キャラ攻略/ルナチャイルド

Last-modified: 2014-12-14 (日) 11:51:25


ルート概要

ヴォヤージュ201⑨で攻略可能になる3バカかしまし娘の一人。三人の中では見た目の変化が一番謙虚でその事をひそかに気にしていたりするが、ドリルは更に豪華になっていたりする。どん臭さはそのままで相変わらず他二名と一緒に悪戯をして割を喰らうポジも健在。
しかしどうやらいい加減そうゆう「お遊び」から卒業した方がいいのでは? と考えるようになってきて・・・・・・

出現条件

園児時代のサニー、スターらと一緒に遊んでいる。
その後未来での再開後に帰る為の手段を探す際、「3バカのアテを信じてみる」を選択することで三月精√に入ることができるが、他の選択肢を選んだ場合はその選択肢に対応したキャラの√に入るばかりか三月精はお邪魔役の敵対ポジに移行するため攻略は不可となる。

フレリスト登録条件(戦闘参加)

三月精√に入る事で自動的に登録される。

ルート攻略

201⑨編全般に言えることだが攻略期間が10月後半の学園祭準備期間から12月のクリスマス直前までの約2ヶ月ほどと短いので一日も無駄にできない。園児時代にできるだけ好感度を稼いでおくことは勿論、選択肢もピンポイントで好感度が上がるものを見極めて選択していくようにしよう。
三月精√はその名の通り、ほぼ同一のシナリオを三人それぞれの視点で追っていくことになる。それぞれがどのような考えを持って行動していくのかを見比べてみると面白い。
また三月精√は好感度が同時に上がる選択肢が多く、中でもルナチャイルドは他二人に比べるとあまり積極的な性格をしていないために他二人に好感度で追い越されやすい。彼女の意見を尊重する等、彼女のみ好感度の上がる選択肢は必ず選び取るように心がけよう。
また、スターやサニーがそれぞれ身長やおムネが女性らしくグンバツに成長した中、小学生に間違われる事もしばしばあると言うルナのコンプレックスをどう取り除いてあげるかがシナリオのキーでもある。

序盤

時期的に学園祭などの学園行事が迫っている為、三人と親睦を深める機会は多い。帰る為の目処もまだ立たないので慌てず騒がず一歩引いて彼女達と行事を楽しんでしまうのが大人の醍醐味。
三人でいる時は昔通りバカをやっているルナチャだが、一人になった時にどこか憂鬱そうな表情をする時がある。その際は気負わせないようにあくまで軽い感じで愚痴を聞いてあげるといい。「進路やらなにやら迫る中、自分はこんなことをしていていいのだろうか?」 と等身大の悩みを打ち明けてくれる。

中盤

学園祭が終わると主人公が現代に帰れるか否かなんかどうでもよくなるほどの事件が発生する。なんとルナチャイルドに月光女学院からのスカウトがくるのだ。
直々に話をしにきた豊姫(サニー、スター視点の場合依姫が来る。現代よりも雰囲気が柔らかくなっている)曰く、「学園祭で見かけた際にタダの妖精とは思えない何かを感じた」らしく是非ともその部分を我が学院で伸ばしてみないか? ということらしい。ちなみに紫は「彼女の意思を尊重する」と答えたようだ。豊姫は答えはすぐに出さなくていいからと最後に伝え、帰っていった。
あまりの事態に頭が追い着かない面々。やがてルナが「ちょっと1人にして」とつぶやき、1人ふらふらと出て行ってしまう。彼女を追いかけて相談にのってあげよう。その後、他二人の意見も聞くことになるのだが、サニーは「賛成」を、スターは「反対」の意見を出す。だが意見がかみ合わないことで二人は喧嘩をしてしまい三人の関係がギクシャクしてしまう。肝心のルナは「どうしたらいいか解らない」とのこと。月光女学院への返答のリミットは12月末。どちらを選ぶにしてもルナが迷いなく自信を持って決断できるように、また他二人を納得させ空いた溝を埋めるべく、奔走しよう。
元々ルナチャイルドはサニー、スターの両方に少なからず劣等感を抱いている。そして今の自分達はこのままでいいのかとも思い悩んでいる。かなりナイーブになっているのでしっかり支えてあげよう。

終盤

12月1日ににとりがタイムマシンの件について話したいと主人公の元を訪ねてくる。
タイムマシンは無事に修理出来いつでも使える状態にあるが、今の時間軸から過去に戻る事、つまり元の時代に戻れるのは12月23日までしか出来ない。と言うのもタイムマシンが通る時間のトンネルの歪みが23日以降不安定化の見込みがあるので帰るのならそれ以前が望ましい、23日以降も時間のトンネルの歪みが元に戻れば問題なく帰れるもののそれが何時になるかは解らないとの事だ。
主人公が元の時代に帰れるタイムリミットは24日の午前0時まで、それまでにやり残した事は無いか今一度確認しよう。

関連イベント一覧

現代でも未来でもサニーやスターと一緒にいることが多いルナ。二人の無茶苦茶なペースにぶつくさ文句を言いつつも楽しそうにしていることが多い。

現代でのイベント

始業式/入学式(現代)

関係はさらさらないが、帰り道に幼稚園前を通ると悪戯を仕掛けられることがある。
そして、逃げるときに高確率でルナが転ぶ。転ぶと三月精全員と知り合える。
もちろん転ばない場合もあるが……。

デート(現代)

一学期期間中(現代)

なるべく頻繁に幼稚園の近くに顔を出すとよい。あまり露骨にやると周囲から不審な目で見られるので、行くときはそれとなくやること。
高確率で三月精に悪戯される。そして高確率でルナが転んで取り残されるので、二人になれるチャンスである。
相手は幼稚園児なので、紳士的な対応を心がけるように。
転んだ拍子に足を擦りむいてぐずっている場合があるのでジュースとケアルをおごってやろう。
「サニーのせいよ、私が痛い目に遭うのは何時だってサニーのせいっ!」と愚痴をこぼすくらいには心を開いてくれるぞ。

夏休み(現代)

ファイナル幼稚園で手伝いのバイトなどをしていれば、幼稚園で開かれる行事などに参加することができる。
夏休み中に催される行事は「プール教室」、「夕涼み会」、「キャンプ」の3つ。全てに参加するのが理想だが、スケジュール管理が大変なので最低でもルナチャイルドの好感度が稼げる選択肢が多い「夕涼み会」には参加しよう。

遠足(現代)

大きなイベントとしては時間移動前最後のイベントなので、好感度が足りてない場合、これが現代での事実上最後のチャンスとなる。

  • ルナの希望は動物園か水族館なのでそのどちらかに決まるように企画を持って行こう。どちらにしても象の鼻につままれたり、猿におやつを持ってかれたり、イルカのショーで水を被ったりとトラブルに巻き込まれる系のイベントが発生するので上手くフォローしてあげよう。見て回る際に肩車をしてあげると恥ずかしがりつつも喜んでくれるぞ!

未来でのイベント

デート(未来)

元々食べ物や嗜好品の趣味が大人っぽいルナは賑やかなファミレスより渋い雰囲気の喫茶店などの方を好む。
なので、ここは「ベヒんもス」ではなく、高町さんが営んでいる「翠屋」にした方が吉。
中でもコーヒーについては特にこだわりがあるようで、豆の種類や焙煎方法などを饒舌に語ってくれるほど。あまり女の子っぽくない趣味なので彼女は恥ずかしがるが、認めてあげるととても喜んでくれる。
デートできる機会はあまり多くないので少ないチャンスを活かせるよう、素直にアタックしていこう。

  • 初デート中、「私達って周りからどう見えてるのかな?」と聞かれるので恋人同士と答えるのが吉。仲の良い兄妹と答えると露骨に不機嫌になり好感度がだだ下がりなので止めておこう。怒ったルナも可愛いけどな!
  • 転び癖が直っていない場合はデート中も油断出来ない。場所移動の際にランダムで段差に躓き、階段で滑らせ、小石に転がる事がまれによくありもし発生してしまったら表示がごく短い選択肢『抱き止める』を素早くクリックしよう。転んだ際、足を挫いてしまいデートが強制終了するイベントが一度だけ発生する事があり、ルナを抱っこorおんぶして帰る事となるが、抱っこを選択すると「子供みたいじゃない」と恥らうルナのCGを回収出来るので抱っこ推奨。

文化祭(未来)

序盤の山場。別クラスであるチルノやレミリアらと客引き勝負をすることになる。ルナ√の場合、喫茶店を開く事になるのだが、出品するコーヒーは「一番詳しいから」ということでルナに一任される。あたふたとしながらも一生懸命にコーヒーを選ぶルナをサニーらと共に見守りつつ、彼女らと親睦を深めていこう。
学園祭当日、予想以上に好評となった喫茶店は満員御礼の大騒ぎ状態なのだが、コーヒー関係はルナがほぼ一人でやっている為に手が追いつかない状態になり、主人公が手伝うことになる。準備期間中にルナから聞いた知識をフル動員して彼女を助けてあげよう。

  • はー?コーヒーとか泥水以下ですしおすし
    喫茶店にやってきたのは激務の間を縫って学園祭にやって来たレミリアだった。満員御礼状態の喫茶店が気になり偵察に赴いてきたらしいのだが、開口一番にコーヒーを貶める数々の苦言を呈する。もちろんレミリアは心無い事をスバスバ言うような悪い子ではないのだが、未来のレミリアはストレスがマッハGOGOGO状態なのであしからず。これにはルナチャも怒りが有頂天になりブチギレ、腐った葉っぱの出汁飲んでる輩に何が解るって言うの! などと互いの口撃はヒートアッポしてどちらともなく詰めよりがん付けヤブ睨み上等、一触即発とはこの事だと主人公はなんとか事態を収拾せんとする。
    提案があります、と一歩前に出たのは咲夜。この場にいる数人でルナの淹れたコーヒーと咲夜が淹れた紅茶を飲み比べして決めましょうとの事だ。一度は難色を示す主人公だが咲夜が主人公に放ったウィンクは「任せて」と言ってるように聞こえた。ううん、わからないけど絶対そう。
    偶然にもその場に居合わせた数人(誰かはランダム)とルナ、レミリアの前にカップがそれぞれ二つずつ置かれた香りと味をよく確かめて欲しいとの咲夜の提案で全員目隠しをし飲み比べに挑む事となった。右がルナの淹れたコーヒー、左が私の淹れた紅茶です、との咲夜の言葉と共にそれぞれ思い思いの方からカップを手にとった。しかしルナは左の、レミリアは右のカップなんか絶対飲まないから、とプンスカしながらそれぞれ右の、左のカップを口につける。
    ぷは、っと中身を全部飲み終えるルナとレミリア。ルナはどうにも困惑の色を隠せない表情で、レミリアは「いつもの紅茶の味じゃなかったけど悪く無いわ」と気に入った、帰ったら妹をファックしていいぞと咲夜を喜び褒めまくっていた。咲夜がそれでは皆さん目隠しを外して下さい、と合図すると二人の目に飛び込んできたのはそれぞれ黒色と琥珀色の液体が残っているカップだった。あれ、右がコーヒーで左が紅茶で……ってなんてもの飲ませてくれたのバカ咲夜ー! レミリアが勢いよく椅子から立ち上がる。
    でも、おいしかったでしょう? とレミリアをなだめる咲夜。納得出来ない様子のレミリアだったが徐々にべ、べつにまずかったわけじゃないんだからね!勘違いしないでよ、おいしいって言ってるんじゃry などと態度を軟化させて行った。
    あなたはどうなの? 私の紅茶はお気に召さない? と問われたルナもおいしかったです、と売り言葉に買い言葉で応酬した事を謝罪した。
    ふと、レミリアが唐突にテーブルに備え付けてあるベルをちりり、と鳴らした。
    どうしたの? 私はお客よ。ここは喫茶店なんでしょ、もう閉業なのかい? 早く注文を取りに来なさいよ、とふてぶてしく椅子に座り直す。
    主人公ははっとしたようにレミリアの注文を伺いに発った。
    片付けは私がやっておくから、あなたは厨房に戻りなさい? 咲夜がルナを促す。
     
    レミリアは時間一杯まで喫茶店に居座り、時にウェイターごっこをしたりミルクをうっかりぶちまけたりと騒がしくも、しかし誰よりも一学生らしい振る舞いで楽しそうだった。
    全てが終わった後、咲夜は主人公とルナにこんな事になって大変申し訳ありませんでした、と深々と頭を下げた。
    レミリアが会社を継ぐ事になり大変なのは噂に聞いていた為主人公はそれほどでもないと謙虚な対応。
    ルナも咲夜に紅茶のいろはを教えてもらい嬉しそうだ。
    そう言っていただけると助かります、最近のお嬢様は根を詰めた様子で笑顔もめっきり見せなくなってしまっていたから、と咲夜。
    そろそろ戻らないと本当に業務がマッハになる為喫茶店を後にする咲夜とレミリア。
    色々あったが喫茶店は大盛況の内に終わった。
    以後しばらく、咲夜とレミリアはコーヒーを、ルナは紅茶をティータイムに淹れるようになったとか。

修学旅行

期末テスト(未来)

冬休み(未来)

クリスマス

23日までにタイムマシンで帰還する事を選択せず、ルナとクリスマスを過ごす約束をするとクリスマスデートが可能になる。二人の会話は主人公が帰還しなかった事、豊姫からスカウトなどの話を軸に、ルナは自分の想いを主人公へと伝える。ルナから伝えられる想いは現代を含めたこれまでの主人公の行動次第だ。

年末年始(未来)

バレンタインデー (未来)

ホワイトデー (未来)

終業式/卒業式(未来)

現代と未来のリンクイベント

ヴォヤージュシリーズのウリの一つである、現代での選択肢の選び方で未来のシナリオが変化するリンクイベント。ルナの場合は彼女のドジっ子ぶりに変化がでるものと、全キャラ通して異彩を放つコロネヘアに関連するものの2つ。どちらも発生させておくと好感度を稼ぐチャンスも増えるのでぜひとも狙っていこう。

 

三月精共通イベントはサニーミルクの項目を参照

ズッコケ克服大作戦

何かにつけてよく転ぶルナ。毎回転んでは涙目になったり、たまねぎ口全開でむっとしていたりする彼女を見かねた主人公が転ばない方法をレクチャーすることに・・・・・・。

ルナチャコロネのつくりかた

いついかなるときもルナの髪はコロネ状にセットされている。ある時、いつものようにイタズラのとばっちりを受けたルナは頭から大量の水を被ってしまい折角のコロネが台無しに・・・・・・。
髪型をセットし直すルナチャだがこの際別の髪型も試してみてはどうか、と提案する事で清楚感溢れるストレートやおしゃまなお団子ヘアーなど様々な髪型のルナを堪能出来る。髪型それぞれに立ち絵と一枚CGが用意されている気合の入りっぷりなのでいつもと雰囲気が違うルナを見たい人は必見のイベントだ。

エンディング一覧

TRUEEND『月はいつもそこにある』

GOODEND・A『スリーフェアリーズ』

  • 現代に帰還せずクリスマスデートを最良のパターンで過ごし、ルナが自分の未来を決断する

「サニー! スター! 久しぶりっ!」
「ルナ、主人公さんもこっちこっち! わぁっ、それ月女(ツキジョ)の制服でしょ!? 可愛い~」
「そ、そうかな? えへへ……」
「寮生活はどうかしら? もう慣れた? ちゃんとご飯食べてる?」

 

学園内のカフェテラスでかしましく会話をする妖精三人とそれを見守る主人公。
ルナは豊姫のスカウトに応じ、月光女学院へと転校した。
正直なところルナの胸は不安で一杯だった
小さな頃から三人で過ごした大樹の家を出て、新たな学び舎に一人で臨む事。
サニーやスターとのこれまでの関係が壊れてしまうのではないかと言う事。
他にもいろいろな不安をルナは抱いて、それでもルナは自信を持って月光女学院へと進む道を選んだ。魔力の源である月の加護を受けた妖精であるルナは魔法の才能を女学院で開花させつつあった。
転校してから暫くしてようやく落ち着ける時間が出来、今日は久しぶりに三人が揃ってのお茶会だ。
陰陽鉄学園と月光女学院に共通の話題と言うのは少なかったが、三人はそれでも良かった。こうして以前のように顔を会わせられる事自体が何よりも嬉しかったのだ。

 

時の流れは様々なものを風化させる。しかし中には変わらないものもある、
それは幼い時から抱いていた恋心であったり、別々の道を歩んだとしても揺るぎない三人の絆であったりするのだ。

 

何故なら彼女たちは光の三妖精(スリーフェアリーズ)

 

どんな時でも三人の心はいつも一つ!

 

この時代に残る事を選択し、その輪の中に加わった主人公は彼女達とどんな物語を紡いで行くのか、
主人公の隣に座るルナの満月のように明るい笑顔は、それがきっと希望に満ちたものであると暗示しているかのように見えた。

GOODEND・B『光の三妖精』

  • 現代に帰還せずクリスマスデートを最良のパターンで過ごさず、ルナが自分の未来を決断する

豊姫からの提案は魅力的だった。ルナはその提案で他人に自分が特別な存在なのだと認めてもらえた気がしたのだ。サニーやスターには無いものが自分には有るのだと、それが事実なら自分の心に抱いていた二人へのコンプレックスも解消出来るのではないかと。
しかしルナは豊姫からのスカウトに応じなかった。
だってそうしなくても、ルナはもう自分が特別な存在だと信じる事が出来ていたのだから。

 

学園へ向かう通学路を二人の男女が歩いている。頭二つ分も、或いは三つ分も身長差があるでこぼこカップルだ。その二人を茶化すようにお胸の大きな女の子とすらりとした女の子が横からかしましく騒ぎ立てる。
主人公は現代に帰還しなかった。誰よりも好きな人の為に、この時代で生きていこうと決めたのだ。
主人公にとってルナは特別だった。ルナはそれが何よりも嬉しかった。
そして自分には、自分の事を真剣に案じてくれる大切な二人の仲間が居る事を、改めて再認識出来たのだ。

 

もう彼女は気負う事は無い、だって自分はこんなにも素晴らしい人達の一員なのだから!

 

この時代に残る事を選択し、その輪の中に加わった主人公は彼女達とどんな物語を紡いで行くのか、
主人公の隣で微笑むルナの満月のように明るい笑顔は、それがきっと希望に満ちたものであると暗示しているかのように見えた。

NORMALEND『Time gose by』

  • 現代に帰還する

主人公はにとりが修理を終えたタイムマシンで現代に帰還する事を選択した。
出会うことのない人達と出会ってしまった。本来ありえる筈のない、成長した園児達との出会い。
それはお互いにとって良かった事なのか、それは解らない。
しかしこの時代のにとりは10年前未来に跳んだ主人公は確かにすぐに帰ってきたと言っていた。
ならば、それが正しい歴史なのだろう。
主人公はこの時代においては異邦人なのだ。本来あるべき場所へ帰る、それだけの事だ。

 

この時代で親しくなった人達が主人公が乗ったタイムマシンの周りで思い思いに別れの言葉を告げる。

 

「また会えるよね?」

 

ルナもまた、そうした人達に混じって主人公へと呼びかける。

 

タイムマシンは虚空の彼方へと消えていった。
そう、これで良かったのだ。これが『正しい』選択なのだから……。

BADEND 『壊れた絆、つながらない思い』

  • 三人の関係がぎくしゃくしたまま、12月23日を迎える

豊姫の強い要望もありルナは流されるままに月光女学院への転校を決めた。
ルナは転校の準備で忙しく、学園へ登校する事もまばらになりサニーやスターとはすれ違う時間が増えていった。
月光女学院の寮へ転居してからはそれまで抱いていたコンプレックスを打ち消すように学業に専念していた事もあり二人との接点は次第に減っていった。サニーとスターとの間に出来た溝はルナが居なくなった家の中で時間と共に深くなっていき、ある日を境にスターが家に帰らなくなった事で決定的となった。

そして、1人ぼっちになったサニーは家を売り払い、チョコボに乗って沖縄へと旅に行き、それっきり。

 

いつも一緒だと思っていた。
いつまでも一緒だと思っていた。

 

しかし三人の進む道は違えてしまった。
壊れてしまった絆は二度と、戻らない。

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