概要
狂気の地下室は、これまでに複数のデイドラ公に仕え、それによって利益を得た数少ない存在の一人であると言われている、悪名高い狂乱の建築家の傑作である。彼の「奉仕」に対して受けた報いは、野蛮で恐ろしい推測の問題に過ぎない。
非DLCグループダンジョンは、最も低レベルから参加できるダンジョンは5ボス体制で、そのほかは6ボス体制が基本。それに対して、このVaults of Madness(狂気の地下室)はボスが8体も存在する。
長いダンジョンは不人気な傾向があるけれど、狂気の地下室はむしろ人気の高いダンジョンといえる。オブリビオン空間の特色を生かした、浮遊大陸的なダンジョン構造が面白いからだろう。
このダンジョンの欠点は、ダンジョン固有のクエストのテンポの悪さ。クエストクリアにNPCとの会話が必要になるが、途中のボスを倒してから会話できるようになるまでの時間が長いカ所がある。クエストをやるときに、パーティーメンバーに事前に宣言しておく人も見かける。
また、ロード画面で表示される画像が、ノーマル難易度とベテラン難易度で少し違う。
地図
攻略
第一ボス The Cursed One(呪われた者)
Wraith(レイス)タイプのボス。
弱そうな見た目の第一ボスだからといってなめてはいけない。超強力な初見殺し攻撃が一つ用意されている。このボスが、このダンジョンで最も多くのプレイヤーを殺していると思われる。
攻撃
- ボスへのダメージを攻撃力に転換する照射
- 「我の痛みを知れ!」のセリフとともに、ランダムなプレイヤー 1人にボスの右手から水色の照射をする。
とても重要な点として、照射されているプレイヤーが受けるダメージは、照射中のボスが受けるダメージに比例する。
照射中はプレイヤー全員が攻撃を止めればいいのだが、自動編成のパーティーの場合はそんな器用なことは難しい。ほとんどの場合、照射されたプレイヤーは瞬殺される。
やられてみると分かるが、味方が手加減しないと本当に瞬殺なのでヒーラーも助けられない。ベテラン難易度で誰も死なないでクリアの実績を取るときの最大の敵となる。
逆に言うと実績を考慮しなければ一人死ぬ事を織り込んでさっさと殺せるため、自動編成のパーティであればいちいち攻撃を止めたりする必要はない。
- 「我の痛みを知れ!」のセリフとともに、ランダムなプレイヤー 1人にボスの右手から水色の照射をする。
- 妨害可能な氷の竜巻
- レイスタイプの敵の多くが使ってくる攻撃。妨害可能な詠唱の後に氷の竜巻を放つ。
食らうと下半身が凍り付いて移動できなくなる。この状態は打破では抜けられず、ロール回避で脱出する必要がある。
- レイスタイプの敵の多くが使ってくる攻撃。妨害可能な詠唱の後に氷の竜巻を放つ。
第二ボス Ulguna Soul-Reaver(ウルグナ・ソウルリーパー)
Harvester(収穫者)タイプのボス。
第一ボスのすぐ次の空中広間に居る。第二ボスとの戦闘を始めると、ボスエリア手前の通路が燃えてダメージ床になる。ほかのプレイヤーが追いついていない状態で戦い始めると味方を焼いてしまう。
ベテラン難易度だと、継続回復スキルを使いつつ走り抜けないとDPSやヒーラーが死ぬレベルのダメージなので少し注意が必要。
攻撃
- 魂の拘束
- ボスがランダムなプレイヤーの方向を向いて4本の腕を前に突き出す。狙われたプレイヤーから青い魂のようなものが吸い取られ、空中に浮かされて拘束されてしまう。拘束されると何もできず、自力では脱出できない。
プレイヤーが拘束された直後から、ボスエリアの周辺からボスに向かって回復オーブ Feast(フィースト)が移動してくる。プレイヤーを解放するためには、フィーストを四つ破壊する必要がある。
この攻撃は照射タイプではないので、ボスは攻撃後に自由に行動できる。タンクやヒーラーが拘束されると危険なので、素早く解放したい。
- ボスがランダムなプレイヤーの方向を向いて4本の腕を前に突き出す。狙われたプレイヤーから青い魂のようなものが吸い取られ、空中に浮かされて拘束されてしまう。拘束されると何もできず、自力では脱出できない。
- 炎の波
- ボスの正面から斜め前の方向に、地面を走る青い炎の波を放出する。タンクが、ボスをほかの味方の方に向けなければ問題ない。
- 強撃(魔法弾の直射)
- ボスがランダムなプレイヤーの方向を向いて、黄色い集中線を出しながら右手を差し出すような動作で青いオーブを放つ。ロール回避で避けられる。
第三ボス Death's Head(デスヘッド)
Bone Colossus(骨の巨像)タイプのボス。
ボスエリアで雑魚敵との戦闘を開始するとボスが奥の通路から歩いてくる。
攻撃
- 突進
- ボスが中腰で構えると、突進する方向にマーカーが展開される。一定の距離を走るか壁に当たるまで突進を続ける。走った跡に約9秒間持続するダメージ床を残す。
タンクの挑発でボスの向きを調整して、突進の方向を制御できる。
- ボスが中腰で構えると、突進する方向にマーカーが展開される。一定の距離を走るか壁に当たるまで突進を続ける。走った跡に約9秒間持続するダメージ床を残す。
- 踏みつけ
- ボスの向いている方向に円錐状のマーカーが展開されて、約2秒後にボスが右足で地面を踏みつけて攻撃が行われる。
- スケルトン召喚
- スケルトン(蘇りし死者)を3体、ボスの近くに召喚する。
第四ボス Grothdarr(グロスダール)
Flesh Atronach(肉の精霊)タイプのボス。
第二ボスのときと同じように、ボスとの戦闘を始めるとボスエリア手前の通路が燃えてダメージ床になる。
攻撃
- 移動し続ける溶岩の軌跡
- 戦闘開始時にボスが火の玉を二つ地面にまく。それが移動し続ける二つの溶岩の軌跡になる。自分の居る方向に進んできたら避けよう。
- 右フック
- ボスが両腕を広げると、ボスの向いている方向に円錐状のマーカーが伸びて、約2秒後に右フックを繰り出す。
- 強撃
- ヘイトを取っているプレイヤーに、胸を突き出しつつ両腕と頭を後ろに引いて力をためてから左腕を上から振り下ろす。
この攻撃は独自の効果音を持っていて、ガコンと金属が鳴る音がする。
- ヘイトを取っているプレイヤーに、胸を突き出しつつ両腕と頭を後ろに引いて力をためてから左腕を上から振り下ろす。
第五ボス Achaeraizur(アチャエライズル)
Daedroth(デイドロス)タイプのボス。
ボスエリアには雑魚敵が散らばっているが、部屋の奥に居るボスへ一直線に接近すれば、雑魚敵の大半を参戦させないで済む。
結局は雑魚敵も全部倒すことが多いので、引き寄せスキルでボスのそばに雑魚敵をどんどん引っ張って、範囲攻撃でボスと一緒に焼いて時間を節約する戦術もある。
攻撃
- 炎のブレス
- デイドロスタイプの敵の多くが使ってくる攻撃。円錐状の範囲にブレスを吐く。
- 妨害可能な4Way弾
- 妨害可能な詠唱後に地面を踏みつけて円形範囲攻撃を前方4方向に放つ。
- 火球直射&ダメージ床
- ランダムなプレイヤー 1人を狙ってボスが口から火球を直射する。火球の着弾地点で16秒ほど持続する半径2メートル程度のダメージ床を生成する。
ボスが自分の方向を向いたら、ロール回避で火球を回避できる。
- ランダムなプレイヤー 1人を狙ってボスが口から火球を直射する。火球の着弾地点で16秒ほど持続する半径2メートル程度のダメージ床を生成する。
第六ボス The Ancient One(いにしえの者)
Watcher(監視人)タイプのボス。
ボスエリアに到達すると奥の階段から降りてくる。
攻撃
- ビーム
- 体を丸めてからボスの正面から斜め前の範囲に緑色のビームを放つ。タンクが受ける分には特に問題にならない。
- 強化
- ボスの残り体力が少なくなると範囲攻撃のダメージが上昇する。
- 回転攻撃
- 回転しながら体を丸めてから触手を展開してボスを中心とした範囲攻撃を繰り出す。範囲が広く、近くに居るとだいたい食らう。範囲のマーカーは表示されない。
ベテラン難易度でDPSやヒーラーが食らった場合に、ボス通常時は体力の三分の一程度、ボス強化時は体力の半分程度のダメージを受ける。攻撃を避けなくてもヒーラーの回復で十分対応できる。
- 回転しながら体を丸めてから触手を展開してボスを中心とした範囲攻撃を繰り出す。範囲が広く、近くに居るとだいたい食らう。範囲のマーカーは表示されない。
第七ボス Iskra the Omen(不吉なる者イスクラ)
Daedric Titanタイプのボス。
攻撃
- 直線ブレス
- ESOでは珍しい『モンスターハンター』シリーズのような直線ブレス。ランダムなプレイヤーの方向を向いて、上半身を反らして勢いをつけてから直線ブレスを吐く。直線状に多数の円形ダメージ床が約20秒間残る。
ボスが自分の方向を向いたら横に移動すれば避けられる。
- ESOでは珍しい『モンスターハンター』シリーズのような直線ブレス。ランダムなプレイヤーの方向を向いて、上半身を反らして勢いをつけてから直線ブレスを吐く。直線状に多数の円形ダメージ床が約20秒間残る。
- 着地の衝撃
- ボスが飛び上がると円形のマーカーが広がり、約2秒後にボスの着地の衝撃で範囲攻撃が行われる。範囲は半径12メートルほどで広いが、威力は見た目ほど高くない。
プレイヤー全員がボスの近くに居る場合、垂直に飛び上がって同じ場所に着地するが、実はプレイヤーを狙った攻撃になっている。ボスから離れているプレイヤーが居ると、そこを狙って着地することもある。
- ボスが飛び上がると円形のマーカーが広がり、約2秒後にボスの着地の衝撃で範囲攻撃が行われる。範囲は半径12メートルほどで広いが、威力は見た目ほど高くない。
第八最終ボス Mad Architect(狂乱の建築家)
範囲攻撃の演出が非DLCグループダンジョンでいちばんカッコイイ最終ボス。
Crypt of Hearts I(ハーツ墓地1)の最終ボスのIlambris-Zaven(イランブリス・ザーヴェン)と同じく、魔方陣の中央から移動せず、魔方陣の大きさに合った範囲攻撃をしてくる。
現在は、範囲攻撃の予兆の演出の一部がバグ(?)で表示されない(PC版)。
ベテランハードモード:
ジャンプしてボスエリアに到達した地点に置かれているスクロールを読む。
ボスの体力: ノーマル 1.5m、ベテラン 4.7m、ベテランハード 5.4m
攻撃
- アンデッド召喚
- アンデッドの雑魚敵を召喚する。最初はZombie(ゾンビ)とReanimated Mage(蘇生した魔術師)だけ登場する。その後、ゾンビ + 蘇生した魔術師 + Reanimated Monstrosity(蘇生した怪物)、ゾンビ + 蘇生した魔術師 + Reanimated Atronach(蘇生した精霊)のパターンになる。それほど脅威ではない。
蘇生した怪物は骨の巨像タイプで、スケルトン(蘇りし死者)を3体召喚するので多少面倒くさい。
- アンデッドの雑魚敵を召喚する。最初はZombie(ゾンビ)とReanimated Mage(蘇生した魔術師)だけ登場する。その後、ゾンビ + 蘇生した魔術師 + Reanimated Monstrosity(蘇生した怪物)、ゾンビ + 蘇生した魔術師 + Reanimated Atronach(蘇生した精霊)のパターンになる。それほど脅威ではない。
- ダメージ床設置
- 半径約2メートルのダメージ床を設置する。そこからスケルトンたちの上半身が現れ、プレイヤーを地面に引き込むような動作を15秒ほど続ける。
- 魂の噴出
- ボスが力をためてから両腕を横に開いて、周囲に紫色の風圧を放つような動作をすると、ボスエリア周辺のかがり火が燃える(現在はバグ(?)でかがり火は機能していない)。次に、ボスが両手を上に上げた後に振り下ろすと強烈な光を放つ。
その直後に魔方陣の地面から無数の魂が噴出して天に昇る。魔方陣の範囲がダメージ床になって約7秒間続く。
ボスが光った時点で後方にロール回避するなどして、魔方陣から降りよう。知っていれば、周囲に風圧を放つ動作に気付けるので避けやすい。
- ボスが力をためてから両腕を横に開いて、周囲に紫色の風圧を放つような動作をすると、ボスエリア周辺のかがり火が燃える(現在はバグ(?)でかがり火は機能していない)。次に、ボスが両手を上に上げた後に振り下ろすと強烈な光を放つ。
- ボスの近く以外全体攻撃
- ボスが力をためてから両腕を横に開いて、周囲に風圧を放つような動作をするところまでは一つ上の攻撃と同じ。こちらは両手を振り下ろすのではなく、体の前で杖を保持する。すると、魔方陣の範囲に紫色のドームが生成される。
ドームが生成されてから約2秒後にボスが両腕を広げると、背景のステンドグラスが砕けてドームの外に浮遊する。ドームの範囲の外がダメージ床になって約9秒間続く。攻撃が終わると周囲の破片が背景のステンドグラスに復元される演出がカッコイイ。
- ボスが力をためてから両腕を横に開いて、周囲に風圧を放つような動作をするところまでは一つ上の攻撃と同じ。こちらは両手を振り下ろすのではなく、体の前で杖を保持する。すると、魔方陣の範囲に紫色のドームが生成される。
このダンジョンで入手できるセットアイテム
- [重装] Rattlecage(ラトルケージ)
- [中装] Oblivion's Edge(オブリビオンの刃)
- [軽装] The Worm's Raiment(虫の教団装備)
- Grothdarr(グロスダール)
- ベテラン難易度の最終ボスから頭装備が確定ドロップ