キャラ攻略/上海人形

Last-modified: 2011-05-23 (月) 00:25:02


ルート概要

  • からくり士キャラ共有のサブイベント「汎魔マトンに花束を」のメイン登場人物の一人。
    (イベント詳細は別所にあるためここでは概略のみ)
    ある事情により、人形でありながらも人間としての意思を持ち、自由に動けるようになる。
    しかしそれはわずか2週間の出来事であり、イベント終了と共にまた普通の人形に戻ってしまうという、
    美しくも儚い物語だった。
    このストーリーの結末によって上海の攻略方法は大きく変わってくる。
    また、イベントが追加されたり、会話が少し変化したりする。

出現条件

  1. 魔理沙の高感度が一定以上
  2. 「続々々!八頭身魔理沙への挑戦」のイベントで儀式に失敗する

フレリスト登録条件(戦闘参加)

ルート攻略

  • 魔理沙の好感度を上げ、「続々々!八頭身魔理沙への挑戦」のイベントで儀式に失敗するとその影響で
    人間化して出現する。
    心優しく言葉遣いもよいので誠実に接していれば好感度は上がる。
    人間になっても変わらずにアリスと同居している。
    実際は主従関係であるが、アリスにはむしろ妹のように思われているようだ。
  • 上記の「続々々!八頭身魔理沙への挑戦」で上海が人間になったとき、
    本来は驚きのあまり主人公が声をかけるまで終始呆然としているが、
    「汎魔マトンに花束を」をクリアしていた場合、
    涙しながら上海に抱き付くアリスとそれに微笑んで応える上海が見られる。
    とても涙ぐましい場面である。
    人間サイズになった影響で上海が何も着ていないことを除けば。
     
  • 上海の好感度は実は彼女が人形だった頃から計算され続けており、
    彼女に限らず人形やマトンを大切に扱っていると、徐々にだが好感度が蓄積されていき、
    逆に手荒に扱っていると、こちらも少しずつではあるが好感度が減少していく。
    だが、「汎魔マトンに花束を」を発生させ、上海が自立行動が可能になっている間は
    その振れ幅が通常キャラと同じになる。
    また、「汎魔マトンに花束を」の結末によっては、人形になった後もその振れ幅は変わらなくなることがある。
    そのため、人間として出現した瞬間いきなり超高好感度になっていたりする。

序盤

  • 上海の好感度は他のキャラと同じようにして上げることが出来るほかに、
    上海との会話中or上海がPTに居る状態で人形を大切に扱うような行動を取ることでも上げることが出来る。
    中盤から登場するキャラなので、序盤は下手に他のヒロインと余計なフラグを立てないように。
  • 上海は魔理沙の魔法実験の失敗によって発生した特殊な魔力により人間になっているため、
    これが切れると人形へと戻ってしまう(この魔力は上海のSPとは無関係)。
    そのため、主人公は定期的に魔力集めに奔走することになる。
    もちろんただ魔法使いのフレに頼めばいいわけではなく、
    魔石「変質の欠片」が必要になる。これはmobやダンジョンの宝箱から入手出来る他、
    クエストの報酬として譲ってもらえることもある。
    ただしこれが入手出来るのはあくまで上海が人間になっている間のみ。そのため、ゲーム序盤から予め貯めておくこと等と言うことは出来ない。
    最初は魔石一つにつき1週間分の魔力が蓄えられるが、3回魔力を蓄えるごとに魔石の使用量が一つずつ増えていく。
    上海が人間になった時期にもよるが、夏休み前にイベントを発生させていると
    軽く150個以上の魔石が必要になる。当然、ドロップ率は低く、クエストの報酬で貰えるのも1~3個のみ。
    ただ、魔石はmobの種類に関係なく全てのmobが落とすため、普通に狩りをしているだけでも気付けば貯まっている。
    無論、必要最低限の戦闘をしているだけではあっという間に底を尽いてしまうが。

中盤

  • 上記の理由により、仲間になってからしばらくは平穏な日々が続く。
    とてつもなく良い娘なので、ただ一緒に居るだけで癒されるだろう。
    デート時には普段の大人しいイメージを保ちつつもはしゃいでいる彼女を見られる。
    この幸せな時間を護るためにも彼女との絆を保ちつつ、魔石集めに精を出そう。

終盤

  • 終盤になると上海の魔力維持のために使う魔石の量が多くなり、狩りにクエストにとリアルにかなりの重労働になってくる。
    一度の魔石の使用量が9個になると、自分のために身体に鞭打つ主人公を見て心を痛めた上海が
    もう無理はしないでくれと言ってくる。
    その際上海の好感度が高いと「ああ・・・」と「上海のためなら無理なことなんてない」の2つの選択肢が出る。
    「ああ・・・」を選んだ場合は好感度が低く、選択肢が発生しなかったときと同じ会話になる。
    ただし、これを選んでもフラグが折れるわけではなく、今までと同じ状況が続く。
    その後魔石を使用すると再び同じ条件で似たような選択肢が出現する。
    「上海のためなら無理なことなんてない」を選択すると、それなら私が傍で無理をしないように見張っていますと言い、
    場所や時間に関わらず常にシャンハイをPTに加えられるようになる。ついでに、上海の住む場所もアリスの家から主人公の家へと移る。
    主人公がブロントさんの場合、天子が嫉妬の眼を向けてくるが実害はない。むしろ日に日に仲良くなっていく二人を見る事が出来る。
     
  • 上記のイベント以降、上海の魔力が尽きた場合、日付や状況に関わらず問答無用でBADENDになる。
    努力が足りずに人形に戻ってしまった上海を見たプレイヤーはあまりの不甲斐なさに自分自身にどうしようもない怒りを覚えるという。
    こうならないためにも何が何でも魔石を出来る限り確保していこう。
     
  • 終盤になると魔石を大量に入手出来るクエストがいくつか出現する。
    中には(交友関係によっては違う結果になるが)かなり屈辱的なことをやらされるものもあるが
    それは同時に運命との決着の時が近づいたということでもある。
    上海と共に居たいと願うのならば恥などかなぐり捨ててクエストに挑もう。
  • 「アンコール」「レベル3リジェナ」などの補助技を自力で多く覚えるが、ステータスが低く進化もしないため使いにくい。
    魔法全般に強い、精神と神経属性を無効化、呪殺を反射、弱点は破魔のみという優れた相性を持つため、
    広域バリアの強化パーツを装備させて魔法攻撃に対する盾要因にするのもアリ

この世界では珍しい根っからの純真キャラなので、BADENDである『再び人形へ』の涙腺崩壊ぶりは
他に例を見ないという。

連続クエスト:【心無き者は何をぞ想う?】

  • 終盤、魔石の入手個数が一定数を超えるとスタートする連続クエスト。
    これをクリアすることが上海TRUEENDを見るための条件だが、
    クリアのためには一定以上の時間、準備、能力が必要とされるため、
    出来るだけ早くにこのイベントを発生させないと時すでに時間切れ、となりかねない。頑張ろう。
    ちなみにクエスト発生のための魔石入手個数は、経過してきたルートによって異なる。
    総じて上海の高感度が高い方が少ない個数で発生する。
    また、【汎魔マトンに花束を】を経ている場合、必要個数はかなり少なくなる。
  • 【少女アリス】の発生
    条件を充たした状態で上海をPTに加えると、学校の校門で見知らぬ少女に話しかけられる。
    彼女は主人公たちが大量の魔石を必要としているということを知っており、
    「どんな願いでもかなえられるような、とてもすばらしい魔石」のある場所へと案内してくれるという。
    その申し出を飲むことにすると、新エリア、魔界へと移動する。
    また、アリスをPTに加入している場合、「あの子はもしかして…」という謎のメッセージを発する。
    ちなみに少女の名前は【謎の少女】としか表示されない。
    「みやぶる」をしても【謎の少女】としか分からないと徹底している。
  • 【心無い恋、心無い涙】の発生
    魔界にて【謎の少女】の言葉に従い深部へと進んでいくと、道中で夢子が登場。
    彼女は【謎の少女】をたしなめ、戻るようにと一行に忠告をする。
    そして彼女の台詞から、魔石が上海を人間の姿に維持してきた理由、
    そして必要な量が次第に増えていく理由が説明される。
    魔石の正体とは、人間の持つ「虚ろなる闇」が結晶化したもの。
    「死」や「心の闇」などの心持つもの全てが持ち合わせるマイナスの面を凝縮したものだった。
    それゆえ、人形であり不死、無垢だったはずの上海が「より人間らしく」なることを望んだとき、
    多くの魔石の力を必要とすることとなったのだ。
    【謎の少女】が主人公たちを案内しようとする先にあるものは、
    その危険性ゆえに魔界に隔離されていた巨大サイズの魔石。通常の人間が触れたら頭がおかしくなって死ぬ。
    しかし上海がその闇の影響を引き受けるのならば、近づいても平気なはずだと【謎の少女】は主張。
    夢子がそれに反論する。

「心が無いまま、憎悪も嫉妬も、恐怖も驕慢も、何も知らないということすら知らないまま、
 それゆえに安らかで幸福でありつづけることが出来るのが人形という存在の特権」
「お前は人と同じように生きたいのか? 死に怯え、別れを恐れ、恋に苦しむことを選ぶのか?」

この問いかけに、上海と共に答えることが出来たとき、ラストバトルへの道が開ける。
魔界に封印された魔石、【闇のクリスタル】を守護する【Phoenix】に勝利することが出来れば、
クエストクリアとなる。

関連イベント一覧

デート

夏休み

文化祭

修学旅行

期末テスト

冬休み

クリスマス

年末年始

終業式/卒業式

エンディング一覧

NORMALEND

GOODEND【Step by Step, Heart to Heart】

  • 【闇のクリスタル】の封印を開き、通常の人間と同じくらいの闇を手に入れることとなった上海。
    だが、とその直前になって一人の女性があらわれ、上海を静止する。
    現れたのは魔界の女神、神綺。神綺は上海の現在の器は魔石の力に耐えられず、
    このままでは崩壊すると忠告する。
    だが、それでも人間になりたいと望む主人公と上海に、神綺は、
    「上海が魔界人として生まれ変わる」という選択を示す。
    大量の魔力、そして多くの経験によって成長した上海の魂は、
    すでに魔界人の器にふさわしいほどになっている。
    だが、そのためにはもう一度「生まれなおさなければいけない」ため、
    上海はすべてを忘れ、赤子として再び生をやりなおさなければいけないというのだ。

再会は少なくとも十年後。
だが主人公は、上海を忘れず、彼女のことを待ち続けるということを神綺に誓う。

「×××さんに会いに行きます。ずっとずっと好きです。
 全部忘れても、名前すら分からなくなっても、きっと×××さんと再会できたら、
 その瞬間、また貴方を好きになります」
「だって私は、まだ人形で、心が無かったころからずっと、
 あなたのことが好きだったんだから」

二人は再会を誓って指切りをし、口付けを交わす。
ラストのイベントCGは、フェニックスの力を受けて光をまとう上海が、
さながら花嫁のヴェールをかぶったように見える一枚である。

TRUEEND【ふたりのあした】

  • グッドエンドを見ていること、神綺を攻略キャラクターとして登場させていること、
    【the Grimoire of Alice】を入手していることが条件。
    イベントは途中までグッドエンドと同じように経過するが、
    エンディングロール後にイベントが追加される。
  • 上海が去ったままで卒業式を迎える主人公。卒業後の進路は、上海を待つため、
    アリスのような人形師(からくり士?)の道を進みたいと願う主人公。
    にとりなどと一緒に図書館でそんな話をしていると、アリスが主人公を探しに来る。
    妹が春から陰陽鉄学園中等部に入学するので、校内を案内して欲しいというのだ。
    言われるがままに外へ出た主人公は、咲き始めた桜の下に、確かに見覚えのある少女の姿を見つける。

魔界で遭遇した【謎の少女】は、アリス・マーガトロイドその人の過去の姿だった。
魔界という場所は時間の流れが通常とは異なっており、また、
そもそも少女アリスが主人公と上海を魔界に招いたのも、
未来で多くのカケラとなって散らばってしまった魔石を集めるという意図があってのことだったとも。
だが、再会した二人にとっては、そんなことはどうでもいいことだ。

「また、ちっちゃくなっちゃいました…… 背伸びしても届きません」
「でもすぐに私、もっと大きくなりますから!」

神綺の子として、アリスの妹として再び生を受けた上海は、今度こそ本当の人間の少女となった。
時を越えた再会した二人と、そして、まだ始まったばかりの物語を祝福するような咲き初めの桜で、
この物語は終了する。

BADEND【人間は人間へ、人形は人形へ】

  • 夜中、主人公が寝静まった頃、上海はふと息苦しさのようなものを感じて目を覚ます。
    上半身を起こしてみると身体の動きがぎこちなく感じる。そして悟った。
    自分が人間で居られる限界が来たのだと。人形に戻るときが来たのだと。
     
     
    もはや足も痺れていてまともに歩けず、満足に声も出せない。
    恐らく、自分は彼が目を覚ます前に人形に戻ってしまうだろう。
    そうなってしまえば、もう彼に自分の想いを伝えることが出来なくなってしまう。
    そう思った彼女はノートに記していった。
     
     
    彼に人間として会えたこと。
    彼と一緒に過ごしたこと。
     
     
    書いていくうちに徐々に手の感覚が消えていく。
     
    お願いです神様。どうか、どうか最後まで。
     
    伝えたかったことがあるんです。言えなかった言葉があるんです。
     
    だから、お願いです。彼に伝えさせてください。
     
     
     
     
    『ありがとう』

DEADEND【人でなしの恋】(主人公人形エンド)

  • 連続クエスト【心無き者~】に挑戦に失敗することで発生する特殊エンディング
    上海の人間としての肉体が崩壊しようとしていくときに、
    アリスの問いかけにことごとく反対しつづけると見ることができる。
    主人公のあまりの聞き分けの無さに、
    「それならあんたも上海と一緒に人形になればいいじゃない!」と激昂するアリス。
    それに対して、「人形でもいいから一緒にいたい」を選ぶとこのEDに分岐する。

    もはや妄念ともいえるほどの上海への愛情の濃さを知ったアリスは、
    このままではもはや主人公は上海と離れて生きていくことが出来ないとさとり、
    とある選択をする……
    翌日、人間の少女【上海】は学園から消え、【上海人形】がアリスの下へと戻ってくる。
    そして学園には、今までと何も変わらぬ平穏な日々が戻ってきた。
    主人公もまた普通どおりに登校し、クラスメイトたちと卒業式の準備に励む。
    だが、アリスは風邪を引いたといって学校にやってこない。
    卒業式のプリントを渡すためにアリスの家を訪ねる主人公と友人
    (ちなみにデフォルトヒロインが同行する。ブロントさんの場合は霊夢、ノブオの場合はパルスィなど)。
    家に入るとアリスが散らかった家の中で作業机に突っ伏して寝ているところが見つかる。
    アリス曰く、卒業式よりも前にどうしても仕上げたかった人形があったのだという。
    そして、机の上には上海と、寄り添うように隣に並ぶ見たことの無い新しい人形。
    その人形が主人公にそっくりだと気付いた友人がアリスをからかう。
    だが、アリスは静かにこう答えるだけだった。
    「心が無くても、人形でも、恋をすることは出来るの……」
    主人公が上海との記憶のすべて、そして手に入れた魔石を人形に宿し、
    人形となって上海と共に居ることを選んだというルート。
    イベントCGを見ながら、二体が幸せそうに見えるか、それとも不幸そうに見えるかは貴方次第である。

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