イベント名
華仙の修行・初級編
概要
シナリオ傾向:シリアス[無し] コミカル[有り] ほのぼの[有り] 恋愛[有り] 欝、人死に[無し] 百合、大統領ネタ[有り]
登場人物関係:登場人物の制限[無し] キーキャラクター[茨木華仙] 敵対キャラクター[]
攻略関係:イベント発生時期[ゲーム開始時] 総所要日数[1日] 他シナリオとの平行[不可] 戦闘難易度[低] 攻略中ヒロインの関与[無し]
有頂天で学園モノの世界に降り立ったばかりの貴方。
右も左も判らない君に、通りすがりの仙人が懇切丁寧に修行してくれるぞ!
発生条件
ゲーム開始時(周回プレイでも同様)の選択肢で「修行を受ける」を選択する。
攻略
……あれ?ここはどこだ?確か、校門を潜ったはずだと思ったのに……。
「ようこそ、チュートリアルへ」
だ、誰?
「私は茨木華仙。通りすがりの行者よ。だけど今回は、謙虚にも修行したいという貴方のために、チュートリアル役を引き受けることになりました」
そ、それはどうも……。
「じゃあ早速だけど、」
「そんな装備で大丈夫か?」
大丈夫だ、問題ない
- 小手調べ
ここでいきなり戦闘開始。相手はデスペラードカオス。
相手の攻撃は苛烈な上、そもそもゲームを始めたばかりのPCにまともに戦えるわけも無い。
周回プレイを繰り返せば倒せるようになるが、倒しても特に報酬や特典は無い。
む牛ン
「あらら。あっさり負けちゃったわね」
いや今のハメでしょ?ウチのシマじゃノーカンだから。
「まぁまぁそう言わずに。素直に私の話を聞きなさいな」
……一番いいのを頼む。
チュートリアル:エンカウント
BGM:あなたの街の怪事件
「まあ、戦い方は感覚的なもので判るでしょう?きちんと武器も持たせたし」
貧弱装備だけどね……。
「私は即物的なものよりアフターサービスを重要視するの。じゃあ始めるわよ。
まずは戦闘の始め方から。
外に出れば敵のシンボルが見えるはずです。シンボルと接触した時点で戦闘開始。
こちらから攻撃したり遠距離から攻撃を当てたりすれば先制攻撃となって有利に戦闘を始めることも出来ます。
……さぁ、最初の白星を上げに行きましょうか」
hai!
「いい返事ね。早速、外に出てモンスターを一匹倒してらっしゃい」
- 修行:モンスターとエンカウントし、勝利せよ!
ここから自由にPCを動かせるようになる。
まずは近くにいる妖精やウサギあたりと戦おう。
モンスターを一匹倒せばクリア。
「完了ね!ほら、ちゃんと戦えているでしょう?」
「」確かにな。
チュートリアル:スペルカードとウェポンスキル
「次はスペルカードとウェポンスキルを使いましょう」
スペルカード?ウェポンスキル?
「有り体に言ってしまえば、得意技と必殺技ね。
スペルカードはキャラクター毎に固有に設定されている技。貴方もいくつか持っているはずよ。
ウェポンスキルはTP……まあ、技を使うためのゲージね。それが100%以上溜まっている時に発動できる必殺技。これはまだひとつも使えないようね。
戦闘で武器を振るっていれば戦闘スキルが上がるわ。戦闘スキルが上がればウェポンスキルを覚えられる。
さあ、モンスターと戦って戦闘スキルを上げて、ウェポンスキルを覚えるのよ!」
- 修行:モンスターと戦い、ウェポンスキルを覚えろ!
ウェポンスキルを習得すればクリア。
PCが得意としている武器ならば2、3度戦えばすぐに閃くはずだ。
「良い感じね。さあ、次は実戦よ。
今覚えたウェポンスキルとスペルカードを早速使ってみましょう!」
- 修行:戦闘中、ウェポンスキルとスペルカードを使え!
戦闘中にウェポンスキルとスペルカードを各一種類ずつ使えばクリア。
この修行に限り、TPが100の状態から戦闘が始まるため、TPを溜める必要はない。
「完了ね!やれば出来るじゃない」
それほどでもない。
チュートリアル:アビリティ
「次はアビリティ、ね」
アビリティ?魔法の事か?
「違うわ。簡単に言うと、ウェポンスキルや魔法以外の技のことね。
例えば、歌や演奏に踊り、グリモアを使わない戦術、あと特別な魔法に超能力があるわね
ウェポンスキルは対応する武器を装備していないと使えないけど、これは装備によって使えないということはないわ」
それは便利そうだ!
「ただし、対応するスキルを鍛えないと使えないわ。」
なんだ、じゃあ使えるのはまだ先か
「そう落ち込まないの。あなたでも使えるアビリティがあるわ」
本当か!?教えてくれ!
「今あなたが使えるのは「ヒーリング」と「交代」よ。
残りは特定の種類の武器を装備した時だけ使えるようになるわ。
早速だけど、「ヒーリング」を使ってHPとMPを回復してみましょう」
- 修行:戦闘中、アビリティ「ヒーリング」を使え!
戦闘中に「ヒーリング」を使えばクリア。
HPとMPが回復したな。少しだけど。
「不満があるなら鍛錬を積みなさい。
そうすればより強力なアビリティを習得できますよ」
hai!頑張ります!
チュートリアル:レベルアップ
「どんどん行きましょう。続いてレベルアップについて。
……大体判るわよね?
敵を倒せば自分と相手とのレベル差に応じて経験値が入ります。経験値を一定量溜めるとレベルアップ。ステータスが上がったり、新しいスペルカードが使えるようになったり、新しい武器防具が装備できるようになったり……恩恵は計り知れないわ。レベルアップしないことには何も始まらないと断言できるほどにね。
では、レベルを5まで上げてきなさい。自分と同じか、少し強い相手が狙い目よ。弱い相手を倒しても経験値は少ない。より強い相手と戦ってこそ、有益な経験を得られるというわけね。
時間が掛かるだろうから、私の修行は一端中断します。目的を果たしたらトレーニングルームまで来てね」
- 修行:経験値を上げて、レベル5になれ!
ここで華仙の修行は一端中断。本格的な学園生活がスタートする。
レベル5以上になってからトレーニングルームを訪ねると、再びチュートリアルが再開される。
「完了ね!ふふふ、ちょっと見ない間に逞しくなったんじゃない?」
最初に自分をボッコボコにしてくれたあいつ……いつかあいつを倒せるようになるのが目標なんだ……。
「……なんか、ごめんね。もう少し弱めの奴にしておくべきだったかも」
チュートリアル:距離と飛翔
「さあさあ、まだまだ学ぶべきことは多いわよ」
うげげー。
「次は……そうね、距離と飛翔状態についてにしましょう。
距離は自分と相手の距離。自分が前衛か後衛かと、相手が前衛か後衛かの違いね。
前衛から前衛への攻撃は通常通りのダメージを与えるけど、後衛に対しての攻撃は軽減されてしまうの。後衛から後衛なら尚更ね。ただし、射撃や魔法のような遠距離からでも届く攻撃なら軽減されないわ。
飛翔状態はそのまま、空を飛んでいる状態よ。
……何をそんな驚いた顔をしているの?え?貴方は空は飛べない?そうだったの、私の知り合いはみんな平気な顔で空を飛ぶから……。でも、貴方も覚えておいて損は無いはずよ。
飛翔中は近接攻撃が届かなくなる。攻撃が当たらなければTPも増えない。TPが増えなければウェポンスキルが使えない……攻撃が届かないっていうのは、思いの外危険な状況なのよ。これも距離同様、弓や銃などの射撃武器や魔法なら問題なく攻撃できるわ。
貴方は飛べなくとも、貴方と一緒に戦うでしょう仲間は飛べるかもしれない。そんな仲間のために、ちゃーんと覚えておきなさい」
ほむ……。
「ほらほら、新しい事を覚えたら即実践よ!飛翔できる仲間と一緒に、距離と飛翔状態について学んでらっしゃい」
- 修行:距離と飛翔状態をマスターせよ!
PCは前衛と後衛両方に攻撃してダメージの違いを確認したり、飛翔できるキャラをPTに連れて飛翔状態の有利さを学習しよう。
華仙に話しかけると「もう終わる?」と聞かれるので好きなタイミングで終了させてよい。
「違いは判った?」
良く判った……気がする。
「曖昧ねぇ。まあいいわ。今回も完了ね!」
チュートリアル:連携とマジックバースト
「今回は、連携とマジックバーストについて教えましょう。パーティの組み方はもう判っているわよね?
連携とは、二人以上で特定のウェポンスキルを連続で放つことによって発生するダメージボーナスよ。
ウェポンスキルには炸裂とか切断とかいった連携属性が設定されているの。まあ、中にはないものもあるけど……。
マジックバーストは、連携の魔法版みたいなものね。技連携に対応した属性の魔法を放つことによって、魔法のダメージが更に上がって、かつ相手の耐性を徐々にカットできるのよ。
例えば、切断属性を持つ「ファストブレード」から溶解属性を持つ「レッドロータス」を命中させれば、『技連携・溶解』が発生し、追加ダメージを与えられる。『溶解』は火属性の連携なので、ここに火属性を持つファイアを重ねれば「マジックバースト」で更に追加ダメージが……といった具合ね。
連携にはレベルがあって、レベルが上がる毎にダメージもマジックバーストに組み込める属性も増えていくのよ。
難しいかもしれないけど、強敵と戦うにあたって是非とも覚えておきたいテクニックね。連携属性や連携レベルについてもっと詳しく知りたいなら、図書館あたりを訪ねてみるといいかもね。
分かったら実践に移りましょう!仲間とパーティを組んで、連携とマジックバーストを成功させるのよ!」
- 修行:連携とマジックバーストを成功させよ!
まずは図書館に寄ってウェポンスキルの連携属性について調べ、連携に参加できるウェポンスキルを覚えているキャラをパーティに誘おう。黒魔道士も忘れずに。準備が整ったら実戦だ。
まずは二人以上でTPを溜め、同じ敵に向かって連携の成功するウェポンスキルを順番に放つ。更にマジックバーストも重ねてみよう。
マジックバーストが成功したら終了。
「完了ね!パーティとの連携も様になっているじゃない。いっぱしの戦士らしくなってきたわね」
チュートリアル:アシスト
「さてさて、続いても仲間との連携についてよ。アシストについてね。
前線で直接敵と戦うのは4人だけだけど、パーティには合計12人まで誘えるわ。控えメンバーの残り8人、これがアシストよ。
アシストは、1ターン毎に半分だけ溜まるアシストゲージを消費して呼び出せるわ。このゲージは2つあるので、4ターンで最大まで溜まる計算ね。
このゲージを使うことで控えメンバーをアシストとして呼び出し、一時的に戦闘に参加させることが出来ます。専用のアシスト技を使って援護してくれるの。8人もいれば、あらゆる場面に対応できるはずよ。
ただし、気をつけなさい。アシスト中の仲間が攻撃されると『アシストロック』状態になっちゃうから。
ロック中はアシストゲージが0になって数ターンの間上昇しなくなってしまう。攻撃された仲間はもちろん、それ以外のアシストも呼び出せなくなるのね。全体攻撃やアシストを優先的に狙う相手には注意して。
さあ、いつも通り実践よ!仲間のアシストを存分に味わってらっしゃい!」
- 修行:アシストを受けよ!
直接戦う3人に加えて控えメンバーを数名パーティに連れて行こう。
戦闘中、2ターン程待てばアシストゲージが1つ溜まる。4ターン待てば最大まで溜まるので、アシストを呼ぼう。
「完了ね!」
これくらい造作も無いこと。
修行完了
「大分、戦い方が板についたじゃない。もう私が手取り足取り教える必要は無いわね……」
お?それじゃあ……。
「ええ。よく頑張ったわね、合格よ!」
【やったー!】
「結構時間が掛かったけど……もう一人で歩かせても心配は要らないわね。子供を世に送り出すのはこういう感情なんでしょうね……」
華仙はそう言って、どこからともなくハンカチを取り出して涙を拭いた。
……って、泣くほどのことじゃないでしょう?
「いえいえ、貴方も親になれば判る時が来るわ」
華仙は子供の親なんです?
「ノーコメント。そんなことより、チュートリアルはここまでよ。いつかまた会うこともあるかもしれないけど、その時は私のことは覚えていないかもしれないわね」
え?どうして?
「秘密。しばらくお別れですね。貴方が人の道を外れる業を働いたなら私が説教してあげるから、そのつもりでね」
華仙はひとつの指輪を渡すと一礼し、霞に飲まれるようにして掻き消えていった。
いつの間にか、校門の前に立っていた。
不思議なことだが、今まで何をしていたか覚えていない。誰かに会っていたような気もしたが……。
ただ、身体に染み付いた知識と、ひとつの指輪だけが残っていた。
報酬/称号
指装備「生命の指輪」
経験値1000