イベント/藩主、来る

Last-modified: 2012-03-02 (金) 00:56:46

シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント。


藩主、来る

マムージャ襲来

 
警戒警報!警戒警報!
マムージャ藩国軍、絶対防衛ラインを突破!!
なおも、皇都に向けて進撃中!
全都市、第一級厳令発令!
繰り返す!
全都市、第一級厳令発令!
人民地区の非戦闘員は、至急退避せよ!
繰り返す!
人民地区の非戦闘員は、至急退避せよ!
 
 
 

ビシージだ。
マムージャ藩国軍が、アトルガン皇国に安置されている魔笛を求めてきたのだ。

 

五蛇将たちが兵の皆の見える高台から透き通った声で鼓舞する。

 
「みんな!皇国の未来は、みんなの双肩にかかっている! 勝利の栄光を聖皇さまに捧げよう!! 」
 
「あはははははッ! 敵さん、もう勝ったつもりでいやがるねぇ。ひとつ、教育してやるか!」
 
「みんな、妬ましいほどの勇気を私に下さい。この戦い……全員の心を一つにすれば、必ず勝てるわ……」
 
「皇国の興廃……この一戦で決するッ! 屍は私が拾ってあげる。お前たち、安心して死ねッ!」
 
「フンッ、たかが蛮族じゃないッ! みんな!一気に蹴散らすよッ!! 」

ヤマメの、ユウギの、パルスィの、ウツホの、リンの鼓舞に、数多の兵士達は声を張り上げて応えた。

 
 
 

一方で、皇都に藩主であり僭主グルージャジャが姿を現し、二つの顔がそれぞれ大声で叫ぶ。

 
「グルルゥルルルッ!鱗なき者ども、よ。我々に、降伏せよ!!
 ゲッグッグッグッ……どの道、ソナタらに逃げ場など、無いのだけど、なぁ~」
 
 
 
 
 

「ふー……。慣れていくのね……自分でも判る」
鈴仙が銃を構えながら呟いた。アトルガンで傭兵を続ける彼女にとってビシージは日常茶飯事なのだ。
「ビシージで大活躍すればwwwwwwwwww俺様モテモテwwwwwwwwwwwうはwwwwwwwwwwww」
内藤は相変わらずだった。

 

「それにしても、いつもながら多いわね……個々の判断で戦ってるとジリ貧になるわ。主人公、貴方指揮官やってみない?」
え、指揮官?
「そうそう。貴方なら才能あると思うわ。とりあえず、やり方だけ聞いてってよ」

ビシージ・ストラテジー

今回の戦いは趣旨を変えたミニゲーム形式の戦略シミュレーション。
主人公は部隊の指揮官となってアトルガン防衛部隊を編成、作戦を練り、迫り来るマムージャたちを迎撃・殲滅する。
兵種は以下の通り。

戦士
標準的なユニット。得意なユニットも苦手なユニットもいない。
モンク
攻撃力は高いが移動力は低め。水士が得意で騎士が苦手。
ナイト
体力は高いが攻撃力は控えめ。賢士が得意で水士が苦手。
狩人
遠距離攻撃が可能だが、体力・攻撃力共に控えめ。騎士が得意で賢士が苦手。
白魔道士
味方の体力を回復させられる。自身は体力・攻撃力共に低い。
黒魔道士
範囲攻撃が可能だが、移動力が低く体力も最低。

これらのユニットの適正を見極め、得意な相手に当てて行くのが基本戦法。得意な相手ならボス格でなければほぼ一人でも勝てるが、逆に苦手なユニットにはまず勝てない。
各種ユニットは限度人数までは何人でも雇えるが、苦手な相手と当たっては目も当てられないのでバランスよく雇おう。
戦場には戦士以外のユニットである五蛇将がいる。自由に命令を下せるユニットと違い自己判断で行動し、得手不得手を余り考えない。3、4体程度なら相性が悪くとも力押しできるが、五蛇将の下には弱点をカバーできるユニットを派遣すると安定感がぐっと増す。

 

一方、敵ユニットは以下の通り。

戦士
標準的なユニット。得意な相手も苦手な相手もいない。
賢士
魔法で範囲攻撃を行う。狩人が得意でナイトが苦手。
水士
攻撃力が高く、防御力は低い。ナイトが得意でモンクが苦手。
騎士
移動力が高く、素早く接近してくる。モンクが得意で狩人が苦手。

戦場では既に戦死している騎龍王ガヒージャを除き、他のマムージャ四天王、戦士タイプのバクージャ、賢士タイプのモラージャ、水士タイプのラトージャも参戦する。最後に待ち構える大ボスグルージャジャも居るが、ストラテジーでは戦わない。つまり、ストラテジーでは三人の四天王を倒すのが目的となる。

開戦

アタックチーム
説明を聞き終えたら、次は部隊の編成。
傭兵たちの兵種を確認し、必要な人数を雇い、連れて行く。戦闘中でも追加投入は可能。
初期投入メンバーにはユニットとして使いやすい兵種であるモンク、ナイト、狩人を多めに連れて行こう。これには自身の能力も高めの鈴仙と内藤も含まれているので、二人とも投入してもいい。
限界数までは何人でも雇うことが出来るが、注意点として、最初から雇われているメンバー以上に増やそうとすると自腹を切る必要があるということ。投入限界数まで雇えば戦略が無くとも勝てるが、そうすると報酬でも消費額を帳消しできなくなってしまう。よく考えよう。

 

「さぁ、用意はいい?来るわよ!」

  • 大規模戦闘
    橋上の戦い
    これまで説明してきたが、要するにユニットごとの得て不得手が明確になった大規模戦闘である。
    初期配置は味方はPCと五蛇将だけだが、それだけではとてもではないがこの先生きのこれない。傭兵達は随時投入して行こう。
    敵は続々と増援が現れ、総勢60体。もちろん、前回のような無双が出来るステータスではない。
    また、20体倒すごとに四天王が参戦する。3体の内、誰から繰るかはランダムなため、誰から来ても大丈夫なように備えていよう。
    四天王を倒し、60体を全滅させると、続いて僭主グルージャジャとの戦闘に移行する。

「我々には、あれが見える、ね?」
「ああ、我々には、ね」
「人間だろうか、ね? 鱗ないし、ね」
「そう思うから、人間の言葉、使ってんだろ」

  • 僭主グルージャジャ
    決意
    マムージャたちを纏める僭主グルージャジャとの戦い。
    グルージャジャは忍者タイプで、空蝉の術を多用し、二刀流で攻撃してくる。
    空蝉を貫通する魔法攻撃に対しても遠隔攻撃「ボーパルホイール」で確実にカウンターしてくるので注意。
    最も注意すべきは範囲に猛毒・悪疫・スロウをばら撒く「マイアズマ」。これひとつで戦況が大きく変わることもあるので、スロウはともかく毒か病気耐性はしっかり準備しておこう。HPが25%以下になるとマイアズマの代わりに二刀を交差させて斬り捨てる「デカセート」を使ってくるようになる。
    斬属性耐性が高く、内藤にはパワースラッシュをやらせよう。

「あれ、オレ、死んでる、ぞ? 貴様は、どうだ?」
「ああ、ワタクシも……」
「では、我々も、終わりか……」

 

マムージャ四天王の頂点に立つ僭主グルージャジャも、この戦いで倒れた。
「……他の四天王は?」
「逃げたようだね」
「グルージャジャが居なくなれば、マムージャたちとの関係も昔みたいに戻るかな?」
「難しいんじゃないかなぁ……今までのマムージャとの戦いで被ったお互いの被害は、小さいものじゃないからね」
「だけど、手は尽くさないと。ひんがしの国とだって、長く戦争してきたんだ。出来ることはあるかもしれない……」

 

「終わったわねー……」
鈴仙が全身から力を抜いてへたり込んだ。
「俺様wwwwwww満身創痍wwwwwwwww誰か慰めてwwwwwwww」
「今は突っ込む元気ないから、パスね」

 

生き残りのマムージャたちが撤退していく姿が見える。
「マムージャかー……。仲直りは出来ないかも知れないけど、これで少しはビシージの数が減れば良いわね」
激しく同意ですね。


  • イベントクリア後の影響
    マムージャ藩国軍の襲撃回数が半減する。
  • 報酬
    上体部装備「ベヒーモススーツ」