イベント/ナラク

Last-modified: 2022-02-12 (土) 13:48:00

シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント。


ナラク

墜落

「痛いっ!」
地面に激突した衝撃にルーミアが悲鳴をあげた。
引きずり込まれた先は大空洞だった。
飛翔できる余裕がなければ「痛い」程度では済まなかっただろう。
「全く、何だって言うのよ、あいつらは!」
不機嫌に霊夢が周囲を見渡す。
恐らくは先ほどの連中の喰い散らかした後なのだろう、幾つもの骨が転がっていた。
「『向こう側』と言っていたのは君だろう?」
「そうだけどあいつら……むむむ、名前が無いと不便ね」
WOLの質問に霊夢は別件で悩み出した。
「ドラゴンって美味しいのかな?食べたことないから判らないや」
「食竜鬼」
「呼びづらいなぁ……」

 

「それで、食竜鬼に関して判ることはないだろうか?」
あ、それで通すんだWOLさん……。
「無いわよ。私が判っているのは貴方たちと同じ。あの気持ち悪い見た目と、竜を食べることだけよ」
「……なら、ここは?『向こう側』か?」
「違う。ここは黄泉じゃない。かなり強い結界が張り巡らされているみたいだけど」
さすがは博麗の巫女。その手のことには詳しい。
「結界?……ってことは普通の場所じゃないのね」
その霊夢と一緒にいたためか、ルーミアは問題なく彼女の会話についていった。
「そりゃあ、あんなのが出てきたんだから普通じゃないな」
「考えて判ることが少ないのなら……前へ進もう。まずは生きて帰ることだけを考るべきだ」

ナラク攻略

第一層

ダンジョン再び。
少し進むと早速食竜鬼(仮)が3体出現する。
食竜鬼は回避率が高く、毒や麻痺でこちらの自由を奪い、即死攻撃「クワセロ」を使用する難敵。
クワセロは麻痺状態でないと絶対に命中しない(逆に、麻痺状態だと確実に命中する)という特徴がある。事前に麻痺耐性のある装備を整えておくと楽だ。用意できなかった場合、麻痺になったら間髪入れずに治療しよう。

第二層

螺旋状に上っていくステージ。
足場が狭く、敵と密集した混戦の形になりやすい。味方から孤立しないように注意しつつ移動しよう。目標に到着すればクリアだが、前述の通り狭いので敵を全滅させずに通り抜けるとむしろ被害が増える。ちゃんと相手にしたほうがいいだろう。

第三層

「光だ!やっと外に出られるぜ」
「クワセロォ……」
「ええい、鬱陶しい!」

  • 大規模戦闘
    勝利条件:敵の全滅
    敗北条件:主人公の戦闘不能
     
    大量の食竜鬼との戦い。
    食竜鬼は全て単独ユニットで、最初は3体だが倒してもすぐに新手が現れる。最終的に15体の敵が現れるが、一度に登場するのは3体まで。
    ステージが狭く、逃げ回るのは困難なので(できる限り麻痺耐性を挙げた)WOLを盾に、近寄ってくる敵から片っ端仕留めていこう。

「外だー!」
勢い勇んで光へと駆け出す。その向こうは、

 

断崖絶壁だった。

 

「……一度落ちたにせよ、まだ山の中だったのね」
「言ってる場合かぁぁぁ!?」
重力の網には逆らえず、真っ逆さまに墜落していく。飛翔は間に合うだろうが、着陸できる場所はあるのだろうか。
不安がる一行を余所に、落下していく先の空中にぽっかりと穴が開いた。
「……スキマっ!?」
回避が間に合うわけもなく、ナラクの次はスキマに引きずり込まれたのだった。