化することに戸惑う人もいる。