概要
外界に存在する山。名前はあるらしい。
龍脈が通っており、そのため自然豊かで霊力に満ち溢れている。
この山は昔、その霊力を利用して強力な妖怪を封印する場所として使われていた。
封印された妖怪達を監視するための寺院「聖浄院」が建てられ、静かに時を過ごしていた。
しかし、何代目かの聖浄院の長「ゴウライ」は物欲に支配された男で、本来の役目も忘れて珍品の収集に明け暮れていた。
あろうことか、ゴウライは己の財宝を守るべく、自らを妖怪化。
聖浄院から人間の僧を追い出し、山を自身の支配地としてしまったのである。
更にゴウライは山に封印された妖怪を解き放ち、侵入者を攻撃させた。
何度か討伐隊は組まれたが、いずれも帰ることはなかった。
この事態に対し、当時の有力者たちは山ごと結界で封印すると決断。
こうして霊山の時は止まった。
時は流れ、時代は変わっても、山は変わらなかった。
霊山に施された結界も、時の流れで弱まり、内側から破られてしまった。
再度結界を貼ろうにも、未来へ問題を先延ばしにするだけ。
そこで、有力な冒険者による討伐隊が募集されたのである。
ストーリー仕立てのインスタンスダンジョンであり、何度でも挑める。
開始時に右・中央・左の3つのルートを選び、どこを通るかで出現するボスが変わる。
また、一部のキャラクターを連れてくると、専用のセリフを言ってくれる。
全てのルートで「花遁のヨザクラ」が中ボスとして立ち塞がる。
右ルートは特に緑深く、道中では絶景が拝める。妖力の影響で、途中からは鮮やかな紅葉が迎える。ボスは「獅子王」。
中央ルートは聖浄院へ向かう道で、直接寺院に入り込むことになる。寺院内では絵の中の虎が飛び出して来たりする。ボスは「鉄鼠ゴウライ」。
左ルートは貯蔵庫として使われていた五重塔に向かう道。ボスは「怨霊モウコ」。
更に、いずれかのルートの道中で条件を満たすと隠しルートに向かうことが出来る。ボスは「大煙管の煙々羅」。
出現するモンスター
- 通常エンカウント
- ビースト類剣虎族「画虎」
- エレメンタル類妖精族
- 妖怪煙々羅
- 妖怪化け提灯
- ボス
台詞
- 博麗霊夢
突入時 「異変解決は巫女の仕事。さあ、物見遊山がてら、妖怪退治と行きましょう」 鉄鼠ゴウライ戦闘開始時 「せっかく人間に生まれたのに妖怪になったの? そのせいで私に退治される羽目になるのにね」 鉄鼠ゴウライ戦闘終了時 「山の妖気が消えない……。黒幕はこいつで間違いはずだけど、どうやら異変の原因は別にいるみたい。出直しね」 大煙管の煙々羅戦闘開始時 「この妖気……! 生半可な妖怪じゃないわ! 気合入れて行くわよ!」 大煙管の煙々羅戦闘終了時 「山の妖気が消えたわ。さっきの奴が異変の原因だったみたい。これで異変解決ね!」 - 霧雨魔理沙
突入時 「お宝の匂いがするなあ。異変解決のついでに何か頂いて行くとするか」 鉄鼠ゴウライ戦闘開始時 「欲に取り憑かれた人間の末路か。見てて楽しいもんじゃない。さっさと倒そうぜ」 鉄鼠ゴウライ戦闘終了時 「私はこうはなるまい」 - 魂魄妖夢
突入時 「襲いかかる妖怪は斬って斬って斬りまくります!」 怨霊モウコ戦闘開始時 「正に剣鬼……! 尋常に勝負です!」 怨霊モウコ戦闘終了時 「これほどの達人と死合えたこと、誉に思います。叶うなら生きている貴方と会いたかったですが……」 - 風見幽香
突入時 「自然の気に満ちた、良い山ね。邪魔者を消して美しい景色を取り戻しましょうか」 花遁のヨザクラ戦闘開始時 「あら、手練ね。どちらがより華麗に咲けるか試してみましょう」 花遁のヨザクラ戦闘終了時 「人間にしては良い花を咲かせるじゃない。本人が枯れて居なければもっと良かったけれど」 - 秋静葉
突入時 「神聖な霊力と邪悪な妖力が混じり合って……綺麗な山なのに、少し気分が悪いわ」 右ルート道中 「素晴らしい紅葉ね。でも、不自然な変化ね。妖力の影響によるものかな……」 - 東風谷早苗
突入時 「山は畏れられる場所ですから、神も妖怪もいるものです。敬意を持って挑みましょう!」 大煙管の煙々羅戦闘開始時 「なんだか急に霧が濃くなって……ゲホゲホ、いえ、これ霧じゃなくて煙ですね」 大煙管の煙々羅戦闘終了時 「おお、煙が晴れて……綺麗な場所じゃないですか! 先ほどの妖怪がこの場所を隠していたんですね」 - 聖白蓮
突入時 「強い妖気を感じます。皆さん油断はしないよう」 鉄鼠ゴウライ戦闘開始時 「誠に浅く、大欲非道であるッ! いざ、南無三――!」 - 封獣ぬえ
突入時 「なーんか嫌な予感がするんだよね……ほら、右の方とか……」 獅子王戦闘開始時 「げげ、獅子王……様!? 封印されてたはずなのに……ええい、こうなれば下剋上だ! 覚悟しろ獅子王!」 獅子王戦闘終了時 「獅子王様に勝った……ということは、私こそ最強の鵺、鵺一族の新たな王……ってこと!?」 - トッシングウェイ
突入時 「いついかなる時も突進あるのみでござる!」 花遁のヨザクラ戦闘開始時 「こんな所にいたんですか、先輩。帰りましょう、クロマルも心配してますよ」 花遁のヨザクラ戦闘終了時 「冒険者には、忍びには必然の結末。拙者は心配ござらぬ。さあ、先を急ぐでござるよ。……おやすみなさい、先輩」