イベント/審判の刻

Last-modified: 2012-01-14 (土) 12:56:13

シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント。


審判の刻

  • 「万魔殿の門衛」をクリアし、「黄金の鉄の塊で出来た思考のナイト」の称号を持っている

9と9が9が迎えた刻

刻は来た!
 
審判を下す、【フィニスの刻】が……!!
 
【救世主】よ、我が声を聞いたのならば……我が元へ来るが良い
 
汝に審判を下す、【万魔殿の審判者】の元へと……
 
 
 

響き、頭に直接届く謎の声。
人間のものではない、それは分かった。あまりにも意志が感じられなかった。
声の言う通り、かつてパンデモニウム・ウォーデンと戦った場所へ向かうと次のイベントが発生するが、別に無視しちゃっても構わない。
審判者「(´・ω・`)」

フィニス

ブロントさん、レミリア、フラン、サクヤさん、麟、フリオニール、パチュリー、ザイド、ギルガメッシュ、ヒナ、アリス、ユメミ、ゲッショー、霊夢、WOL……
何故か、現場には見知った顔が凄く沢山集まっていた。
皆さん御揃いで何を?
「声が聞こえた……んだってさ。私は感じなかったけどね」
答えたのはレミリア。
「うむ。何いきなりテレパシー送ってきてるわけ?と見事なカウンターを決めると多分リアルでビビッたんだろうな、ここに来いとか言ってきたログがあるぞ」
ブロントさんも声を聞いたのか……。
「ほう?おもえも声を聞いたわけ?もすかすて……おいィ?お前らあの声が聞こえたか?」

 

「聞こえました」
「確かに言ってたな」
「私の記憶にもあるわよ」

 

見事な連携だ……と感心してる場合じゃないか。
反応したのは、麟、フリオニール、ザイド、ギルガメッシュ、霊夢、WOL……これで全員か?

 

「私もお姉さまも聞こえなかったけど、ブロントさんが聞こえたっていうから」
「そうそう、ランペール王も気になることを言っていましたね。声の調査をしろ、と……」
「フリオニールにもザイドにもプレジデントにも聞こえて、魔法に詳しい私が聞いてないってどういうことかしら」
「ギルガメッシュも聞こえたって言うから……」
「聖皇も同じね。一体なんだっていうのかしら」
「シャントット卿におどs……いや、頼まれてね。神子さまも聞いたみたい」
「姫様も聞こえたのでござるが、それだけで国を出るわけにはいかぬ故、拙者が出向いた次第にござる」

 

ほむ……来ていないだけで、他にも聞いた人はいくらか居るみたいだ。

 

「それにしても、この辺りは厄いわね」
ヒナ?
「厄い……って?」
「闇の血族とも違う、邪悪な気配が溢れてる……ここ、凄く危険よ」
「私も感じるわ……直感だけどね」
「君の勘だというなら、何かあるのだろうな。私もこの身の震えを抑えられないが……」
次々と不安を口にする、感性の鋭い方々。そりゃあ、そうだろう。ここはパンデモニウムへの門があるのだ。恐らく、不安の正体は……。

 
 
 

ふと、皆が一様に静まった。

 

頭に直接響く声が、聞こえたからだ。

 
 
 
 
 
……驚いた。最近は似たようなことばかりねぇ……
旅人仲間が出来たようで不思議と嬉しいです
それほどでもない
ここは私の自慢の演奏でもっと盛り上げなきゃ!
ふふふ……あなた、厄いわね
……おなかへった
こんな未熟者の自分だけど、これでも少しは出来るんだって……
ほわほわー
ははー!ご下命、いかにしても果たしてみせまするー!
隊長……今、お救いします
……いい面構えになった
この時を、待っていた……
おいィィィィィ!?
これは、過去との決別だ
水臭いこと言わないでよ。……仲間、でしょ
ううー、悔しいわね
……礼(bow)の代わりに矢(bow)を持って歓待しますわ
がーんばってー♪
前だけ、見てろ
貴方たちの歩む道が、希望に溢れていますように……
其は今は夢でござる……
つっかれったとっきにはスィーツでーっす?
感じるぜぇ……奪い、貪り、食い尽くすんだってなぁ!
私は未来に生きているということで
力無き者に未来は無い
……理不尽でござる
悲しくて、寂しくて、会いたくて……長い間ずーっと苦しんできたんじゃないかな?
クレイジーな木偶ね
バラバラに引き裂いてやろうか!
すてき、すてきー
なんてことは無い、選ぶ運命を誤った馬鹿な吸血鬼がひとりいなくなるだけのことよ
謎掛けはお主たちの勝ちじゃ
死んじゃった人の気持ちは、もう動かないんだよ。何があっても、何をしても
またお逢いしましょう
世界へ羽ばたく私の翼が……
いい加減にしろッ!
最高に冴えてない答えよ?
違う、何も変わらないんだ
人間を舐めてもらっては困る
かっこいいな
好きだからに決まってる
おそレルニ、タラ~ズ!
姿形、生まれも育ちも……そんなもん、何の意味もねぇ
うぐ~
我は聖皇……聖皇は国なり……
俺と一緒に生きてくれ
過去という名の鎖を断ち切り、自由を得るために!
なんて素敵なの!
命を掛けることだけが、正義じゃない
私に勇気を下さい
サンドリアへようこそ。歓迎しよう、盛大にな
戦うのは、手を尽くした後でもいいと思うんだ……
私を……畏れよ……私を……崇めよ……
危うく最高の一瞬を見逃すところであった
最後の望みを、貴方たちに託すわ
ァアレキィサンダァァァアッ!!!
ここをどこだと思ってるのよ!!私たちのジュノだぞォッ!!!
死んだ後にすら安らぎなどありはしないんだよ
朕が用意した、壮大な戯れだ
その辛さを、拙者にも分けてはござらぬか?
……貴方はどこに落ちたい?
懐かしきや、審判の光
残念でした、貴方より私の仲間の方がずっと強いもん
わぁ、綺麗な羽でしゅね(=´▽`=)
感謝しても仕切れないわね
私たちの怒りが有頂天になった!!
……わたしと、あらためて友達になってくれますか?
いいですとも!
その約束をしたことを後悔しないことね
夢を見せたのはお前なんだからな
ちょ、辞めないでよ、寂しいじゃないのー
見つけたよ、探し物
もう一度……貴方の笑顔が……見たかった……
お前は、みんなの未来を背負わないといけねえんだ
 
 
 
 
 
我 ら 来 た れ り

散る

そこは、現世ではない。
本能で感じた、『世界が変わった』。
世界を移動すると同じ不思議な感覚。そう、これは……

 

「……引きずり込まれた……!?」

 

周囲の光景が一変していた。
降り注ぐ紅い雨、深紅の空、どことも知れぬ神殿。
そして……何者とも分からぬヒトガタ。手には巨大な剣を持っていた。

 

ようこそ、我らが万魔殿へ

 

振り下ろされた剣を、咄嗟にブロントさんが盾で防ぎ、続けてレミリアが魔槍を放つ。
それはヒトガタの片腕を吹き飛ばしたが、まるで意にも介さないかのように反撃を繰り出し、レミリアを面白いくらい遠くまで吹き飛ばした。

 

よく来てくれた、【救世主】たちよ。関係の無い者もいるようだが……まあいい

 

「……ん?痛くない?」
でも、攻撃された本人のレミリアには、あんまりダメージは無い様子だった。

 

少々手荒い歓迎だが

 

「なんだ、ただの虚仮脅しじゃないか。そんなんで私たちに喧嘩売ろうだなんてね」
「待って、レミィ!なんか様子がおかしいって!」
「アカデミックな調査は、邪魔者を倒してからでいいでしょ!」
パチュリーの制止も聞かず、レミリアはヒトガタに突撃した。

 

この程度で倒れてもらっては困る

 

……元来、レミリアは自信家だ。
先ほどの攻撃で相手の力量を決め付けてしまったとか、つい油断したとか、そんなことがあっても不思議ではないだろう。
だから、ヒトガタの二の太刀に当たってしまったとしても、何らおかしくは無い。
……だが。

 

それでは、健闘を祈っている。いや……祈るのは貴様たちか

 

ヒトガタは、ブロントさんの攻撃であっさりと倒れた。拍子抜けするくらい、本当にあっさりと。
「れmりあはどうして起きないんですかねぇ?」

 

なにせ、我は……

 

レミリアが目を覚まさない。
皆が怪しがっている中、ヒナだけは驚愕、といった声を挙げた。
「どうしたよ?」
「……アートマが……破壊されてる……」

 

「あーとま?」
「アートマ……生命が生命である証……魂そのもの……」
疑問に答えたのは、パチュリーだった。
「分かるの?」
「ウィンダスで修行してた時期があって……その時に呼んだ本に書いてあったことを思い出しているの」
「そう……アートマを無くした者は、命足り得ない」

 

「ま……待ってよ。それじゃあ、何?アートマを壊されたお姉さまは……」
ヒナは、ゆっくりと首を横に振った。
「……レミリアは、『命ではなくなった』……死んだのよ

 
 
 

言葉にもならない。

 

あの、レミリアが?
スカーレット・デビルと恐れられた、レミリアが?
こんなにも……簡単に。

 

だが、信じるしかなかった。
現に、レミリアはもう、指一本動かさないのだから。

 
 
 

「とにかく、まずは状況の確認が先決よ。とりあえず安全そうな場所を探して、」
言いかけたアリスが、崩れ落ちるように倒れた。
その後ろに立っていたのは……先ほどのヒトガタ。
「倒したんじゃなかったのか!?」
「復活したの……!?」
そして、次々とヒトガタが大量に現れる。
「なんなんだよ、こいつらはよ……!」

  • 大規模戦闘
    勝利条件:ヒトガタの全滅
    敗北条件:味方の全滅
    我ら来たれり
     
    ヒトガタの軍勢との戦い。
    味方は会戦の時に次ぐほど強力ではある……が。
    ヒトガタはHPを0にしても倒せない
    正確には、「戦闘不能という状態異常を無効化」しているのだ。よって、HPを0にしようとも、即死技を使おうとも数が減らない。
    それどころか、毎ターン増援が現れる上、増援のレベルは味方の平均レベルに二乗した数となっている。
    ここまで言えば分かると思うが……負けイベントである。

剣が振るわれる度、見知った顔が苦悶に歪むことすら無く散っていく。
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ……。
そして、自分もまた……。