シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント。
明日へと向かう銃口
- 己の行く先をクリア後、バストゥークで受領できる。
試作品性能テスト
【求募】試作品のデータ収集
新しく開発された銃火器の性能テストの協力をしてもらいたい。
実地でのモンスターを相手にしたデータ収集のため、腕に自信がある人物を求む。応募は大工房・火薬研究所の橘朔也まで
……これって橘先生だよね。
案件を眺めていると、にとりが通りすがったので、ちょっと聞いてみたところ
「橘主任? ああ、銃開発の責任者だね。真面目なんだけど、どこか変わった人だったなぁ。何かズレているというか……
会議中に足音ドシドシ立てながらドア思いっきり開けて『みんな!スシがあるぞ!ウニもだ!』って叫ぶくらいには変わってたよ。
……まぁ悪い人じゃないんだけど」
ある意味変わっていないというか、安心というか。
「へぇ、銃のテストしにいくの? 私もやってみたいけど、戦闘は得意な方じゃないからなぁ」
案件の紹介通り火薬研究所を訪れると、一人の青年が気難しそうな表情で佇んでいた。
やはり橘先生だ。
「テスト志願者か?」
肯定する。
「銃開発の責任者を務めている橘朔也だ、よろしく頼む」
詳細な内容を尋ねると、
「新しく作った銃をモンスターを相手にテスト、実戦における詳細な性能とデータを収集したいんだが、生憎俺だけでは心もとない。
そう言う訳で、君にはその協力を頼みたいんだ。まぁ、協力といっても普通に相手にしてもらえればいい。
報酬は……そうだな。協力の都度、新しく開発した銃のテスターを任せよう」
と説明された。
つまりモンスターを相手にすればバストゥークの最新兵器を貰える、という事らしい。これは中々オイシイ。
「今回のテストは南グスタベルグで行う。
既に出立の準備は終えている。そちらの準備ができたら、俺に話しかけてくれ」
- 大規模戦闘
勝利条件:敵の全滅
敗北条件:主人公もしくは橘朔也の戦闘不能
敵のレベルはそれほど高くはないので苦戦はしないだろう。
ただしダディはNPCのため、こちらの操作を受け付けない点には注意を。
試作品の銃を装備しているのは彼なのだが、銃のテストにも関わらず何故か格闘による近接戦闘で戦いを挑む。
その手に持っている銃は鈍器か何かか。
「おかげでデータが取れたよ、ありがとう。
しかし、この程度の性能ではまだ改良の余地があるか……。
ともあれ協力に感謝する。約束の報酬だ、上手く使ってくれ」
▼銃士制式長銃を入手した
「テストはまだ続けるつもりだ。もしよければまた協力してもらえると助かる」
続・試作品性能テスト
火薬研究所を訪れると、橘さんが研究所のあちこちをカサカサと猛スピードで忙しく駆け回っていた。
「ああ、丁度いいところに来てくれた」
橘さんは主人公の姿に気が付くと、残像が見える程の早さで目の前に接近する。
「以前テストに使用して君に渡した銃だが、あれから採取したデータを元に再度開発し直した。威力が強化されて、取り回しも大分快適になったよ。
そして、それを量産したものが共和軍の標準武装の一つに採用された。微力だがバストゥークの軍事に貢献できた筈だ。
……ああ、すまない。話がそれたな」
「本題に入ろう。改良していた銃と平行して開発していた試作品が先程完成した。
今からそれの性能テストを行いたい。場所は前回と同じだ。いけるか?」
- 大規模戦闘
勝利条件:敵の全滅
敗北条件:主人公もしくは橘朔也の戦闘不能
ソロなのは変わらないので一匹づつ確実に叩こう
そして橘さんは相変わらず格闘メイン。おい、銃撃てよ。
「以前のモデルに比べ、命中率は落ちているが性能は概ね此方が高いな。
テストの協力、感謝する。約束の報酬だ。受け取ってくれ」
▼フォースガンを入手した
「そういえば主人公は人格を持った武器というものを知っているか?
なんでも、武器ながらに一つの人格を持ち、言葉を解する事ができるそうだ。
そしてどの武器も一概に強い力を秘めているという。
聞いたところによると、あるサンドリアの騎士が持っている「エクスカリバー」という剣もそれらしい。
……今の銃開発を何度も続けていれば、そういった銃がいつか出来上がるのかもしれないな」
ヒャッホイ兵器検証実験
火薬研究所を訪れると、橘さんが一艇の銃を前に、気難しげな顔を浮かべていた。
訊ねてみると…
「新しい銃が完成したんだが……開発段階で開発班から
『馬鹿と無茶が総動員』やら『実戦で使う? 正気か!?』やら『そんなことよりもキャプテン・ムラサの服透けろ』
だの散々な評価でな……」
……一体どうしたんですか。
「一撃の威力に特化してみたんだが……
どうにも、特化しすぎて命中精度がガタガタになってしまったようだ」
なんという本末転倒。
「……色々言われたが、結論付けるにはまだ早い。実際に使用して、使い道を探っていこうと思う」
という訳でだ、と橘さんは言葉を切り、
「今回はアルテパ砂漠……強固な皮膚を持つ化物サソリを相手にテストを行う。
いつもと同じく準備ができたらもう一度声をかけてくれ」
- 大規模戦闘
勝利条件:敵の全滅
敗北条件:主人公もしくは橘朔也の戦闘不能
強固な皮膚を持つと橘さんから言われたが、実際の耐久性はそれほど高くない。
ただし攻撃力が高めで、毒や麻痺を与える攻撃を行うことがあるので予め対策をしておくこと。
ちなみにここでも橘さんは相変わらず格闘戦です。
(#烏丸)<クサーッ!
「前評判通りだったが……敵陣の切り崩しや攻城兵器の代わりにはなるかもしれないな」
つまりヒャッホイ?
「ああ、ストレス発散には丁度いいだろう。当たればの話になるが。
さて、今回の反省を踏まえ、次の銃は命中精度を向上させたものにしようと思う。
ただし、威力は高水準を保ったままに。中々難しい課題だが技術屋としてはやりがいがある」
▼カルバリンを入手した
「カルバリンの銃弾『カノンシェル』はここでしか販売していない。
また、カノンシェル以外の弾薬での代用も不可能だ。
威力はお墨付きだが、弾切れには気を付けてくれ」
もっとヘヴィな砲弾
- 戦闘でカルバリンでとどめを刺した回数が10回以上で発生
用事を済ませ、火薬研究所を出ようとしたところ、
「銃の性能テストとは別の案件はあるんだが、少し頼まれてくれないか?」
言ってみるべき。
「カルバリン専用で新しい弾薬を開発しているんだが、どうにも材料が足りなくてな……」
あのヒャッホイ兵器の新しい弾薬とな。どんな材料が足りないのだろうか。
「アルテパ砂漠に出没する巨大サソリの甲殻だ。そうだな……10個は欲しいところか。上質なものなら3個あればいい」
ふむ、大サソリの甲殻か……。
「ああ、もし集まったら声をかけてくれ。頼んだぞ」「集めたか! よし、少し待っててくれ」
それから数時間後……
「できた、できたぞ! 新製h……」
その前に何か言う事はないんでしょうかねぇ……?
「済まないことをしたと思っている」『だが私は謝らない』とは続かなかった。続けたら続けたでボドボドにしてやっているところだが……。
「これが新製品の『ヘヴィシェル』だ。是非受け取ってほしい」
そう言われ、滅茶苦茶重たい弾薬を手渡される。▼ヘヴィシェルを入手した
……ところでこれ、実戦でまともに使えるのか?
重すぎて、的にかするのかすら疑わしいのだが。「……」
……。
「…………」
…………。「よし、頑張れ」
待てやコラ。
地獄の炎
「やった! やったぞ!」
火薬研究所を訪れると、珍しく橘さんがはしゃいでいた。その手には一艇のマスケット銃が握られている。
(何となく予想は着くが)訊ねてみたところ、
「苦心すること暫く……新しい銃が完成したんだ! 火力こそカルバリンに譲るが、素晴らしいスペックの銃が!
こうしちゃ居られない。行くぞ主人公、出撃だ!」
あんたはどこの撃墜王だ。
- 大規模戦闘
♪覚醒
勝利条件:敵の全滅
敗北条件:主人公もしくは橘朔也の戦闘不能
ビートル族、ロック族、ペイスト族のモンスターがソロで1ユニットずつ、その左右にスパイダー族×2の2ユニットが配置されている。計七体。
スパイダー族はそれ程でもないが、三体の敵の内部レベルが高めなので橘さんと主人公だけでは厳しい。
事前にパチュリーやフリオニールといった仲間を誘っておくと大分楽になる。
テストは終了した。したのだが、橘さんの表情は暗い。
「……何か足りない」
「確かに性能は高い。命中精度も前の銃に比べれば格段に良好だ。だが……一歩……何かが足りない」
……どうにも、手応えが感じられないらしい。
「……すまない、愚痴っても仕方がないな。
これが報酬の銃『ヘルファイア』だ。受け取ってくれ」
▼ヘルファイアを入手した
「一歩、後一歩だと思うんだが……わからないともどかしいものだな……」
ジャイアントステップ
あれからしばらくして。
主人公が研究所を訪れると、橘さんが辛味噌煎餅を加えたまま作業をしていた。
いつもは気難しげだった表情が今はどこか柔らかい。
「少し前に故郷の恩師や昔馴染みにあったんだが、その時に『もっとバカになれ、お前真面目すぎ、馬鹿になれ馬鹿に』って言われてな。
……だから少し肩の力を抜くことにしたんだ」
「思えば銃を製作する時も、性能だの、最強の銃だの、そんなことばかり考えていた。……どうも、少し自分を見失っていたようだ」
「俺は俺自身が作りたいと思う銃を作ろうと思う」
少し待ってくれ。そう言うと、研究所の奥へと姿を消し、
戻って来た時には橘さんは一艇の銃を持ってきた。
「フェルディナントという。俺が一番最初に作った銃を基に新しく作り上げた」
そして、次に破片を取りだした。
「プレジデントから貰ったものだ。元は代々伝わっていた武器だそうだが、何十年も前に修復不可能なレベルで壊れてしまったらしい。
そして話は変わるが、俺が生まれたひんがしの国では ・――モノには魂が宿る という言い伝えがある。
細かく話すと、生みだされてから一定の年数を経過した物品には魂が宿り……「九十九神」になるということだ。
破損したとはいえ……長らく愛用されたこの武器の破片には、持ち主の想いが昇華された武器自身の意思が宿っている筈だ」
自分が一番最初に作った銃と、想いを宿した破片。
「これを基に、新しい銃を作ろうと考えている」
殲滅者
- 最終テスト
♪Round ZERO ~ BLADE BRAVE
勝利条件:敵の全滅
敗北条件:主人公もしくは橘朔也の戦闘不能
毒々しい体色を持つペイスト族、シビルス
そしてクワガタのような大顎を備えた大型のアントリオン族、フォミセラス
三角形状に配置されたこれら亜種3体が相手となる。
今までに比べても難易度は高く、あらかじめPTを誘っておくことは必要不可欠。
なお、橘さんがついに完成した銃をここにきてようやく使用する。
カルバリンに劣るが、命中共に安定したその威力はフォミセラスの頑強な装甲をあっさりぶち抜く程。
ただし、NPCゆえに操作できないのは同じ。倒れないように上手にフォローしよう。
シビルスは弱点らしいものはないが、暗闇状態にすることで厄介な視線攻撃を無効化・封殺が可能。
テストは終了した。
新しく生み出された銃。その性能は、目の前に倒れるモンスターと橘さんが持つ銃。その輝く銃身が語らずとも証明している。
「俺自身が作りたい銃を、今この瞬間、ついに作り上げることができた。
そして、君への報酬についてもこれまでと変わりない。……これは君のものだ」
橘さんはそう言い、生まれたばかりの名銃を差し出した。
「君にとっては釈迦に説法だが、
銃というのは、ほんのわずかな力でトリガーを引くだけで、その何万倍もの力を、敵に伝える恐るべき武器だ。
特に……このアナイアレイターは、今までの銃とは一線を画す力を持っている。
この事だけは、どのような時も忘れないでほしい」
……武器には意思などない。
ただ、作られた目的があるだけだ。
アナイアレイター。殲滅者の銘を戴いた銃から、突如見知らぬ声が響いた。
橘さんは一瞬、目を見開き、苦笑いを浮かべた。
「意思などない、か。随分と捻くれているな」
そして意思を持つに至った名銃・レリックウェポンを手渡した。
「改めて、この銃……アナイアレイターは君のものだ。
この銃口が、常に君にとっての明日に向き続けることを願っている」
さぁ、自分を新たな戦場へ、新たな狩り場へ連れて……。
- クリア報酬
銃「アナイアレイター」
- イベントクリア後の影響
火薬研究所にて貴重な弾薬・銃が販売されるようになる。
性能に比例して割高だが、貴重な弾薬を比較的手軽に購入できるのはありがたい。