Arizona

ペンシルバニア級戦艦2番艦　アリゾナ

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

種類	効果	持続時間	クールタイム	使用可能回数
精密照準装置Ⅰ	主砲の砲撃精度+25%	20秒間	75秒	3回

ゲーム内説明

伝統的な構造のアメリカ海軍の戦艦。艦首甲板に2基、船尾甲板に2基の砲塔が設置されており、「オール･オア･ナッシング」コンセプトに準拠した装甲を持っていた。また、敵艦と長距離で交戦することを想定した設計となっていた。第二次大戦の勃発時には魚雷防御の強化が図られたために、少しだけ機動性が低下した。

解説

アメリカのTier6プレミアム戦艦。史実においては「ペンシルバニア」級戦艦(ツリー艦の「ニューメキシコ」級の前級に相当する)の2番艦である。

・主砲
このティア帯で標準的な口径である356mm砲を3連装で4基、計12門搭載。砲配置は前甲板に2基6門、後甲板に2基6門という構成。この砲は主砲配置がコンパクトで射角が良いため攻撃と防御を両立させ易いという点で優れているものの、装填時間が長めで砲旋回も遅く、射程距離も平均以下。そして砲塔モジュールの耐久性が低く壊れやすいという欠点を持っている(これらはツリー艦の「ニューメキシコ」砲と共通している)。砲弾ダメージも「ニューメキシコ」と同じで、AP弾ダメージは優秀だがHE弾ダメージは微妙かつ発火率も10%と普通。また本艦は艦艇スキル「高速装填Ⅰ」を取り上げられているために「ニューメキシコ」のように装填に拍車をかけて敵に火力を押し付ける戦い方は不可能。かわりに「精密照準Ⅰ」を素で3回も使用できるので通常貫通を見込める敵の弱点を正確に狙っていく作戦が有効。

・副砲
127mm単装砲を片舷に9基、両舷合わせて計18基搭載。基本的には「ニューメキシコ」の副砲と同等の性能で、HE弾ダメージは288、装填も6秒と速いため瞬間火力は2592とそこそこの値となる。しかし「ニューメキシコ」よりも片舷1基減らされており、火力は劣っている。とはいえ「ニューメキシコ」の副砲自体が射程が6km未満で射撃機会そのものが少ないので、今更火力が低下したところであまり気にならないだろう。基本オマケ程度に考えよう。

・対空
米戦として考えると対空能力は非常に残念と言わざるを得ない。ツリー艦の「ニューメキシコ」と比較すると大口径対空砲のダメージこそ同じだが、小口径対空砲のダメージが半分以下に落とされており狙われた際の自衛能力に一抹の不安が残る。とはいえ総合的な対空能力を他国同格と比較すると平均的な能力を持っており、さすがは米戦である。また艦隊行動を取っていれば米戦というだけで狙われる確率は他国戦艦よりもグッと低くなるので、相手の編成を見た上で行先を決めて欲しい。

・装甲
装甲15%、防郭防御12.5%は格上のティア7戦艦と比類しうる水準となっている。ツリー艦のニューメキシコも同等であるが、同格内では最優秀。また、火災浸水耐性12.5%、対水雷防御21%も格上戦艦と同じ水準であり、耐性に関しては同格内で最も優れている。ツリー艦の「ニューメキシコ」もそうであるが、格上戦であってもかなりのタフさを誇る。

・機動性
速度や加速性能はツリー艦の「ニューメキシコ」と同等。このため最高速度は20.42ノットとカメの如く遅いし、加速も鈍く最高速に達するには25秒以上を要する。ツリー艦の「ニューメキシコ」と同じく、陣地転換は難しいので侵攻ルート選択や戦場の押し引きのタイミングの見極めが戦果や勝敗を決める重要な要素となるだろう。舵の効きはツリー艦の「ニューメキシコ」が優れた旋回性能を誇っていたのに対し、本艦は同格最低レベルの重い舵となっており、「ニューメキシコ」のように先読みによる敵駆逐の魚雷を回避したり、遠距離の戦艦の発砲を予測して回避したりといった小技は使えない。魚雷の回避にすら苦労するので、装備の防御と適性を両方とも舵にしてしまうのも手である。

・隠蔽性
ツリー艦の「ニューメキシコ」の被発見距離は11.64kmだが、本艦の被発見距離11.10kmは他国同格と比較しても優秀な部類である。ただし、米戦艦は大抵遅れて戦場にやってくるのであまり意味は無いだろう。

・生存性
素のHPは同格標準よりもやや優れている程度に過ぎない。しかし優秀な装甲と射角を備えているのでしっかりと姿勢を制御できれば砲撃戦においてはかなりの防御力を発揮できる。駆逐艦や航空機の雷撃を回避したりHE弾による着火攻撃も苦手だが、ティア帯としてはそこそこの耐性を誇るので少々の事では沈まない。無論、集中攻撃を受けてしまえばひとたまりもないが、そうならない具合に前に出れる程度のタフネスさは持ち合わせている。ただし速度が遅いので、攻めるにせよ撤退するにせよ味方から置いて行かれる事も多いので注意したい。

・消耗品
速度を補う「改良型ディーゼルエンジン」装填速度を補う「高級船員食糧」高いHPを生かす「予備整備パック」のセットを推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは「精密照準装置Ⅰ」を3回使用可能。
艦長を乗せる場合は「ウェストバージニア」とスキル構成が同一なので互換が効く。また「カンザス」以降のバーモントツリーの艦長をそのまま流用すると精密照準関連のスキル構成を活かしやすい。とはいえ面倒な場合はモンタナツリーの艦長を流用するのも手である。超火力を選択してあればスキル使用回数をプラス1することも可能なためだ。

・装備
兵装は砲塔旋回速度を補う「主砲改良1」の搭載を推奨したい。ツリー艦の「ニューメキシコ」と同様に砲塔が壊れやすいため「主砲改良2」の搭載はあまり勧められない。防御は「操舵装置改良1」「推力改良1」「ダメージコントロールシステム1」から選択するのが無難だろう。適正は「推力改良2」「操舵装置改良2」「魚雷防御1」のどれでも良いだろう。

・エリート特性
　・船体強化　HP+4％
　・新型砲撃照準器　主砲射程+4%
　・功績　EXPアップ+10%
※射程が短く速度も出ない本艦においては基本的に「新型砲撃照準器」を推奨したい。「船体強化」を選択すると実質3.6%程度のHP向上が見込めるが、この量は自身の主砲弾1発分程度しか違わない。それであれば少しでも射撃機会を増やして味方に貢献したいところである。

・総論
ツリー艦の「ニューメキシコ」をベースに艦艇スキルを「高速装填Ⅰ」から「精密照準Ⅰ」に変更した艦である。旋回性能や対空火力、副砲火力といった一部の能力は悪化しているものの優秀な船体の防御能力や砲の性能はほとんど変わらずに射程マシマシのビルドも可能なため、ある意味「ニューメキシコ」よりも遠距離砲戦能力に磨きをかけた艦と言えるかもしれない。とはいえ変更された艦艇スキルが派手さに欠ける事や格上空母の艦載機に対抗する手段に欠けていることから、使っている人をほとんど見かけない。以前はショップのバンドルに頻繁に並ぶ「運営お勧めの商品」であったが、現在はより多彩な能力を持った同ティア戦艦が多くリリースされた事もあり、技術ツリー上のプレミアム艦枠にひっそりと並んでいる。

戦闘名誉章

史実

ペンシルバニア級戦艦の2番艦。真珠湾に沈む当艦はアメリカにとって真珠湾攻撃の象徴である。真珠湾攻撃時は真珠湾におり、爆撃によって弾薬庫が爆発、沈没する。修理は不可能とされ、転用可能な装備のみが引き上げられ再利用された。
　
現在、戦艦アリゾナは国定の慰霊碑であり、また文化遺産の一つとされている。その上部には大理石の壁で出来たメモリアルが建造され、国旗が掲げられている。(PC版wikiより)

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