イベント/返事のない手紙

Last-modified: 2014-08-22 (金) 20:30:33

シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント。


返事のない手紙

世界のあちこちに散らばっている、誰かがしたためた手紙。
集めることで、知っている人物の意外な内面がわかるかもしれない。

【魔理沙の実験帳】

魔理沙の書いたメモ。
合成レシピを中心に雑多な内容が書き綴られている。

古き森、ウィンダスで入手

【レシピ1:とんだ霊薬】

レシピを読む

我、【エリクシルヴァイテ】の調合に成功せり。

 

材料は【宿木】【反魂樹の根】【インプの翼】【合成獣の血】【蒸留水】
錬金術で作成する場合は【光のクリスタル】を使うこと。
薬品作りにはこれが欠かせないからな。まあ今回は我流なんだが。

 

まず粉砕した【宿木】、【反魂樹の根】、【インプの翼】を釜の中に放り込み、
【合成獣の血】と【蒸留水】を混ぜて、煮込む。
血と水は一気に入れず、1分おきに3mlずつ入れるのが理想だ。
中身が透明に変色したら、冷やしてこれをろ過する。
残った液体が【エリクシルヴァイテ】となる。
ろ過で得た材量の残り粕は魔術の触媒に使えるので確保。

 

【結果】
……さて、折角製薬したエリクシルヴァイテなんだが、
コイツがとんだ産業廃棄物だった。
仰々しい名前なのだ、さぞ素晴らしい効能なのだろうと
少々摂取してみたんだが、劣化したエリクサーの方がまだマシな効能だった。
つまり生命の霊薬なんて、とんだ嘘っぱちだったのである。
このために貴重な合成獣の血を無駄にしてしまった。なんということだ。
三流錬金術師が自分の作品に見栄を張ってつけた名前なんだな、きっと。
                                                 
                 

【レシピ2:効率の良い爆発物】

レシピを読む

アリスに頼まれて【発火薬】を作ることになった。
なんであんな簡単な薬の製薬を私に頼むんだか。
しかし、頼まれたからにはしっかりやることにする。
別に報酬が絡んでいるからではない。

 

材量は【硫黄】【ジンの灰】
アリスからできるだけ多く欲しいと言われたので、
経済的に多量の薬品を得られる方法を採用してみた。
これに【土のクリスタル】を使って精製する。
最近ではバストゥークの技術屋が売っている【錬金術キット40】という
合成キットだけで発火薬を作れるらしい。技術の進歩だな。

 

実はこの薬はジンの灰と硫黄を混ぜるだけで簡単に作れる。
硝石・硫黄・炭を混ぜると燃焼や爆発反応を起こすのだが、
ジンやボムの灰はこれと同様の働きを起こすのだ。
ただし、クリスタルの補助がないと事故も多い。
こういった合成は命の危険を伴うので、クリスタルはきちんと使う。
最悪、合成失敗だけで済むしな。

 

【結果】
合成は上手いこと行き、12個分の発火薬を得られた。
アリスに使い道を尋ねたところ、新しい人形の武器に使うのだという。
「マスドライバー」だの「ムカデ砲」だの言ってたが、
それを作れるのはバストゥークの連中だと思う。
あいつらの影響を受けたのだろうか。
……いや、もしかするとシャントット博士の影響かもしれん。
                                                 
                 

【メモ1:禁忌の錬成に関するメモ】

メモを読む

野暮用でバストゥークに寄った時のことである。
真面目そうな錬金術士に手伝いを頼まれた。
自慢ではないが、私は錬金術に関しては中々の腕前だと自負している。
そんな感じで二つ返事で頼んだのが運のつきであった。

 

黄金の生命体を生み出すという名目の為に、
グロウベルグの山のふもとで川さらいする羽目になったのだ。
魔力を秘めた砂金を集めなくてはいけないのだが、
ハルペイアやワイバーンが大空を舞っているなかの、
砂金集めは中々肝が冷える作業であった。

 

そうして集めた砂金で実験は開始された。
砂金粒を薬品に調合し、調合した薬品を武器に合成。
彼曰く、これで世紀の大発明が生まれるらしいのだが、
結果は失敗に終わった。まあ、そうなるな。

 

しかし、錬金術士はめげなかった。
私がギルド特製の武器や調合した薬品が無事だったことを指摘すると、
今度はそれを使って金ぴかな剣を作り上げたのだ。
装備すると錬金術が得意になるらしいが、
残念なことに、私は錬金術に関しては「皆伝」なのである……。

 

儲け話の匂いはハッキリ嗅ぎとれるようにならないとダメだなー。

 

【補足】
集めた砂金なんだが、実は少々ちょろまかしている。
魔力を持った砂金と聞いて、この魔理沙様が黙っているわけがない。
なお、錬金術士から貰った剣は古き森のどこかに隠しておいた。
このメモを見ているやつは探してみるといい。
                                                 
                 

【レシピ3:先週の課題に関する覚書】

レシピを読む

錬金術の授業で、少々面倒な内容の課題が出た。
「錬金合成で実用に耐えうる武器を一つ作れ」というのだ。
とりあえず、図書館から適当に引っ張り出したレシピを以下に記載する。

 

使う材料は【レショーンチの球根】【レッドローズ】【木霊の根】
【魔物の血】【水銀】【ラピッドボウ】だ。
触媒は【闇のクリスタル】を用いる。

 

【レショーンチの球根】は同名の樹人の若木が落とす。
まだ子供だが、こいつを狩るのは地味に骨が折れる。
夜になると姿をくらますんだが、昼の間はとてもしぶとい。
夕暮れ時を狙って倒すのが一番だな。
【ラピッドボウ】も調達に少し手間がかかった。
合成が面倒だったので、アリスの持っていたものを借りることで解決。

 

【結果】
【ローゼンボーゲン】なる短弓が完成した。
どうやら狩人よりもニンジャか騎士向けの武器らしいな。
当然、私には扱えないので課題成果物として先生方に献上した。
後々、戦闘魔導団か傭兵団の備品にでも収まるんじゃないか。
                                                 
                 

【レシピ4:魔除けの刀作り】

レシピを読む

故国の知り合いからの依頼で、忍刀を作ることになった。
最近、魔法の修行が疎かになっている気がするが、きっと気のせいではあるまい。

 

材料は【にかわ】【猛毒薬】【忍刀】
触媒には【水のクリスタル】を用いる。

 

以前の課題に比べれば素材集めには苦労しない。
【忍刀】はバストゥーク土産に買ってきたものを使う。
【猛毒薬】についてだが、これは取り扱いが大変難しい。
私ほどの腕ともなれば【水のクリスタル】
【水銀】【猛毒素】を使って製薬できるが、
自信がないなら、素直に職人に頼んだ方が利口だ。
まあ、使い道を言わないと取り合ってくれないんだが。

 

【結果】
出来あがったのは【虎狼痢刀】という忍刀だ。
刃をにかわと毒で塗り固めているので、触ると大変危険。
魔除けに使うからと、強烈なものにしてみたがこれでは逆効果かもしれん……。
                                                 
                 

【レシピ5:偶には滋養のあるものを】

レシピを読む

最近の合成続きで私はヘトヘトである。
それゆえに私は滋養の為にキノコ料理に手をつけることにした。
【キノコシチュー】や【森のソテー】を作れるほど私は料理に達者ではない。
かといって【キノコの塩焼き】というのも味気ない気がする。

 

そこで提案するのが【ゴブリン風キノコ鍋】だ。
【ネムリタケ】【オドリタケ】【サケビタケ】【シャクリタケ】
【デスボール】【カザムがらし】【岩塩】【蒸留水】を材料に使うこの料理は、
精神力が高まるだけでなく、毒や視力低下への予防効果がある。
材料に毒キノコが混じっているが気にしてはいけない。
「安禅必ずしも山水を用いず、心頭滅却すれば火も亦た涼し」、だ。

 

書くまでもないと思うが、触媒に使うのは当然【炎のクリスタル】

 

【結果】
さて、見事なキノコ鍋が完成した。
ゴブリン達にとってこれを一口ずつ、順番に食べるのが礼儀だが、
私一人しかいないので、私だけで全てのキノコを一口ずつ食べる。
見た感じでは雑多な闇鍋に見えるが、とんでもない。
塩っ気と辛みがキノコの汁と合わさって、気味良い味わいとなって口に広がる。
デスボールは体にスーッと効いて…これは…ありがたい…

 

(これ以降は字がもつれていて読みとれない)
                                                 
                 

【メモ2:月光蝶に関するメモ】

メモを読む

冒険者の手を借りて、未知の生物「月光蝶」の鱗粉の採取に成功した。
魔法の触媒として丁寧に、大胆に利用するつもりだ。
ちなみに成果物を調べてみたのだが、鱗粉も蝶のそれとは大きく異なっている。
蝶の鱗粉は体表の毛が変化したものだが、奴の鱗粉は純粋な魔力の結晶だった。
此れを蝶の生態に当てはめようとすると、奴は全身が魔力の塊ということになる……。
月光蝶だなんて呼ばれてはいるが、蝶なのは見た目だけだな。

 

ところで森に頻繁にフィールドワークしている私だが、
「月光蝶」と呼ばれるあのモンスターを見掛けるようになったのはつい最近のことだ。
それまでは奴の姿を目にすることはなかった。
今考えると、突然この森に姿を現したようにも思える。
……森の奥からか?
出所を探る術などないが、少し気になる。
                                                 
                 

【レシピ6:秘蔵の爆発物】

レシピを読む

私が趣味と実益を兼ねて製作している【マジックボム】であるが、
此度、関心の出来と太鼓判を打つに相応しい新作が完成した。
自分でいうものなんだが、最高傑作かもしれない。

 

忘れるといけないので、ここにレシピを書き記すことにする。
なお、盗み見された時のことを考えて、表現をぼかす。
材料の大半はそう簡単に手に入る代物ではないけどな。

 

触媒:【接合する時に使うものは?】
材料1:【伝説の食材とされるキノコ】
材料2:【化物ダニから採れる貴重な血液】
材料3:【夜空から降ってきた石】
材料4:【衝撃で爆発するアイツの灰を4つ】
材料5:【薬液の基となる蒸留水】

 

【結果】
得られた爆発物は投げると分離し流星群の如く爆撃の雨を降らせる。
私はこれを【GXフォール】と命名した。
しかし、思ったより威力が大きく、今の私には手に負えん。
もう少し腕を上げないと使いこなせそうにないな……。
                                                 
                 

【紅い封の手紙】

ある人物が肉親に宛てた書簡。
書き言葉は慇懃だが、内容はひどくぶっきらぼう。

バルドニア地方、ズヴァール城内郭で入手

【手紙1:拝啓】

手紙を読む

拝啓 初夏の候、ますますご清栄のことと誠に残念に思います。
万年雪に守られたバルドニアには関係のないことでしょうが。

 

私達は相も変わらず元気です。妹は当てもない旅を続けていますが、息災でしょう。
貴方はきっと、陰気な顔をしていらっしゃるのでしょうね。
さて、私様ではありますがここ最近になり、木っ端デーモンの勇士方が
愚かにも命を散らす事態が増えています。無意味な流血を厭うのならば、
どうか下々の者に忠告の程をお願い致したく。
「森」に住まう者達も、闇の血族にはうんざりしているのです。
私も魔界の莫迦共の相手にほとほと飽き果てております。

 

ここ最近の近況といえば、このようなものかと。
自殺志願者が増えたこと以外は変わり映えのない日々です。

 

うっとうしい毎日ですが、精々ご自愛下さいませ。
                                                 
                 

【手紙2:拝啓】

手紙を読む

拝啓 白露の候、ほんの少し冷え込んで参りました。
バルドニアの方は殊更に凍えるような日々が続いていると存じます。

 

ここ最近、刺激的な出来事が立て続けにありました。ひとつは、面白い拾いものを得たこと。
ふたつは、バストゥークのミスリル銃士隊とやら。
そう名乗る人間の勇士と少しばかり手合わせをしたのです。
余興とはいえ、変化は素晴らしいものですね。良き変化は一生を豊かにします。
そちらは鬱屈した日々でしょうね。返事を頂かずとも分かります。

 

さて、或る従者が云うには、悪魔の娯楽は悪趣味なモノだそうです。
それは人間にとって不愉快な感情を伴う。それは種族が違うから。
そこには価値観の絶対的な相違があるのだとか。

 

ええ、貴方も同じことを思っているでしょう。
人間の意見です。

 
 
 

ところで、今の貴方に娯楽はありますか?
                                                 
                 

【手紙3:前略】

手紙を読む

前略 前書きも面倒になりつつあります。

 

唐突な話ですが、私は人間についてふと疑問に思う事があります。
彼らは脆弱で愚かな生き物です。
ある者は自らと異なるという理由で排他的になり、
ある者は第一印象だけで攻撃的な態度を取る。
利己的な理由の為に執拗に殺意を向けられる生き物も、彼らくらいでしょう。

 

そう、彼らと我々は違う。
力も、生きる世界も、与えられた命の長さも。

 

だからこそ、瞬きのような生だからこそ愚直に、
直向きに、勇壮に突き進められるのでしょうか。
ヒトの勇者が立ち向かう姿を見る度に思うのです。

 

どこからそのような闘志が沸き上がるのか。
魔族の蛮勇とヒトの蛮勇。何が違うのでしょうね。

 

それもきっと、貴方にとっては唾棄すべきものなのでしょうね。
                                                 
                 

【手紙4:前略】

手紙を読む

前略。

 

何故、貴方は母を伴としたのでしょう。
貴方と母には種族の壁がありました。
母には貴方の敵への憎しみが欠けていました。貴方には憎しみ以外の拠り所に欠けていました。
ちぐはぐで、夫婦と呼ぶにはあまりにもぎこちないものでしたが、それでもうまくやっていましたね。

 

今思えば、不思議な関係でした。
いえ、そのような両親を持ったからこそ、
私達姉妹は奇妙な、悪魔らしからぬ感性を持つに至ったのでしょうか。

 

私自身、斯様な文面を書いている事実に困惑しています。
このまま手紙を破り捨ててもらっても構わない程度には。
いいえ、派手に破り捨てて、燃やしてくださいませ。
これはひどく滑稽で、くたり、と肩を落とすような馬鹿馬鹿しい世迷い言です。
その世迷い言をこうして、父として尊敬し難き貴方への嫌がらせとしているのですから。
                                                 
                 

【手紙5:返事のない手紙】

手紙を読む

お父様へ。
おそらく、この手紙が貴方への最後の一通になることでしょう。
短気な貴方にとって過程はどうでもいいと存じますから、
その理由を腹蔵なき言葉を綴ります。

手元にペンを置き忘れてしまったため、
血で書き認める御無礼をお許しください。

さて、

 
 
 

私は人間に恋をしました。
叶わない恋をしました。

 
 
 

相手はサンドリアの騎士。
私を討ち滅ぼす為に遣わされた人間の走狗。
気高く飢えた、人間の英雄です。
前に書いた拾い物とは、この人間のことでした。
嗚呼、お笑いですね。傑作です。なんて滑稽。
目を見開いて、嗤ってくださいませ。

 

妹は人間に狂ってしまいましたが、私もまたそのようです。

 

ねえ、ラオグリム。
貴方は「好きな様に生きて、好きな様に死ね」と仰いましたね。
ですから結末がどう転ぼうが、この手紙が最後です。

 
 
 

追伸
終ぞ、貴方からの返事を頂くことはありませんでしたね。
情などなかったか、語らうことを恐れていたのか。
結局、これまでの手紙は私の独り善がりでしたね。

 

それでは御機嫌よう、お父様。
どうぞ、ザルカバードから私の破滅を嘲笑ってくださいませ。

                                                 
                                            

【白い封の手紙】

何者かが八雲紫に宛てた書簡。
異次元の存在「ヴォイドウォーカー」の情報が綴られている。

「最果てにて君を待つ闇」クリア後、幻想郷で入手

【手紙1:異次元の存在1】

手紙を読む

拝啓 妖怪の賢者様。

 

昨今、各地に出没する目に見えないモンスター、異界の徒についてのお話です。
ネ・ジツ大陸の外でも、斯様な存在をお見受け致しました。

 

まず、報告その1。
確か【ヴォイドウォーカー】でしたね。

 

冥界の者達とも、神獣とも異なる、異世界の存在。
総じて言えるのは、我々が住むこの世界の生き物と
ほんの少しだけ違って、しかし似通っていること。

 

風の噂ではデーモンの軍師・ビフロンス卿が、
このヴォイドウォーカーの召喚法を密かに得た、とも聞きました。
兇悪な悪魔「ガルー族」を呼び寄せることに成功した、と。

 

面白い話ですね。
彼は知識や新しい戦術に貪欲でしたから、信憑性はあります。
                                                 
                 

【手紙2:異次元の存在2】

手紙を読む

報告その2。
彼らは次元の歪みを通って姿を現すようです。
ですが空間の壁を完全に乗り越えられず、
位相次元のハザマに引っ掛かった方々も多いようです。
姿が見えないのはそれが原因でしょうね。大方、貴女の推測通りではないでしょうか。
それらのほとんどは凶暴化したモンスターですが、そうですねえ。
意思疎通が可能な存在が紛れ込む例も少なからずありましたよ。

 

それは例えば、それはお伽話の英雄の似姿だとか。
それは例えば、とうの昔に滅びた筈の者達だとか。
それは例えば、違う世界に住んでいた私達だとか。
先程も書いた通り、私達が知っているものよりもほんの少しだけ違うのです。
                                                 
                 

【手紙3:異次元の存在3】

手紙を読む

報告その3。
ヴォイドウォーカーの発生源の対処は不明。
これは私よりも貴女の分野ではないでしょうか。

 

ヴォイドウォーカーについては、
意思疎通が不可能なら、ヴァルハラに送り届ける。
意思疎通が可能なら、御帰り願い頂くか放置するかの二択でしょうね。

 

昔、貴女は言ってましたね。「幻想郷は全てを受け入れる」と。
この世界も同じ。受け入れはするが、適応できない者は美しくも残酷に去る。
不適な者には自浄作用が働くことでしょう。

 

覚書程度ですが、私の報告は以上になります。
ネ・ジツ大陸にも確認できないだけで、
結構なヴォイドウォーカーが混じっているのでは。
存外、貴女の知り合いにもヴォイドウォーカーがいるかもしれません。

 
 
 

                           Megalith Scarlet

 
 
 

追伸
ザルカバード会戦勝利の報、聞きました。
私も近いうちにそちらに戻るつもりです。