イベント/過去から蘇るもの

Last-modified: 2011-11-06 (日) 12:47:14

シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント。


過去から蘇るもの

漆黒の海賊

「例の幽霊なんだけどwwwwwwwそれらしいのを見たって話があってwwwwwww一緒に見にいかない?wwwwww」
「今度こそ、幽霊船の正体を暴いてやりましょう!」
内藤と鈴仙に誘われ、ドゥブッカ島の西までやってきた主人公。
「この辺りでござる」
旅路には一体のヤグードも同行していた。
獣人ヤグードでありながら闇の王に呼応せず、ヤグード達とも袂を分かつ変り種……ゲッショー殿だ。情報提供も彼。

 

「……いた!あれよ」
鈴仙が視界の隅に黒い船体を見付けた。
早速、意気揚々と乗り込むも、誰の姿も無かった。
「留守なのかなwwwwwww」
「それにしたって、見張りくらい……?」
ふと、鈴仙が気配を感じ取った。また、ゲッショーも刀を構えた。
「……囲まれているでござる」
気が付くと、周囲にぼうっと歪んだかと思うと、そこには真っ黒い肌の多数のフォモル。
「提督、参謀。ブラックジャック号にネズミです」
流暢に言葉を発したフォモルの見る先には、肌の黒くないエルヴァーンとタルタルが。
「あれwwwwwwもしかしてwwwwwww」
「詮索は後でござる!剣を構えよ!」

  • 大規模戦闘
    勝利条件:敵の全滅
    敗北条件:主人公、もしくはゲッショーの戦闘不能
     
    ボス級の敵はいないものの、戦闘開始時に既に囲まれている危険な状況。
    ゲッショーは内藤に次ぐ攻撃力と高い回避率を備えた頼れる味方。
    まずは鈴仙が倒されないよう1、2体倒して包囲網から脱出することを優先しよう。その上で2体ずつ相手取っていく。盾役はゲッショーが適任。

どうにかフォモルを仕留めたと思ったときは、既に遅かった。
タルタルはとうに魔法の詠唱を終えていたのだ。
「しまった!」
と思う間もなく、一同はデジョンの魔法に巻き込まれた。

 

次に目を覚ましたのは、アトルガンの町、アルザビだった。
「ううー、悔しいわね」
「ドンマイwwwwwww」
「しかし、これではっきりしたでござる。やはり、あれは亡国いふらまどの船。そして……いふらまどの王子、痛風と大臣だった墨樽。恐らくは……」
ゲッショーが状況を確認しつつ告げた。彼も独自に調査を続けていたのだ。
「拙者は一足先に戻って社長に報告するでござる。これで我々の勤務態度もうなぎのぼりでござるな」
そういって、足早に去っていった。

招待状

「あら^^♪おかえりなさい^^♪♪♪」
……笑顔が逆に怖いです、社長。
「ゲッショーから聞いたわよ^^♪あなたも幽霊船の話をするのかしら^^♪」
……hai。
「内藤も鈴仙もおんなじこと言ってたけど……みんなして私を驚かそうって魂胆かしら^^^^♪♪♪」
いっ……いえ!滅相も無い!
「ま、それはともかく……貴方あてに招待状が届いてるわよ^^♪」
招待状?どこからでうsか?
「あらぁ^^♪大体察しが付いてるんじゃないの?^^♪……皇宮のサトリ宰相から、よ^^♪」
何故か社長は強く拳を握り締めた。
……もしかして、怒ってます?
「そういうんじゃないんだけどね^^♪ただ、ちょっと……この私を差し置いてまた勝手に何かやってたんだろうなぁって思っただけよ^^^^♪♪」

 

「この!」

 

「私を!」

 

「差し置いて!!」

 

はい!すいまえんでした;;
「……招待状には従者を一人連れてきていいことになってるけど……私が行きます^^♪貴方が礼儀の知らない人を連れて行って笑われでもしたら、ウチまで恥ずかしいもの^^♪」
……はい。
「あと、皇宮へ行くのに、そんなかっこじゃ駄目よ^^♪折角だから、私が貴方に似合う立派な礼装をしつらえてあげるわ^^♪♪」

皇宮へ

地霊殿の御前まで出向いた主人公と臼姫社長。
招待状を見せ、通ろうとすると、突然にゲッショー殿が現れた。
「ご無礼仕る、お二方」
「あら^^♪ゲッショーじゃない^^♪」
ゲッショーは同じブーメラン・センチネルの傭兵だ。
「鈴仙殿に、これから皇宮へ行くと聞いたのでござる。聖皇様は幽霊船の話を聞きたがっているそうでござるが、何でも、中間(ちゅうげん)役を一人連れてゆかねばならぬとか?滅多なことでは拝することあたわらぬ聖皇様にご拝顔叶う、またとない機会にござる。拙者も是非とも……!!?」
そこまで言って、ゲッショーが凍りついた。
臼姫が凄んでいるのに気付いたからだ。
(……こは、まさしく阿修羅の如くなり)
「ゲッショー^^♪」
ふと、社長が口を開いた。
「私に言わせれば、貴方の露出の高い過激なファッションは、とてもじゃないけど……皇宮に行こうって人には見えないわね^^♪♪♪」
ゲッショー殿、確かに服は着てないけど羽毛だし……。
「わが社の看板にドロを塗るような真似だけは許さないから^^^^^^♪♪♪」
「……理不尽でござる」

聖皇の御前

『……おもてを、あげよ。わらわの傭兵。そして従者臼姫。わらわのため、皇国のため、よくぞ幽霊船の正体を暴いてくれた。大儀であった』
聖皇の言葉に、臼姫社長が恭しく礼をする。こんな姿を見るのは珍しい。
『……だが、わらわは不快であるぞ。亡者の国、イフラマドの船とは……』
「おいたわしヤ、せいこうさま。オきもチ、オさっしイタシマス……」
聖皇の言葉に、横で控えていたオートマトンもアヴゼンが慰める。
「デスガ、イフラマドのぼうれいナド、いまハもうムカシのもの。それに……アトルガンノぐんじりょくヲもッテスレバ……おそレルニ、タラ~ズ!」
「……怖れるに、足らず」
強気なアヴゼンに、その隣のもう一体のオートマトン、メネジンが唸る。
「しかし、幽霊船は未だにうろついていると聞く……しかも、痛風王子まで乗っているとイフラマド系の民が聞けば、暴動が起きるぞ……」
「他の地域から配置を移して……」
「ふめつたい、せいこうノ、ごぜんデアルゾ!」
「……静粛に」
聖皇の御前で作戦会議を始めた不滅隊の紳士たちを2体のオートマトンが叱る。
『そなたらの働きは、まこと大儀であった。きっと、皇国から不安の種を取り除いてくれると、期待しておるぞ……』

人の去った皇宮で

「……サトリ宰相、ただいま戻りました」
『……東方戦線の視察、ご苦労であった。下がってよいぞ……』
「……陛下、私の留守中に、何をなさっていたのですか?」
『……わらわは存ぜぬ……』
「何をしていたの!?」
『…………』
「このサトリの名を騙り、傭兵たちを皇宮に招き入れたのは本当なの!?……と、聞いている……。少しばかり、お遊びが過ぎるわ。聞きなさい。聖皇として生きようとするなら、何よりも分別を身につけるの。与えられた役割だけを果たし、それ以外のことには……目をつぶり、耳をふさぎ、心を閉ざすのよ」
『……宰相。心配も度を越すと、身体に障る……』
「ソウダナ。しんぱいのしすぎだとおもウゾ。カホゴ・カホゴ・カホゴ!」
「黙れっ!!」
「ご、ごめんなさい」
「……話し相手になって差し上げろ、アヴゼン、メネジン。陛下は……お一人では何もできない」