シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント
また逢う日まで
旧タブナジア領を抜け、二又の道に入った両者。
いつの間にか夜の闇は晴れ、地平線には朝日が見えていた。
「主人公さん」
何かな?
「……私、生家に戻ろうかと思っています」
生家?
「はい。旅先で見た様々な風景、出来事、タブナジアの人達の事……もう一度、まとめたくて」
……旅に一区切りつけるって事か。
「そう……なります。ひとまとめしたら、もう一度飛び出す腹積もりですけどね」
そうか……お疲れ様って言えばいいの……かな?
「ふふっ、ありがとうございます。あ、そうだ。
今度旅に出る時は主人公さんを引っ張って、一緒にあちこちを巡ろうか……って考えてます」
えっ
「……なんて。冗談です。…………驚きました?」
いいよ。
「えっ」
そのつもりになったら一緒に旅に出ようか。
「…………」
「……あっ…………ありがとうございます」
そうして、一頻り笑い合う2り。
やがて、別れの時が訪れる。
別れる前に、麟は主人公に告げた。
「……幻想郷」
え?
「私が生まれた国の名前です。
よろしければ、主人公さんも是非訪れてみてください。旧歓を以て歓迎致しします」
「その時は、貴方にも東方と西洋が混じり合った景観を……いえ、これは語るよりは見て頂いた方が良いかもしれません」
「では、またお逢いしましょう。――主人公さん」
「次にお逢いする時も、息災で」
▼片手剣「花王・花鳥諷詠」を手に入れた
イベントクリア時の影響
- 麟が幻想郷に帰還、以降彼女に話しかけることで自由にPTに誘えるようになる。
- 麟が音符「鎮魂の歌」及び「往古来今の奏で」を修得。前イベントで主人公とセッションした場合、主人公も音符「鎮魂の歌」を修得する。
- 古びた剣について
前イベントでアルテドール侯を葬った後、侯が消えた位置に古びた長剣が出現する。
調べると剣を引き抜くか否かシステムメッセージに問われ、肯定することで「朽ち果てた長剣」として引きぬくことができる。
が、この剣、『攻撃力0,全てのステが-5』という産廃通り越してネタ性能の武器。しかも、捨てることができない。- ブルトガング
ミシックウェポンが一。タブナジアの始祖、アルフォロン・I・タブナジア侯が佩用していた片手剣。
始祖亡きあとも、タブナジアにて安置されていたがタブナジアを滅ぼした戦いの際、アルテドール侯はこれを持ち出し、その状態で討ち死に。
幸いブルトガングが侯の亡骸から奪われる事は無かったが、劣悪な環境の中に在ったため、時の流れに風化してしまったようだ。
「朽ち果てた長剣」の正体はこれであり、修復を重ね、その輝きを取り戻すことで失われた一振りを蘇らせることができる。
入手時点である程度の強化が為されているのは嬉しい所。
- ブルトガング