Nicholas

ニコラス級駆逐艦(嚮導艦草案)　ニコラス

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

嚮導駆逐艦として設計された軍艦。前級と同じく雷装を維持しており、寸法や砲の火力などにおいて巡洋艦に近い性能となっている。強力な推進機関により、非常に高い速度での運用を予定している。

解説

米駆の特徴である同格よりも優れた砲火力、魚雷火力は健在であるが…ティア向上と共に駆逐艦の接近に対する対処や魚雷の回避方法に長けたプレーヤーも増えてくるので、今まで通り「ただ肉薄して魚雷を撃ちこむ」という戦い方では活躍する事が難しくなった。さらにこのティア帯からは周囲の巡洋艦や戦艦の火力も向上し、慎重に立ち回らないと接近する前に撃破されてしまう事もあり得る。このため前級にも増して慎重な立ち回りと操船が求められる。

・主砲
・5インチ 38口径 Mk7 単装砲5基(5門)
同格平均の砲よりもやや口径の大きな127mm砲を手に入れた。前級よりも砲の数は減っているが、装填時間が短縮されたことで総合的な火力は微増している。また、砲の更新に伴い弾速が増しているので前級の砲よりはやや扱い易くなったと言える(とはいえ最大射程付近だと扱いにくいのは相変わらずである)。この砲の特徴としては砲旋回が同格内で最も速く、機動戦においても敵艦に対して指向し易いという性質を持って居る。また、AP弾の単発は露駆には及ばぬものの独駆と同一で対駆逐戦闘に高い威力を発揮するだろう。反面、HE弾の単発は口径の割にはおとなしく、発火率も平均的である。とはいえ本艦はどちらかというと「雷駆」であるにも関わらず、砲駆には及ばぬものの平均以上の砲火力を備えているので敵を陣地から追い払ったり味方艦の支援にまで幅広く活用できるだろう。

・魚雷
・533mm Mk8 3連装4基計12門(片舷3連装2基計6門)
片弦3連装×2、計12門を搭載している。これは全級のクレムソンと変化はないはずなのだが、アップデートにより、ニコラスのほうが装填、威力ともに勝っている。ただし、周りに攻撃面が強力な戦艦（扶桑）、水雷防御が高い戦艦（ニューメキシコ、アリゾナ）、近距離と中距離における対駆逐戦闘能力が高い戦艦（ケーニヒ、バイエルン、ダンケルク）高速戦艦（金剛）、さらには駆逐キラーとなる巡洋艦（ケーニヒスベルク、ニュルンベルク、ペンサコーラ、ブジョンヌイ、キーロフ）が増えているため、運用方法は変えなければならない。近接戦闘を仕掛けてよいのは格下戦艦のみである。それ以外は相手のヘイトの向き方、残り体力、さらには相手の武装や能力などを加味して、射程ギリギリからの投射、離脱可能な中距離からの投射、近距離での全力火力投射を使い分けること。原則は対駆逐では魚雷を牽制用に撒き、砲戦を行うと有利。ただし、ソ連駆逐と砲戦をする場合は近距離で行うこと。または今のゲームバランスなら後回しでも良い。それ以外の駆逐艦相手では砲戦でかなり有利である。対巡洋艦は勝負しないこと。機動性で勝るはずであるから、逃げるが吉である。どうしても、巡洋艦を相手をする場合は、交戦距離4キロから５キロを目安にして魚雷を当てに行くこと。その際はおとりとなる魚雷と本命の魚雷をしっかり分けること。対戦艦に関しても特に同格以上は得意とは言い難い。隠蔽と障害物を活かして、しっかり魚雷を当ててゆこう。なお、特に格上戦艦は副砲でのダメージが相当痛いので、その辺はよく考えて交戦距離を選ぶこと。

・対空
素の対空値104は同格駆逐内では優秀な値を誇る。しかし、大口径対空砲のダメージが63では格下空母の艦載機を1機でも落とせればラッキーといったレベルである。同格空母以上の相手には太刀打ちできないので、基本は発見されないようなコース取りと、発見されたら回避行動を取りつつ直接の被害を受けにくいように行動したい。

・機動性
最高速度はツリー艦としては最も遅いグループに入っている(ツリー艦で34ノット台は3隻のみ)。しかし中間グループ(36ノット台)との差はわずかであり、さほどの不便は感じない筈だ(装備品等でこのグループと同程度の速度までは底上げが可能である)。とはいえ、同格の速度自慢のグループ(38ノット以上)との差は明らかであり、これらの艦を相手取る際は索敵や占領において後れを取ると心得よう。艦の加速は8秒未満とやや優秀。舵の効きはツリー艦の中では最も舵が重く、本艦よりも舵が効かないのはプレミアム艦のごく一部のみである。しかし米駆らしい旋回半径の小ささは健在で3秒で旋回できるので機動性そのものは悪く無い。

・隠蔽性
被発見距離は5.76kmでやや優秀である。とはいえ、同格には被発見距離が5.4km~5.5km台の艦も存在するためそれらの高隠蔽艦には気を付けよう。なお、本艦は被発見距離と魚雷射程に殆ど差が無いので発見された状態で魚雷を発射する事になる。敵の回避ルートも考慮した上で魚雷を撃つ方向やタイミングを考慮しないと、無駄撃ちになってしまうだろう。また、本艦は主砲を撃つことも多いので隠蔽低下(主砲発砲時には主砲射程と同じ距離にまで被発見距離が悪化する)にも気を配ろう。

・生存性
HPは11000台と平均的でしかない。また、隠蔽や速度に優れた艦では無いので素の状態での生存性が高いとは言えないだろう。ただし、強力な魚雷や優れた旋回性能など対駆逐戦闘に有利な要素を持って居るので、敵駆逐艦を速めに処分してしまえば本艦の不利な点は有利な点に転ずる。このため、艦の性能のみに頼り切るのではなく味方と共同して敵駆逐を処分して行こう…そうすれば、以降の生存性はグッと高まる筈だ。

・消耗品
駆逐定番の「高品質石炭」「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」を推奨する。

・装備
　・スロット1　お好みで
　・スロット2　操舵装置改良Ⅰ（転舵）
　・スロット3　推力改良Ⅱ（最高速）か操舵装置改良Ⅱ（転舵）

・エリート特性
　・船体強化　HP+4％
　・護衛特化　主砲旋回速度+7%、最高速度+3%、対空火力+5%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
バランス良くまとまった性能を持つ駆逐艦。主砲は駆逐艦同士での戦いを優位に進められ、魚雷は射程が短いものの本数は多い。序盤は駆逐艦を追い払い、戦艦に巡洋艦を沈めてもらって後半に残った戦艦には肉薄し圧倒的本数の魚雷を叩き込んでケリをつけよう。
扱いは難しいが、火力自体は高い。その火力を活かせて、かつ生存性も高められる立ち回りができればもう立派なアメ駆乗りである。

戦闘名誉賞

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