ユンコ・スズキ

Last-modified: 2024-01-03 (水) 16:51:10

◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【ユンコ・スズキ】 ◆殺◆

登場エピソード

 

(((やってやる!私はカワイイだッ!)))
「どこかのファック野郎が勝手に決めたルールを、ニューロンの速度で書き換える!」


人物

  • オムラ・メディテック社のエンジニア、トコロ・スズキの一人娘にしてサイバーゴス無軌道大学生
    • サイバーゴスクラブ「ウゴノシュ」を行きつけにしていた。ハンドルネームは「ミッドウィンター」、称号は「ツァレーヴナ(王女)」。サイバーテクノとダンスを好む。
    • 両親は離婚しており、多忙な父とも疎遠で高校からは独り暮らしをしていた。
    • 音信不通であった父に引き取られカチグミ生活を満喫していたある日、父がニンジャに殺害されたことで彼女の運命は一変する。
       
  • 自己肯定感が強く、自分のスタイルを曲げない芯の強さを持つ。反面やや頑固であり、感情に振り回されやすい傾向がある。
    • 頭に血が上るとかなり口が悪くなる。「ファックオフ!」
  • 父の影響からか、テックやそれに携わる技術者に関心を持つ。ファザコン気味。
    • 幼い頃、人形より新幹線が好きだった彼女は周りの女子から孤立していたという。無機質なサイバーゴス文化を好むのもそうした下地があってのことだろう。
       
  • スズキ・マトリックス理論にまつわる事件の後はナンシー・リーのもとに身を寄せており、ハッカーの修業をする傍ら彼女の仕事を手伝っている。
  • LAN直結者であり、最新型密閉モノバイク「マルミXR-6」を直結で駆ることが出来るが、コトダマ空間認識能力は得ていない。

外見

  • ユンコの胸は標準的であった。
  • ニンジャスレイヤープラス身長一覧表によると身長162cm。ターコイズ色とクリーム色のLANケーブルのサイバーゴスヘアが特徴的。その肌は雪のように白く、ミッドウィンター(Midwinter:真冬)のハンドルネームに相応しい。
    • LANケーブルヘアはウィッグであるらしい。ウィッグの下に本当の髪の毛があるのかは不明。
  • 眉毛はバーコード状になっており、右目は凍るように美しい青。左の瞳は黒い点が三角形に並び、時々回る最新鋭の網膜ディスプレイ搭載サイバネアイ。(∴)
  • 艶艶としたサイバーゴスウェアを愛用。加えて黒いゴーグルとアームカバー、厚底強化ゴスブーツを身に着けている。腰には小型マルチタッパーを吊るす。
    • その下には蛍光ブルーの液体入りチューブで装飾された下着と蛍光スポーツブラを着用。あと無毛。

元ネタ・考察

  • IRCでのハンドルネームは"JUNKO"。実際いくつかの言語では「ユンコ」と発音する。
    • "Junk"(ジャンク)とも掛けていると思われる。
  • 余談だが、2013年8月のサウンドトラ企画にて、翻訳チームはユンコの好きそうなサイバーゴス系バンドの曲としてPsyborg CorpのTechnocracyを挙げている。

「本当にネタバレしますか?」カエルAIが質問してくる。私は何者だろう?

その正体は、死亡したユンコ・スズキの自我を宿すオイランドロイドである。

機体概要

  • 暗殺用オイランドロイド・モーターカワイイのカスタム機「モーターユンコ」
  • 開発者はトコロ・スズキとその共同研究者
  • スズキ・マトリックス理論の概念実証機であり、死亡したユンコ・スズキのバイオニューロチップを搭載、彼女の記憶と人格を有する。
    • 彼女が死亡した経緯については詳しく語られていない。ハイウェイの事故が原因であったようだ。
    • 死後一年ほどでロールアウトしている。
  • 機体の整備には部品取りとして保有するモーターカワイイの残骸が使用されている模様。闇サイバネ業者の手を借りている。「オイランドロイド・アンド・アンドロイド」以降は元オムラのネコネコカワイイ開発チームの支援を得られるようになった。

外観

  • 生前のユンコ・スズキの姿そのものである。当初は本人も義体であることに気付かなかったほど。
    • バーコード眉、サイバネアイ、LAN頭髪といった彼女の大好きなスタイルがしっかり再現されている。不器用だが仕事一辺倒ではなかった父の理解を感じさせる。
    • 彼女もまた父の遺してくれたボディに誇りを持っている。

「聞けッ!私はトコロ・スズキの娘!オムラの遺産!ミッドウィンター!ツァレーヴナ!エンジニア!ハッカー!その全部!」

  • 各種装備は平時には格納されており、外見からは人間と区別がつかない。

スペック・武装

  • モーターカワイイをベースに装備の換装・追加が施されており、豊富な火器やテクノカラテで戦う。
  • 人肌に似たオモチシリコンの下には強化カーボンフレームと鋼鉄のボディが隠されている。スリケン程度なら致命傷とならないが、カラテの直撃には耐えられない。

並列AI回路(仮)

  • スズキ・マトリックス理論の実証機である彼女は、複数のAI回路をパッチワーク的に並列することで情動を補い自我を維持している。
    • 各回路が起動すると、右目に「医療用」「戦闘用」「家庭用」の漢字が表示される。
  • 状況に応じ各AIに機体の制御権を明け渡すことが出来、さながらオートパイロットめいてユンコの意志とは無関係に機体を動かす。
  • AI回路制御に際しては擬人化カエル型のAIアドバイザ(カエルAI、カエルOS)がインターフェイスとなる。
  • ニューロン内のトロ成分が足りなくなるとセーフモードとなり、AIを制御出来なくなる。
  • 感情に応じて各回路が回転する(この時は瞳には表示されない)一方、AI回路に自我が引っ張られるような描写もある。彼女の自我は微妙な均衡の上に成り立っているのだ。
  • なおマイコ回路とモーター回路は両胸に格納されている。
 

◆マイコ回路◆

 

◆モーター回路◆

  • モーターシリーズ由来の戦闘用AI。火器管制のほか近接戦闘もこなすが、自動学習機能は搭載されていない。痛覚のON/OFFも可能。オムラ伝統の欺瞞プロトコルも健在。
    • ゼンメツ・アクション・モード
      モータードクロ同様、ニンジャソウルを検出すると対ニンジャ戦を想定したゼンメツ・アクション・モードに切り替わる。
 

◆家庭用回路(仮)◆

  • 家庭用オイランドロイドに由来するAIと思われる。他二つと異なり回路回転描写や物理所在の描写がなく、右目のディスプレイ表示でのみ確認出来る。もしかするとマイコ回路の機能の一つなのかもしれない。作中では食材を前に起動し、調理して見せた。ナイスクッキング!

装備

内臓装備詳細
暴徒鎮圧用小型アサルトライフル右腕に内蔵され、戦闘時に肘から手首にかけてのパーツが展開し出現する。脛に予備弾倉と再装填機構を搭載。ターボアサシンによって破壊され、再登場時はマシンガンが搭載されていた。
超小型ZAPライフル左腕に内蔵された非人道レーザー兵器。廃スシ・バーの戦闘で失われ、再登場時は代わりにマシンガンが搭載されていたが、第3部最終章にて再搭載される。
マイクロミサイルポッド両ふくらはぎから展開し、上から順に射出される。いかなる原理によってかクローンヤクザやニンジャといったソフトターゲットをも追尾する。
小型トーチ肩に格納された照明機器。
小型ナイフ腿に収納されている。作中では調理に使用された。
放熱フィン上腕部、背中、脚部に放熱フィンを内蔵。たびたび排熱している。
サイバネアイ左のサイバネアイは戦闘時には三点ドットの赤外線照準器として機能する。(∴)
ニンジャソウル感知機能その精度はニンジャスレイヤーをも上回り、隠密行動中のシズケサの存在を遠距離から感知して見せた。
物理書籍版より、リアルニンジャは感知出来ないことが示唆されている。
発声機構人間味のある発音機。
「「「ネタバレ作戦、開始!」」」

アーマード・ユンコ

  • ツキヨシ主任らによって設計されたブースターユニットを装着したユンコ。金属と黒い人工膜でブースターを覆ったその姿は優美なるアーマー・ドレスと表現されている。
    • 書籍版では実際に「アーマードレス」という名のユニットであり、潜水ユニットも備えていることが明かされた。
  • 黒いサイバーゴスドレスを思わせる金属片の裾の下には3基の無骨なバーニアが搭載されており、機体表面にはオムラの雷神紋が浮かび上がる。背面部にモーターチイサイも直結可能。
  • あまりにもヘッズの心を鷲掴みにするその姿と展開に、実況タグ上は深夜にも関わらず多くのオムラコールで埋め尽くされた。

テクノカラテ

「カラテ!」

  • 全身総サイバネが生み出す速く重い一撃はニンジャをも圧する。
    • 逆関節駆動、上半身180度回転などの非人間的アクションもこなす。
  • 一方で戦闘用AIの柔軟性のなさが弱点となっている。

スシ・フィード

「……トロ……ヲ…クダサイ!」
「ウウウウウ……ウマーイ……」

  • モータードクロ同様のエネルギー補給システムだが、スシの中で最もニューロン活性化効率の良いマグロ、しかもトロを要求する。
    • 余談だが、モーターシリーズの歩みを見つめてきた殺戮者には「ハイテックの進歩に対する畏敬にも似た小さな驚き」をもたらしている。
  • 複数のAI回路を制御するにはこのトロ成分が不可欠であり、マルチタッパーに入れたオーガニック・トロ・スシを予備バッテリーめいて携帯する。

ストーリー中での活躍

「そんな!ネタバレだなんて!もっとちゃんと格納してください!」
  • 「レプリカ・ミッシング・リンク」は、事実上の主役である彼女の謎を巡る形で物語が進行する。
  • 同話に登場する「ユンコ・スズキ」の正体は、オムラ・メディテック社が開発した暗殺用オイランドロイド「モーターカワイイ」に、生前のユンコの記憶データを記録したニューロチップを埋め込んだものである。父・トコロと共同研究者の知性マグロが記した「スズキ・マトリックス理論」――ニューロチップ素子と義体の融合、その被検体にして唯一の成功例が彼女だったのだ。
    • IRCでのハンドルネームも"JUNKO"を名乗っている。身も心もサイバー、反逆、そして"Junk"のコトダマ。すなわちパンクである。
       
  • 逃亡する彼女はニンジャスレイヤーとナンシーに出会い、自らの正体と父の遺志を確認すべく、彼らの協力を受けながらLAN通信で呼びかける知性マグロのアジトへ向かう。
  • 道中アマクダリ部隊の追撃を受け、満身創痍でアジトにたどり着いた彼女は知性マグロに修理を任せるが、モーター理念の狂信者であるマグロは彼女の意向を無視し、完全な戦闘用ドロイドへと改造しようとする。
  • 記憶を辿り、父が遺した自らのオイランドロイドボディを受け入れる覚悟を決めた彼女はマグロに反逆し、これを殺害。
  • 最後はアジトの警備役だったオイランドロイドの残骸と共に、生き残ったニンジャスレイヤーに拾われてアジトを後にした。
     
  • スズキ・マトリックス理論を巡る一連の事件が一段落した後、高等遊民としての自分、ウゴノシュのツァレーヴナ・ミッドウインターとしての自分とも決別せざるを得なくなった彼女は、日々の糧を得るべく、ナンシーの助手としてエンジニアの勉強をすることとなった。いつの日か、父が本当に目指したものを理解出来る日が来ることを信じて。
  • 恐らくは警備オイランドロイドのパーツを使って元のオイランドロイドボディを取り戻した彼女は、ナンシーが運転するロードキル・デトネイターに便乗し、夜の街へと消えて行った。
     
その後
  • 「ゼア・イズ・ア・ライト」では、ナンシーと共にアマクダリと戦う彼女の姿が描かれている。
  • また、「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」「ノーホーマー・ノーサヴァイヴ」のエピローグ部にて彼女と思しき人物がナンシーと行動を共にしており、時系列を突き止める手がかりの一つとなっている。
     
  • 「オイランドロイド・アンド・アンドロイド」にて本格的に再登場。ナンシーを師匠兼保護者として、ハッカー修行を積みながらナンシーの仕事のサポートもしているようだ。
     
  • 「アマング・ザ・エイトミリオン・スターズ」では、エンジニア・ワークショップから戻った直後、奥のドージョーであられもない姿で倒れ込んでいたナンシーとユカノを発見。汗と熱気とインセンスの香りが充満した、まるで退廃と背徳の電脳ネストのような空間で、熱暴走したマイコ回路と暴走した医療用AIのおかげもあり、IRCコトダマ空間内の深みで自我消滅危機にあった二人を救命するというキンボシを果たしている。
     
  • 「ショック・トゥ・ザ・システム」終盤から「フェアウェル・マイ・シャドウ」では、アルゴスをハックして得た機密データの回収のためミスター・ハーフプライスのセーフハウスへ向かった。そのデータを巡りハイデッカーやアマクダリ・アクシスと激しい角逐を繰り広げ、ナンシーから依頼を受けたレッドハッグとユンコに過去の記憶を引き戻されたシャドウウィーヴの助力を受けて回収に成功した。
  • その後、個人的な動機もありニチョームを支援するためにアルゴスの機密データを活用、アクシスやオナタカミ・トルーパーズとの激しい戦闘の末、スターゲイザーの再生能力を奪い最終的にトラック轢殺爆発四散させカイシャク、ニチョームの勝利に大きく貢献した。アマクダリの撤退後はシャドウウィーヴとの再会を約束して別れる姿が描かれた。
     
  • 続く「アンダーワールド・レフュージ」ではアマクダリの目を逃れるため、ナンシーやミスター・ハーフプライスらと共にツキジ・ダンジョン最深部に潜伏。地上へ出ることすら出来ぬ状況下、10月10日のイクサで負った損傷は未だ修復されていない。
  • アルゴスから潜伏先を隠蔽するためにソウル・ワイヤード状態に陥ったナンシーを救うべく奮闘。自身の処理速度を限界までブーストすることによってタイピング速度を高め、ついにコトダマ空間認識能力者として覚醒、ナンシーの救出に成功した。
     
  • 迎えた決戦である「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」では、ツキジ・ダンジョンにてハッキング中のナンシーらの護衛にあたる。その後キョウリョク・カンケイの艦砲射撃を食い止めるため、アーマード・ユンコとなってネオサイタマ湾へと飛翔。モーターチイサイと共に海中に格納されていたモーターオムラを起動させてコックピットへと乗り込み、キョウリョク・カンケイ艦隊との激闘を繰り広げる。
    • 書籍版ではナンシーにモーターオムラについて教えられるシーンが追加されている。
  • 再定義シークエンスの進行により一時は機能停止に追い込まれたものの、再定義失敗に伴い復活し、最終的にモーターオムラと相討ちの形で艦隊を全滅させ、彼女自身は脱出に成功した。

第4部以降

登場エピソード

 

「ナンシー=サンに任されたからには、守り抜くから安心して」


人物

外見

  • PVCサイバーゴスウェアの上に、オーバーサイズ気味の白衣コートを羽織っている。
    • 「スレイト・オブ・ニンジャ」では、黒いサイバーゴスエンジニアブーツやテックゴーグル等も描写されている。
    • 傍目には相変わらずサイバー・ゴスガールに見える格好をしているようだ。

ワザ

  • フェイスレスをマシンガンと体内に格納された武器で一気に片付けるなど、ドロイドボディならではの高い戦闘能力は健在。
  • ハッキングも一定程度こなせるが、専業ハッカーほどの実力は有していない模様。
    • 「スレイト・オブ・ニンジャ」には「ハッカーとしての腕前は未熟」との記述がある。

「ヤブサメ」スタイル

  • LAN直結と物理タイピングを並行させることにより、速度ポテンシャルを最大限に引き出すハッキングの手法。

ストーリー中での活躍

ネタバレ格納な

一言コメント

「コメント欄って何?あなたは何故ヘッズなの?」
  • そりゃあ遠征から戻っても連絡もしなかったら怒るわ -- 2019-08-31 (土) 05:25:46
  • まぁ仮に政府がきちんと機能していたとしても、役所に書類提出したりしなそうだし、結婚式を手順通り挙げたりしないよね(ウェディングドレス とか絶対嫌いでしょユンコ)。パンクだもん。お互いの関係は二人だけで決める、誰の認可も必要ない! フジキド=サンの許可も要らない! -- 2019-09-01 (日) 02:27:32
  • ユンコ=サンの髪の色はターコイズだがこれはミント色と言ってもいいだろう。余談だがミントの語源であるメンテーにはハデス・ニンジャとの不穏な神話がある。興味のある方はググられたし -- 2019-09-05 (木) 00:01:31
  • 第四部になって何かが足りない気がしていたが、既存キャラの結婚だったか。他の話だと期間が空いての新章スタートで割とある展開だが忍殺は結構なキャラが子供つくれないからなぁ -- 2020-01-26 (日) 19:16:02
  • レイジ=サンが若い弟子、それもコギャルのニンジャ連れて来た時はスゴい怒ったのかな・・・? -- 2020-01-26 (日) 19:46:29
  • フユコ=サンが光りかねないぞ......アイエエエ....... -- 2020-07-04 (土) 01:42:21
  • ナンシー=サンがレイジに対して、新婚早々、嫁を放置なんてお母さん認めませんよみたいなことありそうやなw -- 2021-02-11 (木) 23:53:57
  • ・スレイトでユーロから飛行機でNSに帰ってきて、レイジ=サンがイェテボリ(スウェーデン?)にいるってことはIRCの内容的にも向こうで会ってたんだろうか? -- 2021-03-05 (金) 14:17:56
  • ↑一昨年~去年までのスレイトではネオ・シャンゼリゼでハネムーン()してたから直帰だと思われ -- 2021-03-06 (土) 05:42:53
  • 「あいつは社交性ないからほっといて」の女房感これが大好き -- 2023-11-04 (土) 13:05:22