赤木柄はこ（魁）

型録
	赤木柄はこ(あかぎえ-)		希少度 ★★
	分類
	属性	木	間合い
	種類	短刀
	奥義
	奥義名	裏目千両（うらめせんりょう）
	効果	ランダムに能力値をアップする
公式説明
やることなすこと全て裏目に出る不運の真剣少女。笑いなれていないため笑顔が下手で更に笑えなくなる悪循環に陥っている。 不運な境遇でも最善を尽くそうとする心に共鳴した「赤木柄短刀」と縁を結ぶ。
加入時コメント
あなたが刀匠さんですか？私…赤木柄はこです…あなたといたら私にもいい事があるのかもです…

真剣少女について

• アプリ版リリース時から在籍。
• 奥義「裏目千両」で上がる能力は、攻撃力・防御力のどちらか。
• 不幸属性のキャラだが、台詞にちょくちょく前向きな面も見られる。
• 2020/2/13、お屋敷夢コーデ第二弾として「バレンタイン feat.赤木柄はこ」が期間限定で実装された。
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• 2020/7/16のメンテナンスで、夢コーデ衣装に関連して夢エピソードが実装された。その内容は大変微笑ましいものとなっている。

刀談

こ…この「赤木柄短刀」は日本三大仇討ちのひとつ、曾我兄弟の仇討ちで使われたとされる短刀です。数奇な運命を辿ることになる赤木柄短刀の物語…ぜひぜひ聞いてください…。
親の仇――工藤祐経をつけ狙う曾我兄弟の弟、五郎が、逆に諭されて授けられたのが、この赤木柄の短刀なんです。しかし祐経の思いとは裏腹に成長した五郎はあきらめることなくこの短刀を使って敵討ちを遂げたのでした。メッタ刺しにされた祐経の遺体は、耳まで口が裂けてたそうです…。
五郎が処刑された後は箱根神社に奉納された赤木柄短刀でしたが、江戸時代に曾我兄弟を慕う人々がお布施を包むと、その代わりとして木の部分を削って与えていたために、精緻な彫刻で覆われていたその拵えは大半が失われ刀身も腐食して今は見る影もありません。工藤祐経から授けられた赤木柄の短刀…刀にとってはこれらの話が幸せだったのか、それとも…。

刀の正式名称

現在伝わっているのは「赤木柄の短刀」であったと言うことのみで、刀身も腐食が激しいため詳細は不明。

逸話

日本三大仇討ちの一つ「曾我兄弟の仇討ち」で登場する。

事の起こりは、工藤祐経が叔父・伊東祐親に所領と妻を奪われたことを恨みに思い、安元2年(1176年)10月、狩に出た祐親を待ち伏せ矢を放ち、その矢が祐親の嫡男・河津祐泰に命中して死亡したことに始まる。

河津祐泰の妻・満江御前は曾我祐信と再婚。河津祐泰の遺児である一萬丸と箱王丸(筥王丸)は曾我の里で成長したが、父を殺した工藤祐経への恨みは消えることがなかった。

その後、源平合戦で平家方についた伊東祐親は捕らえられて自害。一方の工藤祐経は早くに源頼朝に従って御家人となっていた。
曾我兄弟は成長し、兄の一萬丸は元服して曾我十郎祐成を名乗って曽我の家督を継ぎ、弟の箱王丸は父の菩提を弔うべく箱根権現社(現在の箱根神社)に稚児として預けられた。

文治3年(1187)、源頼朝が箱根権現に参拝した際、箱王丸は随参した父親の仇である工藤祐経を見つけ、仇討ちを考え付け狙うが、逆に祐経に「あれには事情があったのだ」と諭された上に「赤木柄の短刀」を授けられる。

しかし、箱王丸は仇討ちの心を忘れず、出家を拒否して箱根を抜け出す。そして縁者の北条時政を頼り、烏帽子親(名付け親のこと)になってもらい元服し、曾我五郎時致と名乗る。

建久4年(1193)5月、源頼朝が富士の裾野で盛大な巻狩を開催した時、巻狩りに参列していた工藤祐経が狩りのあと寝所で眠っている所を、曾我兄弟が押し入り、酒に酔って遊女と寝ていた祐経を討ち果たす。
この時、工藤祐経にとどめを刺したのが、かつて祐経が箱王丸を諭し、与えた「赤木柄の短刀」であった。

作風

現存するものの、刀身は腐食が甚だしくその作風を知ることは非常に困難な状態であり、外装である拵えもかなりの部分が失われてしまっている。(拵えが失われた理由は後述)
江戸時代の文書によれば、柄や鞘は木目の美しい紫檀(シタン)製であったそうだ。

歴史

工藤祐経に諭されて渡された「赤木柄の短刀」は、その後、箱根神社に収められた。
現在も箱根神社に現存しており、宝物殿に展示され一般公開もされている。
ちなみに、この短刀の拵えの大半が失われている理由は、当時保管していた箱根神社が資金難で、曾我兄弟の仇討ち話にあやかって、少しお布施を包むとこの短刀の拵えの木の部分を少し削ってお布施してくれた人に分けていたせいである…。(彼女の立ち絵がボロボロなのはそのせいであろう。)

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