イベント名
紋章鉄風花雪月編
概要
シナリオ傾向:シリアス[有] コミカル[有] ほのぼの[有] 恋愛[有] 欝、人死に[有] 百合、大統領ネタ[有]
登場人物関係:登場人物の制限[] キーキャラクター[ブロントさん、比那名居天子、痛風] 敵対キャラクター[選ばなかった国]
攻略関係:イベント発生時期[世界移動シナリオと同一] 総所要日数[不定] 他シナリオとの平行[無] 戦闘難易度[普~有頂天] 攻略中ヒロインの関与[無]
発生条件
- 中世聖騎士編のイベント「最果てにて君を待つ闇」をクリアしている。
- 戦略眼スキルLv6以上で出現する選択肢「軍を指揮したい!」を選択する。
世界観
舞台は「フォドラ半島」。
歴史ある大国「黒鷲帝国」、崇高な騎士の国「青獅子王国」、新しい貴族の共同体「金鹿同盟」の3大勢力が争っている。
現在、各国を率いているリーダーたちはかつて、3国の中央に位置する「紋章鉄修道院」に併設する士官学校の生徒たちであった。
この世界では人は「紋章」を持って生まれることがある。
紋章は大昔、聖人や英雄と呼ばれた者たちから代々受け継がれてきた。
紋章を持つ者は超人的な能力を発揮し、紋章の有無が王侯貴族の跡継ぎを左右するなど、紋章主義とも言える社会となっている。
注意事項
この世界移動シナリオは「一年半」の日数制限がある。
一年半が過ぎても、黒鷲帝国がフォドラを征服する事も、黒鷲帝国が倒される事が無かったり、あるいは各勢力が和睦する事が無かった場合、強制的にバッドエンドとベターエンドの二択となる。
戦乱が激しい状態で日数制限を過ぎると、フォドラが滅びるまで戦争が続いてしまうバッドエンドになる。
幾分かの地域が戦乱から遠ざかっていて、平和に向かいつつあった場合は、残っている勢力がいずれも長引いた戦乱によって軍も民も疲弊していき、戦争を続けられない状態となって、一応の和睦となるベターエンドとなる。
加筆に関してのお願い
本シナリオの世界観は「ファイアーエムブレム風花雪月」を原作としています。
必ずしも原作を知っている必要はなく、各勢力の所属キャラクターや、3大勢力と無関係な新たな勢力など、自由に加筆なさって結構です。
ただし、3大勢力(帝国、王国、同盟)でバランスをとっているため、3大勢力と同等以上の規模を持つ勢力や、単独あるいは少数で3大勢力と渡り合える、戦局を変えられるといったキャラクターは、パワーバランスの観点からお辞め下さい。
また世界観上、銃や飛空艇などの高度な機械技術を登場させるのもご遠慮下さい。
なお、各キャラクターのクラスは基本的にファイアーエムブレムからとっていますが、キャラクターに見合ったオリジナルのクラスを登場させるのは構いません。
ただし、架空とはいえあくまでもゲームだという想定であるため、筆者の感覚でこれはゲームバランスを壊すと判断した場合は下方修正する場合もあることをご了承下さい。
登場人物
黒鷲帝国
南方全域を支配する皇帝が治める国。
1000年以上の歴史があり、フォドラで最大勢力を誇る大国。
貴族は魔道を学ぶ者が多い。
- 比那名居天子
黒鷲帝国の皇帝。
自信過剰で他者の事情を考えるのが苦手だが、信念があり決して折れることはない。
紋章主義が過ぎて紋章の有無によって人生を狂わされてきたため、紋章主義社会を憎んでおり、今の世の中を変えたいと思っている。
一般的には知られていないが、実はブロントさんとは義理の兄妹である。
クラスは「ヘブンロード」。
剣と魔法が得意で、魔法防御が高い。
専用武器の「緋想の剣」はどの敵に使っても必ず特効でダメージ2倍になる特性を持つ非常に強力な武器。
固有魔法の「カナメファンネル」は射程が長く、便利。 - 永江衣玖
天子の忠実なる従者。
冷静沈着でいかなる状況でも慌てることがない。
天子の理想に共感しており、彼女の望みを叶えるべく様々な策略を巡らせる。
実は貴族でありながら紋章を持たないのだが、その知略を持って紋章持ち以上の功績を残している。
クラスは「ダークナイト」。
槍と魔法が得意で、移動力の高い騎馬ユニット。 - 姫海棠はたて
黒鷲最強の引きこもり。
紋章を持って生まれたため、両親から大きな期待を背負わされて育てられたが、そのプレッシャーに耐えきれずに引きこもりになってしまった。
人付き合いが苦手で被害妄想持ちだが、根は優しい。
クラスは「スナイパー」。
弓が得意で、弓を装備すると攻撃力と射程が上がる兵種。 - 星熊萃香
黒鷲帝国随一の猛将である星熊勇儀の娘。
快活として明るい人物で、誰であれ遠慮なく接する。
友人は多い一方で、彼女を苦手とする者も少なくない。
はたてはその内の一人であるが、萃香からは気に入れられており、よく肩に担がれて運ばれている。
猛将の娘として将来は将軍になることを期待され、本人も応える気あるが、それはそれとして母親は怖い。
クラスは「グラップラー」。
格闘が得意で、体力の多い兵種。 - 依神紫苑
黒鷲帝国、というか天子個人に協力している人物。
元々は青獅子王国の貴族だったのだが、紋章を持たず、紋章持ちの妹が生まれたため冷遇されるようになり、遂には廃嫡されてしまった。
途方に暮れて彷徨っていたところを手を差し伸べてくれたのが、天子であった。
それ以来、天子の理想に共感し、紋章主義の社会を破壊するため協力している。
クラスは「ダークナイト」。
槍と魔法が得意で、黒魔法もしくは闇魔法を使う騎馬ユニット。
紫苑の場合は闇魔法を使う。 - プラティ
黒鷲帝国の暗部。
「目に映る度に顔が変わる」とまで言われる変装術を活かし、汚れ仕事をやってのける。
かつての名は「プラティ・レックス」。青獅子王国のミストさんの遠戚だが、紋章を持たず冷遇された挙げ句、たった一度の過ちを理由に追放されたことを恨みに思い、黒鷲帝国に便乗する形でレックス家をほぼ壊滅状態に追いやった執念の人。似たような境遇の紫苑とは仲がいい。
紋章主義を嫌う天子のことは拾われた恩もあり、野望の助けとなりたいと思っているが、プラティ自身はレックス家の血ゆえんか、紋章主義に半ば染まっており、紋章を持つ者に対し「紋章持ち、どうにかしろ」と、丸投げすることが稀によくある。主な被害者は断りきれないはたて。
クラスは「アサシン」。
剣や弓を得意とし、高いスピードを誇るユニット。 - エルネスト・フォルトゥナート
通称エル。黒鷲帝国の暗部でプラティの部下。
かつては青獅子王国の住人であり、アンジェリカの母クリスティーナと恋仲だったが、紋章持ちのクリスティーナがアンジェリカの父アレックスに目をつけられ、婚約を迫られていた。
そこで駆け落ちしようとしたが、待ち合わせ場所にクリスティーナは現れず、アレックスの手配した暗殺者に襲われ、崖から川に落ちるも偶然通りがかった摩多羅隠岐奈に助けられる。
その後はアビスに身を寄せ、灰狼に協力しながらロートシルト家への復讐のため黒魔法を学んでいたが、ロートシルト家の娘が婚約しているレックス家に恨みを持つプラティのスカウトを受け、彼女の部下となる。
半分は利害の一致で手を組んでいるため、プラティからは「腕は良いものの、いささか扱いにくい駒」と思われている。
クラスは「ウォーロック」。
魔法が得意で、黒魔法の達人。
青獅子王国
寒冷な土地を王と騎士が治める国。
騎士道を重んじ、武術に通じた者が多い。
- ブロントさん
青獅子王国の王。
傲慢で自己中心的ではあるものの、騎士として王として、民や配下を守る「盾」としての意識が強く、皆に慕われている。
だが、父である先王ランペールを始め、多くの身内を帝国の陰謀によって亡くしており、そのため皇帝天子を憎んでいる。
そのため、現在は本来の性格は鳴りを潜め、天子への復讐の念に囚われている。
敵や盗賊などは容赦なく殺すものの、本来の性格が失われた訳ではなく、罪なき民に手をかけることは決してない。
クラスは「グラットンロード」。
剣と重装が得意で、重装ユニットでありながら魔法も少し使える。
重装ユニット共通の弱点である魔法防御も高くはないがかなりマシになっている。
専用武器の「グラットンソード」は隔が長いので遠くまで届くため射程が1~2あり、加えて速さに関係なく必ず追撃のグランドヴァイパが発生し、ダメージは更に加速するため、速さが低く追撃しにくいブロントさんの弱点をカバーしてくれる。 - ザイド
ブロントさんの忠実なる従者。
フォドラでは差別対象とされているガルカ族である。
それというのも、先王ランペールが死亡した事件が、未だに真犯人が捕まっていないものの、ガルカ族による犯行だと考えられているためである。
そのため多くの人から避けられているが、ブロントさんは石を投げられているザイドをかばい、差別せずに自身の従者として雇い入れた。
それ以来、我が身を犠牲にしてでもブロントさんの理想に従事することを決意している。
クラスは「エピタフ」。
剣と魔法が得意な、物理魔法両刀の兵種である。 - 魂魄妖夢
青獅子王国の騎士。
剣の道を極めることに執心しており、常に鍛錬を欠かさない。
やや天然気味で、剣以外のことはとぼけたような反応をすることが多いが、それが周囲の癒やしとなることも。
ブロントさんとは幼馴染で、彼が豹変した後でも、ブロントさんは元々ああいう人だと大して気にしていない。
クラスは「ソードマスター」。
剣が得意で、剣を装備すると攻撃力と必殺が高まるスキルを持つ。 - リューサン
青獅子王国の騎士。
清廉潔白とした騎士の中の騎士であるが、意外と寂しがり屋な一面もあり、独りにされるのが嫌い。
ブロントさんや妖夢らの幼馴染。相棒はワイバーンのmikanたん。
実家は一応貴族なのだが、財政難で悩んでいる没落寸前貴族。
それ故、両親からは事あるごとに良家のお嬢さんとの縁談を持ちかけられている。
しかしリューサンとしては、幼少期から憧れてきた騎士道物語のように、高潔な騎士として冒険したいという気持ちがあるため、縁談は断り続けている。
とはいえ、実家が財政難で苦しんでおり、両親の愛情によって自分が今まで育てられてきたことも十分わかっているため、夢と現実の板挟みに悩んでいる。
クラスは「ドラゴンマスター」。
槍と斧が得意で、移動力に優れた飛行ユニット。 - ミスト・レックス
青獅子王国の騎士。
かつて帝国に一族を滅ぼされかけた経験があり、国を守ることに並々ならぬ熱意を示す騎士。
愛馬レヴリアスを駆り、王国の治安維持に奔走している。
根がガチガチの紋章主義者であり、紋章を持たない者を下に見る傾向があるのが難点。会議の際に失言して窘められることが稀によくある。
ただし、あくまでも「無力な守られるべき者」として考えるため、理不尽に虐げたり貶めたりすることはあまりない。
現行の対帝国路線に乗り気であるものの、根本的な解決に到れるのかという点で常に懐疑的。
クラスは「ソシアルナイト」。
汎用性の高い騎馬ユニット。 - アンジェリカ・ロートシルト
「金色の姫騎士」の二つ名で知られる青獅子王国の騎士。ミストさんの婚約者。
礼儀正しく高潔な人物で皆から慕われているが、気位が高く、怒ると非常に口が悪くなる。
会議の際に失言してしまったミストさんを「最低の屑」と罵倒したエピソードで有名。
ただしミストさんとは相思相愛であり、野心家の父アレックスが落ち目のレックス家を捨てて高位貴族と婚約を結び直そうとした際にはボロクソに貶して心を折って中断させている。
クラスは「プリンセスナイト」。
ステータスはパラディンに似ているが、速さと魅力が高く魔防が低い。 - 依神女苑
青獅子王国の貴族。
紋章を持って生まれたため、紋章を待たない姉に代わって相続権を得た。
そのために姉は廃嫡され、その件で姉から恨まれていることを自覚している。
多くの男性に言い寄られ、男性の扱い方に慣れているが、彼らは女苑の紋章や家の金が目当てであり、女苑個人を見ている訳ではないことも知っているため、本心では男性に対して失望感を抱えている(紋章や金抜きで女苑個人を見てくれる人は別)。
クラスは「バトルシスター」。
格闘と魔法が得意で、白魔法を使う前衛職。
金鹿同盟
王や皇帝がおらず、多数の貴族の共同体として形成される国。
土地の風習により、弓を得意とする者が多い。
- 痛風
金鹿同盟の盟主。
飄々とした性格で、草を生やして喋る。
一見すると明るく人当たりが良さそうに見えるが、その実相手を常に疑っており、心から信用することは少ない。
生まれも育ちも考え方も違う者同士が揃う同盟を率いているだけあり、多様性を重視している。
こういった考え方は、先代盟主である父ヴぁーんから受け継いだもの。
クラスは「シーフロード」。
剣と弓が得意で、移動力が高い。
盗賊職の特性を持ち、森などの移動困難地形で移動力がマイナスにならず、鍵を持っていなくても鍵や宝箱を開けられたりできる。
専用武器の「ヴァジュラ」は投擲可能なため射程1~2あり、キラー武器並に必殺が高くクリティカルが発生しやすい。 - 内藤
痛風の親友。
太陽のように明るく誰に対しても友好的に接する。
いつも大量に草を生やしており、楽しく騒げる友人とかわいい女の子が好きで、痛風と違い本心から誰も疑っていない。
非常に単純な男だが、だからこそ痛風が信頼する数少ない人物である。
クラスは「ソードマスター」。
剣が得意で、剣を装備すると攻撃力と必殺が高まるスキルを持つ。 - 墨樽
痛風の親友。
皮肉屋で他人をからかうのが大好きだが、悪人というわけではない。
常に草を生やして喋るが、内面は冷静で状況を正確に把握している。
クラスは「ウォーロック」。
魔法が得意で、黒魔法の達人。 - 綿月豊姫
金鹿同盟の貴族。
貴族だが紋章を持たず、紋章を持って生まれたのは妹の依姫だった。
この世界ではこのような家族では長子が冷遇されがちなのだが、豊姫の天性の幸運と依姫側の働きにより、貴族らしく暮らしている。
怠惰だが天真爛漫で、他人を頼るのが上手い。
何かとサボりたがるが、なんだかんだと言って誰かに助けてもらえる、そんな人。
しかし実際は非常に優秀な人物であり、頼ったはずの人が失敗した時には助け舟を出す。
このような豊姫の性格は、自分に代わって全ての期待を背負わされた依姫を見てきたことで形成されたものである。
クラスは「グレモリィ」。
魔法が得意で、黒魔法と白魔法の達人。 - 綿月依姫
金鹿同盟の貴族。
気ままな姉に呆れつつも敬愛してもおり、豊姫が不自由なく生きられるよう、様々に働きかけている、健気な妹。
金鹿同盟内でも抜群の戦闘力を誇り、フォドラ外部の敵国との最前線で要塞の防衛を任されている。
そのため、ゲーム内では残念ながら仲間に加えることはできない。
紋章鉄修道院
3国の中央に位置する大きな修道院で、「アルタナ教」を信仰している。
士官学校が併設されており、現在3国のリーダーとなっている天子、ブロントさん、痛風らは、かつてこの士官学校の同級生だった。
天子の宣戦布告以来、生徒たちは出身国に帰ったため、現在でも暮らしている者はわずかで、過去の攻撃で崩壊した建物は放置され、昼間でも堂々と盗賊が現れるなど、荒廃している。
この世界における陰陽鉄学園の役割を担っていた場所で、主人公はここを拠点にすることになる。
- 八雲紫
アルタナ教の大司教にして紋章鉄修道院院長。
なにを考えているか分からない態度で周囲を煙に巻くが、内心では生徒たちに対する慈愛で満ちている。
帝国による修道院襲撃の際、矢面に立って戦ったが、それ以来いくえ不明となっている。
遺体が見つかっていないので生存はしていると思われるが、アルタナ教団による必死の捜索も虚しく、成果は上がっていない。
教徒たちは黒鷲帝国に捕まっていると見ているが、フォドラ最大勢力である帝国に潜り込んで救出するのは至難と予想される。
アルタナ教でもごく一部の者しか知らない事だが、実は銃や飛空艇といった、文明を大きく進める可能性のある技術は紫が封印し、フォドラの文明が進みすぎないよう抑制している。
これはフォドラを自分の都合よく支配したいから…というより、我が子の巣立ちを信じられずいつまでも過保護にしている母親の態度に近い。
言うなれば、この世界においてはフォドラ全域が幻想郷なのである。
この事が天子が開戦に踏み切った理由でもある。
フォドラの未来を真剣に考えているのは同じなのだが、紫と天子とでは見えている未来の形とそれを叶えるための方法が違いすぎるのである。 - テオドール
紋章鉄修道院の教師。
全身黒尽くめで顔色も悪く見えるが、紳士然とした穏やかで知的な立ち振舞いをする。
非常に高度な闇魔法の使い手でもある。
かつての教え子たちが相争う現状に嘆きつつ、荒廃した修道院を切り盛りしている。
クラスは「ダークビショップ」。
魔法が得意で、黒魔法とは異なる闇魔法の達人。 - 戎瓔花
紋章鉄修道院で暮らしている少女で、テオドールの娘。
天子らがまだ生徒だった頃からずっと姿が変わっていないが、幽霊とかではない。
天真爛漫で明るく人懐っこい。
見た目相応の子供っぽさを見せる一方で、何百年も昔のような古い事物にやけに詳しかったりするが…。
クラスは「ビショップ」。
魔法が得意で、白魔法の達人。
灰狼
紋章鉄修道院の地下施設「アビス」で生活していた者たち。
元々、アビスは何らかの事情により地上では生きていけなくなった者たちを囲うため、大司教である摩多羅隠岐奈が設立したもの。
しかし、アビスで起きたある事件の影響により、アビスは開かれ、地上との交流が許可されるようになった。
- 摩多羅隠岐奈
アビスの管理者で、アルタナ教の大司教。
同じく大司教の紫とは昔からの知り合いらしい。 - 汚い忍者
灰狼のリーダー格の人物。
元は青獅子王国の平民で、貧民街生まれ。
ぶっきらぼうで他人への当たりは強いが、一方で身内に対しては意外と面倒見は良い。
貧民街での苦しい生活を乗り切るため、如何なる手段も使っていく内、裏社会で生き抜くための様々な技術を身につけた。
そのため、王族や貴族らに対しては嫌悪感を持ち、特に生まれ故郷である青獅子王国の王族に対しては憎しみとも呼べる感情を抱いている。
結局のところ、戦争というのは金持ちが起こすものであり、どのような高潔な理想を掲げていようと、下の者たちは巻き込まれるしかないと考えており、3国間の戦争を冷めた目で見ている。
クラスは「トリックスター」。
剣が得意で、少しだけ魔法も使え、盗賊職の特性を持つ兵種。 - 不破刃
灰狼に潜むすごい男。
かつてはある武術の流派に所属しており、次期当主を目指していたが、紋章を持つ別の弟子が次期当主として選ばれたため、出奔。
フォドラ各地で修行と称して強者と見込んだ相手に決闘を挑むということを繰り返していたが、内心では次期当主に選ばれた弟子を恨み、復讐を考えていた。
とはいえ彼との戦いが叶うことはなく、やがて追われる身になり、アビスへと逃げ延びてきたのである。
普段は冷静沈着であまり自己主張しない方だが、戦いとなると気が高ぶり、大声を出す癖がある。
また、対戦相手のことは素直に評価し、男女問わず「…すごい男だ」と称賛する。
汚い忍者とは反対の人格のようにも見えるが、意外と相性が良いらしく、良き相棒となっている。
クラスは「ウォーマスター」。
斧と格闘が得意で、近接戦闘の達人。 - メディスン・メランコリー
アビス生まれの少女。
メディスンの母は紋章目当てで貴族と結婚した。
しかし、産めども産めども紋章持ちの子供は産まれず、やがて貴族やその一族に罵倒されながら屋敷を追い出された。
皮肉なことに、ようやく紋章持ちの子供が産まれたのは彼女がアビスに流れ着いた後での事であり、我が子を隠岐奈に託した後、死んだ。
そのような経歴でアビスに生まれ育ったメディスンであるが、彼女自身は天真爛漫で我儘盛りの普通の女の子である。
一方で、見捨てられし者たちの最後の拠り所たるアビスに強い執着心を持つ。
両親の顔も知らないメディスンにとっては、共に育ってきたアビスの面々こそが家族同然であり、そのため灰狼の仲間たちを傷つける者には強烈な敵愾心を剥き出しにする。
クラスは「ヴァルキュリア」。
魔法が得意で、黒魔法か闇魔法を使える移動力の高い騎馬ユニット。
メディスンの場合は闇魔法を使う。
その他
- ダール
フォドラで活動している中規模な盗賊団の長。
ターバンで頭を覆っているが、その下は以外にも長髪。
過去の強奪行為により、魔法の剣サンダーソードを手にしており、単なる盗賊とはいえないほどの強さを得ている。
倒されると「ひとごろしー。」と情けない捨て台詞を残す。
…が、どういう訳か何度倒しても復活する。なんで?
クラスは盗賊。
伝説の人物
フォドラにおける神話・伝説で登場する人物たち。
- 聖者ハーン
アルタナ教における伝説上の聖人。
大昔、女神アルタナの代行者として地上に遣わされ、フォドラから魔物を一掃した英雄と伝わる。
実際、フォドラの外では当たり前のように出現する魔物が、フォドラでは滅多に現れることがなく、フォドラでは実在の人物だと考えられている。
なお、本名はマエリベリー・ハーンだと伝えられている。 - 不死公
アルタナ教における伝説上の聖人。
聖者ハーンの仲間であり、剣で斬られても槍で突かれても死ぬことがなかったという。 - エビス
アルタナ教における伝説上の聖人。
聖者ハーンの仲間であり、癒やしの術の使い手だったという。
エンディング
- 黒鷲帝国に所属し、フォドラを征服する
ENDING「黒鷲の覇道」 - 青獅子王国に所属し、黒鷲帝国を倒す
ENDING「青獅子の王道」 - 金鹿同盟に所属し、黒鷲帝国を倒す
ENDING「金鹿の正道」 - 3大勢力を和解させ、フォドラに真の平和をもたらす
ENDING「宴だあ!!」 - 戦乱が続いてフォドラ滅亡
ENDING「フォドラの崩壊」 - 最終日までに残った勢力が疲弊し、一応の平和
ENDING「我々が戦争を続けられるのはここまでだった、だが…」
コメント欄
- 突入条件に「中世聖騎士編で1つ以上エンディングを迎えている」ってあるけど中世編のEDはひとつしかないぞー -- 2021-09-17 (金) 21:41:55
- 1つ相談だけれど、このツールで作られたSRPG作品のオリジナルクラスは採用しちゃダメかな? http://srpgstudio.com/ -- 2021-10-24 (日) 10:02:30
- まあ良いんじゃないか -- 2021-10-24 (日) 21:48:21
- というよりクラスはそもそもオリジナルで良いんだったわ -- 2021-10-24 (日) 21:51:49