イベント/凍月

Last-modified: 2011-11-19 (土) 11:43:37

シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント。


凍月

  • 真龍と少女をクリア後、サーシャと会話中に発生する『ヨルムンガンドに挑んでみたい』の選択肢を選ぶと発生。

凍月

『ヨルムンガンドと対峙してみたい』

 

当のヨルムンガンド本人であるサーシャにこう言ってみたところ。

 

「ふ、ふふふ、あははは! あははははははははは! ごほっ ごほほっ」

 

馬鹿笑いされてしまった。そこまで笑わなくてもいいだろうに。
「や、けして馬鹿にしておる訳ではないのじゃ。むしろ褒め称えてやりたいくらい。
まさかわらわと面を向けてそんな事を抜かす大馬鹿者が居るとは! やぁ、本当に面白いの、この巷という奴は!」
……それは褒められているのか貶されているのか。や、というか思いっきり馬鹿って言ったよなこのロリ!

 

「ふふ、気にする出ない。頭皮が禿げてしまうぞ? で、わらわと仕合いたいとのことじゃったな? 別に相手をしてやらないこともない。お主とわらわの仲じゃ。暇つぶしに稽古を付けるのも一興」
ただし、とそこで一端口を切った。
「ヨロイ蟲」
え?
「稽古代としてヨロイ蟲が一匹欲しいのじゃ」
タダじゃないのか……。

 
 
  • ヨロイ蟲を探す
    サーシャにヨロイ蟲を一匹要求されたので調達に向かう。ヨロイ蟲を一匹所持した状態でサーシャに再度話しかければ次のイベントに進む。
    ヨロイ蟲はクゥダフ族がたまにドロップするが、イベントでの戦闘では比較的落としやすい傾向にある。クゥダフとのイベント戦闘は実はそれなりにあるので要求された時点で既に所持しているというケースも多々とあったりする。
 
 

「お、持ってきたか! では早速一口……」
いや、精神的にきついので目の前で食べないでくだしあ! そんなことよりはやく!はやく!

 

「……むぅー……せっかちじゃのぅ。……じゃ仕方ない、ひとつ相手をしてやろうかの」

 

……そのままの姿で相手するの?
「うむ、何事にもまずは手順というものがあろう? そう言う訳じゃ。遠慮なくかかって来るがよい!」
そう言うとサーシャの影が不気味に蠢いた。

 
  • VS.サーシャ
    勝利条件:サーシャのHPを7割削る
    敗北条件:主人公の戦闘不能
    ♪黒と影の偽歴史 ~The Fake with High Quality (アレンジ版)
    サーシャとのタイマン勝負。
    HPや防御力こそ低めだが主人公がどこにいても攻撃対象に選択できるうえに攻撃力がバカにならない。
    更に3ターンごとに主人公を模した影を一体召喚してくる。男なら拳ひとつで勝負せんかい!
    サーシャ自身は蝉をどの攻撃でも単発しか剥がせないので蝉を貼れつつ守りも堅いパラニン推奨。
    また影は2ターン後には自然消滅するので影に関しては徹底無視、戦闘パートでは逃走に徹するのも一つの手である。
     
  • VS.ヨルムンガンド
    勝利条件:ヨルムンガンドの撃破
    敗北条件:主人公の戦闘不能
    ♪召喚獣バトル(DdFF)
    前戦闘の勝利条件を満たすと、主人公のHPが全回復。そして本性を顕現したサーシャ……ヨルムンガンドと戦闘になる。
    一体一での勝負と聞くと無理ゲーに思えるが、実はヨルムンガンドは前戦闘でのサーシャとHPを共有している。
    つまり残HPが最高値の30%の状態で戦闘するのである。
    ヨルムンガンドは氷と風に対して耐性を持ち、火属性の攻撃に弱い。
    また、オートリジェネ持ちだがこの戦闘に限っては発動しない上、空も飛ばず、テラー効果を与えるアブソルートテラーも使用しないとかなり有情な仕様。しかしそれでも手強い相手である。とにかく速攻で叩き潰すことだけを心掛けよう。モタモタしていると此方がやられる。
     

「いたた……」
ヨルムンガンドが大地に倒れ、その姿を消すとその跡にボロボロのサーシャが地面に座って腰をさすっていた。
いたたまれない気分になったので手を差し出すと、サーシャは必要ないと断り、億劫そうに立ち上がる。
「うう、少し遊び過ぎたのじゃー……」
人間相手だからといって調子ぶっこきすぎた結果がこれだよ?
「うむ……やはり最初から全力全壊、くらいまっくすで行くべきだったか」

 

されど、と。
「久しく楽しい戦であったぞ。この真龍を地に伏させるとはの。真に御魅事じゃった」
そこでサーシャはにっこりと微笑んだ。
「ほれ、わらわを破った褒美じゃ。遠慮せずに受け取るとよい」

 

▼ウィルムベルトを手に入れた

 

「じゃが主人公よ」
ん?
「これで勝ったと思うたら大間違いじゃ。次からは手加減はせぬ!」
……次があったのか。
「うむ。次からは遊ばずに最初から本気で行く。その気になればわらわに旨を伝えるとよい」

凍月、零下ノ氷龍

戦闘終了後、サーシャに話しかけ、「ヨルムンガンドと戦いたい」の選択肢を選べば次に進む。
前回の戦闘のように一対一を強制される訳ではない。この時点で最良のPTを組んでおこう。
前回の戦闘と似たような感じだと思ってソロで挑み、撃沈……なんてことも稀によくあるらしい。

 
 

「……わかった。ならば早々に始めようか」
主人公の意志を受け取ると、サーシャは鋭く目を細めた。いつもの雰囲気はそこにはない。
「以前申した通りじゃ。……戯れはない。全身全霊を以てお主に立ちはだかろう」

 

サーシャの周囲を囲むように湧き立つ輝く白銀。それが主人公の体をも包み込む。
「さぁ、参るぞ!」

 

冷気の霧はサーシャどころか主人公の全身を呑み込み…
そして視界が白に包まれた。

 
 
 

霧が晴れ、視界が元に戻ると、最初にその目に移った光景は幻想郷のものではなかった。
主人公は白雪降り積もる、氷山の頂きにいた。
そして眼前には……

 

J.jpg

 

「我ガ冷タキ血潮ガ、熱ク燃エタギル程ニ……」

 

「思ウ存分、賑ワセヨウゾ!」

 

雪山を震わせるヨルムンガンドの咆哮を合図に、白い大地に差すその巨影から、大勢の影が続々と蠢きながら姿を現わした。

 
 
  • VS.ヨルムンガンド(2nd)
    勝利条件:ヨルムンガンドの撃破
    敗北条件:主人公の戦闘不能
    備考:ヨルムンガンドは自身の後方にいる敵ユニットに対してスパイクフレイルを使用する。
    ♪赤い眼の創造神 ~ Above the Wonderland
     
    ウルガラン山脈をBFにしたヨルムンガンドとの戦闘。
    ヨルムンガンドは戦闘開始前にスノールと氷エレメンタルをそれぞれ1体(難易度HARD以上の場合は2体)づつ召喚している。まずは其方の処理に当たりたいところだが……こいつら一体一体がちょっとしたボス並に手強い。 どの敵も万遍なく火属性が弱点。火属性の技を使えるキャラを予め連れて行こう。また、敵方の攻撃が氷属性メインということを逆手に、氷属性に強いチルノやレティを盾として使うのも一つの手。
    なお、強化魔法はホリッドロアで無効化されてしまうのでなるべく地力が高いユニットで挑もう。
    前回の戦闘との相違点は
     
     1.1ターンごとに地上状態と飛行状態を切り替える。
     飛行中は近接攻撃を無効化するほか、攻撃力が上昇。通常攻撃が氷属性に変化し、蝉を貫通するようになる。
     2.オートリジェネ状態。
     3.偶数ターンからブラッドウェポンを使用。以後6ターンごとにブラッドウェポンを使用してくる。
     4.遠隔・魔法攻撃で受けるダメージを50%分軽減。
     5.アブソルートテラーといった一部の技が解禁。勿論遠慮容赦なく使用してくる。
     6.HPが20%以下になると発狂状態になり、攻撃が激しくなる。
     
    また、最低でも主人公の凍結状態への耐性を万全にしておくこと。
    なぜなら凍結状態になったキャラと戦闘に持ち込んだ際に、即死級の破壊力を誇るスパイクフレイルをいきなり使用してくるからだ。
    通常は背後から戦闘に持ち込まれたときにカウンターとして使用するのだが、只でさえクリティカルを喰らいやすい凍結状態でこんなものを喰らえば間違いなくテーレッテーである。
    敗北条件と直結する主人公だけは距離を取って戦わせるか状態異常に対して万能にしておきたい。
    弱点である火属性の技を中心になるべく早期決戦を心掛けよう。
     

激戦の末、再び氷龍を下す。息を荒げ、倒れ伏したヨルムンガンドを見つめていると、周辺の景色が変わっている事に気づく。
そこは先程まで激戦を繰り広げていた氷山ではなく……霧の湖の付近だった。
先程の光景は何だったのだろうか……。

 

「完敗じゃ」
後ろから声がしたと思ったらいつのまにかサーシャが主人公の背後に立っていた。
「嘘偽りはない。今の戦は間違いなく全力での勝負、しかしその全力以てしてもこのざまよ……」
俯くサーシャ。
……もしかして、もしかすると……落ち込んでいるのだろうか。

 

一瞬そう思ったが……

 

「まっこと……面白いのぅ! このわらわが遂に頭を垂れる日が来るとは!」
サーシャが ぐぁばあっ と顔を上げた。その顔は
「聖永の時を生きてた甲斐あったというものじゃ! 未だにこの巷は愉悦に満ち溢れておる! そうとは知らず雪山に籠っていたとは!」
笑っていた。心の底から楽しそうに笑っていた。そして笑いながら主人公にダイブをかました。
押し倒され、腹の上に乗られるような形になる。

 

サーシャは主人公の上ではしゃぎながら顔を覗き込んだ。
「人の子の生などほんの瞬きの一瞬にすぎぬ、たかが『一瞬』と侮り、わらわは危うく最高の『一瞬』を見逃すところであった。
お主と対峙し、負けて、ようやくわかったのじゃ。お主の『一瞬』は只のときの流れに非ず、龍すら好機を注がせる程に煌めく、まるで夜天を駆け抜ける彗星の一筋のようじゃと!」
い、いいからどいてくれ! お、重い!
「重っ!? こ、こやつ…………ぐ、ぐぬう……た、例え如何なる無礼であっても、認めた者に礼節を尽くさなくては真龍の名折れ……ううー……」

 

『重い』
世の女性の大敵であるこの言葉は真龍相手にも適用されるらしい。怒りと恥じらいに頬を紅潮させ、拳をわなわなと震わせながらも怒りを抑えると、サーシャはおずおずと主人公から体を退けた。

 

「まぁ、そういう訳じゃ。……わらわはお主の『一瞬』がどのような終わりを迎えるのか、彗星がどのように夜天に散り往くのか知りたい、この目でたしかみてみたくなった」

 

……なぬ?
「お主について行くという訳じゃ。云わせるなよ、恥ずかしい」

 

ニア< ゚д゚)

 

「なぜそこで頬を抓る? 少しは嬉しそうな顔をしたらどうなのじゃ?
……な、なぜ泣きそうな顔をしておる!? どこぞ怪我でもしたのか? しっかりせんか主人公!」

 
 

……なんだかとんでもないのに魅入られてしまったようだ。

 

  • サーシャをPTに誘えるようになった。
    ジョブは召喚師と暗黒騎士のハイブリッド。
    そのままの状態でもそこそこ優秀なステであるがTPを溜めることでヨルムンガンドへの変身が可能になる。ヨルムンガンド時は専用の装備(爪や鱗)で固定。
    またヨルムンガンドに変身しても戦闘中に何度もブラッドウェポンを使えるなんて芸当はできない。アレはどうみてもボス仕様です。