シャングリラ・フロンティア本編・設定鍵での名(迷)言、名(迷)場面集、本項は2ページ目です。
誰そ彼の蛇
恐喝× 正当取引◯
「……ええと、その、金策を、ね?」
「……ちょっと待ってろ」
……
…………
おお、いたいた。探したよピーツ君……ハハハ、何故逃げるんだい? 何、流石に何億マーニとか払えません? いやいや毎度毎度有り金全部持ってくわけじゃないんだからさ……で、今いくら持ってる? 全額だよ全額、ほらジャンプして。
…………
……
「9000万マーニあれば足りる?」
発言者:サンラク、イムロン
Yes!! Intelligence!!
仕方ない、秘密兵器を出すしかないようだな……インベントリアオープン、カモン! スーパーインテリジェンスドールユニット・サイナ!
「インテリジェンス」
「鳴き声なの?」
「言語化しなければ私自身がインテリジェンスに押し潰されそうなので」
知性に質量はねぇよ。いやあるのか? 脳味噌の重さとかそういう。
発言者:サンラク、サイナ
ヒロインの本気
「……あの」
「はいなんでしょか?」
と、思案していた火酒夏の肩に手を乗せて話しかけてきたのは、火酒夏が記憶していた頃の姿と比べると随分と可愛らしくなった・・・・・・・・サイガ-0だ。
「その……置いていくのは、良くないと思います……」
「そうですか? あの人そういうのも慣れてそうですし放っておいても追いついて───」「そういう問題ではないです。」
氷の上を滑るようになめらかに、そうではないとサイガ-0が口を開く。
トップクランのメイン火力が新鋭のクランに移籍して殆どギスらない、という中々に珍しい経歴を持つプレイヤー最強の火力を持つ女鬼武者の表情は鬼の仮面で伺うことが出来ない。
だが己の肩へ恐ろしく柔らかに触れる手が逆に不気味さを感じさせる。
「誰かを一方的に利用するのは……良くない、です」
発言者:サイガ-0、火酒夏
金持ち喧嘩せず……?
「あの……サンラク、君」
「あぁ何? 代理で伝える事は全部伝えたし何も問題ないよ」
「いえ、でも……その、酷い言葉を投げかけられていたり、してましたし……」
「レイ氏、一回言い返すより一回通報した方がずっと平和で手っ取り早いんだよ」
殴っていいのは目の前で煽ってくる奴だけだよ、そっちは遠慮なく殴っていい。何故ならそういう事をしてくるアホは言葉で解決しようとすると永遠に決着がつかないから。画面越しなら動物の鳴き声だと思った方がいい。
掲示板への書き込みとは、即ち自分も「鳴き声」を叫んでいるに他ならない……程よく無視して程よく受け止めようねと武田氏も言っていた。
まぁ武田氏沸点低いからすぐレスバトルするけど。
発言者:サンラク
蛇に睨まれた……え、逆?
「お前は慣れたもんだなウィンプ」
「だって、まいあさやってくるし………」
「え、毎朝来てるんです?」
「じっと見つめると、メニューが増える………重宝」
おい、体良くタカられてるじゃねーかお前。それでもユニークモンスターの端くれか、でも幼女先生は控えめに言って最速最強なので仕方ない。あれスキルで思考速度上げないとマジで認識できないからな。俺も俺で毎回会うたびに速度検定が始まるから、その度に飯を掻っ攫われドリンクを掻っ攫われデザートは丸ごと持っていかれる………うん、俺も体良くタカられてたわ。
発言者:サンラク ウィンプ ティーアス
完璧な証明 ~実力は全てを解決する~
「朝飯にしては時間が早くないですか先生」
「……早朝食」
なんてことだ、自分の無知を恥いるばかりだ。俺は今まで朝食こそが一日の食事のトップバッターだと思っていたがまさかさらにその前が存在したとは……………
いやそうはならんだろう。でもなってるから仕方ないね、説得力は実力に付随する。
であれば幼女先生というキャラクターがいる限り早朝食こそが真のファースト・イーティングなのだ…
発言者:サンラク ティーアス大先生
手遅れ
「おい」
「はい」
「グラスに触れずにストローで飲め」
「なんてこと言うんだテメーは!」
「やっぱそういうことかよ死ねや!!」
そういうことかよ! 見損なったぜ! いや評価変わらないから見損なっても無効化してきやがる! なにそのステータス最低値だからステータスデバフ受けても実質無効化みたいな!! うーわこいつマジかうーわ!!
「キモいっ! それは流石にキモいぞ! 最低だぞお前っ!!」
「ぬ………っ! む………っ!!」
「照れて目を背けるな変態! 現実を直視しろ変態!!」
「あの、ツチノコさん」
「変態! 変態!! ……何!?」
「そんくらいにしてやってくれませんか………サバさんがちょっと取り返しのつかない扉開きそうだから」
は?
発言者:サンラ子 着せ替え隊メンバー
命砕ける
「一体何が………って、」
何がどうなってるんだ。
目の前のサミーちゃんさんはもう、絶句する程に無惨な姿に変わり果てていた。全身からダメージエフェクトが噴き出し、無傷な場所を探す方が難しい。
身体が縮んだのかと錯覚するが、事実は尻尾や身体の一部が物理的に無くなっているから。
何よりも、頭部が……なんなんだこれは、一体何をどうされたらこんな酷いダメージを受けるんだ。いっそ袋叩きにされた方がまだ綺麗さっぱりミンチになれる。
「くっ、待てサミーちゃん。回復アイテムならインベントリアの中に腐るほどある……!」
エリクサー、そうだエリクサーだって常にストックはあるんだ。クソだ、誰だよインベントリアにアホほどアイテム詰め込んだのは!!
「…………」
「待て待て待てまだ死ぬな食いしばれサミーちゃん、焦げた肉の塊になった"傷だらけ"だって全回復したんだから両目が抉れてたって誤差だよ誤差……!」
あった! ミスティックソーマ! 愛してるぜエリクサー!!
「よしサ───」
苛立つ程に出現が遅く感じるアイテムの瓶を握り潰さんばかりの力で掴んだのと、逆の手に冷たい鱗が触れたのはほぼ同じタイミングで。その感触が、ほんの僅かに俺の動きを止めてしまった。
「~~~~~っ!」
もはや目線を動かすよりも先に回復アイテムを掴んだ右手をフルスイングでサミーちゃんの方へと投げつける。
だが、追いついた目線が見たものは地面にぼとりと落ちた牙二つと皮三枚……そして、地面に落ちて割れた回復アイテムだった。
発言者:サンラク、サミーちゃん
曇天に沈む
「命乞イは無くテいいノネ?」
「ご、ぁ………っ!?」
既に射程距離まで近づいていた無尽のゴルドゥニーネが放った毒の剣がサンラクの胴を貫いていた。
「クソ…………」
奇跡は二度起きない。もしそれを起こせる者がいたとしたらそれは「勇者」しかいない。
───そうして、プレイヤーは皆殺しにされた。
発言者:サンラク、無尽のゴルドゥニーネ
暗殺者の帰還
それを止められるだけの勇気を持つ者はいない。サバイバアルですら、サンラクを無理に止めることなく見送った。
「クッ、ククククク……」
「サ、サバさん?」
「あん? なんだよ」
「いや……いきなり笑い出したもんだから……」
「あぁ、気にすんな。思い出し笑いだ」
懐かしい顔を見た。
見間違えるはずもない、「バイバアル」はあの目に何度も殺されてきたし何度も殺してきたのだから。
発言者:サバイバアル、ティーアスちゃんを着せ替え隊
代償という名の別れ
「知ってるか「俺」、銃弾は剣より射程がある」
そして顔面から派手にイった影サンラクの無防備な後ろ姿に叩き込んだ弾丸は、思考と挙動の両方を加速させた「全盛期」の俺を再現した影サンラクでなお対応の隙を与えることなく、至極あっさりとその身体を撃ち抜いた。
「………はぁ」
こんな、こんなクソチョロい戦闘をサボっただけであのザマか。
タイムマシンを手に入れたらやりたいことランキングが大きく変動したな……
発言者:サンラク
これから始まる大饗宴、ひしめきあって……
「群れろ雑魚共!! 食事の時間だァーーーッ!!」
と、ここで"緋色の傷"が追いついてきた。オードブルとしてお出しされた知らない人が二号人類故になんの腹の足しにもならない寒天以下のゴミだったことで、もはや俺への怒り以上にのこのこやってきた餌共へ捕食者として血走った目を向ける。
どうやらトレインの狂乱にノってきたモンスター達もここに来て気づいてしまったらしい………あの知らない人は哀れに逃げる餌などではなく、己らを食卓の皿に連れて行くハーメルンの笛吹だったのだと……
「しゃあねぇ、どちらにせよデカブツは時間効率が悪いから俺の腹には収まらない。くれてやるよ……最終ラウンド前のインターバルだ、最後の晩餐は豪華にしなきゃなぁ!!」
俺は謙虚で少食なのでディノトリアシクスとディノラプトル辺りの小粒で十分だからサ………欲しいのはでかい肉の塊じゃなくて積み上げた屍の総数だ!!
発言者:サンラク
紅き宿敵に別れを
どれだけ死から遠のいても、決して逃げ切る事は出来ない。
百万の体力も、傷を上回る癒しを齎すリジェネも完全無敵の攻撃耐性も………HPがゼロになれば死ぬ。命とはそういうものだ、どれだけ強くなろうと無に抗うことは出来ない。無くなってしまえばそれで終わり。
「さよなら、"緋色の傷"」
あの爆発を生き延びるためにエリクサーは使い切っちまったんだ。もう助けられないし、もう助けない。
あるいは第二第三のドラクルス・ディノサーベラス"緋色の傷"が今後生まれるかもしれない。
それでも、貪る大赤依を相手に共に戦ったこいつはここで終わり。別れを悲しむには死を願い過ぎた……それでも、勝利を叫ぶよりも先に出たのは別れの言葉だった。
僅かに呻くような唸りを上げて、一度だけ大きく震えて、その巨体から力が抜けて………北風に流された雲の切れ間から僅かに覗く夜明け前の薄明に照らされて砕け散る。
それがこの死闘の最後であり……ドラクルス・ディノサーベラス"緋色の傷"の最期だった。
発言者:サンラク
夜明け
「復讐しようぜウィンプ」
「ふく、しゅう……」
「力がないなら鍛えればいい、それが嫌なら頭数を増やせばいい」
昇る暁光を背に浴びて、俺はウィンプに宣言する。
「戦争だ」
「せんそう……」
「何もかもを巻き込んで盛大に仇を討とう。そんで全部終わったら世界で一番立派なサミーちゃんさんの墓を作ってやろうぜ」
行手を阻む敵も、龍蛇も、なにもかも! 道を切り拓いて突き進む! それが俺達開拓者の使命ってもんだ。
差し伸べた手、泣き虫の蛇は日陰の中でそれを見つめている。そして、未だ恐る恐るといった様子だが…………
「……もういちど、しんじていいの?」
「当然だ。あとついでにお前も鍛える」
「う゛………ぐすっ、じょうとうよ」
弱々しくても確かに差し伸べた手は、日陰から立ち上がり踏み出した一歩と共に確かに掴まれた。
発言者:サンラク、ウィンプ
間章:烏合の衆とて同様に向き歩けばさながら地を這う龍の如く
戦士の生き様
「部長。先日申請した通り、有給消化させていただきます」
「楼堂君、君この師走の忙しい時に有給ってさぁ………」
「部長、有給取ってる間はPCと携帯端末が多分壊れるので・・・・・・・連絡をいただいても気づかないです」
「いやあのね楼堂君、他のみんなの負担が増えるワケでさ……」
「部長」
「うん、何かな?」
「大晦日までゲロと涙と恨み言をとめどなく垂れ流しながら仕事する同僚と一緒に仕事する方が負担だと思いませんか」
「………………………」
「自分が目を通さないといけない箇所は全て目を通しました。あとは他の方の担当です……では部長、良いお年を」
疲労で泥のような目をした眠れる獣が今、社会的かつ感情的評価を犠牲に万全の睡眠時間と満ち満ちたメンタリティによる徹夜を以ってシャンフロの世界へと降臨する。
発言者:楼堂 丈二、部長
ただ『君』を求めてる
「……あはっ」
差出人の名を見た瞬間、またどうでもいいプレイヤーからのメールだと判断した己を自ら嘲笑いながら、その顔に信じられないほど華やかな笑みを浮かべる。
「いいよぉ、私は君のためならなぁんだってしてあげる。私はいつだって君の都合に良く動いてあげるからねぇ……ふふっ、ふふふふふ……」
より深く、強い繋がりを。願わくば、彼が現実あちらよりも現実こちらを優先してくれるように。
彼女は彼に追いつく、他でもない……その隣を、我が物とする為に。
発言者:ディープスローター
心の負債は返済を
「いいかターザン、復讐は最高のメンタルセラピーだ。世の中の道徳やらなんやらは復讐は何も産まないだの虚しいだの言うがそんな事はない。本当にそれが絶対の真理なら仇討ちなんて言葉があるはずがない」
道徳を鼻で笑い、嘴の奥から紡がれる言葉がシユーの心の奥底で消えかけている炎に染み込んでいく。
「復讐はマイナスをゼロにする為にやるんだ、これを済ませておかないと永遠に心の中に負債が残り続ける……仮にシユー、あんたが一切関わる事なく無尽のゴルドゥニーネが斃れたとしよう。あんたの心の中に達成感が来ることは無いぜ、残るのは足の無いお嬢様と敗北の苦い味だけだ」
(中略)
「……色々言いたいことはあるけれど。ありがとう……サンラクさん。NPCにこんなに熱中してるのは、滑稽かもしれないけれど……今の僕は、君に命の恩人と同じくらい感謝しているよ」
拳に、拳がぶつけられる。己の拳に響く衝撃の強さに、半裸の鳥頭は楽しげに喉から笑みの音を漏らす。
「俺の知り合いにもNPCにガチって人間関係自分で爆砕した奴がいる……誇示する事じゃあないが恥じることでもないさ。シユー、楽しい復讐にしようぜ」
発言者:サンラク、シユー
私の名前は
避けられない激突
「意見を変える気は無いのかよ、戦友よ……」
「……生憎だが、こればかりは……無い!」
最後通牒の突きつけ合い。あるいは親友になれたかもしれない二人は、痛いほどにわかる共感をそれでも押さえつけて、己の得物を構え直す。
(中略)
「俺が勝ったならば……協力してもらうぞ、同胞!」
「負けても恨みっこ無しだ、未練を捨てる準備をしておけ……戦友!」
因縁は決着によってのみ、終わる。ただ一人の女性を巡り、二人の戦士はぶつかり合う。その魂プライドにかけて……叫ぶその名は、
「竜魂解禁……」
「真説解炎……」
大いなる竜の、真なる名前。
「───【ガリバー】!!」
「───【トマホーク】!!」
発言者:サンラク、ガル之瀬
俺たちの根性焼きが帰ってきた!
「4ぴ……………あれ? シないの?」
「強化中で手元に無いんだよ黙っとけ……」
「ボーナスタイムFooooo!」
「CHR:CFK」
「何そっつぁ根性焼きィィィィィ!?」
これぞ最近創作意欲が暴走し過ぎて金もアイテムも何もかも枯渇しているイムロン作、クリムゾン・ヒートライザー:コンバットフュージングナイフ! あまりに長ったらし過ぎたので頭文字だけ並べてCHR:CFK! それでも言いづらいので通称「根性焼きナイフ」である!!
イムロンがアラドヴァルを見ているうちに同系統……つまり刀身に触れるだけで金属を溶かすような灼熱の武器を作ろうとした副産物。片手剣よりもなお短いが故に使い道が少ないと嘆いていたが……うーんいい火力、アラドヴァルの代用として買い取ってて良かったぜ。
「い、痛いよ……ううん、でも分かってる。サンラク君は本当は優しいもんネ……私分かってるよ……」
「DVの現実を受け入れない若妻のフリはやめろ、これはただの純然たるバイオレンスだ」
「そこは謝りながらそっと抱きしめるところだよ! ねぇ! アナタ!!」
「眉間!」
「回避!」
発言者:サンラク、ディープスローター
魂の故郷
俺が見せた蜘蛛、百足、蠍の武具を見て迷わずそう答えたカローシスUQの異様なオーラになんとか呑まれないように気を引き締めつつ、話を続ける。
「いやまぁ、丁度キャッツェリアへのルート上にあるから……それに」
「それに?」
「サバイバアル、お前ならきっと気にいると思うぜ?」
ちと毒の濃度と爆風が激し過ぎるが……あそこの風は孤島にちょっと似ているから。
発言者:サンラク
命は買えないが
「ビークルライセンスを上げて作ったんだ、樹海には向いてないけどこういう広々としたフィールドがあるなら作って損はないからね」
「ビークルライセンス」
「まぁ、自動車免許みたいなものですよ。一徹すれば余裕です」
「徹夜を通貨が何かと勘違いしておられない?」
発言者:サンラク、カローシスUQ
にぎりしめるのはわたしの「憧憬」
並べられた武器の中で一番大きい剣を軽く素振りして、一通り全ての武器を試してみたウィンプは二分ほど悩み……そして、その武器を手に取った。
「これ。これにするわ」
「……双剣? なんで? 日本刀じゃなくて?」
「いい加減にしないと全裸で海のモンスター達のところに出前配達に行ってもらうぞ」
「料理が自分で歩いていくのか」
何故、と問われたウィンプは大した能力も付与されていないただの鉄の塊を二つ握りしめながらとある言葉を思い出す。
自らを卑下して己よりも上の存在に「恐怖」するならば、言い換えればそれは自分の先を行く背中に向けた「憧憬」で。
だから、その言葉はウィンプというキャラクターにとってはどれだけ気取っていようが記憶されるだけの価値があるもので。確たる決意を目に宿した白い蛇は、ある人物から受け売りを口にする。
「───どれだけあいてがつよくても、かつまでなぐればかてる。そうなんでしょ?」
発言者:ウィンプ、仇討人あるいは【ティーアスちゃんを着せ替え隊】
新技を習得した(なお使い道は極めて限られる)
「おいちょっと後ろ向け」
「またぁ? もう、旺盛なんだから……」
ニマニマしながら後ろを向いたディープスローターに足音を立てずに近づき、顔をその耳元に近づけ……
喰らえ、岩巻さん直伝「どの乙女ゲーでも毎回このシチュエーションに遭遇してきたのでぶっちゃけ最近は何の感動も得られなくなってきたけどそれはそれとして初見だったらまぁまぁ破壊力高いよね後ろから耳元で呟くタイプのウィスパーボイス」!
ラブクロック鬼周回してる時、ヒロインの一人が後ろから声をかけてきた瞬間走りださないとピザエンドになるので俺もその気持ちちょっと分かります!!
「───悪い子だ。そんなに俺を困らせたいのか? 仔猫ちゃん」
「んに゛ッ」
ディープスローターの身体が一瞬なんかバグったのかと錯覚するような硬直、そしてふらふらと千鳥足でベッドへと歩いていくと、ぱたんと倒れて動かなくなった。
「なるほどサバイバアル、こういうことか!」
「いやそういう意味じゃねぇ」
サンラク は 新技 を 習得 した !
発言者:サンラク、ディープスローター、サバイバアル
備えよ。胎動する眷属は刻々と
「おめぇさん達……用心しなぁよう。命タマァ張る覚悟をぉ……命タマァ守る覚悟をぉよう……」
───白き大壁の版図は留まるを知らず
───黒き大繊の決闘は砂塵の中にあり
───青き大群は案ずる事なかれ
───赤き大依は再び飢えに目覚め
───緑の大宮は討たず追え
「何度でも繰り返すぜぇ? 白き神を、来たる玉座の災厄にぃ……備えな。それが俺等おいらぁからの、警告だぁ」
発言者:ヴァイスアッシュ
ユニーク殺しだからこそ
「お前はやたらにユニークに関わってるから変に優先順位付けるのが良かねぇな。俺なんか最初に試験を見た時点でもうクリア最優先くらいの気持ちだったぜ」
「ジョブの内容は?」
「おおよそ仇討人の単純上位互換って感じだがちと条件付き・・・・になる………いや、そうだな」
何故かいきなり話すことをやめたサバイバアルはにやり、と悪そうな笑みを浮かべると……こう言いやがった。
「そういうのは自分で見るもんだよなぁ? 先に誰かからネタバレされるんじゃなくてよ」
「………言うじゃねーか」
発言者:サンラク、サバイバアル
虫と魚の名前は覚えようね!
「もうちょっと待てば朝だよサンラク君! 朝チュンしようよ朝チュン!!」
刺して、回す。
「心も体もアンロックだよぉ! 臓物まで愛して……っ!」
「いや施錠したんだが」
「お前は俺だけのもの……ってコト!?」
ダメだこりゃ、無敵モードだこいつ……最終手段だ。
不意打ちで耳元に顔を近づけて……
「Chalcosoma moellenkampi……」
「ひゃあぁ」
やはり耳元で囁かれるのに弱いのか、すこーんと腰が砕けたディプスロに俺は無言で拳を突き上げ勝利のポーズ。
ちなみにChalcosoma moellenkampiはモーレンカンプオオカブトの学名でありモーレンカンプオオカブトはコーカサスオオカブトやアトラスオオカブトと同じカルコソマ属で共通してやたら気性が荒い傾向にある。ウチの母は甲虫同士で戦わせるのはあんまり好きではないが幼い頃に母の飼育ケースからパラワンとモーレンカンプを戦わせた時はなんかもう色々凄かっ(以下略)
発言者:サンラク、ディープスローター
漁夫の利
「硬いものを破壊したいなら同質のものをぶつけるのが一番手っ取り早いでしょ。両方とも敵勢力なら万々歳、漁夫って賢い生き方してこうよカッツォ君」
停戦協定で買収したサンラクをオイカッツォにぶつけて両者が疲弊したところで「ごめーーーーん!不思議なことに何故か都合よく唐突に特定の期間の会話内容について記憶喪失になっちゃったーーーーーー!!」と叫びながら爆弾を投下して二人を爆破した直後の台詞
発言者:???(中の人:天音 永遠 )
あんたほどの人物がそう言うなら
・「屏風ノ虎」
いや別に元々私が手に入れたわけでもないしシステム上も事実上も共有という形にはなっているけど、正直に言わせてもらうと私の方がペンシルゴンやオイカッツォ……サンラクよりも上手く使える自信があるしいや本当に独占する意図は無いし入手した三人へのリスペクトも欠かしたことは無いんだけど情報通りなら私がこれらの武装を保持しておくことによる戦略的な効果は無視しきれないものであって………あっ、ならこれならどうだろう。私が白虎と同じコンセプトの戦術機を作る、もちろん製作費はこちらが持つし一切の妥協はしない。
というわけで紹介するのがこちら「屏風ノ虎」。白虎が搭載する物質の吸引と排出を自身のエネルギーで代用することで推進力及び射撃力の再現に成功した傑作機で、本体搭載の武装を削除する代わりにリアクターチャージャーを搭載することで本来はリアクターの稼働時間を延ばす機能をある種の弾倉のような役割を担わせる。これによって本体稼働時間を減らさないまま高いパフォーマンスが発揮できる。うん、白虎が無くても大丈夫。本当本当。私嘘つかない。(ここまで四呼吸)(オイカッツォは納得した)
発言者:ルスト(聞き手:オイカッツォ)
友人の友人はほぼ他人
ただやみくもに殴ってどうにかなるものなのだろうか、とその圧倒的すぎるサイズに不安になっていたオイカッツォであったがそんな不安を晴らしたのは身近にいた人物だった。
「俺に案がある」
「なにか知ってるの?」
「いいや………”象牙”のところで色々調べてたんでな。英才教育って奴さ、俺ぁ今この瞬間も性癖の中に生きている……!」
何もかもが狂っている、その言葉をギリギリで呑み込めたのはまだエターナルゼロが気心知れた友人の枠に到達していないからだろう。友人の友人は八割くらい他人と相場が決まっているのだ。そしていま、残る二割の関わりを悔いているのだ。
発言者:エターナルゼロ、オイカッツォ
君をなんとなく殺しに来たんだ
(前略)
「でも実は悪いのは僕じゃないんだ」
「……え?」
肯定して、即座に否定する。手のひら返しにしても早すぎる振る舞いに思わず惚けた声を出すヒイラギ。もしや裏に己のPKを依頼した者がいるのか、と身構えたヒイラギだったが……さらに続いた言葉は予想外、というよりも理解の外にあるものだった。
「天がやれって言ったから」
「………んん?」
てん、Ten、点? 貂テン?
「えっ、と………そういう名前の、プレイヤー?」
「ううん、天だよ。スカイ」
くいっ、と刀を突きつけながらも京極が指差したのは上……空だ。
つまり京極の言葉を額面通り受け取るなら、空から「ヒイラギをPKしろ」と言われて京極は襲いかかってきた、ということになる。
それはもう………依頼を受けただとか恨みがあったとか利益を求めてだとかそういう話ではなく本当に"なんとなく"殺しに来た、ということではないだろうか。
(後略)
発言者:京極、ヒイラギ
編集依頼コメント
- 項目分割要請があったので分割しました。「誰そ彼の蛇」以降の本編はここに記述してください。設定鍵は前項目で。 -- 2021-02-13 (土) 23:27:19